先日、整骨院を経営するオーナーさんから、こんな相談をいただきました。
「ジョイマンさん、MEO対策をやろうと思って業者に見積もりを取ったら、月5万円と言われました。でも、そもそも自分の地域でGoogleマップを検索している人が何人いるのかも分からなくて……投資していいのか判断できないんです」
これ、実は多くのオーナーさんが感じている「見えない不安」の正体です。
MEO対策(Googleマップの上位表示施策)に投資するかどうかの判断材料として、「検索ボリューム」を把握することは非常に重要です。しかし、「どうやって調べるの?」「無料でできるの?」と疑問を持つ方も多い。
今日は、私・ハワードジョイマンが実際にコンサルティング業務の一日の流れの中で、どのようにクライアントの検索ボリューム調査を行っているかをお伝えしながら、あなた自身でも実践できる手順を紹介していきます。
📋 この記事でわかること
- 検索ボリュームとは何か、なぜMEO投資の判断材料になるのか
- 無料ツールを使った店舗の検索ボリューム調査の具体的な手順
- 調査データをMEO投資判断にどう活用するかの実践的な考え方
- 検索ボリュームが少ない地域でもMEOが効く理由と戦略
こんな方におすすめ
- ✅ MEO対策への投資を検討しているが、費用対効果が見えない方
- ✅ 自分の商圏でどのくらいの人がGoogleマップを使って検索しているか知りたい方
- ✅ 地方・地域密着型の店舗を運営しており、集客の根拠となるデータが欲しい方
- ✅ ポータルサイト依存から脱却して、自前集客の柱を作りたい方
- ✅ 限られた予算の中で最も効果的な集客投資先を探しているオーナーさん

朝10時・業務スタート前に「検索ボリューム確認」から始める理由
私のオフィスは静岡市清水区の新清水駅から徒歩1分。毎朝10時に仕事を始めるとき、最初にやることがあります。それは「クライアントの商圏キーワードの検索動向チェック」です。
なぜ朝イチなのか。理由は単純で、データは生き物だからです。季節や地域イベント、競合の動きによって検索ボリュームは変動します。「先月は少なかったキーワードが、今月は急上昇している」なんてことも珍しくありません。
まず最初に使うのが、Googleが無料で提供している「Googleキーワードプランナー」(Google広告アカウントがあれば無料で使えます)と「Googleトレンド」の2つ。この2つを組み合わせるだけで、大まかな検索ボリュームの傾向はつかめます。
具体的な手順はこうです。
チェックポイント①:「地域名+業種」のキーワードを洗い出す
例えば、静岡市清水区で整骨院を経営しているなら、「清水区 整骨院」「清水 整骨院」「清水区 腰痛 整骨院」「清水区 交通事故 整体」といったキーワードを10〜20個リストアップします。地域名は「市区町村名」「最寄り駅名」「地名・丁目」など複数パターンを試すのがポイントです。
✅ ポイント:ひとつのキーワードだけで判断しないこと。「清水区 整骨院」の検索数が少なくても、「清水 腰痛 整骨院」など具体的なニーズ系キーワードの合計は意外と多いケースがあります。
チェックポイント②:Googleキーワードプランナーで月間検索数を確認する
リストアップしたキーワードをGoogleキーワードプランナーに入力し、「月間平均検索ボリューム」を確認します。地方の場合、「10〜100」「100〜1,000」といったレンジ表示になることが多いです。
✅ ポイント:地方都市・郊外エリアでは月間100〜500でも、実際の来店価値は非常に高い。「検索数が少ない=MEO不要」と判断するのは早計です。後ほど詳しく解説します。
チェックポイント③:Googleトレンドで季節変動を確認する
キーワードプランナーで数字が取れたら、次はGoogleトレンドでそのキーワードの1年間の推移を確認します。例えば「清水 花粉症 耳鼻科」なら2〜4月に検索数が跳ね上がるはずです。この季節変動を知っておくことで、「いつMEO強化を仕込むべきか」のタイミングが見えてきます。
✅ ポイント:需要のピークの2〜3ヶ月前から施策を打つこと。MEOは即効性より蓄積型の施策です。ピーク直前に始めても間に合いません。
✓ ここまでのポイント
- 検索ボリューム調査はGoogleキーワードプランナー+Googleトレンドの2ツールで始められる
- 「地域名+業種」だけでなく、具体的なニーズ系キーワードの組み合わせも必ずチェックする
- 季節変動を把握してMEO施策のタイミングを逆算することが重要
午前中の相談タイムで必ず見せるデータ——「検索数の少ない地域でもMEOが効く」根拠
午前中の面談時間(10時〜12時)には、全国のクライアントとオンラインでMTGをすることが多いです。そこで必ずお見せするのが「クリック率と来店換算の数字」です。
Googleマップの検索結果で1位に表示された店舗のクリック率は、おおよそ28〜35%と言われています。一方、4位以下になると一気に1〜3%まで落ち込む。
実際の数字で見てみましょう。
月間検索数が200回のキーワードがあるとします。
- 1位の店舗:200回 × 30% = 月60クリック
- 4位以下の店舗:200回 × 2% = 月4クリック
差は56クリック。仮にクリックした人の20%が来店するとすれば、月11人の新規来客の差が生まれます。客単価3,000円なら月33,000円。年間で約40万円の売上差になる計算です。
「月間200検索なんて少ない」と感じましたか? でも、これが地方の商圏ではリアルな数字です。そして、その少ない検索数の中でも1位と4位以下では雲泥の差がある——これがMEO投資の意義です。
「地方ほど、検索ボリュームが少ない分、競合が少ない。だからこそ一度1位を取ったら、その地位は都市部より圧倒的に安定する。地方の小さな商圏は、MEOにとって宝の山なんです」
ハワードジョイマン(中小企業診断士・MEO集客大全)
また、2026年に向けてAI検索(AI Overview・AIモード)が普及しますが、AIが「この地域の◯◯ならこの店」と推薦する際に最も重視するのが、まさに検索上位のGBP情報・口コミ・NAP情報(店名・住所・電話番号の統一)の3点です。検索ボリュームの把握は、AI検索時代への備えとも直結しているんです。
昼休み明けにやる「競合比較分析」——検索ボリュームだけでなく「勝率」を見る
13時に午後の業務を再開したら、午前中に調査した検索ボリュームのデータを競合比較と組み合わせる作業に入ります。
ここで使うのが「Googleマップで実際に検索してみる」というシンプルな方法です。調査したキーワードを実際にGoogleマップで検索し、上位3店舗の以下の数値をチェックします。
❌ よくあるパターン(自己流MEO)
- 「口コミが少ないな」と気づいても、何件あれば上位に出るのか基準が分からない
- 競合の写真枚数・投稿頻度を調べずに「うちのほうが内容はいい」と思い込む
- 検索ボリュームと競合状況を別々に考え、投資判断に活かせていない
✅ 推奨アプローチ(相対評価型のMEO戦略)
- 上位3店舗の写真枚数・口コミ件数・評価星・投稿頻度を数値で可視化する
- 「あと口コミ何件・写真何枚追加すれば上位3位に入れるか」を逆算して投資額を決める
- 検索ボリューム × クリック率 × 来店率 × 客単価でROIを試算してから投資判断する
MEOは絶対評価ではなく相対評価です。ライバルに対して相対的に勝てば、上位表示されます。だから「検索ボリュームが多いキーワード+競合が弱いキーワード」を見つけることが、最も費用対効果の高い戦略になります。
MEO STEP 1
狙うキーワードの検索ボリュームを調査する
GoogleキーワードプランナーとGoogleトレンドで、「地域名+業種」「地域名+具体的ニーズ」の2パターンを10〜20個調査。月間検索数と季節変動を記録する。
⚠️ よくある失敗:一番検索数が多そうなキーワードだけを狙い、競合が強すぎて上位に出られないまま費用だけかかるパターン。
MEO STEP 2
上位3店舗の現状を数値で可視化する
Googleマップで実際に検索し、上位3店舗の写真枚数・口コミ数・星評価・最新投稿日・営業時間入力の精度を記録する。これが「超えるべきハードル」の可視化です。
⚠️ よくある失敗:「口コミが多い店が上位」とだけ判断し、写真や投稿頻度などの複合要因を見逃すケース。
MEO STEP 3
ROI試算で投資判断をする
(月間検索数 × 1位クリック率30% × 来店率20% × 客単価)で月間期待売上増を計算。これをMEO費用と比較してROIを算出する。
⚠️ よくある失敗:試算せずに「なんとなく効きそう」「業者に勧められたから」で高額プランに申し込むこと。
「整骨院のMEO対策を始めて6ヶ月。売上が+158%になっただけでなく、問い合わせは+960%になりました。ジョイマンさんに言われた通り、まず検索ボリュームを調べて競合の口コミ数を超えることだけに集中したのが良かったです」
整骨院オーナー(40代・男性)
「コワーキングスペースは地域のニーズが読みにくいと思っていましたが、キーワード調査をしっかりやったら意外と需要があることが分かりました。8ヶ月で売上+589%、今は満室が続いています」
コワーキングスペース経営者(30代・女性)
午後の締めくくりに確認すること——「データは意思決定のためにある」
15時に業務を終える前、私が必ずやる最後の習慣があります。それは、その日調べたデータを「投資判断シート」に落とし込む作業です。
検索ボリュームの調査は「作業」ではなく「意思決定のための情報収集」です。数字を集めて満足して終わりにしてはいけない。
具体的には以下の3点を記録します。
- 狙うキーワードの月間検索数と季節ピーク月
- 上位3位に入るために必要な口コミ数・写真枚数の差分
- 月間期待売上増とMEO費用から算出したROI(投資対効果)
この3点が揃って初めて「MEOに投資するかどうか」の判断ができる。逆に言えば、この3点が揃っていない状態でMEO業者と契約するのは、目をつぶって投資しているのと同じです。
私が21年間のコンサルティング経験の中で一貫して言い続けていることがあります。「売上より利益」という考え方と同じく、「やること」より「何をやるかの根拠を持つこと」が、結果を出す経営者と出せない経営者の最大の違いです。
特に2026年のAI検索時代(AIモード)が本格化すると、AIが店舗情報を参照する際の基準はより明確になります。今のうちに検索ボリュームとGBP情報の整備を「根拠を持って」進めておくことが、乗り遅れないための最短ルートです。
まとめ——検索ボリュームを知ることは「勝てる戦場を選ぶ」こと
今日ご紹介した内容を振り返ると、ポイントは3つあります。
- GoogleキーワードプランナーとGoogleトレンドで「地域名+業種」「地域名+具体ニーズ」の検索ボリュームと季節変動を把握する
- 検索数の多さだけでなく、上位3店舗との差分(口コミ数・写真枚数・投稿頻度)を相対評価で確認する
- ROIを試算してから投資判断する。月間期待売上増 ÷ MEO費用がどのくらいになるかを必ず計算する
地方・地域密着型の店舗ほど、この調査で「意外と上位に出やすい穴場キーワード」が見つかることが多いです。実際、私のクライアントには「地域名+具体ニーズ」のキーワードでMEO上位を獲得し、ラーメン店が6ヶ月で売上+113%・ROI+18,205%を達成したケースも出ています。
「まず調べてみる」が最初の一歩です。ぜひ、今日ご紹介した手順で、あなたの店舗の検索ボリューム調査を試してみてください。
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「自分の店の商圏でどのくらい検索されているか調べてほしい」「競合と比べてどの程度差があるか知りたい」という方は、まずはオンライン面談(無料)でご相談ください。
ハワードジョイマンが直接、あなたの店舗の検索ボリュームと競合状況を可視化し、MEO投資が有効かどうかをデータでお伝えします。
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