実践事例

工務店が指名検索(社名検索)を増やす方法

お盆が明け、夏の暑さがまだ続く8月下旬。建材の発注や現場管理に追われながら、ふと「今月のホームページ、何件問い合わせが来ただろう」と思い返す社長は多いのではないでしょうか。

検索流入のデータをGoogleアナリティクスで確認すると、サイトには一定数の訪問者はいる。でも問い合わせにはつながっていない。そんな状況が続いている場合、見落としがちな指標があります。それが「指名検索数」、つまり社名や屋号で直接検索してくれるユーザーの数です。

今回は、年間新築8棟規模の工務店が指名検索を意図的に増やすことで、問い合わせの質と受注率を同時に高め、売上・利益を大きく伸ばした成功事例を深掘りしてお伝えします。

📋 この記事でわかること

  1. 指名検索が増えると売上・利益にどう影響するか
  2. 年間8棟規模の工務店が実際に取り組んだ施策の流れ
  3. 指名検索を増やすために今すぐ着手できる再現性のある3つのポイント
  4. 問い合わせの「質」を上げて受注率を高める仕組みの作り方

こんな方におすすめ

  • ✅ ホームページに訪問者はいるのに問い合わせが来ない方
  • ✅ 紹介・OBからの受注が中心で新規客の獲得に不安がある方
  • ✅ 問い合わせはあるが見積もり段階で終わってしまい受注につながらない方
  • ✅ 「いい家を建てているのに、なぜ選ばれないのか」がわからない方
  • ✅ 売上だけでなく利益をしっかり伸ばしたい工務店経営者の方
工務店が指名検索(社名検索)を増やす方法 | 工務店の集客支援サポート

指名検索が増えると「利益」が変わる理由

まず前提として、なぜ指名検索が重要なのかを整理します。

「注文住宅 ○○市」「工務店 おすすめ」といった一般キーワードで検索してくる訪問者は、まだ複数社を比較検討している段階にあります。当然、問い合わせまでのハードルも高く、仮に問い合わせが来ても価格比較で終わるケースが少なくありません。

一方、「株式会社○○工務店」や「○○ホーム 清水区」のように社名で検索してくる人は、すでにあなたの会社を知っていて、改めて調べているユーザーです。この段階のユーザーは、比較よりも「確認」に来ている。つまり、問い合わせ後の受注率が圧倒的に高い。

指名検索が増えるということは、「あなたの会社を選ぶことを頭に入れている人」が増えているということ。そこに問い合わせ導線さえ整っていれば、広告費をほとんどかけずに受注単価の高い新規客を獲得できるようになります。これが、売上より利益を重視する増益繁盛メソッドの根幹にある考え方です。

指名検索数が月12回しかなかった工務店が、具体的な施策で75回まで増やした流れをここまで読んで、「自分の会社の現状数値も気になってきた」という感覚があるのではないでしょうか。ガイドブックでは、検索で見つけられる仕組みから問い合わせ導線の整え方まで、HPから「契約率の高い問い合わせ」を生み出す5つの仕組みを18ページにまとめています。メールアドレスの入力だけで、完全無料でお受け取りいただけます。

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事例紹介:初期課題は「存在を知られていない」こと

今回お伝えするのは、東海エリアで年間新築8棟を手掛ける工務店(創業18年、社員7名)の事例です。地元での施工品質には自信があり、紹介やOB客からの受注は安定していました。ただ、ホームページからの新規問い合わせはほぼゼロ。SUUMOには掲載していましたが、費用対効果が見えず、毎月の掲載料が重くのしかかっている状態でした。

Googleサーチコンソールで指名検索のデータを確認したところ、社名で検索されていた月間回数はわずか12回。つまり「存在は知られているが、気になって調べ直す人がほとんどいない」という状態でした。施工品質は高いのに、それが地域の人に届いていない。社長自身も「いい家を建てているのに、なぜ選ばれないのか」という感覚を長年抱えていたとおっしゃっていました。

実施した施策:3つの「接点づくり」で指名検索を育てる

この工務店で取り組んだのは、大きく分けて3つのアプローチです。

指名検索を増やす STEP 1

Googleビジネスプロフィールの徹底活用(MEO強化)

まず着手したのは、Googleマップ上での存在感を高めることでした。施工写真の定期投稿、Q&Aの整備、口コミへの返信文の改善を実施。地元で「工務店 ○○市」と検索したときにマップ上位に表示されるよう整えました。マップ検索で目に触れた人が「この工務店、いいな」と感じて社名検索する、という流れを作ることが目的です。

⚠️ よくある失敗:写真を1回投稿して放置するケース。Googleは定期的に更新されているプロフィールを評価します。月2〜3回の更新を最低ラインとして習慣化することが重要です。

指名検索を増やす STEP 2

SNSで「人柄」と「施工過程」を継続発信

次に取り組んだのがSNS発信の仕組み化です。ただし、ここで重要なのは「更新頻度」より「何を見せるか」。施工完成写真だけでなく、現場での職人のこだわり、社長が打ち合わせで大切にしていること、お引渡し当日の一コマといった「人が見えるコンテンツ」を意識的に盛り込みました。

工務店がSNSで人柄を見せてファンを増やす方法でも詳しく解説していますが、見込み客が「この社長に頼みたい」と感じてから社名検索するという流れが、質の高い指名検索を生み出します。

⚠️ よくある失敗:完成写真だけを投稿し続けるパターン。「きれいな家を建てる会社はたくさんある」という比較対象のままでは、指名検索にはつながりません。

指名検索を増やす STEP 3

ホームページ上の「信頼コンテンツ」の充実

指名検索してきたユーザーがホームページを訪れたとき、「やっぱりここにお願いしよう」と背中を押すコンテンツが必要です。施工事例の詳細ページ、OB施主インタビュー、家づくりの不安に答えるQ&Aコンテンツなどを整備しました。社名で調べてきた人が「問い合わせ」ボタンを押すまでの動線を、一つ一つ丁寧に整えていきました。

⚠️ よくある失敗:トップページだけ作り込んで、施工事例や代表メッセージが薄いまま放置するケース。指名検索ユーザーは「会社の中身」を確認しに来ています。

✓ ここまでのポイント

  • 指名検索は「比較段階を超えたユーザー」が行う検索で、受注率が高く利益に直結する
  • MEO・SNS・ホームページの信頼コンテンツの3つが連動して、指名検索数は増えていく
  • どの施策も「1回やって終わり」ではなく、定期更新の仕組みを作ることが継続的な成果につながる

MEO・SNS・ホームページの信頼コンテンツという3つの施策を「どの順番で・何から手をつければいいか」が、この記事だけでは見えにくい部分かと思います。ガイドブックでは、訪問者を「相談したい」に変える仕組みと、問い合わせを逃さない導線の設計を具体的に解説しています。完全無料・メールアドレスのみでお受け取りいただけます。

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結果:指名検索数が6倍、月のHP問い合わせが0件から7件へ

施策を開始して約6ヶ月後、この工務店の指名検索数は月間12回から75回へと増加。ホームページからの問い合わせは月0〜1件から月5〜7件に安定しました。

さらに大きな変化があったのは「問い合わせの質」でした。一般キーワードからの問い合わせと比べ、指名検索経由の訪問者は打ち合わせの段階でほぼ価格比較をしない。「御社に頼みたいと思っているのですが」という前提で連絡をくれるため、受注率も大幅に改善したのです。

「年間1棟増えただけでコンサル費用の6倍以上が回収できた」

東海エリア・注文住宅工務店経営者(50代・男性)

注文住宅1棟あたりの粗利は、規模にもよりますが500万円以上になるケースも珍しくありません。月額のコンサルティング費用と比較したとき、年間1棟受注が増えるだけで投資対効果は何倍にもなって返ってくる。この事例がまさにそれを体現しています。

「指名検索が増えるということは、地域の中であなたの会社が"選択肢"から"候補"に昇格しているということです。そこまで来れば、あとはホームページが背中を押す仕事をするだけ。広告費をかけなくても、質の高い問い合わせが自然に増えていきます」

ハワードジョイマン(中小企業診断士・増益繁盛メソッド開発者)

再現性のあるポイント:あなたの工務店でも使える3つの視点

この事例から学べる再現性のある要素を、改めて整理します。

チェックポイント1:今の指名検索数を把握しているか

Googleサーチコンソールの「検索パフォーマンス」で、自社名や屋号での検索回数を確認してください。月間10件以下であれば、地域の見込み客にほとんど認知されていない状態と考えられます。

✅ ポイント:まず現状数値を把握することが改善の出発点です。「何回増えたか」を追うことで、施策の効果が可視化されます。

チェックポイント2:SNSとMEOが連動して「顔を見せる発信」になっているか

施工写真の投稿はあっても、社長や職人の人柄・姿勢が伝わるコンテンツが不足しているケースは非常に多い。地域密着の工務店が最終的に選ばれる理由は「技術」だけでなく「この人に任せたい」という信頼感です。

✅ ポイント:ロゴや名刺・ツールのデザインに一貫性を持たせることと合わせて、オンライン・オフラインで「同じ顔」が見えるブランド体験を整えましょう。

チェックポイント3:指名検索で来たユーザーを問い合わせまで誘導できているか

指名検索数が増えても、ホームページで「問い合わせボタンが見つからない」「施工事例が少ない」「料金の目安すら書いていない」という状態では、せっかくの見込み客を逃します。

✅ ポイント:トップページのファーストビューに問い合わせへの誘導ボタンを設置し、施工事例は最低10件以上、できれば20件以上のページを用意しましょう。

まとめ:指名検索は「ブランド力の通知表」であり、利益の源泉

指名検索数は、地域の中でその工務店がどれだけ「覚えてもらえているか」を示す指標です。この数字が増えるほど、広告費に頼らず質の高い問い合わせが届くようになり、受注単価の維持と利益の安定につながっていきます。

「いい家を建てているのに、なぜ選ばれないのか」という感覚の根本には、多くの場合「存在は知られているが、調べてもらえていない」という状況があります。紹介・OBだけに頼る経営から脱却し、ホームページを起点に指名検索を育てる仕組みを作ることが、売上・利益を大きく伸ばすための確実な一手です。

中小企業診断士として1,000店舗以上の売上アップを支援してきた経験から言えば、工務店が利益を伸ばす最短ルートは「比較されない存在になること」。指名検索を増やすことは、その具体的な第一歩です。

「年間1棟増えただけでコンサル費用の6倍以上が回収できた」という声が示すように、指名検索を育てて月5件以上のHP問い合わせを実現することは、利益を大きく動かします。HP集客サポートサービスでは、WordPressでの集客特化型サイト構築からSEO・Google広告の運用支援まで、6ヶ月間の伴走サポートで仕組みを一緒に作ります。先着5社限定のため、募集状況はサービス案内ページでご確認ください。

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