「経営改善をしたいけど、何から手をつければいいかわからない」——実は、この悩みを抱えたまま3年以上動けずにいる美容室オーナーは、私が相談を受けるなかで全体の6割以上に達します。やる気はある。危機感もある。でも、動けない。
こんにちは、ハワードジョイマンです。静岡県静岡市清水区を拠点に、全国の美容室・飲食店・小規模店舗の利益改善を専門とするコンサルタントとして、21年・833件以上の経営支援に携わってきました。
今日はあえて「一日密着」という形で、私自身の仕事の流れをお見せしながら、「美容室経営改善の正しい手のつけ方」をお伝えしたいと思います。コンサルタントが日々どんなことを考え、どんな視点でクライアントの経営を見ているか——そこに、あなたが今日から使えるヒントが詰まっています。
📋 この記事でわかること
- 美容室の経営改善で「最初に手をつけるべき」正しい優先順位
- 客単価・再来店・新規集客の三つをどう位置づけるか
- 一日の思考習慣が経営の質をどう変えるか
- 増益繁盛クラブで実践されている改善の具体的な進め方
こんな方におすすめ
- ✅ 「忙しいのにお金が残らない」と感じている美容室オーナーの方
- ✅ チラシやSNSをやっても効果が出ず、何が問題か分からない方
- ✅ 客単価が4,000〜6,000円で頭打ちになっている方
- ✅ 経営改善をしたいが、どこから始めればいいか迷っている方
- ✅ 「売上は上がったのに手元に残らない」経営の構造を変えたい方

朝の習慣から始まる——午前10時、仕事開始前の「経営者の目線づくり」
私のコンサルタントとしての一日は、営業開始の10時より少し前から始まります。静岡市清水区の事務所に着いたら、まずコーヒーを一杯淹れて、手帳を開く。これが毎朝のルーティンです。
手帳に書くのは「今日の最重要課題」を一つだけ。「あれもこれも」ではなく、一つ。これは美容室オーナーさんへのアドバイスとまったく同じです。
「何から手をつければいいか」と聞かれたとき、多くのオーナーさんは「全部やらなきゃ」と思ってしまう。でも、そうじゃない。一点突破で構わない。むしろ、一点に集中できるオーナーの方が、結果的に早く成果が出ます。
私が21年間この仕事を続けてきて確信しているのは、「経営改善の優先順位を間違えているオーナーが多い」ということです。一般的には「新規集客→リピート→単価アップ」の順番で考える方が多い。でも、正解は逆です。
① 客単価アップ → ② 再来店対策 → ③ 新規集客
この順番で取り組むと、同じ労力でも手元に残るお金が変わってきます。
「売上を追うより先に、利益の構造を整える。これがすべての出発点です。忙しく働いてお金が残らないのは、頑張りが足りないのではなく、順番が違うだけのことが多い」
ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント・中小企業診断士)
午前10時〜12時の相談セッション——「客単価」から手をつける理由
午前のセッションでは、会員クライアントとのオンライン面談や、届いた質問への回答対応を行います。この時間帯に最もよく出てくる相談が「どこから経営改善をすればいいか」というものです。
私がほぼ例外なく「まず客単価から」と伝えるのには、明確な理由があります。
美容室には「席数」と「時間」という物理的な上限があります。椅子が3席なら、同時に3人しか施術できない。営業時間が10時間なら、それ以上は働けない。だとしたら、客数を増やす努力より、一人当たりの単価を上げる方が、はるかに効率的に利益が増えます。
たとえば、月間200名のお客さんが来店する美容室で、客単価を500円上げると、月10万円の増収になります。新規客を50名増やすより、現在来てくれているお客さんへの提案を少し変える方が、ずっと現実的ではないでしょうか。
チェックポイント1:あなたのメニュー表は「作業名」になっていませんか?
「カット」「カラー」「パーマ」——こうした施術名だけがメニューに並んでいる場合、お客さんはその施術を受けることでどんな良いことがあるか、イメージできません。
✅ ポイント:メニュー名を「ご利益名」に変えてみてください。「朝のスタイリングが5分で決まるカット」「2ヶ月間色持ちが続くカラー」のように、得られる体験・結果を伝える名前にするだけで、お客さんの反応が変わります。
チェックポイント2:高単価メニューはメニュー表のどこに載っていますか?
安いメニューを上から順に並べていると、お客さんの目は「安い方」に自然に引き寄せられます。
✅ ポイント:売りたいメニューを上位に配置し、POPで補足説明を加えることで、高単価メニューの選ばれやすさが変わります。「置いているのに売れない」は、配置と伝え方の問題であることがほとんどです。
✓ ここまでのポイント
- 経営改善の優先順位は「客単価→再来店→新規集客」の順が正解
- 美容室は物理的な上限があるため、客数より単価・利益率を先に改善する
- メニュー名を「作業名」から「ご利益名」に変えるだけで客単価が動き始める
昼の休憩をはさんで——午後1時からの「再来店対策」の時間
昼の時間は軽く食事をとりながら、最近読んだ本の気になるページを見返したり、AIツールで新しいコンテンツを試したりしています。昨年からAI活用にも力を入れており、増益繁盛クラブでは「24時間販促アドバイスAIチャットボット」も会員向けに提供しています。
午後1時からの面談では、再来店対策に取り組むクライアントとの話が多くなります。客単価の次に取り組むべきは「再来店の仕組みづくり」だからです。
よくこんなデータをお伝えします。来店間隔が10日延びると、年間でどれだけの機会損失が生まれるか。お客さんが50名いて、一人あたりの来店間隔が10日延びると、年間で約1.5回分の来店が失われます。客単価6,000円なら、50名×6,000円×1.5回=45万円が「何もしていないのに消えていく」計算になります。
これを防ぐために必要なのは、特別な仕組みではありません。施術が終わったそのタイミングで「次回はいつ頃来ていただくと、今日の仕上がりをキープできますよ」と伝えるだけです。一言の習慣が、年間売上を大きく変えます。
「初回来店してくれたお客さんを、最大限に大切にする。それが一番コストのかからない集客です。新規を追う前に、今いるお客さんとの関係を深めることを先にやりましょう」
ハワードジョイマン(繁盛店グループ総代表)
「ジョイマン先生に相談する前は、とにかく新規集客ばかり考えていました。でも、今いるお客さんへの提案を変えるだけで、数ヶ月で客単価が上がりました。まず順番を変えることが大事だと実感しています」
40代・男性(個人経営美容室オーナー)
午後2時〜3時——「新規集客」に取りかかるのは、ここから
午後の後半は、チラシやLINE集客など、新規集客の施策を一緒に考えるクライアントとの時間になることが多いです。
ただし、私がいつもお伝えするのは「新規集客は③番目」ということ。客単価と再来店の仕組みが整ってから取り組むと、新規客一人を集めたときのリターンがまったく変わります。仕組みがない状態で新規客を集め続けても、いわば「穴の空いたバケツに水を注ぐ」ような状態になってしまいます。
❌ よくあるパターン:「とにかく新規集客」から始める
- チラシを配っても来た人がリピートしないため、費用対効果が低い
- 「安くしないと来ない」という価格競争に陥りやすい
- 忙しいのに利益が残らない悪循環が続く
✅ 推奨アプローチ:客単価→再来店→新規集客の順で整える
- 新規客が来たときに「しっかり利益が取れる仕組み」がすでに整っている
- リピート率が高くなることで、集客コストが相対的に下がる
- 「この店は良い」という口コミが自然と生まれやすくなる
チラシやSNSをやっても効果が出ない、という相談は本当に多いのですが、原因の大半は「誰に届けるかが曖昧」という点にあります。「○○に悩んでいる方へ」という出発点で作られた販促物と、「メニュー名と価格を並べただけ」のチラシでは、反応率がまったく違います。
なお、「お金をかけずに売上を伸ばす」という発想は、私は正直に「愚策」だと思っています。広告は投資です。正しく使えば、確実にリターンが返ってきます。ただし「正しく使う」ための前提として、客単価と再来店の仕組みが整っていることが必要なのです。
一日の終わりに——「どこから手をつけるか」の答えはシンプルです
事務所を出る前に、私はその日の相談内容を振り返り、翌日のメルマガや会員向けコンテンツのネタをメモします。毎月1回の増益繁盛セミナーの準備もこの時間帯に進めることが多いです。
21年間、833件以上の店舗経営者と向き合ってきて思うのは、「経営改善の出発点は、順番を知ることだ」ということです。
やることが多すぎてどこから手をつければいいかわからない、というのは「全部同時にやろうとしているから」起きる混乱です。やることを一つに絞り、今日から動く。完璧に準備が整ってから動くより、60点の状態でも動き始めた人の方が、結果として早く成果に近づきます。
増益繁盛クラブでは、こうした経営改善の優先順位から、具体的な客単価アップのPOP・メニュー設計・再来店対策・新規集客の施策まで、100以上の実践動画と月次セミナー、そして全国の繁盛店経営者とのコミュニティでサポートしています。「守守守の法則」——実証済みの手法をそっくり真似て、まず成果を出す。この考え方で、全国の美容室オーナーが一歩ずつ利益を積み上げています。
あなたの美容室の経営改善も、「客単価アップ」という一点から始めてみてください。最初の一歩が見えてきたら、ぜひ私にご連絡をください。
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