Googleビジネスプロフィールに写真は50枚以上アップしている。口コミも20件近く集まっている。それなのに、「〇〇市 眼科」で検索しても自分のクリニックが4位以下にしか出てこない——そんな状況に頭を抱えたことはありませんか?
「写真はちゃんと載せているのに、なぜ上位に出ないんだろう」と感じているオーナーや院長に、今回はひとつの気づきをお伝えしたいと思います。MEOは絶対評価ではなく、あくまでも競合との相対評価です。自分がどれだけ頑張っているかではなく、「上位3店舗と比べてどうか」が問われます。そして、その差を埋める要素のひとつが、今回のテーマである「動画」でした。
📋 この記事でわかること
- 写真だけでは伝えられない「動画ならではの情報量」が集客に与える影響
- 眼科・葬儀社など医療・サービス業での動画活用事例と数字の変化
- 上位3店舗との差を可視化し、動画投稿を軸に逆転するための具体的な手順
- 動画・写真・投稿・口コミを組み合わせてGoogleマップ上位を目指す運用設計
こんな方におすすめ
- ✅ 「地域名+業種」で検索しても自分の店が4位以下にしか出ない方
- ✅ 写真はアップしているのに、なぜか競合に差をつけられている方
- ✅ Googleビジネスプロフィールで動画を投稿したことがない医療・サービス業のオーナー
- ✅ 上位店舗と何が違うのかを具体的に知りたい方
- ✅ 写真枚数・口コミ件数・投稿頻度のどこから手をつけるべきか迷っている方

「写真50枚」では追いつけなかった理由
静岡県内のある眼科クリニックは、Googleビジネスプロフィール(※旧称Googleマイビジネス。Googleマップに表示される店舗情報ページのこと)に真面目に取り組んでいました。受付のスタッフ写真、外観、院内の待合スペース、検査機器——丁寧に撮影して50枚以上アップしていました。
それでも「〇〇市 眼科」での検索順位は4位〜7位を行ったり来たり。来院につながるルート検索や電話タップは、競合の上位3院に大きく水をあけられたままでした。
このクリニックが上位3院を調べてみると、気づいたことがあります。2位の眼科が動画を複数本投稿していたのです。院長が検査の流れを説明する30秒ほどの動画と、院内の雰囲気を歩きながら撮影した動画。画質が特別よいわけでもない、スマートフォンで撮影したものです。
写真は「瞬間」を伝えます。でも動画は「空気感」を伝えます。院内が静かかどうか、スタッフの声のトーン、待合室の広さの体感——これらは写真では伝わりにくく、動画だからこそ伝わります。初めて来院するかどうか迷っている患者さんにとって、この「安心感の確認」は意思決定の大きな分岐点になります。
「写真は50枚アップしているのに、なぜ4位以下なんだろう」という詰まりは、競合と何を比べるべきかが見えていないことから来ています。繁盛店ポータルに無料登録すると、電子書籍「顧客の購買行動を軸とした販促改善の教科書」と、自店の状況をAIと対話しながら整理できる増益繁盛プランナー(5ステップ無料)をすぐに使えます。メールアドレスだけで登録でき、数分で完了します。
動画を加えた後、何が変わったか
この眼科クリニックが動画投稿を始めたのは、ちょうどMEO対策の見直しに着手してから数週間後のことでした。スタッフが院内を歩きながら「この椅子は座り心地がいいですよ」と話しかけるような、日常的なトーンの動画を週に1〜2本ペースで追加していきました。
同時に見直したのは、投稿頻度と口コミへの返信です。それまでは「写真をアップして終わり」になっていましたが、週3回以上の投稿と、届いた口コミへの返信を翌日中に行うルールを設けました。
対策開始から9ヶ月後、数字にはっきりと変化が出ました。
「問い合わせが9ヶ月で+1,875%になり、コンタクト販売数が2倍になりました。最初は動画なんて恥ずかしくてと思っていたんですが、患者さんから『動画を見て安心できたので来ました』と言われたときは驚きました」
眼科クリニック 院長(50代・男性)
問い合わせが約19倍になった背景には、動画だけでなく複数の改善が重なっています。ただ、院長自身が「動画を見て安心できた」という患者の言葉を一番印象的な変化として挙げていたのは、示唆に富む話です。
写真は「見てもらうもの」ですが、動画は「体験してもらうもの」に近い。Googleマップ上で動画があるプロフィールは、そのプロフィールを開いたユーザーが滞在する時間が長くなります。滞在時間の長さは、Googleがプロフィールの質を判断するシグナル(信号)のひとつになると考えられています。
✓ ここまでのポイント
- MEOは競合との相対評価。写真50枚より「上位3店舗が何をしているか」を先に確認すること
- 動画は「空気感」を伝える手段。初来院の不安を取り除く効果が高い
- 動画投稿+投稿頻度の見直し+口コミ返信の組み合わせで、9ヶ月後に問い合わせ+1,875%を達成した事例がある
動画・投稿・口コミ返信を「今週中にやろう」と思っても、実際には返信文を考えているうちに30分が過ぎる——この記事で紹介した事例のクリニックも同じ壁にぶつかっていました。繁盛店MEOナビを使うと、届いたクチコミへの返信文をAIが下書きしてその場からGoogleへ投稿でき、投稿文も「伝えたいこと一言」を入力するだけで作れます。月額9,800円(税込・1店舗)、違約金なしでいつでも解約できます。
「動画が不要な業種」は思ったより少ない
「うちは葬儀社だから、動画は似合わないよ」と思っているオーナーもいるかもしれません。でも実際には、葬儀社こそ動画が力を発揮した事例があります。
あるセレモニーホールでは、式場の広さや照明の雰囲気、スタッフが花を飾る様子を短い動画でGoogleビジネスプロフィールに投稿しました。葬儀は急な判断を迫られる場面が多く、「事前に見ておく」行動が来館・問い合わせに直結します。
対策から10ヶ月後、売上は+297%、問い合わせは+300%という結果になりました。動画の役割は「検索エンジンへのアピール」だけではなく、「来る前の不安を動画で取り除く」という実務的な機能を持っていたのです。
「葬儀社に動画は不謹慎では、という声もありました。でも実際に来られた方から『ホームページより動画の方が式場の雰囲気が分かりやすかった』と言っていただけて。写真だと広さや空気感が伝わらないんですよね」
葬儀社 経営者(60代・男性)
また、GoogleマップにおけるMapの動画と写真の見られ方の違いについては別の記事でも詳しく解説していますが、動画はGoogleマップのプロフィール上で写真とは別タブに表示されます。つまり、写真で競合に追いついた後、さらに「動画タブ」という別の土俵で上回れるチャンスがあるということです。
上位3店舗に追いつくための具体的な運用手順
ここからは、Googleマップで4位以下に甘んじている状況を変えるための手順を具体的に示します。
チェックポイント1:上位3店舗の「動画・写真・投稿・口コミ」を数えているか
まずは競合を見ることから始めてください。「地域名+業種」で検索して上位に出る3店舗のGoogleビジネスプロフィールを開き、写真枚数・動画の有無と本数・口コミ件数と平均評価・投稿(Googleへの更新情報)の最終日付を書き出します。この可視化をしないまま自店の改善だけを進めても、差は縮まりません。
✅ ポイント:ライバルに対して相対的に勝てば、上位表示されます。数えて比べることが最初の一歩です。
チェックポイント2:写真は50枚以上・口コミは100件・評価4.5★以上・投稿は週3回以上になっているか
これらは「最低ライン」として設定しておきたい数値です。写真50枚・口コミ100件・週3投稿という数字は、上位3位の競合分析をもとに導き出した実践的な目安です。動画はこれらに加える「もうひと押し」として機能します。
✅ ポイント:投稿を予約機能でまとめて継続した事例のように、忙しい店舗でも週3投稿を続ける仕組みを先につくることが重要です。
チェックポイント3:自店がエリア内のどの方角で圏外になっているかを確認しているか
Googleマップの順位は「どこから検索するか」によって変わります。店舗の目の前では1位でも、2km離れた住宅地からの検索では10位以下——ということが実際に起こります。「店の前だけ1位」を脱したケースとグリッド計測の効果を参考に、商圏全体で順位を把握してください。
✅ ポイント:グリッド計測(商圏を格子状に分割して各地点の順位を計測する手法)で「どこが弱いか」を見える化してから、動画投稿や写真追加の優先順位を決めると効率が上がります。
チェックポイント4:動画の内容は「来る前の不安を消す」設計になっているか
動画は長くなくて構いません。30秒〜1分が適切です。大切なのは「このお店に行っていいんだろうか」という来店前の不安に答える内容であること。院内の雰囲気、スタッフの対応の様子、施術・サービスの流れ、駐車場の場所——こうした「実際に行く前に知りたいこと」を動画で見せることが集客直結につながります。
✅ ポイント:スマートフォンで横向き撮影、明るい場所で撮るだけで十分です。編集ソフトは不要。まず「1本だけ撮って投稿する」を今週中にやってみてください。
「写真は0.1秒で判断される。動画は30秒かけて選ばれる。どちらが記憶に残るかは明白です。競合に勝つための最後のひと押しが動画だ、というケースが増えています。」
ハワードジョイマン(中小企業診断士・MEO集客大全)
まとめ:「写真だけでは伝わらない魅力」を動画で補う
今回ご紹介した眼科クリニックと葬儀社の事例に共通しているのは、「写真だけでは伝えきれなかった何かを、動画が補った」という点です。
MEO対策(※Googleマップでの検索順位を上げる施策)は、写真・口コミ・投稿・NAP情報(※店名・住所・電話番号の一貫性)・属性入力など複数の要素が絡み合います。自店の弱点を競合と比較しながら一つひとつ埋めていく作業は、地道ではありますが、確実に結果につながります。
動画はその中でも「伸びしろが残っている競合の少ない土俵」です。上位3店舗を確認してみると、動画を1本も投稿していないケースがまだ多い。逆に言えば、今から動画を始めることで、一気に差をつけるチャンスがあります。
まず今日できることは、「地域名+業種」で検索して上位3店舗のプロフィールを開き、動画の有無を確認することです。もし競合が動画を投稿していなければ、あなたに先行者利益があります。ぜひ、参考にしてみてください。
9ヶ月で問い合わせ+1,875%、10ヶ月で売上+297%——これらの事例に共通しているのは、動画・投稿・口コミ返信を「仕組みとして継続できた」ことです。繁盛店MEOナビでは、クチコミの返信下書き・投稿の予約公開・商圏の順位計測がひとつの画面で完結し、翌日に新着クチコミが届いていればメールで知らせてくれます。まず1店舗から試して、競合との差を数字で確認してみてください。