工務店の動画広告の効果とは?施工事例動画・ルームツアー動画の活用事例
「動画なんてうちには関係ない」と思っていた工務店社長ほど、実はいちばん損をしているかもしれません。
ある調査によると、住宅を検討している購入候補者の約70%が「YouTubeやSNSの動画を参考にした」と回答しています。しかも、テキストや写真だけのページと比較して、動画コンテンツが含まれているページは滞在時間が平均2倍以上になるというデータもあります。
つまり、ホームページはあるのに問い合わせが来ない——その原因のひとつは、動画を使っていないことにあるかもしれないのです。
私はハワードジョイマン(中小企業診断士)。静岡県静岡市清水区を拠点に、18年にわたって工務店・飲食店・美容室など1,000店舗以上の集客支援をしてきました。テレビ東京の日経スペシャルガイアの夜明けにも取り上げていただいた「増益繁盛メソッド」をもとに、今回は工務店経営者の方に向けて、動画広告の活用法を具体的にお伝えしていきます。
こんな方におすすめ
- ✅ ホームページはあるのに問い合わせがほとんど来ない工務店の社長
- ✅ 施工事例動画やルームツアー動画を試してみたいが何から始めればいいかわからない方
- ✅ SUUMOなどポータルサイトへの掲載費用対効果に疑問を感じている方
- ✅ SNSや動画で集客につなげたいが更新が続かず困っている方
- ✅ 広告費をかけているのに成果が出ず、どこに投資すべきか迷っている工務店経営者

工務店が動画広告を使うべき理由:「見てもらえない」が最大の問題
注文住宅の検討期間は平均1〜2年と言われています。お客様はその長い期間、ネットで情報を集め続けます。そのなかで、文字と写真だけのホームページは「なんとなくスルー」されてしまいます。
一方、動画はどうでしょう。
実際の施工現場、完成した空間の雰囲気、そこに住む家族の表情——こういった「体験」に近い情報を、動画は数分で伝えることができます。写真では伝わらない「天井の高さ」「採光の美しさ」「素材の質感」も、動画なら直感的に理解してもらえます。
「いい家を建てているのに、なぜ選ばれないのか」とおっしゃる社長に会うたびに、私はまずホームページと動画の有無を確認します。技術力がある工務店ほど、その魅力をWeb上で伝えるのが苦手だという皮肉な現実があります。
動画は、その技術と品質を「見える化」する最強の手段です。
施工事例動画とルームツアー動画:それぞれの使い方と効果
動画といっても種類があります。工務店が特に効果を発揮しやすいのが、「施工事例動画」と「ルームツアー動画」の2種類です。それぞれの特徴と活用場面をみていきましょう。
施工事例動画:完成までのストーリーを見せる
施工前→施工中→完成後の流れを映像でまとめたものです。「この工務店はこういうプロセスで家を建てているんだ」という信頼感の醸成に非常に効果的です。
特に有効な使い方は、ホームページの「施工事例ページ」に埋め込むこと。写真だけのページより圧倒的に滞在時間が伸び、問い合わせ率の向上につながります。また、YouTubeチャンネルに投稿することで、検索からの新規流入も期待できます。
ルームツアー動画:空間の体験を届ける
完成した家を一室ずつカメラが歩き回るように撮影した動画です。「内覧会に来られなかった方」でも、スマホ一台で空間を疑似体験できます。
インスタグラムのリールやYouTubeショートと相性が非常によく、視聴から問い合わせへの流れを自然に作ることができます。「実際に見てみたい」という気持ちを喚起させるのが、ルームツアー動画の最大の強みです。
✓ ここまでのポイント
- 住宅検討者の約70%が動画を参考にしており、動画コンテンツはHP滞在時間を大幅に伸ばす
- 施工事例動画は「信頼感の構築」、ルームツアー動画は「体験提供・問い合わせ喚起」に効果的
- 写真・テキストだけのHPでは「見てもらえない」という問題を動画が解決する
動画広告をどこに出すか?Meta広告・YouTube広告の使い分け
撮影した動画をただ置いておくだけでは、集客にはなりません。広告として「見せにいく」ことが重要です。
私がクライアントの工務店社長に提案しているのは、主に2つのプラットフォームです。
Meta広告(Facebook・Instagram)
ターゲティングの精度が高く、「地域・年齢・家族構成・興味関心」を掛け合わせた配信ができます。たとえば「静岡市内在住・30〜45歳・住宅購入に関心あり」という条件で、ルームツアー動画を配信する——こういった使い方が可能です。
費用対効果が見えやすく、少ない予算から試しながら改善できるのも特徴です。「お金を掛けずに売上を伸ばすというのは間違い」——これは私がよく申し上げることです。ただし、投資先を正しく選べば、広告費は必ず回収できます。
YouTube広告
注文住宅を検討しているユーザーがルームツアー動画を検索する際に表示される広告です。検索意図と動画内容が合致するため、質の高い見込み客へのリーチが期待できます。施工事例動画との組み合わせで、検討期間中のお客様の「記憶に残る」工務店になることができます。
「HPからの問い合わせが月0件から5件以上になった。動画を使い始めてから、問い合わせの質も上がった気がします」
工務店経営者(40代・男性)
「紹介だけに頼らなくていい仕組みができて、経営が安定した。毎月ある程度の問い合わせが入るようになったことで、社長として腰を据えて経営に集中できるようになりました」
注文住宅工務店 代表(50代・男性)
動画集客が続かない本当の理由と解決策
「一度動画を作ったけれど、その後が続かなかった」という声をよく耳にします。その原因のほとんどは、「仕組みがない」ことです。
社長が現場・営業・経営を兼務している状況で、動画撮影・編集・投稿まですべて自分でこなすのは現実的ではありません。続かなくて当然です。
解決策は3つあります。
①撮影のタイミングを「完成検査」に組み込む
特別な時間を作るのではなく、もともとあるプロセスに動画撮影を組み込みます。完成検査のタイミングにスマホで10分撮影するだけでも、十分なルームツアー動画が作れます。
②編集はAIツールや外注を活用する
ChatGPTやClaudeを活用したテロップ作成、格安の動画編集サービスの利用など、社長が「撮影以外は触らない」仕組みを作ることが重要です。
③月5件以上のHP問い合わせを目標に数値で管理する
「なんとなく動画を作る」ではなく、「月5件以上のHP問い合わせ」という数値目標から逆算して、どの動画を・どの媒体に・どの頻度で投稿するかを計画します。目標が明確になれば、行動が変わります。
まとめ:動画は工務店最強の集客ツール。ただし「仕組み」があってこそ
施工事例動画やルームツアー動画は、工務店の「技術と品質」を正直に、そして魅力的に伝える手段です。写真やテキストでは届かなかったお客様の心を動かし、「この工務店に頼みたい」という気持ちを引き出すことができます。
ただし、動画を撮ることが目的になってしまっては意味がありません。大切なのは「紹介だけに頼らない集客の仕組みをつくる」ことです。動画はその仕組みの中の、強力なパーツのひとつです。
年間1棟増えれば、コンサル費用は何倍にもなって返ってくる——これは私が18年間支援してきたなかで、繰り返し確認してきた事実です。動画広告への投資も同じです。正しく設計された動画集客は、確実にROIとして返ってきます。
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