「Googleマップで1位を取った、って聞いてたのに、なんで新規のお客さんが来ないんだろう?」
「口コミも返信もちゃんとやってる。投稿もしてる。でも集客が頭打ちのまま…」
こんな状況、心当たりはありませんか。
実は、Googleマップの順位には大きな落とし穴があります。店のすぐ前で検索すれば1位に出る。でも、500メートル離れた場所から同じキーワードで検索すると、ランク圏外——そういうケースが、想像以上に多いんです。
私(ハワードジョイマン)がこれまで21年・30業種の現場で支援してきた中で、「真面目に運用しているのに集客が伸びない」と悩むオーナーさんの多くが、実はこの「店の前だけ1位」問題を抱えていました。
今回は、グリッド計測(25地点の順位を地図で見える化する手法)を導入してから状況が変わった、複数のケースをお伝えします。数字だけ追いかけるのではなく、スタッフも自分も楽しみながら地域に愛される店を作っていきたい——そんな思いを持つオーナーさんに、特に読んでいただきたい内容です。
📋 この記事でわかること
- 「店の前だけ1位」が起きる理由と、なぜ気づきにくいのか
- グリッド計測を使って商圏の死角を発見した実際のケース
- 計測結果をもとに「楽しく繁盛する店」につなげた打ち手の具体例
- 計測から改善までのステップと、よくある失敗
こんな方におすすめ
- ✅ Googleビジネスプロフィールを運用しているのに新規来店が増えない方
- ✅ 口コミ返信・投稿はしているが、商圏のどこで弱いか把握できていない方
- ✅ 「数字だけの経営」ではなく、スタッフも笑顔で繁盛する店を目指している方
- ✅ グリッド計測という言葉を聞いたことがあるが、実際の活用イメージが湧かない方
- ✅ 食べログ・ホットペッパーへの依存を減らし、自前の集客基盤を作りたい方

「1位なのに来ない」——その理由は地図の中に隠れていた
Googleマップの検索順位は、ユーザーがいる場所によって変わります。これはMEO対策(Googleマップで上位表示を狙う施策)の世界では基本的な話ですが、実際に「自分の店の順位が場所によってどう変わるか」を数字で確認している店舗オーナーは、まだほとんどいません。
グリッド計測とは、店舗を中心に5×5の升目(25地点)を設定し、各地点から「エリア名+業種キーワード」で検索したときの順位を計測する手法です。結果は色分けされた地図とグラフで表示されるため、「どの方角では上位に出ていて、どこで圏外になっているか」が一目でわかります。
詳しい仕組みはグリッド計測(25地点)とは?「店の前だけ1位」を見抜く順位の測り方で解説していますが、今回はその「計測してから何が変わったか」という事例の部分に焦点を当てます。
「グリッド計測で弱い方角がわかった、でも次に何をすればいいか整理できていない」——そこで詰まるオーナーさんは少なくありません。繁盛店ポータルに無料登録すると、自店の業種・状況に合わせてハワードジョイマンのノウハウを搭載したAIに何度でも相談できるほか、電子書籍「顧客の購買行動を軸とした販促改善の教科書」も無料で受け取れます。メールアドレスだけで登録でき、数分で完了します。
ケース①:ラーメン店——「南側の住宅街から誰も来ていなかった」
静岡市内のあるラーメン店オーナー(40代)からの相談です。「Googleマップの管理画面では表示回数も悪くないし、口コミの返信もしている。でも、6ヶ月経っても新規客が伸びない」というお悩みでした。
グリッド計測を実施してみると、すぐに原因がわかりました。店の真北から北東方向では安定して3位以内に入っていたのですが、南側の住宅密集エリアでは圏外(10位以下)が続いていたんです。
そのエリアには、ランチ需要が高い会社員や主婦層が多く住んでいます。つまり、最も来店ポテンシャルが高い方向に、まったくリーチできていなかったわけです。
改善 STEP 1
南側エリアの地名・周辺スポット名をGoogleビジネスプロフィールの投稿・紹介文に自然に盛り込む
具体的には、「〇〇町からも徒歩圏内です」「〇〇公園近くの方にも来ていただいています」という投稿を継続的に発信。同時に、南側エリア在住の既存客に口コミ投稿をお願いするアプローチも取りました。
⚠️ よくある失敗:エリア名を詰め込みすぎて、投稿文が不自然になること。「〇〇町、△△町、□□町の皆様へ…」と羅列するのではなく、会話の中に自然に溶け込ませる文体が大切です。
改善 STEP 2
「人柄が伝わる投稿」を真面目な情報発信と5:5で混ぜる
笑人流に言うと、MEOは「お知らせ」だけ発信していても弱い。「この人の店に行ってみたい」と思われるかどうかが、口コミの拡散力にも直結します。南側エリアの方に届く投稿には、スタッフの笑顔写真や「今日のまかない話」のような、お店の雰囲気が伝わるコンテンツも意識的に入れました。
⚠️ よくある失敗:人柄発信を「面白いことを書かなければ」と気負いすぎること。「今日ちょっとだけ仕込みを増やしました、ぜひ来てください」くらいの等身大の言葉で十分です。
結果として、このラーメン店は支援から6ヶ月で売上+113%を達成。南側エリアからの来店が目に見えて増え、オーナー自身が「地図を見てこんなに実感が持てるとは思わなかった」と言ってくださいました。
✓ ここまでのポイント
- 「店の前だけ1位」は、商圏内の特定方向だけ弱いという形で現れることが多い
- グリッド計測で弱い方向を特定してから打ち手を考えると、施策の精度が上がる
- エリア名の自然な盛り込みと「人柄が伝わる発信」の組み合わせが、地域密着型MEOの核心
「計測はしたいけど、口コミ返信・投稿・順位確認をバラバラにこなす時間がない」——3つのケースに登場したオーナーたちも、最初はその状態でした。繁盛店MEOナビを使うと、グリッド25地点の順位計測と推移グラフ、クチコミ返信文のAI下書き、投稿の予約まで同じ画面でまとめて完結します。月額9,800円(税込・1店舗)で、いつでも解約できます。
ケース②:整骨院——「問い合わせ数が6ヶ月で+960%になった背景」
次のケースは整骨院です。院長(50代)は「口コミは40件以上ある。でも問い合わせの電話がほとんど来ない」と悩んでいました。
グリッド計測の結果を見ると、院の目の前(半径200メートル以内)では1〜2位に安定して入っているのに、主要交差点を越えた先のエリアでは一気に8〜12位に落ちていました。その交差点の向こうに、バス停と駅があったんです。
「バス停・駅を使って来る人」は、乗り換えのついでや帰り道に整骨院を検索するケースが多い。にもかかわらず、その動線上で圏外になっていたわけです。
この院が取った打ち手は、「交通アクセス」の情報を充実させること。Googleビジネスプロフィールの紹介文に「〇〇駅から徒歩△分、〇〇バス停すぐ」という情報を加え、投稿でも「電車・バスでお越しの方へ」というテーマで発信を続けました。
加えて、バス停・駅周辺のユーザーに向けた口コミ依頼(「お帰りの際に感想を書いていただけると嬉しいです」という声がけ)を日常の接客に組み込みました。
「口コミが増えるスピードって、依頼する"タイミング"と"文脈"で全然違うんですよね。帰り際に自然に言えるかどうか——それだけで、お願いの成功率が何倍にも変わります」
ハワードジョイマン(中小企業診断士・MEO集客コンサルタント)
この整骨院は6ヶ月で問い合わせ数+960%、売上+158%を達成。院長が「スタッフも張り合いが出てきた」と話してくれたのが印象に残っています。数字が動くと、現場の空気が変わるんです。
「支援してきたラーメン店が6ヶ月で売上を倍以上にした事例、整骨院が問い合わせを10倍にした事例——これらに共通しているのは、『どこで弱いか』を先に把握してから動いたことです。闇雲に投稿数を増やしたり、口コミをお願いしまくったりしても、弱点の場所がわからないと効率が悪い。グリッド計測はその"狙いを定める"ための道具です」
ハワードジョイマン(中小企業診断士・MEO集客コンサルタント)
ケース③:ヨガスタジオ——楽しさが口コミを呼び、表示回数が+1,281%に
もう一つ、特に「楽しく繁盛したい」というオーナーさんの想いに重なるケースをお伝えします。
あるヨガスタジオのオーナー(30代女性)は、グリッド計測を始めた当初、「どの方角でも順位が10位前後をうろうろしていた」という状態でした。
計測結果を見て最初に決めたのは、「全方向を一気に上げようとしない」こと。まず最も人口が多い方角の2エリアに絞り込み、そこに向けた発信を集中的に行いました。
このスタジオが面白かったのは、「真面目な発信」と「人柄が伝わる発信」の比率を意識的に変えたことです。「体験レッスンのご案内」「ポーズの解説」という情報投稿を週1本出す一方、「今日のBGMはこれでした♪」「スタッフのMさんが初めて逆立ちに成功した日」といった投稿も同頻度で出し続けました。
結果として、口コミの内容に「先生が楽しくて」「スタッフさんがフレンドリーで」という言葉が増え始め、体験レッスンの申し込みが口コミ経由で増加。6ヶ月で売上+189%、表示回数+1,281%を達成しました。
オーナー自身が「集客って、楽しんでやっていいんだって思えるようになった」と言ってくれたのが、私にとっても一番うれしい言葉でした。
「売上が 月間187%〜629%UP したケースを多数輩出してきましたが、数字だけ見ると冷たく聞こえますよね。でも実際の現場では、オーナーさんもスタッフさんも笑顔になっていくプロセスがあって、その結果として数字がついてきている。楽しく繁盛することと、しっかり稼ぐことは、矛盾しません」
ハワードジョイマン(中小企業診断士・MEO集客コンサルタント)
「計測して終わり」にしないための3つの視点
ここまで3つのケースを紹介してきましたが、どれにも共通しているのは「計測結果をもとに、次の一手を絞り込んだ」点です。
グリッド計測で順位マップを見た後、多くのオーナーが陥りがちな落とし穴があります。
チェックポイント①:弱い地点が多すぎて「全部やろう」としていないか
25地点のうち圏外が15地点あると、「全部を同時に改善しなければ」と焦ってしまう方がいます。でも現実的には、最も人口・需要が高い方角から2〜3エリアに絞って優先的に手を打つ方が、結果が出るのが早い。
✅ ポイント:計測結果を見たら「どこで勝てば一番集客が増えるか」を先に決めること。全方向の同時改善は分散投資になりがちです。
チェックポイント②:順位が動いているかを毎日確認していないか
グリッド計測の結果は、実は数日単位でそれほど大きく変動しません。週1回の計測で十分なケースが多く、毎日確認することで「変わっていない」という焦りだけが積み重なるのは逆効果です。
✅ ポイント:実は順位は数週間動かない、週1計測に落ち着いた理由でも触れていますが、打った手が効いてくるには一定の時間が必要です。計測頻度より、施策の継続性を優先してください。
チェックポイント③:「真面目な情報」だけを発信していないか
MEO対策と聞くと、キーワードを入れた投稿・営業時間・メニュー情報……という「役立つ情報」を出し続けることが正解に思えますが、それだけでは弱い。お客様が「この人の店に行きたい」と思うかどうかは、情報の正確さより、人柄や空気感で決まることが多いからです。
✅ ポイント:真面目な発信と人柄が伝わる発信を5:5で運用することで、口コミに「また来たい」「スタッフが好き」という言葉が増えてきます。そのような口コミが積み重なると、Googleがその店舗を「地域で支持されている店」として評価しやすくなります。
口コミ「ゼロ→仕組み化」で来店導線が整った事例も合わせて読んでいただくと、具体的なアクションがイメージしやすいと思います。
まとめ:グリッド計測は「どこで戦うか」を決める地図
「店の前だけ1位」を脱した3つのケースに共通していたのは、計測によって「戦う場所」を先に決めたことです。
闇雲に投稿を増やすのでも、口コミをひたすらお願いするのでもなく——商圏のどこで弱いかを把握して、そこに向けた発信を集中させる。それだけで、同じ労力の使い方が変わってきます。
そして、数字が動き始めると現場の空気が変わります。スタッフが「うちの店、検索で上がってきてるんだって」と話題にしてくれる。お客様の口コミに「またすぐ来たい」という言葉が増える。オーナー自身が集客を楽しめるようになる。
私がお笑い芸人時代に学んだことのひとつが、「笑いは場の空気から生まれる」ということ。繁盛も同じで、数字を追いかけながらも、お店の空気が楽しくなっていくプロセスに意味があると思っています。
地域に愛されて、スタッフも自分も笑顔で、利益もちゃんと残る——そういう店づくりの入口として、グリッド計測はとても有効な一手です。ぜひ、参考にしてみてください。
「どの方角で弱いか把握して、施策を絞り込む」——この記事で紹介した3つのケースはすべて、この順番で動いています。繁盛店MEOナビのグリッド計測機能なら、店舗を中心に25地点の順位を色分け地図と推移グラフで確認でき、週次で自動計測もされます。まず自店の商圏マップを見ることが、最初の一歩です。