トレーニングジム

45店舗目 長谷川さん|プライベートフィットネス(大阪府西区)

「プライベートフィットネス・Rise」について


プライベートフィットネス・Rise 店内模様

- まずは「プライベートフィットネス・Rise」さんが、どのような店舗なのかお教えください。

2010年にオープンした、大阪市内の阿波座駅近くにある、経営者専用のプライベートジムになります。

ちなみにその他、会社としては、女性専用のフィットネスジム「Styledge(スタイレッジ)」や、オンラインダイエットプログラム「REALIZE」、大豆プロテインの販売サイト「livesmart」の運営なども行っています。

スタッフは3名で、僕を含めて4名でやっています。

最大の特徴は、やはり経営者専用を謳っているところですね。
私がジムをオープンさせた頃は、まだライザップもなく、プライベートジムそのもの初期段階という事もあって、経営者向けではありませんでした。
しかしプライベートジムにも競合が増えてきこと、またジョイマンさんの教えもあって、客層を絞った方が良いかなと思い、2015年に経営者にターゲットを絞るようにしました。

経営者向けという事で、単価自体は高いですが、その分、効果も高いと自負しています。

また、一見さんが来ることはほとんどありません。紹介か、インターネットでのお問い合わせだけで、ほぼ成り立っている状態ですね。

- ちなみに、長谷川さんもかなり身体を鍛えられているようですが……。

はい。僕自身も、トレーニングはしておりまして、2015年にメンズフィジークと言われる競技で、アジアチャンピオンに輝く事が出来ました。


受付には数々の大会で受賞してトロフィーや賞状がズラリ。
<長谷川浩久さん受賞履歴>
●2015年●
第1位 メンズフィジーク アジア選手権トールクラス初代アジアチャンピオン
第1位 メンズフィジーク アジア選手権選考会
176センチ以下級優勝 2015年アジア選手権 日本代表選手

●2014年●
第1位 第1回日本メンズ フィジーク選手権
176センチ以下級 優勝 無差別級総合優勝初代日本チャンピオン
2014年グアム大会 日本代表選手
 第2位 ベストボディ・ジャパン 2014 神戸大会フレッシャーズクラスグランプリ 
第3位 第1回男子大阪オープンフィジーク選手権
第1位 第1回沖縄オープン大会 メンズフィジーク選手権
173センチ以下級 優勝 無差別級総合優勝

 

長谷川さんが表紙となった雑誌『トレーニングマガジン』(写真左)と、
そんな長谷川さんのバキバキの腹筋に恐れおののくジョイマン(写真右)

プライベートフィットネス・Rise 所在地

経営に関する包括的な勉強をするために入会を決意!


「売上アップの方法を探していた訳ではなく、何気なくFacebookを見ていた時に、たまたま繁盛店研究の広告を見つけました」

- ジョイマン、繁盛店研究所を知ったきっかけをお教えください?

Facebookの広告です。
広告に掲載されていた、「店舗利益倍増プログラム」や「副業コンサルタント起業コース」の説明会の紹介を見て、まずは説明会に参加する事にしたんです。

- なぜ説明会に参加しようと思ったのですか?

経営に関する勉強が出来そうだと思ったからです。

僕はジムをオープンさせてからこれまで、経営に関する勉強をなにもせずに、感覚だけでやっていました。
ずっと現場にいて、そこでフルで仕事をしていたので、経営の事を学ぶ時間を取っていなかったというのもあります。

オープンしてしばらくは上手く行っていたのですが、2015年くらいから、感覚だけでは、上手くいかなくなっているような気がしてきたんです。

経営について、ちゃんと勉強しないといけないな。
そう思っていた時にFacebookの広告を見て、経営について包括的に勉強できるのなら、申し込んでみよと考えたんです。

- 売上が大きく下がってきたなどの、理由があった訳ではないのですね。

はい。
売上に困っていた訳ではなくて、今後、会社が成長していくにあたって、なにか経営の肥やしになるようなものはないかなという思いが強かったですね。

とはいえ、良い時や悪い時の波は大きかったので、その辺りの改善も出来ればなとも考えていました。

- ちなみに、その説明会というのは、どういったものだったのですか?

「店舗利益倍増プログラム」や「副業コンサルタント起業コース」に参加する事で、どのような学びが得られるのかを、2時間を使って説明してもらいました。

そこで「なぜやらないの?」と焚き付けられて、「確かにその通りだ」と思って、申し込みを決めたんです。
そこから、2015年10月から2016年3月に掛けて、「店舗利益倍増プログラム」と「副業コンサルタント起業コース」を立て続けに学びました。

ジョイマンの教えを活かしてスタッフに現場を任せる事に成功!

- 「店舗利益倍増プログラム」では、どういったことを学んだのですか?

実務面で、考えていなかった事を、論理的に学べました。
その中でも、特に覚えているのは、新規客を増やし、そのお客さんにリピートしてもらい、店内販促で客単価を上げるという、3つのサイクルが大事という事ですね。

- こうした学びを得て、どのような事を実践されたのでしょう?

まずは店内販促に取り掛かりました。
店内販促と言っても、うちはプロテインしかないので、まず従業員に、ちゃんとプロテインの案内を行うようにしっかり伝えて、客単価単を上げる事に注力しました。

あとはジム内に、張り紙もしました。

プロテインの店内販促用の張り紙。

こちらは、「リバウンドリカバリー法」という、リバウンドで増えた体重は目標期間に戻すという手法を書いた張り紙なのですが、この中の効果的なアイテムとして、プロテインの販促を行っています。

また同時に、プロテインだけでなく、再来店を促す張り紙も張っています。

こちらはリピートを増やすために制作した張り紙。

こちらは、一度コースを修了してボディメイクが完了しても、ひとりでは継続が難しい事を謳って、定期的に「メンテナンスコース」を受けに来てくれるように促したものです。
もちろん、リピートに関しては、スタッフにも説明させますが、どこまでセールス出来るか分かりませんし、口で説明するより、張っておいた方が、ちょっとしたタイミングで見てもらえるかなと思っています。

その他、リピーターを増やすために、コースの終わり近くには、紹介カードを渡しています。

紹介カードには、体型管理のための豆知識も掲載。

紹介カードという名称ですが、実は内容としては、紹介をしてもらう事がメインの目的ではありません。「太らない食べ方」や「体型・体重管理のため日々心がける事」を記載して、お客さん自身の日々の戒めにしてもらうものとして使ってもら事を目的としています。

あとは「決意表明カード」というものもお渡ししています。

自分で好きな目標、期限を定められる決意表明カード。

ちなみにこのカードは、「監視してもらいたい人に渡してください」と言ってお渡しするようにしています。
なぜなら、ボディメイクを行う際は、人に監視してもらった方が達成しやすからです。
彼女でも、奥様でも、愛人でも誰でも構いませんので、その人に向けて「達成出来れなければ、◯◯します!」のような事を書いてもらっています。

そうして、日々の実践に繋げてもらうと共に、定期的に見返してもらう事で、「Rise」の事を思い出して貰うようにしています。


経営者に向けた、Riseの
ランディングページがこちら。

- 新規客を集客するためには、どのような事をやられたのですか?

経営者に向けたランディングページを作りました。
「トップは健康管理が必須」、「外見磨きは会社のイメージを高める」など、社長さんに向けた文章を入れ込んでいます。
併せて、このページにリンクするFacebook広告もやっています。

ホームページの方は、SEOがしっかり効いていて、「大阪 プライベートジム」などで検索した場合、常に上位に入ってくれているので、リスティング広告などはやらずに、自然検索に任せています。

- ジョイマンの教えと言えば、ハガキDMとかチラシなどを使った集客がパターンとしては多いのですが、やはり経営者向けとなると、そこは難しいのでしょうか?

そうですね。
特にチラシを使って、経営者をい新規顧客としてを集めるのは、難しいかなと思っています。

ただ、ジョイマンさんから教わったハガキDMという考え方は、メールやLINEという形で、既に実践しています。
うちのジムを一度修了した人に、身体のメンテナンスという観点から、「お元気ですか?」、「しっかり身体をキープされていますか?」という形で、メッセージをお送りしています。
これをやったお陰で、戻り客は増えたと実感していますね。

- 様々な実践を行った結果、どのような効果が得られましたか?

現場から離れられるようになりました。
張り紙やランディングページなどの効果で、売上が安定してきた事もあって、今年から現場に立たないようにしたのですが、その状態でも、売上はほんの少し下がったくらいで、ほぼ同じ水準を保てるくらいには順調です。

- 最初、現場から離れる事は怖くなかったですか?

もちろん恐さはありました。
ただ、私が現場に立つと、どうしても私に見てもらいたいと考えるお客さんばかりになってしまいます。そうすると、どうしても売上は私頼りになってしまうんです。

そこを変えるために、最初はスタッフと一緒に付いて、カリキュラムが進むにつれて、徐々に徐々に現場から抜けていくようにして、私が抜けるのがどうしてもイヤだという方の現場だけに立つようにしています。

スタッフをちゃんと教育していた事もあって、僕がいなくても、お客さんには継続して来ていただけているので、そこは良かったなと思っています。

既に5名の経営者に向けてコンサルタントを実践!


「こんなに短期間で、5人に向けて
コンサルタントするなんて凄いですね!」

- 「副業コンサルタント起業コース」では、どういった事を学んだのでしょうか?

コンサルタントの視点の持ち方や、また実際にコンサルタント活動を行うためのノウハウを教えていただきました。

また実際に、5人のジム経営者に向けて、コンサルタント活動も行いました。

- そのコンサルタントはうまく行きましたか?

はい。
皆さん、ちゃんと売上を上げていただいて、中には2ヶ月連続で過去最高記録を塗り替えた方もいらっしゃいます。
コンサルタントが終わった方から、まだ時々ご連絡はいただいていて、「売上が上がって良かったです」、「人を雇えました」と、今も喜びの声をいただけているので、そこは良かったなと思っています。

- コンサルタントでは、どのような事を教えていたのですか?

ジョイマンさんに教わった事を、ほぼそのままお伝えしている形ですね。
もちろん、ターゲットはパーソナルフィットネスジムでしたので、例えばハガキDMではなく、メールやLINEにするなど、私の経験を踏まえての、ジムの経営に合わせた内容は変えています。

サービス内容としては、月に1回、直接お会いして、1~2時間程度、相談を受けたり、それを受けてのレクチャーを行うと共に、分からない事は随時メールでやり取りする事で、それぞれのお客さんが持つ課題を解決していきました。
ちなみに価格は月に20万円に設定しています。3ヶ月以上の契約から受け付けていましたので、まず60万円と交通費を初期費用でいただく形ですね。

- コンサルタントのお仕事は、コンスタントに続いているのでしょうか?

一旦ストップしています。
というのも、私が顧客として想定していた「小さなフィットネスジムの経営者」は、まだまだお金に余裕のない人がたくさんいて、なかなか継続してコンサルタント業務を受け続けてはくれないという盲点があったんです。

マンションの一室とかでやっているジムは、客単価がどうしても低くなりがちななので、そういうジムの経営者にとって、私が提示しているコンサルタント料金だと高すぎるようなんです。
逆に、資金に余裕のある大手の経営者だと、私くらいのジムの規模だと引きとして弱すぎるのかなとも思っています。

ですので、一旦コンサル業はストップさせて、パーソナルフィットネスジムの経営者ではなく、別の業態の経営者をターゲットに変えて、新たな形で再出発しようかなと思っています。

ただ今は、コンサルタント業務よりも、自分が現場にいない状態で、どのようにしてもっと売上を上げていくのかという部分に注力していますので、再開は少し先になると思います。

Webを使った展開も数々実践中!

- 売上を上げる事に注力されているとのことですが、現在どのような事を実践されているのでしょう?

ジムによる売上だけでなく、Webでコンテンツを売って収益とするために、色々と仕込みを行っているところです。

例えば、プロテインの販売サイトをもっと強化しようと、今ちょうど、作り変えているところです。
ジョイマンさんから「用途を限定した方が良い」と教ていただいたので、「朝食限定プロテイン」という打ち出し方をして、女性の方に普段使いしてもらおうと考えています。

それが上手くいけば、今後は、女性向けに加えて、「選手向け」に用途を限定したプロテインの販売も行っていこうと考えています。

加えて、YouTubeの動画によるジムの宣伝も行っています。
今はまだ少ないですが、取り敢えず50個くらいの動画を作って、自宅で出来るトレーニング集のような形でアップしようと思っています。

>長谷川さんのYOUTUBE公式チャンネル(アップしている動画もこちらからご覧になれます)

こちらも女性をメインターゲットに据えていますので、女性向けに「自宅トレーニング」、「足、引き締め」、「足、脂肪燃焼」など、動画ごとにとに登録するキーワードを変えてアップしているところです。
そうして、よりアクセスを稼げるキーワードがなんなのか、調査を始めています。

あとは、メールマガジンも、今ちょうど作っているところです。
こちらは「30日間で学べるフィットネス」という内容で、購読いただいた方には、50種類の筋トレを解説したPDFを無料でお渡しすると共に、30日間、毎日身体を鍛える方法を書いたメールが届くというものです。

またその中で、10日目でレシピ、20日目でプロテイン、30日目にオンラインプログラムを宣伝する事で、売上に繋げられればと思っています。

そうして、Web経由で集客を行う事で、ジムの売上だけでなく、ネット経由での売上も上げていければとなと思っています。

「客を選ぶ」、「執着しない」という考えが店舗経営の大きな参考に!


「客を選べという言葉は本当にタメに
なったので、コンサルタントをやっていた時は、まるで自分の言葉のようによく言っていましたね(笑)」

- ジョイマンの教えを受けて、特に良かったと思う事はなんですか?

「お客さんを選ぶ」という事と、「ひとつのやり方にこだわらない」という事は、学んでいて「なるほど」と思いました。

まず「お客さんを選ぶ」については、再来店していただけるお客さんをターゲットに集客するという事ですね。
闇雲にお客さんを集めた後に、その「お客さんに再来店してもらうためにはどうしよう」と考えるよりは、最初から再来店しやすい人を集めた方が効率的ですし、収益性も高まります。

ですので、最初にもお話したように、今うちのジムは経営者専用にしたんです。

うちは単価がある程度高いですので、お金にある程度の余裕がある方でないと、リピートしていただくことは難しいです。だったら、最初の2ヶ月で辞めてしまうのようなお客さんは切ってしまって、お金に余裕があり、続けてくれる人に入っていただけるようにきたいと思っています。

その他、「過去にお世話になった人の悪口を言うお客さんは、今度は、自分の悪口を言ってくるので付き合ってはいけない」など、こんな人とは付き合うなという原則も教えていただいたので、そちらも忠実に守るようにしています。

- なるほど。では、もうひとつの「ひとつのやり方にこだわらない」という教えについても、お教えください。

こちらは、売上を上げるために行う事は、複数の方法でやった方が執着を生まなくて良いという事ですね。

ジョイマンさんはよく、世の中で最悪な数字は「1」だと仰っています。
「1」という数字は、執着を生むんです。
例えば、事件になるような恋愛のもつれは、その女性に執着を起こすから事件になる。不謹慎な話ですが、恋人がふたりも3人もいるような人だったら、絶対にそういう事件は起こしません。

お店の経営で言えば、集客の仕組み作りを行う際、「新規集客」、「リピート」、「店内販促」の3つを満遍なく実践した方が、より成果が出てくれます。
また、その中でも「リピート」なら、ハガキDMで再来店もありますし、ポイントカードがキッカケになる場合もある。

そういう風に、いくかの手段、手法で売上を上げていった方が、執着がなくなるため、なにかあった時でも正常な判断が下せるという事を教えてもらえたのは、学んでいて本当にタメになりました。

日本の医療費・介護費の増加にストップを掛けるのが最終的な目標!


「医療費増や介護費増といった、日本が抱える課題を解決するのが、僕の目的なんです」

- 今後、長谷川さんが「こうなりたい」と思っている野望、展望があればお教えください。

筋トレ人口を増やし、健康な人を増やして、最終的には、医療費や介護費を下げていきたいという思いを持っています。

そのためには、影響力のある経営者にうちで鍛えてもらって、その人に、「肉体改造がいいよ」、「みんな、なんでやらないの?」などと発信してもらえればなと考えているんですよね。
そうしたら、その人が好きな人たちや、従業員たちが、肉体改造を始める可能性が高いと思うんですよ。
そうじゃなくても、健康を意識してくれるかもしれません。

まずは第一段階として、そうした影響力を持った経営者に選んでもらえるようなジムにしていければなと思っています。

- ジムを増やそうなどの思いは、あまりお持ちではないのですか?

はい。今は、パーソナルジム自体がすごく増えてきているので、僕がそれをやらなくていいのかなと思っています。
それよりは、パーソナルジムに通う人口そのものを増やすこと自体を目的にしています。

- ではそのために、繁盛店研究所に期待する事があればお教えください。

まだ「プライベートフィットネス・Rise」としての「UPS(独自の強み)」を、見つけきれていないと感じています。
そのため、まだうちのホームページも、深みがないというか、ペラッとしている印象があるんですよね。

これはきっと、他にも多くの経営者が悩んでいる部分だと思うので、「UPS」を見つけるための手法があれば、ぜひ教えてもらいたいと思っています。

あと先程も言いましたが、僕は今、ジムの売上だけでなく、コンテンツを販売する事による売上アップを模索しています。
そのために、「YouTube動画」や「メルマガ」といった、Webを活用しての販促に手を出し始めました。

ですのでジョイマンさんには、ぜひそうした「コンテンツを売る」ための手法やテクニックが学べる講座を開いて欲しいですね。


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