先日、静岡市内のラーメン店のオーナーさんからこんな相談をいただきました。
「ジョイマンさん、ホットペッパーの掲載料がまた上がったんですよ。クーポン目当てのお客さんばかりで、しかも値引きしてやっと来てもらってる状態。正直もう解約したいんですが、やめたら客足が止まりそうで怖くて……」
この悩み、本当によく聞きます。飲食店に限らず、美容室・整骨院・エステサロンのオーナーさんたちもまったく同じ状況にいます。掲載料は年々上がる一方、集まるのはクーポン目当ての一見客ばかり。手元に残る利益がどんどん薄くなっていく。
でも、「やめたい」と思いながらやめられない一番の理由は、「やめた後に集客できる仕組みが自分の手元にないから」です。ポータルサイトに代わる自前の集客基盤——その第一歩として今すぐできるのが、Googleビジネスプロフィール(GBP)の「商品」欄に、写真付きメニューを登録することです。
この記事では、その具体的な手順を、はじめての方でもつまずかないようにSTEPで解説します。
📋 この記事でわかること
- Googleビジネスプロフィールの「商品」欄が、ポータル依存脱却の第一歩になる理由
- 写真付きメニューを登録する具体的な手順(STEP1〜4)
- 登録後に「映える・選ばれる」商品ページに仕上げるコツ
- GBPを軸にした自前集客3本柱の全体像と進め方
こんな方におすすめ
- ✅ ホットペッパー・食べログの掲載料に疑問を感じている飲食店・美容室オーナーの方
- ✅ Googleビジネスプロフィールを登録したが、「商品」欄をまだ触っていない方
- ✅ 写真付きメニューをGoogleマップ上に表示させたい方
- ✅ ポータルサイト解約後も集客が落ちない仕組みを作りたい方
- ✅ 自前集客の基盤づくりを今日から始めたい方

「商品」欄はポータル依存を断ち切る最初の武器
結論から言うと、Googleビジネスプロフィール(以下GBP)の「商品」欄は、Googleマップ上にあなたの店のメニューや商品を写真付きで陳列できる機能です。ユーザーがGoogleマップであなたの店舗を検索したとき、価格・写真・説明文がセットで表示され、「行ってみたい」という購買意欲を店のページ内で完結させられます。
ポータルサイトが強いのは、「写真+価格+メニュー情報」が揃っているから、ユーザーが安心して予約できる点です。逆に言えば、GBPの「商品」欄でその情報量を再現できれば、ポータルに頼らなくても「Googleマップで見て、直接来店・直接予約」という流れが作れます。
しかもGBPは無料。掲載料も、クーポン値引きの原資も不要です。
詳しい効果の仕組みについては、Googleビジネスプロフィールの「商品」欄とは?マップにメニューを写真付きで並べる効果で解説していますので、合わせてご覧ください。
登録の前に押さえておく3つの準備
手順に入る前に、登録作業をスムーズに進めるための準備を確認しておきましょう。ここをおろそかにすると、途中で手が止まります。
チェックポイント1:GBPのオーナー確認は済んでいますか?
「商品」欄はオーナー確認(認証)が完了しているアカウントでないと編集できません。まだ認証が終わっていない方は先にそちらを済ませてください。
✅ ポイント:認証の手順と注意点はGoogleビジネスプロフィール 電話認証の手順と失敗しないための注意点で詳しく解説しています。
チェックポイント2:登録する商品の写真は用意できていますか?
スマートフォンで撮影した写真でも十分です。ただし、暗い・ぼけている・料理がはみ出しているといった写真は逆効果。自然光の下で、料理を正面からシンプルに撮影したものを用意しましょう。
✅ ポイント:写真は最低でもJPEG形式・720px以上が推奨です。複数枚準備しておくと後でスムーズです。
チェックポイント3:商品名・価格・説明文の原稿はまとめてありますか?
1品ごとに「商品名・価格・説明文(最大1000文字)」を入力します。作業中にメニュー表をめくりながら入力すると時間がかかるので、Excelやメモ帳に事前に整理しておくと効率的です。
✅ ポイント:説明文には「どんな人に向いているか」「食材・素材のこだわり」を盛り込むと、検索されやすくなります。
✓ ここまでのポイント
- GBPの「商品」欄は、無料でGoogleマップ上にメニューを写真付き表示できるポータル代替機能
- 作業開始前にオーナー認証・写真・原稿の3点を用意しておくと手が止まらない
- 写真の品質が来店意欲に直結するため、明るく・シンプルに撮ることが重要
写真付きメニューを登録する手順(STEP1〜4)
商品登録 STEP 1
GBP管理画面を開き「商品を編集」を選択する
Googleマップでご自身の店舗を検索し、オーナーとしてログインした状態でプロフィール管理画面を開きます。メニューの中から「商品を編集」または「商品」のタブを探してクリックしてください。PC・スマートフォンどちらからでも操作できますが、写真をアップロードする作業はスマートフォンの方がスムーズな場合があります。
⚠️ よくある失敗:「商品」タブが見当たらないというケースの多くは、業種設定が「商品」機能に非対応のカテゴリになっているためです。カテゴリ設定を見直してみてください。
商品登録 STEP 2
カテゴリを作成して商品を整理する
「商品を追加」ボタンを押す前に、まずカテゴリを作成します。たとえば飲食店なら「ランチメニュー」「ディナーメニュー」「ドリンク」、美容室なら「カット」「カラー」「トリートメント」のように分類すると、ユーザーが目的の商品を見つけやすくなります。カテゴリは後から追加・編集も可能です。
⚠️ よくある失敗:カテゴリを作らずに商品を追加し続けると、一覧が縦に並ぶだけで見づらくなります。最初に大分類を3〜5個設計しておくのがコツです。
商品登録 STEP 3
商品情報(写真・名前・価格・説明)を入力する
カテゴリを選んで「商品を追加」をタップすると入力画面が開きます。ここで登録する情報は4つです。
- 写真:端末から選択してアップロード。正方形に近いトリミングがマップ上で綺麗に表示されます
- 商品名:メニュー表の名称をそのまま入力(例:「鶏白湯ラーメン」「骨格診断カット」)
- 価格:税込価格を入力。「価格なし」を選ぶこともできます
- 説明:素材・こだわり・おすすめポイントを200〜400文字程度で。キーワードを自然に盛り込むとローカルSEO(地域での検索上位表示)にも効果的です
⚠️ よくある失敗:説明文を空欄にしてしまうケースが非常に多いです。写真があっても説明がないと、検索エンジンからの評価が下がり、競合店に埋もれます。必ず埋めてください。
商品登録 STEP 4
「保存」後に表示確認を行う
入力が完了したら「保存」をタップ。Googleマップで自店を検索し、「商品」タブに写真付きで表示されているか確認します。反映には数分〜数時間かかることがあります。スマートフォンとPCの両方から確認しておくと安心です。
⚠️ よくある失敗:保存したつもりで画面を閉じてしまい、未保存になっているケースがあります。保存後に管理画面側で商品が一覧表示されているかを必ず確認してください。
「GBPの商品欄は、ポータルサイトに毎月払っている掲載料の"代替品"ではなく、あなたの店舗情報を24時間365日タダで働かせる"営業スタッフ"です。1品登録するたびに、あなたの店がGoogleマップの上で一段と選ばれやすくなる。これが自前集客の土台です。」
ハワードジョイマン(中小企業診断士・MEO集客大全)
なお、GBPには「商品」欄と「投稿」機能の2つがあり、どちらを使えばいいか迷う方も多いです。その使い分けについてはGoogleマップに新メニューを載せるには?投稿と商品欄の使い分けでまとめていますので参考にしてください。
登録後に「選ばれる商品ページ」に仕上げる2つのポイント
STEPどおりに登録が終わったら、次は「登録してあるだけ」の状態から「見て、来たくなる」状態へ引き上げます。
①「比較で選ばれる」説明文を書く
説明文は「この店のラーメンはおいしいです」では誰にも刺さりません。「地元・静岡産の丸鶏を12時間炊き出したスープ。化学調味料は一切不使用」のように、具体的な根拠と差別化ポイントを書くことで、競合店と比較したときに選ばれる確率が上がります。
②登録する商品数は「多すぎず・少なすぎず」5〜10品から始める
全メニューを一度に登録しようとすると挫折します。まずは「お客様に一番来てほしい理由になる商品」「一番利益率が高い商品」を優先して5〜10品登録。反応を見ながら追加していくほうが、品質の高いページが作れます。
GBPの商品欄を埋めることで得られる具体的なメリットは、GBPの「商品」欄を埋めると得する4つのポイント|写真付きメニューの効果にまとめてありますので、あわせて確認してみてください。
商品登録はゴールではない——ポータル卒業に必要な3本柱の全体像
ここが、この記事で一番伝えたいことです。
GBPの「商品」欄を埋めることは、自前集客の「スタート地点」です。これだけでポータルサイトをやめられるかというと、正直まだ足りない。ポータルから安全に卒業するには、次の3本柱を同時並行で育てる必要があります。
❌ ポータル解約を先に決めてしまうパターン
- GBP・SNS・LINEの整備が追いついていない状態で解約すると、来月から来客数が急落する
- 慌てて別のポータルに乗り換えてしまい、コスト構造は変わらない
✅ 6ヶ月の助走期間で3本柱を育ててから卒業するパターン
- GBPのMEO最適化(商品・投稿・口コミ設計)で、Googleマップからの自然流入を育てる
- Instagramとの連携でサイテーション(ウェブ上での店舗情報の引用・言及)を拡張し、検索での信頼度を高める
- LINE公式・ニュースレターでリピーター設計を整え、「来てくれたお客様が戻る仕組み」を作る
この3本柱が機能し始めると、ポータルサイトに支払っていた月数万円が丸ごと利益に変わります。実際の数字で見てみましょう。
「ポータルをやめることが目的ではなく、ポータルがなくても繁盛している状態を先に作ることが目的です。順番を間違えなければ、怖くない。」
ハワードジョイマン(中小企業診断士・MEO集客大全)
「GBPの整備を始めてから6ヶ月で、売上が開業前の2倍以上になりました。ROIが18,205%というのは、自分でも信じられない数字です。」
ラーメン店オーナー(支援開始6ヶ月後)
上記のラーメン店オーナーは、GBP最適化を軸に施策を組み立て、6ヶ月で売上+113%・ROI+18,205%を達成しました。同様に、カフェ(12ヶ月で売上+142%)、居酒屋(8ヶ月で売上+222%)、寿司店(10ヶ月で売上+185%)と、飲食店を中心に多くのオーナーが「ポータル依存ゼロ」に近い状態へ移行しています。
共通しているのは、「GBPの商品欄の整備」という小さな一歩から着手して、並行して残り2本の柱を育てたこと。そして、ポータルを解約したのは「3本柱が機能している」と確認できてからだという点です。
まとめ:今日登録する1品が、ポータル卒業への第一歩
Googleビジネスプロフィールの「商品」欄への写真付きメニュー登録は、難しい技術は必要ありません。オーナー認証・写真・原稿の3点を準備し、STEP1〜4の手順で進めれば、今日中に完了できます。
ただし、登録して満足してしまうのが一番もったいない。大事なのはその先——GBP・Instagram・LINEの3本柱を並行して育て、6ヶ月後に「ポータルがなくても集客できている状態」を作ること。それが、掲載料値上げに振り回されない、利益が手元に残る経営への道です。
「どこから手をつければいいかわからない」「自分の店に合った優先順位を知りたい」という方は、まずGBPの商品欄を1品だけ登録してみてください。その小さな一歩が、ポータル依存から抜け出すための確かなスタートになります。
ぜひ、参考にしてみてください。