先日、静岡市内の工務店の社長からこんな連絡がありました。
「ハワードさん、先月から新しい事務所に移転したんですが、Googleマップの住所がまだ古いままで……。お客さんが迷子になってしまったらしくて、問い合わせを取り逃がしたかもしれません」
これ、実はかなりよくある話です。引越し・リフォーム・電話番号の変更など、何かしら変化があったタイミングで、Googleマップの情報を更新し忘れてしまう。もしくは「どこから変えればいいかわからない」と放置してしまう。
Googleマップの情報が古いままだと、お客さんに迷惑をかけるだけでなく、Googleからの信頼も下がります。地図からの問い合わせを取りこぼすのは、紹介だけに頼らない集客の仕組みを壊すことにも直結します。
今回は、私ハワードジョイマンが日々のコンサルティング業務の中で実際に対応している「Googleマップ情報の修正方法」を、一日の作業の流れに沿いながら丁寧にお伝えします。

朝イチの確認作業|Googleビジネスプロフィールにログインする
私の水曜〜土曜は9時始業です。まず朝一番にやることのひとつが、クライアントのGoogleビジネスプロフィール(旧称:Googleマイビジネス)の状態チェックです。
Googleマップの情報を修正するには、このGoogleビジネスプロフィールにアクセスする必要があります。手順はシンプルで、以下の通りです。
- Googleアカウントにログインする(店舗登録時に使ったアカウント)
- ブラウザで「Googleビジネスプロフィール」と検索し、管理画面を開く
- または、Googleマップで自社名を検索し、「ビジネスを管理」ボタンをクリックする
ここで詰まるのが「登録時のアカウントがわからない」というケース。工務店の社長が自分でGoogleマップに登録したものの、当時使ったGmailが複数あってどれかわからなくなる……というのは珍しくありません。その場合は、Googleの「オーナー確認」プロセスで改めて申請することになります。焦らず、ひとつずつ確認しましょう。
午前中の作業|住所・電話番号・営業時間の変更手順
ログインできたら、実際の修正作業に入ります。管理画面の「情報を編集」または各項目の鉛筆アイコンをクリックすると編集できます。
■ 住所の変更方法
「情報」タブから「住所」の項目を選択し、新しい住所を入力します。変更後はGoogleによる審査が入るため、反映まで数日〜2週間ほどかかるケースもあります。ピンの位置(地図上のマーカー)がずれている場合は、「マップ上でピンを調整」から手動で正確な位置に動かしてください。
工務店の場合、モデルハウスや事務所の住所が「自宅兼事務所」だったり、商業施設内だったりすることもあります。Googleのガイドラインでは、実際にお客様が訪問できる場所の住所を登録するよう定められているため、その点も確認しておきましょう。
■ 電話番号の変更方法
「情報」タブ内の「電話」の鉛筆アイコンから変更できます。メインの電話番号とサブの電話番号をそれぞれ設定できます。変更後は、実際にGoogleマップ上で番号が正しく表示されているか、スマートフォンから確認するのが確実です。
■ 営業時間の変更方法
「情報」タブの「営業時間」から曜日ごとに設定できます。工務店の場合、「定休日なし」にしてしまっているケースも見受けられますが、実際の対応時間と異なると、問い合わせがつながらないことへの不満やクレームにつながります。正確な時間帯を設定しておくことが大切です。
祝日の営業時間を別途設定する「特別営業時間」という機能もあります。年末年始やお盆の休業情報をここに登録しておくと、「電話したのにつながらなかった」という離脱を防げます。
昼前後のチェック|修正後に必ずやること
情報を保存したら、それで終わりではありません。私がクライアントに必ず伝えるのが「反映確認」のステップです。
- スマートフォンのGoogleマップで自社名を検索し、変更内容が正しく表示されているか確認する
- 「ルートを調べる」で正しい場所に誘導されるかチェックする(ピンの位置が古いままになっていることがある)
- 電話番号をタップして実際に発信テストする
また、住所変更の場合はGoogleからオーナー確認の葉書や電話が来ることがあります。その確認作業を完了しないと、変更が反映されなかったり、最悪オーナー権限が停止されることもあるため、見逃さないように注意してください。
修正から1〜2週間経っても反映されない場合は、Googleビジネスプロフィールのヘルプページから問い合わせることができます。
午後の作業|ついでにやっておきたいGoogleマップの最適化
情報の修正が完了したら、せっかくなので他の項目も見直しておきましょう。私がコンサルで伴走している工務店の社長に、午後の確認作業としてよくお願いしているのが以下のポイントです。
■ 写真の更新
施工事例の写真が2〜3枚しかない、あるいは数年前に撮ったものだけ……という工務店は非常に多いです。Googleマップの検索結果では、写真が多くて新しいほど印象が良くなりますし、アルゴリズム上も有利とされています。最新の施工写真や外観・内観・スタッフ写真などを定期的に追加していきましょう。
■ ビジネスの説明文の見直し
「創業〇年、地域密着の工務店です」という一文だけで終わっているプロフィールをよく見かけます。どんな家を得意としているか、どんな顧客層に選ばれているか、強みや施工実績を具体的に書くことで、検索したお客様に刺さる情報を届けることができます。
■ 口コミへの返信
口コミをもらっているのに返信していない工務店は、実は損をしています。返信することで誠実な会社という印象を与えられますし、MEO(Googleマップの検索順位)にも良い影響があると言われています。今日届いている口コミに、まず一件返信してみてください。
まとめ|Googleマップの情報を「正確に保つ」ことが集客の土台になる
Googleマップの住所・電話番号・営業時間の修正は、難しい操作ではありません。ただ、「やらないと損をし続ける」という点では、後回しにしてはいけない作業です。
私がよく言うことですが、「いい家を建てているのに、なぜ選ばれないのか」という問いに対する答えのひとつが、こういった情報の精度にあります。Googleマップの情報が不正確なまま、あるいは放置されたままでは、どんなに素晴らしい施工実績があっても、お客様に届く前に離脱されてしまいます。
Googleビジネスプロフィールは、工務店が無料で使える最強の集客ツールのひとつです。住所・電話・営業時間の正確な情報を維持しながら、写真・口コミ・説明文を磨いていくことが、「紹介だけに頼らない集客の仕組みをつくる」ための第一歩です。
中小企業診断士として18年、1,000店舗以上の集客支援に関わってきた私の経験から言えば、Googleマップを整備している工務店とそうでない工務店では、問い合わせ件数に明らかな差が出ます。それほど、地域密着型の工務店にとってMEO対策は効果的な手段です。
「自分でやってみたけど、どこか不安……」「そもそもGoogleビジネスプロフィールをちゃんと設定できているか確認したい」という社長は、ぜひ一度ご相談ください。全国のオンライン・ZOOMでの対応も可能です。
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