カウンターに何を置くか。
おはようございます。ハワードジョイマンです。
先日、ある美容室オーナーの方と話していて、
こんな言葉が出てきました。
「トリートメントを勧めたいんだけど、
自分が声をかけないと誰も頼まない。
スタッフも言えない。
だから結局、私が全部やることになる」
施術中に勧める。
会計のとき一言添える。
それが全部、自分の口からしか出ない。
毎日それをやり続けるのは、
正直しんどいんです。
でも考えてみると、
そもそも「声をかけなければ伝わらない」
という構造自体がおかしいんです。
伝える仕組みが、
カウンターにない。
と言うことで、今回は
美容室のカウンター設置型POPの作り方を
ステップ順に書いていきます。
📋 この記事でわかること
- なぜカウンターPOPが「自分がいなくても売れる」仕組みになるのか
- 施術メニューが自然に売れるPOPの構成と5つのステップ
- 客単価アップと、オーナーの負担軽減を同時に実現する考え方
- POPを置いた後に「続ける」ための仕組みの作り方
こんな方におすすめ
- ✅ トリートメントや頭皮ケアなど追加メニューをうまく提案できていない方
- ✅ オーナー自身が声をかけないと単価が上がらないと感じている方
- ✅ スタッフに販売を任せたいが、なかなか動いてくれない方
- ✅ カウンターやレジ周りを何となく使っていて、もったいないと思っている方
- ✅ 値引きに頼らず、価値を伝えて自然に単価を上げたい方

POPはオーナーの「分身」になる
あなたは今、
何人分の仕事を一人でこなしていますか?
施術しながら接客して、
勧めて、説明して、会計して。
それを朝から晩まで続けて、
閉店後にSNSの投稿を考える。
正直、限界ですよね。
でも、POPは違います。
あなたが施術台に立っているあいだも、
カウンターのPOPは黙って働いています。
お客さんが待合で座っているとき、
会計を待っているとき、
鏡を見ながらひと息ついているとき。
そのタイミングに、
POPがメニューを「語りかける」んです。
声をかけなくていい。
スタッフが覚えなくていい。
POPが代わりに伝える。
これが、
「仕組みで売れる」状態の第一歩です。
「販促の仕組みを整えるとは、
社長の気合いを、
紙の設計に置き換えることです。
POPはその中でも、
一番小さくて、一番早く置ける道具です」ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)
「自分が声をかけないと誰も頼まない」という状態から抜け出したくて、この記事を読み始めた方も多いと思います。会員サイトでは、POPの設計だけでなく、客単価・利益を自動計算できる「必要売上シミュレーター」と、販促改善の教科書(48ページ・自店診断ワークシート付き)がすぐ読めます。メール登録のみ、1分で受け取れます。
カウンターPOPを作る5つのステップ
販促 STEP 1:「誰に向けたPOPか」を先に決める
ターゲットを一人に絞る
「全員に読んでほしい」と思って作ると、
誰にも刺さりません。
例えば、
「髪のパサつきが気になり始めた40代女性」
この一人に向けて書く。
「初回トリートメント半額」より、
「乾燥が気になりだしたら、
これが一番効きます」のほうが、
その人の目に止まります。
⚠️ よくある失敗:「全メニューを一枚に詰め込む」と、
何も伝わらないただの価格表になります。
一枚のPOPに伝えることは一つだけ。
販促 STEP 2:「お客さんが感じている悩み」から書き出す
メニュー名より先に、悩みを書く
多くのPOPは、
「ハーブトリートメント ¥3,300〜」
という書き方をしています。
でもお客さんは、
「ハーブトリートメントが欲しい」
と思って来店しているわけじゃない。
「最近、毛先がごわつく」
「カラーをしてから傷んだ気がする」
という悩みを持って椅子に座っています。
だから書き出しはこうします。
「カラーのあと、
手触りが変わった気がしませんか?」
この一文で、
該当するお客さんの目が止まります。
⚠️ よくある失敗:専門用語を先に出すと、
読む前に「自分には関係ない」と判断されます。
悩みの言葉から入ること。
販促 STEP 3:「なぜそのメニューか」を3行で説明する
根拠を短く、具体的に書く
悩みを書いたら、次は解決策です。
ここで大切なのは、
「このメニューは〇〇だから効果的」
という理由を、3行以内に収めること。
例えば、
「カラー後の毛髪は、
内部の水分が抜けやすくなっています。
このトリートメントは、
その水分を補いながら閉じ込めます。
だから翌日も、手触りが違う。」
専門的すぎず、でも根拠がある。
この温度感が大事です。
⚠️ よくある失敗:「高品質」「人気No.1」だけでは、
なぜ自分に必要かが伝わりません。
「あなたのこの悩みに、これが効く理由」を書くこと。
販促 STEP 4:「次のアクション」を一言だけ書く
読んだあとに何をすればいいかを示す
スタッフに「興味があれば声をかけてください」
と一言書くだけで違います。
あるいは、
「本日の施術後にお試しいただけます。
ご希望の方はシャンプー前にどうぞ」
という案内でもいい。
お客さんは、
「どうすればいいかわからない」と
そのまま黙ってしまいます。
POPが背中を押してくれると、
スタッフへの声かけが自然に起きます。
⚠️ よくある失敗:「詳しくはスタッフまで」だけでは動けません。
「今日、試せる」という具体的なタイミングを書くこと。
販促 STEP 5:設置場所と「目線の高さ」を確認する
置く場所が、読まれるかどうかを決める
カウンターPOPは、
座ったときの目線に合わせるのが基本です。
立って置くと、
椅子に座ったお客さんからは見えにくい。
A5サイズをL字スタンドに立てて、
斜め上から見える角度に設置する。
鏡の横、シャンプー台の正面、
会計レジの横。
「待ち時間に自然と目が行く場所」
に一枚ずつ置くのが効果的です。
⚠️ よくある失敗:まとめて複数枚置くと、
どれを読めばいいかわからなくなります。
一か所に一枚、テーマを絞って置くこと。
✓ ここまでのポイント
- POPは「声をかけなくても伝わる」仕組みであり、オーナーの分身になる
- 一枚一テーマ、悩みから書き始め、根拠・行動の順で構成する
- 設置場所は「座ったときの目線」に合わせ、待ち時間に自然と読まれる位置に置く
POPの文章は作れた、でも「次に何をどの順番でやればいいか」がわからないと、また立ち止まってしまいます。増益繁盛クラブでは、迷いをなくす「増益繁盛メソッド」の順番があり、全国の同じ境遇の仲間と一緒に実行を続けられる環境があります。申込フォームに入力するだけで始められます。
「声をかけなくても売れた」が積み重なると、何が変わるか
POPを一枚置くだけで、
すぐに月商が倍になるとは言いません。
でも、確実に変わることがあります。
まず、スタッフが動きやすくなる。
「POPに書いてあるトリートメント、
いかがですか?」
という一言が言いやすくなる。
POPが先に説明してくれているから、
スタッフは「提案する人」ではなく
「背中を押す人」になれる。
そしてもう一つ。
オーナーが「言わなくても動く仕組み」に
気づき始めること。
「感謝されながら、単価が上がっていく。
そういう商売の形があるんだと、
初めて実感しました」大人女性向けサロン(女性・50代)月商260万→340万
この方は、
フル稼働しなくても回る体制に近づきながら、
月商が80万円増えました。
値引きはゼロ。
やったのは、伝え方の設計です。
POPもその一部です。
POPは「継続して」置き続けることが9割
一回作って満足するのが、一番もったいない。
POPは、季節や来店客層の変化に合わせて
少しずつ更新していくものです。
10月は乾燥対策のトリートメント。
年末に向けて、ヘアケアを整えたい時期です。
このタイミングは絶好の切り替え時です。
「そんな時間ない」と思った方は、
少し待ってください。
今はAIを使えば、
POPの文章をひな形から10分で作れます。
ChatGPTに
「40代女性向けに、乾燥ケアトリートメントを勧めるPOPの文章を作って」
と入力するだけで、
たたき台が出てきます。
それを自分の言葉に直して、
印刷して、スタンドに差し込む。
これが「すぐに、継続してやり切る」の正体です。
派手な手法じゃない。
地味な作業の積み重ねです。
でも、これが続くと
「オーナーがいなくても伝わる店」になっていきます。
POPの設計と合わせて、
飲食店のPOPを読まれて注文につながる一枚に仕上げる5つのポイントも参考にしてみてください。業種は違いますが、「悩みから入って根拠を示す」という構造は共通しています。
また、値引きゼロで平均単価1,500円アップを狙う美容室の客単価アップの手順も合わせて読んでいただくと、POPで伝えた後の「メニュー設計」の全体像が見えてきます。
まとめ:POPは「自分がいなくても伝わる」仕組みの入り口
朝から晩まで現場に立ち続けて、
自分の口から全部伝えないと回らない。
その状態から抜け出す入り口は、
実はカウンターの一枚の紙だったりします。
難しくない。
お金もほとんどかからない。
でも「続ける」ことだけが必要です。
今日の施術が終わったあと、
15分だけ時間をとってみてください。
一枚、書いてみましょう。
誰に向けて、
どんな悩みに、
なぜこのメニューが効くのか。
その一枚が、
あなたの「分身」になって
明日から働き始めます。
POPを置き続け、
仕組みを育て続けていきましょう。
店舗経営は、ゴールのないマラソンです。
でも、走り続けるための道具が増えるほど、
ペースを落とさなくて済むようになります。
追伸:
販促の仕組み化を、
一人で全部考えなくてもいい環境が
増益繁盛クラブにあります。
客単価の設計から見直したい方は、こちらの記事も参考に。
「感謝されながら単価が上がっていく」という商売の形を、50代の女性オーナーが月商260万から340万で実現しました。その変化の根本は、伝える仕組みを整えたことです。増益繁盛クラブでは、あなたのお店の状況に合わせた一手を、ジョイマンと一緒に考えながら実行できます。