基本講座

工務店が月10件の問い合わせを達成するためにやるべき3段階の施策

梅雨が明けて、急に現場が慌ただしくなる季節になりました。工務店の社長にとって、夏は施工が集中する一方で「秋以降の受注をどう確保するか」が頭をよぎる時期でもありますよね。

先日、静岡県内の工務店経営者の方とZOOMでお話ししたとき、こんな言葉が飛び出しました。

「ジョイマンさん、うちのHPって、月に何件くらい問い合わせが来ると思いますか?」

正直に数字を確認してみると……月0件。ホームページはあるのに、誰からも連絡が来ていない状態でした。

その社長、腕は確かで、OB客からの紹介もある。なのに「いい家を建てているのに、なぜ選ばれないのかが全くわからない」とおっしゃっていました。

この記事では、そんな状況を打開するために私ハワードジョイマンが実際に工務店向けに実践している「月10件の問い合わせを達成するための3段階の施策」を、具体的にお伝えします。

こんな方におすすめ

  • ✅ ホームページはあるのに問い合わせがほとんど来ない工務店の社長
  • ✅ 紹介・口コミだけに頼らない集客の仕組みをつくりたい方
  • ✅ SUUMOなどポータルサイトに依存していて費用対効果に疑問を感じている方
  • ✅ Web集客を勉強する時間はないが、成果だけは出したい経営者
  • ✅ 月10件の問い合わせという具体的な目標を達成したい工務店経営者
工務店が月10件の問い合わせを達成するためにやるべき3段階の施策 | 工務店の集客支援サポート

なぜ「月10件」が工務店の集客ターニングポイントになるのか

まず前提として、なぜ月10件という数字を目標にするのかをお話しします。

年間新築5〜10棟を手がける工務店の場合、月に10件の問い合わせがあれば、商談化率・成約率を考慮しても年間で3〜5棟の新規受注チャンスが生まれます。単純計算で、年間1棟の粗利が500万円前後とすれば、月10件の問い合わせは年間1,500万円〜2,500万円の売上機会に相当するわけです。

「年間1棟増えれば、コンサル費用は何倍にもなって返ってくる」というのは、私がよくお伝えする話ですが、その起点となるのがこの「月10件の問い合わせ」という数字です。

では、月0〜1件という現状から月10件を目指すには、何をどの順番でやればいいのか。それが今回お伝えする3段階の施策です。

第1段階:「見つけてもらう」土台をつくる——GoogleマップとMEO対策

多くの工務店の社長が見落としがちなのが、Googleマップ経由の集客です。

「○○市 注文住宅」「○○市 工務店」と検索したとき、地図上に表示されるのがMEO(マップエンジン最適化)の結果です。このエリアに自社が表示されているかどうかで、問い合わせ数は大きく変わります。

実は、Googleビジネスプロフィールの設定を正しく整えるだけで、問い合わせが動き始めた工務店はたくさんいます。具体的には以下の3点から着手します。

  • Googleビジネスプロフィールの基本情報を完全に埋める(営業時間・施工エリア・サービス内容)
  • 施工事例の写真を定期的に投稿する(最低週1回)
  • お客様の口コミを増やす仕組みをつくる

地域密着型の工務店は、商圏が車で30分〜1時間圏内というケースがほとんど。地元のお客様に「見つけてもらう」ためのMEO対策は、広告費ゼロで始められる最初の一手です。

ただし、誤解してほしくないのは「お金を掛けずに売上を伸ばすというのは間違い」だということ。MEOは確かに低コストで始められますが、それだけで月10件を達成するのは難しい。あくまで土台づくりの第1段階です。

第2段階:「読んでもらえるHP」に生まれ変わらせる——コンテンツとSEO改善

第1段階でGoogleマップからHPに流入が来ても、HPの中身が弱ければ問い合わせにはつながりません。

私がクライアントの工務店のHPを見るとき、必ず確認するのは「このHPを見た人が、問い合わせしたくなる理由があるか」という一点です。多くの工務店のHPに共通する弱点は次の3つです。

  1. 施工事例が少ない・写真が暗い・説明がない
    「どんな家を建ててくれるのか」が伝わらないと、お客様は他社を比較しに行ってしまいます。
  2. 「誰に向けたHPなのか」が不明確
    自然素材にこだわっているのか、ZEHに強いのか、二世帯住宅が得意なのか——差別化ポイントが伝わっていないHPは、すべての人に刺さらない。
  3. 問い合わせへの導線がわかりにくい
    「興味を持った」から「問い合わせた」への動線が途切れているケースが非常に多いです。

WordPressを使ったHP改善と、「○○市 注文住宅 自然素材」「○○市 二世帯住宅 工務店」といった地域×ニーズのキーワードに対応したコンテンツ追加が、第2段階の核心になります。

これは私がクライアントに対して月次で伴走しながら実行支援している内容でもあります。「更新が続かない」「何を書けばいいかわからない」という壁が、多くの工務店で集客を止めている最大の原因だからです。

✓ ここまでのポイント

  • 第1段階のMEO対策(Googleビジネスプロフィール)で「地元に見つけてもらう」土台をつくる
  • 第2段階はHP改善とSEOコンテンツ追加で「見てもらったら問い合わせたくなるHP」に育てる
  • 両ステップとも「時間がかかる」ように見えて、正しい手順を踏めば最短3〜4ヶ月で変化が出始める

「HPからの問い合わせが月0件から5件以上になった。まさかここまで変わるとは思っていなかった。」

40代・工務店経営者

「年間1棟増えただけでコンサル費用の6倍以上が回収できた。投資対効果で考えると、やらない理由がない。」

50代・注文住宅工務店 代表

第3段階:「継続的に流入をつくる」攻めの施策——広告とSNSの組み合わせ

MEOとHP改善で月5件前後の問い合わせが安定してきたら、次は「攻めの集客」に移ります。これが第3段階です。

ここで登場するのがMeta広告(Instagram・Facebook広告)とGoogle広告の組み合わせです。

「広告費をかけてもどこに出せばいいかわからない」という声を、本当によく聞きます。結論から言うと、工務店の場合は次のように使い分けるのが基本です。

  • Meta広告:まだ家づくりを具体的に考えていない「潜在層」へのブランディングと認知拡大。施工事例の写真・動画で「こんな家を建てたい」という感情を刺激する。
  • Google広告:「○○市 注文住宅」など能動的に検索している「顕在層」へのダイレクトアプローチ。購買意欲が高いため、費用対効果が出やすい。

SNSについては「更新が続かない」という悩みが工務店の社長に集中しています。その原因の多くは「何を投稿すればいいかわからない」「毎日更新しなければいけないと思い込んでいる」の2点です。週2〜3回の投稿でも、テーマと投稿パターンが決まっていれば継続できます。AIツール(ChatGPTなど)を使った投稿ネタの量産も、私がクライアントに実際に教えている手法の一つです。

広告費への投資についても、私はいつも社長に伝えています。「広告投資して集客するのが、労働時間を短縮しながら売上利益を最大化するのに最適」だと。現場・営業・経営を一人でこなしている社長が、自力でSNS更新や集客作業に時間をかけ続けるのは限界があります。仕組みに投資することで、社長自身が本来注力すべき「いい家を建てること」に集中できる環境が整います。

3段階を「積み重ねる順番」が成否を分ける

ここまで3段階の施策をご紹介してきましたが、最も大切なのは「順番通りに積み上げること」です。

よくある失敗パターンは、土台のないまま広告を出して「費用対効果が悪い」と感じてやめてしまうケースです。HPの中身が弱いまま広告を流しても、見込み客は問い合わせしてくれません。

私が工務店向けに提供している「HP集客サポートサービス」では、この3段階を6ヶ月間かけて順番に構築していきます。中小企業診断士として18年の現場経験、そして飲食店・美容室で体系化した増益繁盛メソッドを工務店業界に転用した独自の手法で、月5件以上のHP問い合わせを目指す5ステップ集客法を実践しています。

一点だけ正直にお伝えすると、このサポートは同時5社限定で提供しています。一社一社に深く関わるためです。「どの会社にも同じことをやる」のではなく、その工務店の強みと商圏に合わせた施策を一緒に考えて実行する、伴走型のスタイルです。

まとめ:月10件の問い合わせは、正しい順番で積み上げれば現実になる

月10件の問い合わせ、と聞くと「うちには無理だ」と感じる社長もいるかもしれません。でも、月0件から始まった工務店が、半年後に月5件以上を達成した事例は実際に存在します。

重要なのは「いい家を建てているから、いつかお客様は来てくれる」という受け身の姿勢から脱却すること。腕があるのに選ばれないのは、技術の問題ではなく「伝え方・見つけてもらう仕組み」の問題です。

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