飲食店が今日から客単価を200円アップする5つの裏技
「売上を上げたいけれど、どこから手をつけていいかわからない…」
そんな悩みを抱えている飲食店経営者の方、実は客単価を200円上げることは、思っているよりもずっと簡単です。
新規のお客様を呼び込むために高額な広告費をかける必要はありません。来店してくださっているお客様に、もう少しだけお金を使っていただく工夫をするだけで、驚くほど売上は変わります。
今日ご紹介する5つの裏技は、すべて実際の店舗で効果が実証済み。しかも、今日から実践できる内容ばかりです。
なぜ客単価アップが重要なのか?
まず、客単価200円アップがどれほどのインパクトがあるか計算してみましょう。
月間来店者数300人の店舗の場合:
- 200円 × 300人 = 60,000円/月
- 60,000円 × 12ヶ月 = 720,000円/年
たった200円の客単価アップで、年間72万円もの売上増加が実現できるのです。
しかも、客単価アップの素晴らしいところは、原価がほとんどかからないこと。新規集客のように広告費もかかりません。
【裏技1】セットメニューの表記順序を変える
最も簡単で即効性があるのが、メニュー表記の順序変更です。
【従来の表記】
ハンバーグ定食 1,200円
ハンバーグ定食セット 1,500円
(サラダ・スープ・デザート付き)
【改善後の表記】
ハンバーグ定食セット 1,500円
(サラダ・スープ・デザート付き)
通常:1,800円→特別価格:1,500円
ハンバーグ定食(単品) 1,200円
なぜ効果があるのか?
人の視線は上から下に動きます。最初に目に入るものを「基準」として判断するため、セットメニューを上に配置することで、お客様の選択基準がセットになります。
さらに、通常価格を併記することで「お得感」を演出。単品よりもセットの方が価値があることを明確に伝えられます。
実際の効果:
- 某定食屋:セット注文率が35% → 68%にアップ
- 平均客単価:1,320円 → 1,480円(160円アップ)
【裏技2】「大盛り」を有料メニュー化する
多くの店舗で「サービス」として行っている大盛り。これを有料化するだけで確実に客単価がアップします。
【改善前】
- 大盛り:無料サービス(お客様に気づかれていない)
【改善後】
■ 増量オプション
・大盛り(1.5倍) +100円
・特盛り(2倍) +200円
・メガ盛り(3倍) +300円
ポイント:
- 段階的な選択肢を用意する
- 「大盛り」だけでなく「特盛り」「メガ盛り」も作る
- 値段は100円刻みで心理的ハードルを下げる
某ラーメン店の事例:
- 大盛り注文率:15%
- 月間売上:15% × 400人 × 100円 = 6,000円アップ
- 年間:72,000円の増収
【裏技3】「おすすめ3品」を必ず答える
「おすすめはありますか?」と聞かれた時、「全部おすすめです」と答えていませんか?これは売上を逃す大きな機会損失です。
【NGな答え方】
- 「全部おすすめです」
- 「何がお好みですか?」
- 「今日のおすすめは…」(1品だけ)
【正解の答え方】 「当店の人気ベスト3をご紹介しますね。」
1位:○○○(理由:○○だから) 2位:○○○(理由:○○だから)
3位:○○○(理由:○○だから)
「この中でしたら、どちらがお好みに近いでしょうか?」
なぜ3品なのか?
- 選択肢が多すぎると迷ってしまう
- 少なすぎると選択の楽しさがない
- 3つは心理学的に「ちょうど良い選択肢数」
実践のコツ:
- 理由を必ずセットで伝える
- 価格帯の異なる3品を選ぶ
- スタッフ全員で統一する
【裏技4】「+100円トッピング」を積極展開
既存メニューに+100円でできるトッピングを充実させることで、確実に客単価をアップできます。
【成功事例】
居酒屋の場合:
■ +100円トッピング
・チーズ追加 +100円
・温泉卵 +100円
・アボカド +100円
・きのこミックス +100円
ラーメン店の場合:
■ トッピング各種
・チャーシュー増し +100円
・メンマ増し +100円
・のり増し +100円
・ねぎ増し +100円
オーダー取りのコツ: 「○○はいかがですか?」ではなく 「チーズとアボカド、どちらか追加されますか?」
このように2択で聞くことで、「追加するかしないか」ではなく「どちらを追加するか」の選択に変わります。
某居酒屋の実績:
- トッピング注文率:20%
- 月間来店者数:500人
- 500人 × 20% × 100円 = 10,000円/月
- 年間120,000円の増収
【裏技5】「デザートメニュー」を別途作成
デザートは利益率が高く、客単価アップの強力な武器です。しかし、通常メニューに埋もれていては注文されません。
【改善ポイント】
- 専用メニューを作成
- A4サイズの見やすいデザートメニュー
- 写真付きで美味しそうに見せる
- 提供タイミングを工夫
- メイン料理と一緒にテーブルに置く
- 食事の途中で「デザートメニューです」と声かけ
- 男性客へのアプローチ
- 男性トイレに「女性に人気のデザートランキング」を掲示
- 「お連れ様はいかがですか?」の声かけ
【成功メニュー例】
■ 女性に人気のデザートランキング
1位:濃厚チョコレートケーキ 400円
2位:季節のフルーツパフェ 500円
3位:手作りティラミス 450円
某イタリアンレストランの事例:
- デザート注文率:8% → 25%
- 平均デザート単価:450円
- 月間効果:500人 × 17% × 450円 = 38,250円
- 年間459,000円の増収
5つの裏技の組み合わせ効果
これら5つの裏技を組み合わせることで、相乗効果が生まれます。
【月間来店者数400人の店舗での試算】
- セット注文率アップ:+80円
- 大盛り有料化:+15円(400人×15%×100円÷400人)
- おすすめ3品効果:+30円
- トッピング追加:+20円(400人×20%×100円÷400人)
- デザート注文増:+70円
合計客単価アップ:+215円
年間効果:215円 × 400人 × 12ヶ月 = 1,032,000円
今すぐ実践するための3ステップ
ステップ1:現状を把握する(1日目)
- 現在の平均客単価を計算
- セット注文率を調査
- デザート注文率をチェック
ステップ2:メニュー改善(2-3日目)
- セットメニューの表記順序を変更
- +100円トッピングメニューを作成
- デザートメニューを別途作成
ステップ3:スタッフ教育(4-5日目)
- おすすめ3品の統一
- 声かけタイミングの練習
- トッピング提案の練習
成功するための注意点
失敗する店舗の共通点:
- 一度に全てを変更しようとする
- スタッフに教育せずに始める
- 効果測定をしない
成功する店舗の共通点:
- 1つずつ着実に実施
- スタッフ全員で取り組む
- 数字で効果を確認
まとめ
今回ご紹介した5つの裏技は、どれも今日から実践できる内容です。
特に効果が高いのは「セットメニューの表記変更」と「デザートメニューの分離」。この2つだけでも150円程度の客単価アップは十分に可能です。
大切なのは、完璧を目指さず、まず始めること。
小さな改善の積み重ねが、やがて大きな売上アップにつながります。
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