「平屋の問い合わせが増えている」と感じている社長、実は多いんですよね。国土交通省の調査によると、新築注文住宅に占める平屋の割合は、ここ10年で約2倍近くに増加しているというデータがあります。かつては「老後のための家」というイメージが強かった平屋ですが、今や30〜40代の子育て世代にも絶大な人気を誇っています。
にもかかわらず、「うちも平屋は建てられるよ」と言いながら、ホームページには2〜3枚の写真があるだけ……という工務店が全国にどれだけあることか。平屋ブームの波に乗れているのは、「見せ方」をきちんと戦略化している工務店だけです。
今回は、私ハワードジョイマンがコンサルティング現場で実際に取り組んでいる「平屋特化のポジショニング戦略」と「施工事例の見せ方」について、じっくりお伝えしていきます。
📋 この記事でわかること
- 平屋に特化したポジショニングがなぜ集客に直結するのか
- 施工事例ページをどう設計すれば問い合わせにつながるか
- SEO・MEO・SNSを組み合わせた平屋集客の実践ステップ
- 実際にHPからの問い合わせが増えた工務店が取り組んだこと
こんな方におすすめ
- ✅ 平屋を得意としているのに問い合わせが少ない社長
- ✅ ホームページに施工事例を載せているが反応がない方
- ✅ 「平屋 〇〇市」などの検索で上位表示されたい方
- ✅ 紹介に頼らず自社サイトから集客できる仕組みをつくりたい方
- ✅ 平屋カテゴリで地域ナンバーワンのポジションを狙いたい方

「平屋もできます」では選ばれない理由
まず正直に言わせてください。「平屋もできます」というスタンスで発信している工務店は、今の時代まったく選ばれません。
なぜか。お客さんの立場で考えてみてください。平屋を建てたいと思った人がGoogleで「平屋 工務店 静岡」と検索します。すると、複数の工務店のサイトが並ぶ。その中に「平屋専門」と謳っているサイトと、「注文住宅・二世帯・平屋・店舗併用・リフォーム……何でもOK!」というサイトがあったとして、どちらに問い合わせたくなるでしょうか?
答えは言うまでもないですよね。
私が支援してきた1,000店舗以上の中小事業者を通じて気づいたことがあります。それは、「専門化すること自体が最大の集客装置になる」という事実です。飲食店でも美容室でも同じで、「何でもできる店」より「〇〇専門店」の方が圧倒的に選ばれやすい。工務店の世界では、この原則がまだまだ活かされていない。
平屋の施工実績が年間2〜3棟あるなら、それを全面に出してポジショニングする価値は十分にあります。「平屋といえば〇〇工務店」という地域での認知をつくることが、問い合わせ数を倍増させる最短ルートです。
❌ よくあるパターン:平屋を「メニューのひとつ」として扱う
- トップページに平屋への言及がほとんどない
- 施工事例が種別混在でどれが平屋か探しにくい
- 「平屋 地域名」の検索でまったく引っかからない
✅ 推奨アプローチ:平屋を「看板商品」として戦略的に見せる
- トップページのファーストビューで平屋の魅力を全面訴求
- 平屋専用の施工事例ページを独立して設ける
- 「平屋 〇〇市」「平屋 自然素材」などの検索キーワードで上位を狙う
施工事例ページが「写真集」で終わってしまう問題
工務店のホームページで最も多い失敗が、施工事例ページが「写真集」になっていることです。
きれいな写真がズラッと並んでいる。でもそれだけ。「延床面積〇〇坪・家族構成:4人・コンセプト:自然素材の平屋」みたいな短い説明文しかない。これでは見た人は「へえ、きれいな家だね」で終わってしまい、問い合わせには至りません。
施工事例ページに必要なのは、「この工務店に頼んだらどうなるか」が具体的にイメージできるストーリーです。私がクライアントの社長に必ずお伝えするのが、以下の要素を盛り込んだ「ストーリー型施工事例」の作り方です。
チェックポイント1:施工事例に「お客さんの声」は入っているか
写真だけでなく、実際に建てたお客さんの言葉が入っているかどうかで、問い合わせ率は大きく変わります。「平屋にして本当によかった。子どもが走り回っても目が届くので安心」のような一言が、次のお客さんの背中を押します。
✅ ポイント:お施主様インタビューを1事例ごとに入れる。写真撮影のタイミングで一緒に声を集める習慣をつくる。
チェックポイント2:「なぜ平屋にしたのか」という文脈があるか
「老後も安心して暮らせる家にしたかった」「子どもと同じ目線で過ごしたかった」といった、施主さんが平屋を選んだ理由が書かれているか。これが検索ユーザーの共感を生み、問い合わせの動機になります。
✅ ポイント:施工事例タイトルにも「50代夫婦の終の棲家・完全バリアフリー平屋」「子育て世代のための中庭のある平屋」など、ターゲット像を反映させる。
チェックポイント3:こだわりポイントが設計・仕様レベルで説明されているか
「吹き抜けを使わずに開放感を出すために、軒を深くとってリビングを南向きに配置した」といった、設計上の工夫が伝わっているか。これが技術力の証明になり、「この工務店は違う」という信頼感につながります。
✅ ポイント:設計士・現場監督の「こだわりコメント」を入れることで、人柄と専門性が同時に伝わる。
✓ ここまでのポイント
- 「平屋もできます」ではなく「平屋といえばここ」というポジションを狙う
- 施工事例ページは「写真集」ではなく「ストーリー+お客様の声」で構成する
- 施工事例タイトル・説明文にターゲット像とキーワードを盛り込む
SEO・MEO・SNSを連動させた平屋集客の5ステップ
施工事例の中身を整えたら、次は「見つけてもらう仕組み」をつくる番です。私が工務店専門の集客支援で使っている5ステップをご紹介します。
平屋集客 STEP 1
「平屋 × 地域名」でSEO対策したランディングページをつくる
まず「平屋 静岡市」「平屋 注文住宅 浜松」のように、地域名と掛け合わせた検索キーワードで上位表示を狙った専用ページをWordPressで作成します。このページには平屋に関するよくある質問、費用目安、施工事例へのリンクをすべて集約させます。
⚠️ よくある失敗:トップページだけを強化しようとして、個別の「平屋専用ページ」を作らないこと。検索エンジンはテーマが明確なページを評価するため、専用ページが必須です。
平屋集客 STEP 2
Googleビジネスプロフィールの「平屋」訴求を強化する
MEO対策として、Googleビジネスプロフィールの事業内容・写真・投稿機能を活用して平屋の施工事例を定期発信します。「平屋 工務店 〇〇市」のローカル検索で上位に表示されることで、比較検討段階のお客さんの目に触れやすくなります。
⚠️ よくある失敗:Googleビジネスプロフィールを登録したまま放置すること。週1回以上の投稿更新が上位表示のカギです。
平屋集客 STEP 3
InstagramとPinterestで「平屋の世界観」を発信する
平屋を検討しているお客さんは、Instagramで「平屋 インテリア」「平屋 外観」「平屋 中庭」などを検索しながらイメージを膨らませています。施工写真をテーマ別・シーズン別に整理して定期投稿するだけで、認知と信頼が積み上がっていきます。
⚠️ よくある失敗:「映え」を意識しすぎて施工事例を出し惜しみすること。完成写真だけでなく、施工途中の写真や素材のアップも信頼感につながります。
平屋集客 STEP 4
問い合わせページに「平屋相談専用フォーム」を設ける
「平屋について相談したい」と思ったお客さんが問い合わせをしやすいように、一般的なお問い合わせフォームとは別に「平屋の家づくり相談フォーム」を設けます。「平屋を考え始めた理由」「希望する広さ」「家族構成」などを入力してもらうことで、商談の質も上がります。
⚠️ よくある失敗:問い合わせフォームが「お名前・メールアドレス・ご要望」の3項目しかない汎用フォームのまま使い続けること。
平屋集客 STEP 5
Google広告で「今すぐ検討中」のお客さんを取りこぼさない
SEOで順位が上がるまでの期間は3〜6ヶ月かかることがあります。その間の集客機会を逃さないために、「平屋 工務店 〇〇市」のキーワードでGoogle広告を小予算から回し始めます。「お金をかけずに集客したい」という気持ちはわかりますが、時間対効果を考えると広告投資は合理的な選択です。
⚠️ よくある失敗:広告文に「注文住宅・リフォーム・店舗・平屋」と詰め込みすぎて、平屋を検討中のお客さんに刺さらないこと。
「広告費を使うことに抵抗がある社長は多いんですが、年間1棟受注が増えれば粗利で500万円以上になる。月額の広告費と比べたら、投資対効果は明らかです。お金をかけずに売上を伸ばすというのは間違いで、広告に投資して集客するのが、社長の労働時間を短縮しながら売上利益を最大化する最適解なんです。」
ハワードジョイマン(中小企業診断士・増益繁盛メソッド 考案者)
実際に平屋特化で問い合わせが増えた工務店の事例
私がこれまで1,000店舗以上の中小事業者の売上アップを支援してきた中で、工務店業界における「特化戦略」の効果は特に顕著です。
ある工務店の社長と最初に話したとき、「うちのサイト、月に問い合わせが0件なんです」とおっしゃっていました。ホームページ自体はあるし、施工写真も掲載している。でも「何でもできる工務店」として情報が羅列されているだけで、誰に向けて何を伝えたいのかがまったく伝わっていませんでした。
そこで一緒に取り組んだのが、平屋の施工実績を前面に押し出したポジショニングの見直しです。施工事例をストーリー型に書き直し、Googleビジネスプロフィールを整備し、平屋専用のランディングページを制作。半年後には月5件以上のHP問い合わせが安定して来るようになりました。
「HPからの問い合わせが月0件から5件以上になった」
注文住宅工務店 経営者(50代)
「年間1棟増えただけでコンサル費用の6倍以上が回収できた」
注文住宅工務店 経営者(40代)
年間1棟の受注増加で、粗利ベースでは500万円以上の増益になるケースが多い。月額66,000円のサポート費用と比べれば、投資対効果は誰が計算しても明らかです。「コンサル費用を払う余裕がない」とおっしゃる社長ほど、受注1棟増えた際のインパクトを過小評価していることが多いです。
「平屋の施工実績がある工務店は全国にたくさんある。でも、『平屋といえばここ』とお客さんに思ってもらえる工務店は、地域に1社いるかどうか。その1社になれた工務店が、値引きをしなくても選ばれる立場になれるんです。」
ハワードジョイマン(中小企業診断士・増益繁盛メソッド 考案者)
まとめ:平屋で地域ナンバーワンを獲りに行く
今回お伝えしたことを整理すると、平屋で差別化するためのポイントは3つです。
まず、「平屋もできます」というスタンスを捨て、「平屋といえばここ」というポジションを明確に打ち出すこと。次に、施工事例ページを写真集ではなく、お客さんの共感とストーリーが詰まったコンテンツとして作り込むこと。そして、SEO・MEO・SNS・広告を組み合わせた5ステップの仕組みで、継続的に問い合わせを生み出すこと。
紹介だけに頼らない集客の仕組みをつくることは、経営の安定だけでなく、社長自身が現場・営業・経営の全部を一人でこなす状態からの脱却にもつながります。「いい家を建てているのに、なぜ選ばれないのか」という理不尽から解放されるために、まず一歩踏み出してみてください。
「どこから手をつければいいかわからない」という社長には、まず無料のガイドブックから読んでみることをおすすめします。年間5棟多く受注するための集客戦略を体系化してまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
【無料】年間5棟多く受注するための集客ガイドブックはこちらから
また、「平屋特化のHP集客を本格的に取り組みたい」という社長は、月額66,000円・同時5社限定のHP集客サポートサービスもご用意しています。枠に限りがありますので、気になる方はお早めにご確認ください。
静岡市清水区を拠点に、全国の工務店経営者をZOOMでサポートしています。まずはお気軽にご相談ください。お待ちしております。