右腕プロジェクト

64店舗目 濱さん|中華料理・ちゃんぽん店経営(長崎県南島原市)

実際のインタビュー映像もございます。こちらもご覧ください。

長崎県南島原市に居を構える創業38年の老舗中華料理店を経営


華豊 店舗外観

- まずは、中華料理・ちゃんぽん 華豊がどのようなお店なのかお教えください。

長崎県の最南端にある南島原市の中でも、一番端っこにある加津佐町という、人口7000人にも満たない小さな過疎地にある、中華料理屋です。

創業は昭和55年。母の兄弟が、パチンコ屋をオープンする際、その敷地内に建てた小さな中華料理屋が、当店の始まり。
バブルなど景気が良かった事もあって、そのお店が手狭になり、今から14年前に、現在の場所に移転してきました。

そういう経緯もあるため、座席数は、1階が80席で2階が120席と、この辺りでは、かなり規模は大きい店舗です。

  
華豊 店舗内観

2階席は120人での宴会が出来る広さ

ファミリー中華をコンセプトにしている事もあって、メインターゲットは近隣のファミリー層。あとは、2階の広い座敷を活用するため、宴会のお客様もターゲットにしています。
自社で送迎バスを持っているので、隣の島原市や雲仙市まで、私や従業員がお迎えに上がる事もあるんですよ。

人気メニューは、ちゃんぽん、皿うどん、餃子、唐揚げ、チャーハンの5つ。
中でも観光のお客様には、やはり長崎の名物であるちゃんぽんが人気ですね。


華豊の看板メニュー・ちゃんぽん

スタッフは、私や妻、母も入れて23名。
多い時には、その中の15名くらいが店内で働いています。
15名は多いと感じる方もいらっしゃるかも知れませんが、200席がほぼ満席になってしまったら、それでも足りない時があります。

- 華豊の「食べログ」には、イルカウォッチングの紹介もされているのが、気になりました。

実は、イルカウォッチングをやっている業者と提携しているんですよ。
半券を持ってきてくれたら、夏場ならウーロン茶を1杯サービスしたり、イルカウォッチングのお客様限定のメニューをご用意したりしています。

また、この辺りの飲食店は14時で閉店してしまいます。
しかしイルカウォッチングに参加する人が事前にご連絡いただければ、14時に戻ってくる便の方も、お食事出来るような対応も行っています。

お陰様で最近は、10人以上の団体さんにもよくお越しいただけています。

- ところで濱さんは、二代目になるのですか?

そうです。
父が他界した後、2年ほどは母が代表代理として立ってくれていましたが、今から4年前に私が二代目として代表に就任しました。

かつては三菱自動車で、社会人野球チームの一員として、プロ野球選手を目指していましたが、今から14年前の26歳の時に、家族からの要請もあって帰省しました。


所在地

FAX DMとFacebook広告を同日に目にした事が興味を持ったキッカケ


有限会社 華豊
代表取締役 濱 龍一郎さん

- ジョイマン、布施氏を知った経緯をお教えください。

お店に届いた、ジョイマンさんを紹介しているFAX DMが、その存在を知ったキッカケです。
そこには、ジョイマンさんが小規模な店舗に向けた経営コンサルタントをやっている事や、私が好きなテレビ番組「ガイアの夜明け」に出ている事などが書かれていました。

この時はまだ、「こんな人がいるんだな」くらいの認識でした。
しかし、このFAX DMが届いたのと同じ日に、お店の情報発信をするために、Facebookを開いたところ、タイムライン上の広告に、ジョイマンさんの写真がデカデカと載っていたんです!

同じ日に、同じ人の広告を見るなんて、すごくインパクトがありましたし、また「ハワード・ジョイマン」という強烈な名前もあって、ジョイマンさんという方に、すごく興味を持ち始めました。

この時期は、私が二代目に就任してから、なかなか結果が出せず、経営にとても困っていた時期だった事もあって、売上アップや販促の方法について書かれていた、これらのFAXや広告が、ちょうど心に刺さったというのもあります。

そこで、まずはFAX DMを貰った人限定、またホームページから申込んだ人限定で、いろんな冊子を無料で貰えるキャンペーンをやっていたので、それに申込んで、無料で冊子をいただきました。

その冊子を読んでみたら、内容はおもしろいですし、書かれている事も今の自分の状況にピッタリ合っているように感じて、メールマガジンの購読を始めたのです。

そのメールマガジンの中に、布施さんが紹介されていて、布施さんの事も知りました。

- ちなみにジョイマン、布施氏を知る前は、経営に困っていたとの事ですが、売上を上げるために、なにかやっていたのでしょうか?

無料の経営相談所に相談していました。

効果的な策を教えて貰ってはいたのですが、それだけでは追いつかず、また窮地を脱出できるようにも思えませんでした。

ただ、危機感をあおられる形で、自分で考えた「飲み放題プラン」が当たってくれたお陰で、資金がショートする寸前だった年末をなんとか乗り切れたので、相談した事そのものは悪くなかったと思っています。

ただ、もっと良い方法がないか、いろいろと思い悩んでもいました。

そんな時に、ジョイマンさんのメールマガジンで、布施さんが「右腕プロジェクト」という企画をスタートする事を知ったのです。

妻や母を説得して「右腕プロジェクト」への参加を決行!


「”右腕”として直接お店を見て助言を
したり、メールやLINEを使った
相談を行うサービスです」と布施氏

- 「右腕プロジェクト」は、どのようなサービスなのですか?

飲食店を実際に経営していて経験豊富な布施さんが、実際にお店まで来てコンサルタントする事で、経営者の「右腕」になってくれるというプロジェクトです。

まさに、この時の自分が求めていた内容だったのと、「忙しいあなたの右腕に、私がなりますよ」という謳い文句に惹かれて、絶対に参加しよう、布施さんにお店まで来てもらおうと、まずは体験会に参加する事に決めたのです。

- 「お店を実際に見てもらう」という事に惹かれて、申込みを検討されたのですね。

そうです。
なぜなら、コンサルタントの方に来てもらって、実際にお店を見てもらう機会なんて、なかなかないじゃないですか。
特にうちは、長崎県でも端のほうなので、そこまで来てくれる方なんて、そうはいらっしゃらないと思っていました。
また実際に来てもらうには、かなり費用が掛かるとも考えていました。

その点「右腕プロジェクト」は、月額6万円+交通費という、ありえない安さで、来てもらえます。安すぎますよね。

あと、うちは田舎すぎて、布施さんがメルマガやセミナーなどで、常々仰っている教えを、そのまま当てはめる事が出来ないというのもあります。
例えば、「店前看板はこう見せる」とか「Webではこういう記事を載せる」など、いろんな事を教えていただけるのですが、うちの周りは人が道を歩いている訳ではありませんし、スマホで店を検索する人も、近隣にはほとんどいません。
そうした場合に、どうすれば良いのか。その方法を、うちまで来ていただければ、きっと答えを教えてくれるんじゃないかなとも思っていました。

でも「右腕プロジェクト」に参加するには、まずは東京でやる体験会に参加しないとダメでしたし、参加した後に、布施さんと面談をして、双方納得した状態でないと、申し込めないというお話でした。
さらにこの時は、限定5名までという事もあって、選んでもらえるか不安だったのを覚えています。

でも、このままだとなにも変わらないと思って、反対する妻や母を説得して、まずは体験会に参加したのです。

- 奥様やお母様は、最初反対されていたのですか?

はい。
当時は、店にお金がない状態なのに、得体の知れないコンサルタントにお金を払う事や、そんなコンサルタントに店の中をめちゃくちゃにされてしまうという事に、悪いイメージを持っているようでした。
またお店を離れて、わざわざ東京まで行く意味があるのかとも言われました。

でも現実的に、お店の窮地に立たされている訳じゃないですか。
だから、自分がお店の代表として、今のまま衰退していくのを、ただ見ていているだけなのか。
まだ子供も小さいし、親孝行も出来ていないなのに、それをやるために勉強する事も許されないのか。
親から貰った大事な店を、なんとかしたい。
でもそれがダメなら、潰れると分かっているんだから、今辞めちゃおう。

そんな事まで言って、東京の体験会に行く許可を得ました。

客単価100円アップを目指してポップやメニューの改善を実施!

- 実際に「右腕プロジェクト」が始まって、布施氏からはどのような教えを受け、どんな事を実践したのでしょうか?

まず最初に来ていただいた時に、うちの経営状況などを把握していただき、当面の目標として「客単価100円アップ」を目指すよう言われました。

最初は、その大変さが分からずに、「たったそれだけでいいんですか?」と聞いてしまいました。
いかに経営に対するピントがズレていたのかが、今となっては分かります。

そして「客単価100円アップ」を目指すために、以下の事を実践しました。

●高額メニューの作成

布施さんからは、まったく新しいメニューではなく、既にあるメニューを改良したり、組みわせる事で、単価が高くて、新しいメニューが開発出来るという事を教わり、高額メニューの開発を行いました。

例えば、「ちゃんぽん」が通常700円のところ、一日分の野菜が入った「やさぽん(野菜たっぷりのちゃんぽん)」という950円のメニューを作ったり、また働く男性に向けた「麻婆乗せチャーハン」のような組み合わせメニューを作りました。

●店内販促用のポップの掲示

次に、こうした高額メニューや、追加で頼めるデザートメニューを、より多く頼んで貰えるよう、店内販促用のポップを作って、店内に掲示しました。

ただ私は、あまりポップ作りが上手ではなく、最初は、ターゲットを絞りきれていなかったり、お客様にとってのご利益を伝えられていなかったり、大きな部屋なのに文字やポップ自体が小さかったりと、なかなか的を射たポップが出来ずに、布施さんからは毎度5~6回はダメ出しをもらって、何度も苦心しながら作り直した事を覚えています。

  
単価アップを目指して作成した高額メニューやデザートのポップがこちら

●接客中にセールストークを実施

これは、布施さんやジョイマンさんの元で学んでいる人なら、皆さんご存知かと思いますが、飲み物がなかったら「お代わり、どうされますか?」と聞くなど、ホールのスタッフにセールストークをやってもらうようにしました。

併せて、単価の高いドリンクを勧めたりもする事で、ドリンク自体の売上を大きく上げる事に成功しました。実践していなかった頃に比べて、多い月では2倍以上、ドリンクが売れてくれるようになったんですよ。

●出前の値段の一律50円アップ

出前に関しては、手間が掛かる割に、店内と同じ値段でやっていたので、布施さんから指導いただき、すべてのメニューを一律で50円値上げしました。

10品注文いただければ、それだけで500円アップになるので、効果は大きかったです。

- こうした事を実践されて、客単価はどのようになりましたか?

ランチでは、1000円程度だった客単価が1100~1200円に、またディナータイムでは1400円強だったところ、1500~1600円に、それぞれアップしてくれました。

いずれも100~150円程度上がってくれているので、目標は到達出来た形ですね。

売上や集客アップのために値上げと共にチラシ・ポップを活用!

- 客単価アップのための施策の他に、布施氏からの教えにって実践した事も教えてください。

全体的なお店の売上アップのために、以下の事を行いました。

●お正月用のオードブルの値上げ

うちでは毎年、お正月に温かいオードブルを届けるサービスを行っていて、ありがたい事にいつも完売してくれています。
でも毎年やっていて、売上も上がっているけど、深夜1時に起きて、頑張って作っている割には、実はそんなに利益が出ていませんでした。

そこで布施さんの教えを受ける形で、このオードブルを値上げしました。

レギュラーサイズを1万1000円から1万2600円に、デラックスサイズを1万3000円から1万5600円に、デラックスサイズ(ロブスター付き)を1万5000円から1万7800円と、それぞれ約1.2割くらいにアップさせました。

これまで、オードブルでは約120万円くらいの売上だったのですが、2018年には約150万円になってくれました。
同じ原価ですので、純粋に30万円利益がアップした事になります。

●正月オードブルに合わせたサイドメニューの追加

またオードブルに合わせて、チャーシューやチマキを、サイドメニューとしてセット販売するようにしました。そしたら、お客様からは非常にご好評をいただいて、数もたくさん出てくれました。

このサイドメニューだけで、約10万円の売上になってくれたので、本当にやって良かったですね。毎年の定番にしていきたいと思っています。

 
オードブル、サイドメニューを載せた新聞折込チラシ

●チラシやハガキDMによる集客

オードブルや周年時期など、節目節目で、新聞折込のチラシや、既存顧客へハガキDMを送る事で、集客も図りました。

いずれも、布施さんからいただいたお手本を元に、作ってみたのですが、いずれも高い反応をいただけています。

オードブルのチラシの時は、以前は完売まで1週間近く掛かっていて、それでも凄いと思っていたのですが、4日で完売したので、驚きましたね。
また創業38年を打ち出したチラシでは、200席あるうちで、席待ちが出るほどお客様に起こしいただく事にも成功しました。

また、このチラシやハガキをキッカケに、数ヶ月、数年ぶりのお客様にご来店いただけたのも、良かった点ですね。


創業38年を知らせるチラシでは、古いお客様の再来店のキッカケにも

●ノボリや照明を設置

これは、売上に直結するものではありませんが、店の駐車場の周囲にぐるりとノボリを立てて賑やかにしたり、店の入口にLEDを設置して夜でも明るく見せるようにしました。

お客様はもちろん、近隣の方や友だちからも「最近頑張っているね」とか「賑やかになったね」などの反応をいただけるようになりました。
お店に活気が感じられるようになったので、これもやって良かったなと思っています。

道行く人が、これを見て、意識の中のどこかに刷り込まれ、いずれは集客に繋がればいいなと思っていますし、少しずつ、実際にそうなっているような実感もあります。

 
のぼり、LEDの設置によって、外からの雰囲気がより賑やかに

「右腕プロジェクト」で学ぶ事で年商450万円アップ!!

- 実践前と較べて、売上はどのように変わりましたか?

年商で言えば、450万円アップしました。
うちは5月末決算なんですけど、5月2日の、決算までほぼ1ヶ月残した時点で、昨年の年商を達成してくれたので、すごく驚きました。

親から引き継いで以来、残念な事にずっと赤字経営だったのですが、今は単月では黒字も出るようになってきましたし、年間での黒字化もあと一歩のところまで来ています。

- 「右腕プロジェクト」に参加するまでは、経営に困っていたというお話でしたが、もう大丈夫になったという事でしょうか?

自信を持って「大丈夫」とはまだ言い切れませんが、光は見えてきたと思っています。
僕でもやれる、この場所でもやっていけるという自信を持って、行動が出来るようになりました。

- 売上の他、布施氏の元で学んで、得られた事があればお教えください。

従業員との接し方を学べました。
私は今まで、1回説明して理解してくれなかったら、すぐにカッとなってしまっていたところがありました。

でも布施さんから「根気よく伝えないとダメだよ」と言われてからは、カッとしたら、言葉を発する前に一度深呼吸をして、そこから対応するように心がけるようになりました。そうする事で、従業員の理解も早まり、現場の空気も良くなり、お店自体もうまく周り始めるようになったのです。

これまで、妻や母にも、似たような事は言われていたのですが、なかなか治す事が出来ませんでした。これが、布施さんの言葉になると、すーっと自分の中に入ってきたんです。

恐らくそれは、布施さんも同じ境遇だったからではないかなと思っています。
布施さん自身も、かつては怒って従業員を皆、辞めさせて……みたいな経験があるらしいのですが、だからこそ実感を伴った言葉になっているのではないでしょうか。

「実際に来てくれる事」が「右腕プロジェクト」の一番のポイント!


「お店まで来てくれるからこそ、
深いやり取りが出来るし、ちょっとした
事でも相談しやすいです」と濱さん

- 布施氏による「右腕プロジェクト」を1年2ヶ月に渡って参加してみて、その良さはどこにあると思いますか?

「右腕プロジェクト」を受けて感じた良さは、以下の3つです。

●店まで来てくれる

まず一番がこれです。お店まで来て、実際に店舗を見てくれる。
だからこそ的確な助言がいただけますし、実際に見たからこそ気づける改善点なども教えていただく事が出来ます。

●頑張ろうと思える

実際に、店舗経営をされている布施さんのお話を聞いてると、タメになるだけでなく、自分も見習わないとと思わされます。
見習うための、たくさんの助言もくださるので、自分も頑張って、売上を上げて行こうという気持ちを盛り上げる事が出来ます。

●気軽に相談出来る

メールやLINEで、気軽に相談しやすい空気を作ってくださっているのも良い点です。
特に私にとっては、ポップやチラシを作る時に、非常に助かりましたね。
私はポップやチラシを作るのが苦手で、最初はなかなか上手く作る事が出来なかったんです。
でも布施さんに何度も見てもらっては、その都度修正してもらう事で、そんな私でも、最初からどうにか効果的なポップ、チラシを完成させる事が出来ました。

- これから入会を考えているメルマガ読者に向けて、布施さんの元で学び、その教えを活用するためのアドバイスをお願いします。

実践するのは、自分だという事を忘れない事です。

布施さんに来てもらえれば、絶対に的確なアドバイスはいただけます。
でも来てもらうだけだったら、売上は伸びません。
そこを勘違いしない事が大切だと思います。

逆に、布施さんと一緒に頑張れると思える方だったら、きっと効果は出ますので、100%申込んだ方がいいと思います。

美味しい長崎ちゃんぽんを広めるために目指すは2号店!

- 今後の「華豊(かほう)」としての目標、展望と、そのために布施氏に期待する事をお教えください。

近々の目標としては、年商で2割アップの7200万円を達成する事です。
1年前の6200万円ちょっとから、布施さんの教えを実行する事で450万円上がって、現在は6700万円近くまで行く事が出来ました。
これを、今後も伸ばしていって、目標を達成していきたいですね。

また遠い目標で言えば、美味しい長崎ちゃんぽんを、都会の人にも食べて欲しいという思いがあります。
そのために、資金面、また私のノウハウも含めて、「2号店を出そう」と思えるような環境に持っていきたいと考えています。

布施さんには、ぜひ今後も引き続き、そのための助言や協力をお願い出来ればと思っています。

[myphp file=’sidebar’]