入店率を上げて客数を増やす「つかみ」の技術
今日、植木屋さんが来ています。
その為、祖母の手伝いをしていて気づいたのですが、
植物は大地に沢山の根をはり生きているんですね。
改めて、植物の知恵に感服です。
私たちも、世代を受け継ぐ根を張ると共に、
1つの集客方法に固執するのではなく、
強固な経営基盤の構築のために、
様々な複数の根を張ることが大切ですね。
商圏内には既にライバル店がひしめき合っていて、
どうやったら自分の店を利用してもらえるのか?
日々、考えを巡らせているのではないでしょうか?
私は、自らのお笑い芸人としての経験を元に、
現在、お笑い芸人として活躍している人たちが、
どうやって、多くのファンを獲得しているのか?
その方法をビジネスで活用できる形に落とし込んで、
毎回お話しています。
前回、漫才の構成のお話をしたのですが覚えていますか?
漫才は、多くのお客さんの興味関心を引き、笑いを得るために、
「つかみ⇒ネタ⇒オチ」という3段構成で話を構成しているんですね。
この中でも、「つかみ」が一番大事なんです。
「つかみ」は、舞台に上がって最初にやるギャグなんですが、
ここでお客さんの心をつかめるかどうかが、その後の笑いの量に関わってくるんです。
「つかみ」が上手くいけば、どんどんお客さんは笑いますし、
「つかみ」が失敗すれば、その後、どんなに面白いことを言っても、
笑ってもらえないのですね。
店舗経営でも同じことが言えるんです。
「つかみ」とは、まさにお店や商品に対する第1印象です。
第1印象が良いと、そのお店を利用してくれたり、商品を買ってくれます。
例えば、外観が素敵な雑貨屋を見つけると、すぐに入りたくなります。
入り口が汚い飲食店は、入りたくありません。
どんなに美味しい料理を作るシェフが居たとしても、
料理は食べるまで、その味は分りませんから、
入ってもらえなければ意味が無いわけです。
私の事務所の横には、私の写真入の看板が設置されています。
だから、通る人の多くが、看板に目をやります。
私が好きな蕎麦屋さんは、100m離れた交差点の角に看板を設置しています。
店名は小さく書いてあるだけで、「ある言葉」がデカデカと書かれています。
私は、その看板を見つけて、思わずお店に入ってしまいました。
そして、私がお店を出てくると、
後から後から、お客さんが、どんどんこの店に吸い込まれてきます。
まさに、この看板がこのお店の「つかみ」として役に立っているのです。
この看板一つで、どれだけ多くのお客さんの心をつかんでいるのでしょうか?
いくら「そば」が美味しかったとしても、それは食べてから出ないと分らないですよね。まずは、関心を抱いてもらい、入店してもらわなければいけないのですから・・・。
この「つかみ」を理解してお店作りに取り入れると、
1 自分のお店の存在を一発で認識してもらい、関心を持ってもらえ、
2 入店率を上げる仕掛けが分り、
3 店内で商品を見つけた人の購入率が上がり、
4 店員(営業マン)は、初めて会ったお客さんの心をつかむコツが分かるでしょう。
5 マスコミに注目されて、テレビや新聞・雑誌に無料で取り上げてももらえます。
あなたは「つかみ」を意識してお店作りをしていますか?
ハワードジョイマン
編集後記
私の新バージョンの名刺が完成しました。
私の教材「つかみの王様」を購入していただいた方や、
6月14日のセミナーに参加していただいた方に、
お渡しさせていただいておりますので、楽しんでみてください。