月商200万の店が300万になった「メニュー表記」たった1つの変更

【実例公開】月商200万の店が300万になった「メニュー表記」たった1つの変更

「メニューを変えても売上が上がらない…」 「お客様が注文するのはいつも安いメニューばかり…」 「高単価メニューを作っても全然注文されない…」

そんな悩みを抱えている飲食店経営者の方に、衝撃的な事実をお伝えします。

実は、メニューの内容を一切変えずに、表記方法を変えるだけで売上が1.5倍になった店舗があります。

変更したのは、たった1つ。セットメニューの表記順序だけです。

今日は、この驚くべき成功事例を詳しく解剖し、あなたの店舗でも明日から実践できる「売上直結メニュー改善法」をお伝えします。

目次

衝撃の実例:表記順序を変えただけで月商100万円アップ

【成功事例:イタリアンレストラン「パスタ・アモーレ」】

店舗概要:

  • 立地:駅から徒歩5分の住宅街
  • 席数:32席
  • スタッフ:4名
  • 客層:30〜40代のファミリー層

【改善前の状況】

  • 月商:198万円
  • 平均客単価:1,680円
  • 月間来客数:1,178名
  • セット注文率:28%

【メニュー表記(改善前)】

■ パスタメニュー
ペペロンチーノ       980円
カルボナーラ       1,280円
ボロネーゼ        1,380円

ペペロンチーノセット   1,480円
(サラダ・スープ・ドリンク付き)

カルボナーラセット    1,780円
(サラダ・スープ・ドリンク付き)

ボロネーゼセット     1,880円
(サラダ・スープ・ドリンク付き)

【メニュー表記(改善後)】

■ おすすめセット
ペペロンチーノセット   1,480円
(サラダ・スープ・ドリンク付き)
通常1,760円のところ280円お得!

カルボナーラセット    1,780円
(サラダ・スープ・ドリンク付き)
通常2,060円のところ280円お得!

ボロネーゼセット     1,880円
(サラダ・スープ・ドリンク付き)
通常2,160円のところ280円お得!

■ パスタ単品
ペペロンチーノ       980円
カルボナーラ       1,280円
ボロネーゼ        1,380円

【結果(改善後2ヶ月目)】

  • 月商:304万円(+106万円、153%アップ)
  • 平均客単価:2,520円(+840円、150%アップ)
  • 月間来客数:1,206名(微増)
  • セット注文率:74%(+46ポイント)

たった1つの変更で、年間1,272万円の売上アップを実現!

なぜこれほど劇的な効果があったのか?3つの心理学的理由

理由1:アンカリング効果(基準点の設定)

人は最初に目にした情報を「基準」として判断する心理的傾向があります。

【改善前】 お客様の思考:「980円のパスタがあるから、これが基準かな。セットは500円高いな…」

【改善後】 お客様の思考:「1,480円のセットが基準か。しかも280円もお得なのね。単品だと物足りないかも…」

最初に見るメニューが「基準価格」となるため、セットメニューを先に表示することで、お客様の価格基準が上がります。

理由2:損失回避の心理

人は「得をする」よりも「損をしない」ことを重視する傾向があります。

【改善後のお客様心理】 「単品を頼んで、あとからサラダやドリンクを追加したら、結局2,000円以上になってしまう。それなら最初からセットにした方が280円も得だわ。」

お得感を数字で明示することで、「損をしたくない」という心理が働き、セット注文が増加します。

理由3:視線誘導の最適化

人の視線は上から下へ、左から右へ動きます。最も目立つ位置に配置されたメニューが選ばれやすくなります。

【視線の動き分析】

  1. 最初に目に入る:おすすめセット
  2. お得感を認識:通常価格との比較
  3. 選択肢を比較:3つのセットメニューから選択
  4. 最終確認:単品メニューと比較

この流れにより、自然にセットメニューが選択されやすくなります。

売上直結メニュー改善の5つの黄金ルール

ルール1:「売りたいメニューを上に配置」の法則

【配置の優先順位】

  1. 最上段:最も利益率の高いメニュー
  2. 2段目:セットメニューやおすすめメニュー
  3. 3段目以降:基本メニューや単品

【実践例:居酒屋の場合】

■ 今夜のおすすめコース
飲み放題付きコース    3,500円
(お料理7品+120分飲み放題)

■ 単品メニュー
生ビール          480円
ハイボール         380円
...

ルール2:「お得感の数値化」の法則

抽象的な「お得」ではなく、具体的な金額でお得感を表現します。

【NG例】 「セットでお得!」「まとめてお安く!」

【OK例】 「通常2,160円のところ1,880円!280円お得!」 「単品で注文すると2,400円のところ、セットなら1,980円!」

【お得感演出のテクニック】

  • 通常価格を併記する
  • 割引額を明確に表示する
  • 「○○円お得!」という表現を使う
  • パーセント表示も効果的(「15%OFF」など)

ルール3:「3つの選択肢」の法則

心理学的に、人は3つの選択肢があると真ん中を選びやすくなります。

【3段階価格設定の例】

■ ランチセット
ライトセット    980円(メイン+ライス)
スタンダードセット 1,480円(メイン+ライス+サラダ+スープ)
プレミアムセット  1,980円(メイン+ライス+サラダ+スープ+デザート+ドリンク)

多くのお客様が真ん中のスタンダードセット(1,480円)を選び、結果として客単価がアップします。

ルール4:「視覚的強調」の法則

重要なメニューは視覚的に目立たせます。

【視覚的強調のテクニック】

  • フォントサイズ:おすすめメニューは1.2〜1.5倍のサイズ
  • 色の使用:赤やオレンジで注目を集める
  • 枠線:重要メニューを枠で囲む
  • 余白:周りに十分な余白を設ける
  • アイコン:「おすすめ」「人気No.1」などのマーク

ルール5:「限定性の演出」の法則

希少性や特別感を演出することで、価値を高めます。

【限定性演出の例】

  • 「平日限定」「土日限定」
  • 「1日10食限定」「夜のみ」
  • 「シェフおすすめ」「当店自慢の」
  • 「季節限定」「期間限定」

業種別メニュー改善事例

【居酒屋の成功事例】

改善前の問題点:

  • 単品注文が多く、客単価が低い
  • コース注文率が20%程度

改善後のメニュー構成:

■ おすすめコース
お得な飲み放題コース   3,500円
(お料理8品+120分飲み放題)
単品で注文すると4,800円のところ1,300円お得!

プレミアムコース     4,500円
(厳選お料理10品+120分飲み放題)
単品で注文すると6,200円のところ1,700円お得!

■ 単品メニュー
...

結果:

  • コース注文率:20% → 68%
  • 平均客単価:2,800円 → 3,650円(+850円)

【カフェの成功事例】

改善前の問題点:

  • ドリンク単品注文が多い
  • フードメニューの注文が少ない

改善後のメニュー構成:

■ おすすめセット
モーニングセット     780円
(ドリンク+トースト+サラダ)
通常1,050円のところ270円お得!

ランチセット      1,280円
(パスタ+ドリンク+ミニサラダ)
通常1,580円のところ300円お得!

■ ドリンク単品
コーヒー         380円
...

結果:

  • セット注文率:15% → 62%
  • 平均客単価:450円 → 720円(+270円)

【ラーメン店の成功事例】

改善前の問題点:

  • ラーメン単品注文がほとんど
  • サイドメニューが注文されない

改善後のメニュー構成:

■ お得なセット
ラーメン+餃子セット   1,180円
(通常1,380円のところ200円お得!)

ラーメン+チャーハンセット 1,380円
(通常1,680円のところ300円お得!)

特盛セット        1,580円
(ラーメン+餃子+チャーハン)
(通常2,080円のところ500円お得!)

■ 単品メニュー
醤油ラーメン        780円
...

結果:

  • セット注文率:8% → 54%
  • 平均客単価:820円 → 1,180円(+360円)

メニュー改善で失敗する5つのパターン

失敗パターン1:お得感が伝わらない表記

NG例: 「ランチセット 1,200円」

改善例: 「ランチセット 1,200円(通常1,450円のところ250円お得!)」

失敗パターン2:選択肢が多すぎる

問題: 選択肢が5つ以上あると、お客様が迷ってしまう 解決策: 3つの選択肢に絞り、「松竹梅」の構成にする

失敗パターン3:視覚的に見にくい

問題: 文字が小さい、色が薄い、レイアウトが複雑 解決策: シンプルで読みやすいデザインにする

失敗パターン4:価格設定が中途半端

問題: 単品とセットの価格差が小さすぎる 解決策: 明確なお得感が伝わる価格差を設ける

失敗パターン5:一度に全部変更する

問題: どの変更が効果的だったかわからない 解決策: 段階的に変更し、効果を測定する

今すぐできるメニュー改善チェックリスト

【今日できること】

□ 現在のメニューの注文データを確認する □ 最も売りたいメニューを特定する □ セットメニューと単品の価格差を計算する

【明日からできること】

□ セットメニューを最上段に移動する □ お得感を数値で表現する □ 視覚的強調(色、枠線)を加える

【1週間以内にできること】

□ 新しいメニューを印刷・設置する □ スタッフにセット提案を指導する □ 注文データの変化を記録開始

【効果測定のポイント】

  • セット注文率の変化
  • 平均客単価の変化
  • 日別・時間帯別の傾向
  • お客様の反応

メニュー改善の投資対効果

【改善にかかるコスト】

  • メニューデザイン:0円〜10,000円(自作の場合は0円)
  • 印刷費:2,000円〜5,000円
  • 時間コスト:半日程度

【期待できる効果(月間来客数300人の店舗の場合)】

  • 客単価300円アップ:月9万円、年108万円の増収
  • 客単価500円アップ:月15万円、年180万円の増収
  • 客単価800円アップ:月24万円、年288万円の増収

投資回収期間:約1週間〜1ヶ月

これほど費用対効果の高い改善策は他にありません。

メニュー改善を成功させる3つの秘訣

秘訣1:お客様目線で考える

【確認ポイント】

  • パッと見て、どのメニューに目が行くか?
  • お得感が伝わるか?
  • 注文しやすい価格設定か?

秘訣2:データで効果を測定する

【測定すべき数値】

  • 時間帯別の注文データ
  • メニュー別の注文率
  • 平均客単価の推移
  • セット注文率の変化

秘訣3:継続的に改善する

メニュー改善は一度きりではありません。

【継続改善のサイクル】

  1. 現状分析
  2. 仮説設定
  3. 改善実施
  4. 効果測定
  5. 次の改善へ

まとめ:メニュー表記の変更は最も確実な売上アップ法

メニュー表記の改善は、最小の投資で最大の効果を生み出す売上向上策です。

【メニュー改善のメリット】 ✅ 投資コストがほぼゼロ ✅ 即効性がある(1週間で効果実感) ✅ 継続的な効果が期待できる ✅ お客様満足度も向上する ✅ スタッフの教育コストが不要

【重要なポイント】

  • セットメニューを上段に配置
  • お得感を数値で明確に表現
  • 3つの選択肢で構成
  • 視覚的に見やすくデザイン
  • 効果測定を継続する

明日から、まずは1つのメニュー表記を変更してみてください。きっと、その効果の大きさに驚かれるはずです。

商品やサービスの内容を変えなくても、「見せ方」を変えるだけで売上は大きく向上します。これこそが、メニュー改善の真の威力なのです。


売上に直結するメニュー改善の全ノウハウ

今回ご紹介したセット表記の順序変更は、メニュー改善の手法のほんの一部です。

実際に月商を大幅にアップさせている店舗では、さらに多くの高度なテクニックを組み合わせて使っています。

たとえば…

心理学を活用した価格設定の科学的手法 ✅ 注文率を3倍にする商品説明の書き方 ✅ 客単価を自然にアップさせるメニュー構成術 ✅ 季節や時間帯に応じた動的メニュー戦略 ✅ 競合との差別化を図る独自性の演出方法

これらの手法を駆使することで、同じ立地・同じ商品でありながら、競合店舗を大きく上回る売上を実現することが可能になります。

「もっと詳しいメニュー改善手法を知りたい」「確実に結果を出したい」「競合に差をつけたい」

そんな本気で売上アップを目指す飲食店経営者の方に、プロが実際に使っている売上直結メニュー改善の全ノウハウを詳しくお伝えする機会をご用意しています。

[>>> 売上直結メニュー改善の秘密を詳しく見る <<<]

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

1975年 静岡県清水市生まれ(現在:静岡市清水区)
自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしていることから、小さい頃より受付台にたち、商売を学ぶ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を経験。活動中は、九州松早グループの運営するファミリーマートのCMに出演。急性膵炎による父の急死により大学卒業後、清水市役所に奉職。

市役所在職中に中小企業診断士の取得を始める。昼間は市役所で働き、夜は診断士の受験勉強。そして、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの現場修行を経験。6年間の試験勉強を経て、中小企業診断士資格を取得。

取得を契機に7年目で市役所退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立。

お笑い芸人として活動していた経験から、小売店や飲食店、美容室、整体院の客数増加や店内販売活動に、お笑い芸人の思考法や行動スタイル、漫才の手法などを取り入れることで、クライアントの業績が着実に向上していく。

こうした実績を積み上がるに従い、信奉者が増える。独自の繁盛店メソッド「笑人の繁盛術」の考え方で、コンサルティングを行う。

発行するメールマガジンは、専門用語を使わない分かりやすい内容から、メルマガ読者からの業績アップ報告が多く、読者総数は1万人を超える。

会員制コンサルティングサポート「増益繁盛クラブ」を運営。人気テレビ番組ガイアの夜明けにも取り上げられるなど注目を浴びる。これまで北は北海道から南は沖縄、そして、アメリカからも参加する方がいるなど、多くの方が実践を続けている。

コンサルタントが購読する「企業診断」(同友館)からもコンサルタントに向けた連載を依頼されるなど、コンサルタントのコンサルタントとしても活躍中。

どんなに仕事が忙しくとも毎月1回の先祖のお墓参りを大事にしている。家族を愛するマーケッター。

コメント

コメントする

目次