15.来店間隔の適正化だけで年間売上が30%アップする店舗運営術
目次
来店間隔適正化の威力
来店間隔を適正化するだけで、
店舗の売上は劇的に向上します。たとえば:
美容室での事例
- 40日周期→30日周期に短縮
- 年間来店回数:9回→12回(3回増加)
- 客単価4,000円の場合:1人あたり年間12,000円の増収
- 300人の顧客で:450万円の売上アップ
業種別の適正間隔提案
美容室:30日周期の重要性
美容師として適正な髪の状態を維持するために、
プロとして次回来店時期を明確に伝える必要があります。
お客様任せにすると自分の感覚で40日以上延びてしまい、
結果的に失客につながることも。
飲食店:季節提案システム
- 春野菜の天ぷらなど季節メニューの告知
- 旬の食材情報を事前に顧客に伝達
- 予約の取りやすいタイミングでの誘導
効果的な来店促進の仕組み
1. プロとしての提案力
単に「また来てください」ではなく、
「〇〇日後に来ていただくと最適な状態を維持できます」
という専門的な根拠を示した提案
2. 顧客リスト活用
- ハガキDM:反応率10-20%
- LINE@:コスト効率が高く、リアルタイム配信可能
- 顧客情報収集:「優待券をお送りするので住所を教えてください」
3. きっかけ作りの重要性
お客様の87%は衝動買いのため、
適切なタイミングでのアプローチが重要:
- 季節イベント(バレンタイン、節分など)
- 新商品・新メニュー情報
- スタッフの個人的な話題
4. 複数アプローチの設計
- 今月・来月・再来月使えるクーポン3枚セット
- 3ステップポイントカード(3回来店で常連化)
- 物品預かりサービス(ゴルフクラブ預かりなど)
実践のポイント
データに基づく戦略
- 現在の来店間隔を正確に把握
- 業種別適正間隔の設定
- 改善効果の数値化
顧客の行動心理を理解
- お客様は専門家からの提案を求めている
- 明確な理由があれば行動しやすい
- 良い体験の印象を強化することで再来店率向上
来店間隔の適正化は、
新規顧客獲得よりもコストパフォーマンスが高く、
確実に売上向上につながる重要な戦略です。
プロとしての専門性を活かした提案で、
顧客との長期的な関係構築を図りましょう。
この記事を書いた人
・有限会社繁盛店研究所 代表取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・繁盛店グループ総代表
・コピーライター
・中小企業診断士(経済産業省 登録番号402345)
1975年 静岡県清水市生まれ(現在:静岡市清水区) 自営業の家に生まれ、
親戚一同も会社経営をしていることから、小さい頃より受付台にたち、商売を学ぶ。
大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を経験。
活動中は、九州松早グループの運営するファミリーマートのCMに出演。
急性膵炎による父の急死により大学卒業後、清水市役所に奉職。
市役所在職中に中小企業診断士の取得を始める。
昼間は市役所で働き、夜は診断士の受験勉強。
そして、週末は現場経験を積むため
無給でイタリアンレストランでの現場修行を経験。
6年間の試験勉強を経て、中小企業診断士資格を取得。
取得を契機に7年目で市役所退職。
退職後、有限会社繁盛店研究所
(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立。
コンサルタントとして独立後、全く仕事がなく日々思い悩む日々を送る。
食欲もなくなり病気の心配から医者の診察を受けると、
「体に問題はありませんが、商売はうまくいっていますか?」と
医者に商売の心配をされ、帰り道に号泣。
更に、独立以前に毎月ためていた全財産が底をつく。
こうした経験から、店舗経営者でも同じように
資金繰りや集客で悩んでいる方も多いことに気付く。
こうした方達のサポートを通じて、業績の改善、
魅力ある店舗作りのサポートにまい進することを誓う。
お笑い芸人として活動していた経験から、
小売店や飲食店、美容室、整体院の客数増加や
店内販売活動に、お笑い芸人の思考法や行動スタイル
漫才の手法などを取り入れることで、
クライアントの業績が着実に向上していく。
こうした実績を積み上がるに従い、信奉者が増える。
独自のジョイマン式増益繁盛店メソッドの考え方で、コンサルティングを行う。
発行するメールマガジンは、専門用語を使わない分かりやすい内容から、メルマガ読者からの業績アップ報告が多く、読者総数は1万7800人を超える。
会員制コンサルティングサポート「増益繁盛クラブゴールド」を運営。
人気テレビ番組ガイアの夜明けにも取り上げられるなど注目を浴びる。
これまで北は北海道から南は沖縄、そして、海を渡りアメリカ、カナダ、オーストラリア
などの海外からも参加する方がいるなど、多くの方が実践を続けている。
実践的で分かりやすく、すぐに店舗売上のアップに繋がると評判であることから、飲食店や美容室の店舗経営者からの評価も高い。
また、こうしたことから飲食店コンサルタントや美容室コンサルタントが、販促情報や販促アイデアのネタ元(発信源)としてそれらの内容をこっそり真似しているのは、つとに有名な話。
「真の情報を学びたかったらジョイマンの門をたたけ」
と言われるほど、飲食店経営者、美容室経営者の間で口コミになるグル中のグルでもある。
コンサルタントが購読する「企業診断」(同友館)にも、コンサルタントに向けた連載を依頼されるなど、コンサルタントのコンサルタントとしても活躍中。
コンサルタント育成での実績も多数。
現在は、パートナーコンサルタントが所属し、全国の店舗経営者のサポートを行なっているコンサルティングファームの代表としても活動している。
どんなに仕事が忙しくとも毎月1回の先祖のお墓参りを大事にしている。
家族を愛するマーケッター。
コメント