「お笑いほど、商売で役に立つことはない」
こんにちは、
ハワード・ジョイマンです。
今、時代が大きく変わろうとしています。
今まで言われ続けてきたことですが、
心の時代に入っていきます。
東北地方太平洋沖大地震により
一瞬でモノが無くなった光景を目の当たりにし、
多くの人々が「モノ」から「心」に価値を感じ始めています。
そうなんです。
これからの時代は、
モノ(商品)を売る「商人の時代」が終わり、
お客さんの心を豊かにし笑顔にする
「笑人の時代」なんです。
そこで、次回のメールから
平日のみ21回に渡り
「これからの時代に、
圧倒的に楽しく繁盛する店作り
笑人流繁盛術 基礎入門編」
をお届けしますね。
次回からの全21回のメルマガの内容を実践して
小手先ではない骨太の経営思考を身につけて、
多くの方から愛されて圧倒的に繁盛するお店に
なって欲しいと願っています。
今日は、その前夜祭?として(^−^)
私が大好きな「お笑い」をテーマに
繁盛店作りのお話をいたしますね。
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│「お笑いほど、商売で役に立つことはない」その理由とは?
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あなたに質問です。
「あなたは、お笑い番組を見たことがありますか?」
最近は、テレビをつければお笑い芸人が映らない日はありません。
本当にお笑い芸人がもてはやされています。
更に、お笑い芸人が、飲食店を開店し、繁盛させるなど、
その能力を多分野に生かしている人も多数います。
なぜ、お笑いのスキルが商売で役に立つのでしょうか?
今日は、そのお話をしますね。
ただし、注意が1点あります。
私はあなたに、
「面白いことをしゃべれ」と
言っているわけではありません。
「お笑い芸人の考え方や漫才の技法を
繁盛店作りに生かしましょう」
という話をしているのです。
昨今の経済情勢を見れば明らかなように、
モノが溢れ、安くしても売れない時代に
お笑いが重要な理由。
それは、3つの理由からなんです。
■1 台本(仕組み)
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あなたは、漫才を聞いたことがありますか?
よく、「ボケとツッコミ」とか言われますよね。
多くのお客さんが大爆笑の渦に巻き込まれる漫才ですが、
あの漫才の話は、その場で思いついたことを喋っている訳ではありません。
あらかじめ台本があって、その台本どおりにしゃべっているのです。
漫才の構造は、
(1)つかみ → (2)ネタ → (3)オチ
という3段構造になっているんです。
つまり、漫才コンビは、
1 どのように興味を持たせ、
2 話を展開させ、
3 どのタイミングで笑ってもらうか?
この台本を予め構築しているんです。
だから、
お客さんがどのタイミングで
どのような反応をするかも分かっているんですよ。
更には、会場の客層に応じて、
笑いがおき易いようにその場で台本の内容を微調整することも可能。
だから、会場を笑いで満たすことができるんです。
これって、商売も同じですよね。
世の中には、あなたが扱っている商品と似たような商品が溢れる中で
(1:つかみ:認知活動)
◆どのようなきっかけで自分のお店を知って来店してもらい
(2:ネタ:店内販促)
◆来店したお客さんに色々な商品に興味関心を持ってもらい
(3:オチ:商品購入)
◆一度の買物でより沢山商品を買ってもらう必要があります。
↓
そして、末永くお店を利用してもらう。
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これって、商売も漫才の台本と同じですよね。
あなたのお店には、このような「儲かる台本(仕組み)」が
ありますか?
仕組みがない店は、商品が売れないんですよ。
売れないから、
安くしないといけないのではないかと勘違いし、安売りする。
だから、お店に利益が残らなくなりつぶれて行く。
お笑いを知ると、結果として
お店が儲かる仕組みを勉強することができるんです。
笑人塾の会員さんは、儲かる仕組みをお店に取り入れる
ことの重要性を理解しています。
だから、日々着実に実践し、繁盛店へ成長しているんです。
■2 表現と演出力
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お笑い芸人は、表情が豊かですよね。
喜怒哀楽も体の動きや表情で何種類も表現できています。
こうやって場の雰囲気を作り出して、演出しています。
だから、思わず引き込まれ、笑ってしまうんですよね。
まさに、お笑いって「表現と演出」のかたまりなんですよね。
これって、お店でも同じですよね。
◆店構え(外観)
◆店内のBGM
◆照明
◆内装
◆接客
◆商品
◆サービス
◆店内販促(POP・メニューブック)
全て「表現」と「演出」が重要なことですからね。
もし、あなたのお店のスタッフが
表現力や演出力が豊かだったらどうですか?
「ここの場所の照明はもう少し落としてさ・・・、
BGMの音量をあとチョッとだけあげるだけでさ・・・、
他のお客さんを気にせずにカップルが
二人の時間を楽しめる場になると思うんだよね」
「うんうん、いいねーーーーー」
「この商品なんだけどさ、
いつも自分はこの商品と一緒に使っているんだよね。
でも、それぞれは陳列場所が違うじゃない。
だから、一緒に陳列してさ、
組み合わせて1つの商品として売るほうが
もっと売れると思うんだよね。
で、POPもさ、単に商品の紹介ではなくて、
俺が使っているからその自分の体験談を
入れながら紹介したほうがいいと思うんだ」
「いいねーーーーー」
あなたも含めて、スタッフ全員が、
「お客さんを楽しませよう、
喜んでもらえるためにはどうしたら良いか?」
って考えるようになったらどうですか?
凄いでしょ!
そりゃ地域の方から愛される繁盛店になりますよね。
駄目な経営者ほど、自分も理解していないような
学者の分厚いマーケティング本なんかを
スタッフにまで読ませようとするから駄目なんですよね。
「お笑い芸人の漫才のDVDを渡してあげましょうよ」
その方が、楽しく学べて結果が出ますよ。
■3 共同プロジェクト
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お笑い番組を見たことありますか?
バラエティー番組って、出演者だけでなく、裏方さんも含めた
全員の共同作業なんですよね。
司会者がいて、お笑い芸人がいて、
それを批評するコメンテーターがいる。
コメンテーターの中にも
辛口コメンテーターと人情派コメンテーターがいる。
全体の構成を考える構成作家がいて、
時間通りに番組が進んでいるか注意を払うタイムキーパーがいる
そして、それらを統括するディレクターやプロデューサーがいる。
同じ役割の人は2人としていない。
全てが異なる役割を持ち、
1つの番組を作るために一生懸命協力しているんですよね。
互いに悩み、考え、ぶつかり、議論をしながら、
1つの番組を作っているんですよね。
お店作りも同じですよね。
厨房、ホール、広報、仕入れ、
マネージャー
様々な役割の人間が集まり、
1つの目的に向かって、ぶつかりながらも成長していくんですよね。
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ね、いかがでしたか?
こうやって考えると、
お笑いって、馬鹿げている訳じゃないって分かりますよね。
すごく商売に役に立つんです。
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さっきも話しましたが、例えば、表現や演出を学ぶだけで、
売れるPOPが作れるようになる。
すると、お客さんの数が増えなくても、今の客数だって、
1人あたりの買物点数がアップするから売上が伸びるんですよね。
さあ!あなたの会社も「お笑い芸人の考え方や漫才の技法」を
取り入れてみましょう!
きっと、「地域の方から愛される圧倒的な繁盛店」になるはずです。
次回からの全21回の配信もすごく役立ちますから、
必ず学んだら実践してくださいね。
応援しています!
笑人塾 ハワード・ジョイマン
【ジョイマンの編集後記『ジョイマンの楽書き帳』】
お店の経営は、ライバル同士の潰しあいだ!
「戦略だ!」「ライバルを徹底的に潰しまくれ」
と言っている経営者は、
商売が本当に果たすべき役割に気付いていません。
飲食業というのは、料理を提供することが仕事ではなく、
お客様の健康と楽しい毎日をサポートするのが
本来の姿です。
小売店は、商品を提供するのが仕事ではなく、
お客さんの豊かで楽しい暮らしをサポートするのが
本来の姿です。
その軸がずれると、
年初のグルーポンのような事件を起こしたり、
今、問題となっている食中毒の事件が起こりえるのです。
戦争の先には、何も幸せなどは無いのです。
経営とは戦争ではありません。
人の幸せを応援することなのです。
だから、笑人として、日々を活動して欲しいのです。
応援しています。
笑人 ハワード・ジョイマン