先日、ある美容室オーナーからこんなご相談をいただきました。
「ジョイマンさん、うちのお店、Googleマップで見るとクチコミが5件しかないんですよ。近くの競合は100件以上あって、見た目の信頼感がぜんぜん違う。どうしたらクチコミって増えるんでしょうか……」
その方は腕のいい美容師さんで、リピーターもそれなりにいる。でも、新規のお客さんがGoogleで検索したとき、クチコミの少なさがネックになって来店を迷わせているかもしれない、という状況でした。
Googleクチコミは、今や美容室にとって「ネット上の第一印象」です。お客さんが検索してお店を選ぶとき、評価の星の数とクチコミの件数は、価格やメニューと同じくらい影響力を持っています。つまり、クチコミを増やすことは立派な集客投資なんです。
この記事では、美容室のGoogleクチコミを増やすための具体的な取り組みとして、投稿率を上げる3つの工夫をお伝えします。
📋 この記事でわかること
- なぜ美容室のGoogleクチコミがなかなか増えないのか、その本質的な原因
- お客さんが自然にクチコミを書きたくなる3つの仕掛け
- クチコミを集客と利益改善につなげるための考え方
- すぐに実践できる声がけ・POP・LINE活用の具体的な方法
こんな方におすすめ
- ✅ Googleクチコミが10件以下で、新規集客に悩んでいる美容室オーナーの方
- ✅ 「クチコミをお願いしているのに書いてもらえない」と感じている方
- ✅ 競合美容室よりクチコミ件数で負けていると気になっている方
- ✅ チラシやSNSをやっても新規集客の効果が出ていない方
- ✅ 広告費をかけずに信頼感を高める方法を探している方

クチコミが増えない美容室に共通する「お願いの仕方」の問題
多くの美容室オーナーが「クチコミをお願いしているのに書いてもらえない」と言います。でも少し掘り下げて話を聞くと、ほとんどの場合、お願いの仕方に問題があるとわかってきます。
たとえば、施術の最後に「よかったらGoogleにクチコミ書いてもらえると嬉しいです」と伝えるだけ、というケース。これだと、お客さんは「あ、はい……」と答えながら、会計を済ませて帰ったら頭の中からすっかり消えてしまいます。なぜなら、書く動機が薄く、書く手順もわからず、タイミングも「今すぐやろう」と思えない状況だからです。
人は、手間が増えると行動しなくなります。「クチコミを書く」という行動は、お客さんにとっては義務ではありません。ではどうするかというと、書きたくなる状況・書きやすい環境・書くタイミングの3つをこちらが丁寧に整えてあげることが大切になってきます。
❌ よくあるパターン:「なんとなくお願いしている」
- 施術後にさらっと口頭でお願いするだけ
- QRコードや案内ツールがなく、書き方がわからないお客さんに負担をかけている
- お礼や感謝の言葉がなく、「お客さん任せ」になっている
✅ 推奨アプローチ:「書きたくなる仕掛け」を整える
- 投稿してほしい理由と、投稿後の感謝をセットで伝える
- QRコードつきのPOPやカードを置き、その場ですぐ書ける状態にする
- 来店後のLINEフォローで「書いてみようかな」というタイミングを作る
投稿率を上げる工夫①:施術後の「ひと声」を設計する
クチコミを増やすうえで一番大切なのは、施術後のお客さんが「満足している瞬間」を逃さないことです。美容室では、仕上がりを見て「わあ、いい感じ!」とテンションが上がっているタイミングが必ずあります。そこがクチコミをお願いする最大のチャンスです。
ただし、ここで大事なのは「お願いの言葉を設計する」ことです。
たとえば、こんな一言です。
「今日来てくださって本当にありがとうございます。うちみたいな小さなお店は、新しいお客さんにGoogleで見つけてもらうことがすごく大切で、クチコミが本当に力になるんです。もし今日の仕上がりが気に入っていただけたなら、ひと言でいいので書いていただけると嬉しいです。このカードにQRコードがあるので、よかったら帰り道に……」
これだけで、頼まれたお客さんの反応は大きく変わります。なぜ書いてほしいのかという理由が伝わるので、「このお店を助けたい」という気持ちが自然に生まれるからです。
QRコードを印刷したカードを1枚作って渡すだけで、その場でスマホから書ける状態が整います。印刷コストは数円、効果は長く続く。これが広告投資の本質です。
チェックポイント1:施術後の声がけは設計されていますか?
「クチコミよろしくお願いします」という言葉だけでは、お客さんの行動を引き出すのに不十分です。なぜお願いしているのか、どう書けばいいのか、どこに書くのかをセットで伝えているか確認しましょう。
✅ ポイント:声がけのトークスクリプトを1枚作り、スタッフ全員が同じように伝えられる状態にしておく。スタッフ任せにすると言い方がバラバラになり、投稿率にムラが出ます。
投稿率を上げる工夫②:LINEフォローで「書くタイミング」をつくる
施術の当日は忙しくて書けなかった、という方も少なくありません。「帰り道に書こう」と思っていたのに、気づいたら忘れていた……というのはよくある話です。
そこで効果的なのが、来店翌日のLINEフォローです。
LINE公式アカウントでお客さんと繋がっていれば、来店後に感謝のメッセージとともにGoogleクチコミのURLをひと言添えて送ることができます。このとき大事なのは、売り込みを一切しないこと。「昨日はご来店ありがとうございました。仕上がりはいかがですか?もしご感想があれば、ぜひこちらに書いていただけると嬉しいです」という温かいひと言で十分です。
このLINEフォローを仕組み化しておくと、スタッフが手動で毎回送らなくても、自動配信で翌日にメッセージが届く設定も可能です。お客さんとの接点が増えることで、再来店のきっかけにもなるというおまけつきです。
✓ ここまでのポイント
- クチコミが増えない原因は「お願いの設計」が不十分なことにある。書いてもらえる状況を整えることが先決。
- 施術後の満足している瞬間に、理由を伝えながらQRコードカードを渡すことで投稿率が上がる。
- 来店翌日のLINEフォローで「書くタイミング」を再度提供するのが有効。
投稿率を上げる工夫③:店内POPで「来店中に意識してもらう」
施術中、お客さんはシャンプー台や鏡の前で時間を過ごします。この待ち時間を活かして、Googleクチコミへの意識を高める店内POPを設置する方法があります。
たとえば、シャンプー台の近くや会計カウンターに、こんな内容のPOPを置いてみてください。
「このお店を続けていくために、クチコミが力になっています。今日の仕上がりにご満足いただけたら、ひと言でもGoogleに投稿していただけると、本当に嬉しいです。QRコードはこちら→」
POPはデザインにこだわりすぎなくて大丈夫です。手書きのほうが温かみがあって読まれることも多い。大切なのは「なぜお願いしているか」という理由が書いてあることと、その場でスキャンできるQRコードが一緒に載っていることです。
私がコンサルで指導している美容室でも、このPOPを設置しただけで月に数件のクチコミが増えたという声を聞いています。一度作ったら貼り替えるだけ。手間とコストのわりに効果は大きい施策です。
「広告費をかけずに集客しようとするのは、畑に種もまかず収穫だけを求めるようなものです。Googleクチコミは、一度書いてもらえれば半永久的に残る資産。投資する価値は十分にあります。」
ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)
クチコミは「集客」ではなく「信頼の積み上げ」と考える
ここで少し視点を変えてお伝えしたいことがあります。Googleクチコミを増やす目的は、単純に件数を稼ぐことではありません。
クチコミが増えると何が変わるか。
検索結果での表示順位が上がりやすくなります。お客さんが「どのお店にしようか」と比較しているとき、クチコミの件数と内容が選ばれる理由になります。そして、クチコミを書いてくれたお客さん自身がお店のファンになっていきます。「自分がこのお店を応援している」という意識が生まれるからです。
つまり、クチコミを増やす取り組みは、新規集客だけでなく、既存客との関係性を深めることにもつながっています。リピートが続き、再来店してくれるお客さんが増えると、客単価が安定し、利益も残りやすくなります。新規集客に依存した「客数追い」の経営から、利益が残る構造へと変わっていく第一歩にもなり得るんです。
チェックポイント2:クチコミへの返信はできていますか?
クチコミを増やすのと同じくらい大切なのが、書いてもらったクチコミへの返信です。返信がないと「見ていないのかな」とお客さんが感じてしまうこともありますし、返信文はGoogleの検索結果にも表示されるため、キーワードを含めることでSEO効果も期待できます。
✅ ポイント:クチコミへの返信は1〜3日以内を目安に。定型文ではなく、クチコミの内容に触れた個別の一言を添えると、読んだ新規のお客さんへの印象が格段によくなります。
「ジョイマンさんのアドバイスで、施術後にQRコードのカードを渡すようにしたら、それまで半年でゼロだったクチコミが2ヶ月で8件入りました。新規のお客さんから『クチコミを見て来ました』と言ってもらえたときは本当に嬉しかったです。」
40代・女性・美容室オーナー
まとめ:Googleクチコミは「仕組み」で増やす
今回お伝えした3つの工夫を整理します。
① 施術後のひと声を設計する──理由を伝え、QRコードカードを渡す
② LINEフォローで書くタイミングをつくる──来店翌日に感謝メッセージとURLを送る
③ 店内POPで意識してもらう──待ち時間にクチコミの存在を自然に伝える
どれも特別な技術は必要ありません。今日から取り組めます。ただし大事なのは「一度やって終わり」ではなく、仕組みとして継続することです。
美容室の経営において、クチコミは無形の資産です。積み上げていくほど、広告費をかけなくても新規のお客さんが来てくれる状態に近づいていきます。そのためにも、今日の施術が終わったあとの「ひと声」から始めてみてください。
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静岡市清水区を拠点に、全国の美容室オーナーの利益改善をサポートしています。21年・833件以上の支援実績をもとに、あなたのお店に合った具体的なアドバイスをお伝えできると思います。いつでもお気軽にご連絡ください。