業態転換「個性を活かす」時代

こんにちは
ハワードジョイマンです。

7月15日がジョイ子の誕生日だったのですが、平日なので、昨日日曜日にケーキを買って前祝いをしました。

久しぶりのケーキでみんなでニッコリ(^-^)/

それにしても、ケーキ屋さんは1個800円とか950円のケーキが中心なのですが、店内満席で持ち帰りもひっきりなしにやってくる地元の人気店。この日もめちゃくちゃ混んでました。

安くてもお客さんが来ないお店が多い中、こうしたお店はちゃんと選ばれます。お店が乱立する時代において、お店の存在価値をしっかり作れるお店が、これからの時代も生き残ることができます。

ということで今日は、昨日に引き続き、お店の在り方をちゃんと考えるキッカケにしていただければと思います。ということで、お店の価値を生み出すリニューアル(業態転換)について考えてみましょう!

目次

白髪ボカシ専門店へのリニューアルで繁盛

カットカラーパーマなんでもあるどこにでもある美容室だったが、白髪ボカシ専門店にリニューアルしてから時間単価もアップして、繁盛するようになりました。

一人当たり時間単価がちゃんと取れるようになったので、長時間労働環境から適正時間の労働環境に改善することができて、スタッフの定着率も上がったのです。

スタンスを明確にした美容室が選ばれている

他にも白髪ボカシなど自分のお店のスタンスを明確にしたり、白髪活かし美容室や癖毛を活かす美容室など、自分たちのスタンスを明確化して、存在価値を使っている美容室があります。

坐禅会を通じて独自の存在価値を構築

また、坐禅が個人的に好きな美容室経営者が、「時々座禅して瞑想するのよ」とお客さんに話したところ、「私も座禅してみたいです」という興味のある方がおり、定期的に座禅会を開催するようになりました。

それが今ではその座禅会が人気になり美容室としても「外見も内面も清く美しく」をコンセプトに独自の存在価値を生み出しています。

夜型から昼型へ、飲食店のスタイル変化

飲食店でも、単なる居酒屋から、年齢とともに夜型から昼型にシフトして一汁七菜の彩り御膳を中心とした美味しいものを少しずつ色々食べたい方から人気のお店になったお店もあります。

味噌汁が主役のお店の魅力

味噌汁が主役のお店は、五種類の味噌と七種類の具材が定期的に入れ替わり、いつも何十種類の組み合わせにより、味噌汁の楽しみや奥深さを体験できるお店です。

筋肉食堂に見る明確なコンセプト

八年前くらいですが六本木に住んでいた時に、近くに筋肉食堂さんがありました。ここもその名の通り筋肉に良い食材を使ったメニューで今では都内に何店舗も増えてます。

コンセプトが明確なお店は繁盛する

このようにコンセプトが明確なお店は存在価値があるので、お店も繁盛しやすいです。

業態を考え、唯一無二の存在価値を

あなたのお店も業態を考えて、固有の存在価値のあるお店を作っていきましょう。

スタンスの明確さ

どの店も「なんでもやります」「誰でもどうぞ」ではなく、こういう人のために、こういう価値を提供するという姿勢が明確。結果として、顧客の記憶に残り、紹介や口コミが生まれやすいです。

例:「白髪を隠すのではなく活かしたい人へ」「筋肉を育てたい人のための食堂」「外見も内面も整える美容室」

ターゲットの絞り込み

成功しているお店ほど、大衆向けをやめ、誰の課題に寄り添うかを明確にしています。人数は少なくても、熱量の高いファンが付く仕組みです。これが人口減少時代のお店作りの基本になってきます。

例:「四十代から六十代の白髪に悩む女性」「筋トレ愛好者」「一汁七菜を好むシニアや女性層」

メニューを絞り込めと言っているのではありません。どんなお客さんのための、どんなご利益を提供できるお店なのか?と考えた時に、そのお客さんにとってベストマッチなお店を作ることが大事で、その時に、そのお客さんにマッチするメニューである必要があるということです。

商品やメニューに「思想」がある

商品に思想や哲学、物語性がある。その結果、お客様は「ただ食べた」「切った」以上の共感体験を得ています。

例:「白髪は恥じゃない。魅力になる」「味噌汁は、心と体を整えるもの」「髪型とは、自分を肯定する手段」

このように独自の思想や世界観に基づく提案が、コンセプトとなり他店とは一線を画す、独自の魅力のあるお店作りができるようになるのです。

言語化がうまい

そして、こうしたコンセプトが明確な業態運営とともに、それをお客さんに伝える「キャッチコピー、店名、メニュー名、SNS投稿文」などなど、すべてにおいてわかりやすく、覚えやすく、感情に響く言葉が使われている。これが顧客の記憶のフックになります。

例:「筋肉食堂」「外見も内面も清く美しく」「くせ毛を活かす」

コンセプトと世界観の統一

内装、メニュー、接客、SNS、チラシ、すべてが同じ世界観で構成されていることにより、顧客が「ここは自分の居場所」と感じる理由になります。

例:「座禅サロンは、静か・和・禅・余白の世界観」「味噌汁専門店は、木・器・発酵・和の演出で統一」「白髪ぼかしサロンは、落ち着いた照明・会話少なめ・大人向けのトーン設計」

共感されやすい背景ストーリー

店主の想いやこの店をやっている理由が人間味があり、共感されやすい。お客様が物語のファンになる構造を持っている。

例:「店主が白髪に悩んできたからこそ活かすを始めた」「坐禅が好きすぎて始めたらお客様が共感してくれた」「筋肉を鍛える人のために自分が食べたいものを出している」

リピートしやすい仕組みがある

単に美味しい、うまい、良かっただけでなく、継続する理由がある。結果的にリピート率が高い。

例:「味噌汁の具材や味噌が定期的に入れ替わる」「髪質改善は数ヶ月かけて変化を実感」「座禅会の定期開催がコミュニティ化」

共通まとめ「選ばれるお店」ではなく「共鳴されるお店」へ

繁盛するお店の共通点は、単なる機能や便利さではなく、価値観、世界観、生き方への共感と共鳴が存在していることです。

あなたのお店も

誰に、何を届けたいのか

その想いを、どう表現して伝えるのか

商品や空間に、どれだけ自分らしさを込められているか

この三点を磨くことで、個性が繁盛につながるお店になります。

明日は、個性について更に深掘りしていきます。

業態を変えるのではなく、進化させる

とはいえ、いざ「業態をリニューアルしよう」と思っても、何をどう見直せばよいのか分からない…という方も多いはずです。

大切なのは、「感覚」ではなく「構造」から見直すこと。 そして、誰かと一緒に考えられる環境に身を置くことです。

・今の業態は、このままで本当に大丈夫なのか?
・価格設定や導線設計は時代に合っているか?
・リピーターが減ってきている気がするけれど、何が原因か分からない…

そんな「なんとなくの違和感」や「モヤモヤした課題」がある方へ、 今、私が届けたいのは――

「今のやり方”を大きく変えなくても、利益と満足度を高めるための視点と仕組み」について、まとめた内容です。

これまで1,000店舗以上を支援してきた経験から、 「どんなお店が残り、どんなお店が消えていくのか」 その明確な法則と、実践のヒントを詰め込みました。

これからも長くお店を続けていきたい方は、ぜひ一度こちらをご覧ください。

site.haward-joyman.com/p/2B2Ax9XHyDqs

あなたのお店にも、まだまだ眠っている「伸びしろ」がめtっやあるかもしれません。

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この記事を書いた人

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 代表取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

1975年 静岡県清水市生まれ(現在:静岡市清水区)
自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしていることから、小さい頃より受付台にたち、商売を学ぶ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を経験。活動中は、九州松早グループの運営するファミリーマートのCMに出演。急性膵炎による父の急死により大学卒業後、清水市役所に奉職。

市役所在職中に中小企業診断士の取得を始める。昼間は市役所で働き、夜は診断士の受験勉強。そして、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの現場修行を経験。6年間の試験勉強を経て、中小企業診断士資格を取得。

取得を契機に7年目で市役所退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立。

お笑い芸人として活動していた経験から、小売店や飲食店、美容室、整体院の客数増加や店内販売活動に、お笑い芸人の思考法や行動スタイル、漫才の手法などを取り入れることで、クライアントの業績が着実に向上していく。

こうした実績を積み上がるに従い、信奉者が増える。独自の繁盛店メソッド「笑人の繁盛術」の考え方で、コンサルティングを行う。

発行するメールマガジンは、専門用語を使わない分かりやすい内容から、メルマガ読者からの業績アップ報告が多く、読者総数は1万人を超える。

会員制コンサルティングサポート「増益繁盛クラブ」を運営。人気テレビ番組ガイアの夜明けにも取り上げられるなど注目を浴びる。これまで北は北海道から南は沖縄、そして、アメリカからも参加する方がいるなど、多くの方が実践を続けている。

コンサルタントが購読する「企業診断」(同友館)からもコンサルタントに向けた連載を依頼されるなど、コンサルタントのコンサルタントとしても活躍中。

どんなに仕事が忙しくとも毎月1回の先祖のお墓参りを大事にしている。家族を愛するマーケッター。

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