3.行動戦略と時間創出

時間の使い方が上手い経営者の3つの習慣

突然ですが、ひとつ数字を見てください。

中小企業庁の「小規模企業白書(2023年版)」によると、小規模事業者の経営者の約7割が「経営に関する相談相手がいない、または少ない」と感じているというデータがあります。つまり、あなたが「悩みを一人で抱えている」と感じているなら、それはあなただけじゃない。でも、だからといって放置していいわけじゃない。

時間の使い方が上手い経営者と、そうでない経営者。この差はどこから生まれるか、考えたことはありますか? 実はそれ、「スキル」の差じゃないんです。「誰と時間を過ごしているか」の差なんです。

この記事では、繁盛店研究所・ハワードジョイマンが21年間で見てきた経営者の行動パターンをもとに、時間の使い方が上手い経営者に共通する3つの習慣を具体的にお伝えします。

📋 この記事でわかること

  1. 時間の使い方が上手い経営者に共通する3つの具体的な習慣
  2. 「一人で抱え込む経営」が時間を蝕む本当のメカニズム
  3. 視野が広がることで行動の質と速度が変わる理由
  4. 孤独な経営から抜け出すための、今日から取れる最初の一歩

こんな方におすすめ

  • ✅ 毎日忙しく動いているのに、何か大事なことを見落としている気がする方
  • ✅ 経営の悩みを相談できる相手がおらず、一人で答えを探している方
  • ✅ 時間の使い方を変えたいけど、何から手をつければいいか分からない方
  • ✅ 同じ立場の経営者仲間と切磋琢磨したいと感じている飲食店・美容室オーナー
  • ✅ 学んでいるのに成果につながらないもどかしさを感じている方
時間の使い方が上手い経営者の3つの習慣 | 有限会社繁盛店研究所

「忙しい」のに時間が足りない経営者の、致命的な共通点

飲食店でも美容室でも、現場でがむしゃらに動いている社長ほど「時間がない」と言います。でもよく聞くと、その「時間がない」の中身が問題なんです。

仕込み、発注、スタッフへの指示、クレーム対応、SNS投稿——やることは山ほどある。でも「今月の数字をどう伸ばすか」「3ヶ月後の客層をどう変えるか」という社長にしかできない仕事に使った時間は、週に何時間ありましたか?

多くの場合、ゼロか、あっても1〜2時間程度です。

なぜこうなるか。答えは単純で、「悩みを一人で抱え込んでいるから」です。

相談相手がいない経営者は、同じ問題をぐるぐると一人で考え続けます。答えが出ないまま時間だけが過ぎ、また翌日も現場に入って同じことを繰り返す。これが「時間がない」の正体です。視野が狭くなると、選択肢も見えなくなる。「値下げするしかない」「自分が動くしかない」という思考に固まっていく。

時間の使い方が上手い経営者は、ここが根本的に違います。

習慣① 「一人で考える時間」より「質問できる場所」を持つ

時間の使い方が上手い経営者の最初の習慣、それは「壁打ちできる場所を持っていること」です。

「壁打ち」というのは、頭の中にあることを誰かにぶつけて、跳ね返ってきた反応で自分の考えを整理するやり取りのことです。一人でどれだけ考えても出てこなかった答えが、誰かに話すだけで10分で出てくる、なんてことはざらにあります。

ここで重要なのが、「誰に」壁打ちするかです。

家族や仲のいいスタッフに話しても、経営の感覚がない相手だと「大変だったね」で終わる。必要なのは、同じ立場で同じ課題を乗り越えてきた経営者仲間の言葉です。「俺もそれで悩んだけど、こうしたら変わったよ」という一言は、ビジネス書を10冊読むより動けます。

私が主宰する「増益繁盛クラブ」には全国から500名の経営者が集まっていますが、みんな最初に口を揃えて言うのが「こんなに同じ悩みを持つ人がいたのか」という驚きです。孤独だった経営が、突然「仲間の中の経営」に変わる瞬間です。

習慣② 「基準値の高い場所」に定期的に身を置く

時間の使い方が上手い経営者の2つ目の習慣は、「自分より先を走っている人の近くにいること」です。

人間は環境に引っ張られます。周りの経営者が月商200万円を「まあこんなもん」と言っていれば、300万円が高い壁に見える。でも300万円を当たり前に超えた人がそばにいると、「なんで自分はまだここにいるんだ」と動けるようになる。これが「基準値が上がる」ということです。

基準値が上がると、時間の使い方が変わります。「今日もバタバタして終わった」が当たり前だった人が、「この1時間で何を生み出したか」を問えるようになる。成果に直結しない作業を手放す決断が、自然とできるようになるんです。

「今の現実は100%自分が作り出している。だから変えられるのも、100%自分だけです。でも、その自分を変えるには、今の自分より高い基準の環境が必要です。」

ハワードジョイマン(繁盛店研究所・中小企業診断士)

私自身、役所を辞めて独立した後に全財産を失い、初年度の年商が269万円というどん底を経験しました。あのとき気づいたのが「原因は100%自分」という視点でした。でもその視点に気づけたのも、自分より先を走っている人たちの言葉に触れたからです。一人で抱えていたままだったら、気づくまでにもっと時間がかかっていたはずです。

✓ ここまでのポイント

  • 時間が足りない本当の理由は「孤独な経営=視野の狭さ」にある
  • 壁打ちできる相手を持つだけで、思考が整理され行動の速度が上がる
  • 基準値の高い環境に身を置くと、時間の使い方の質が自然と変わる

習慣③ 「学んだこと」をすぐ試せる場所と仲間を持つ

3つ目の習慣が、実はいちばん大切かもしれません。

「学んだことをすぐ実践できる環境に身を置いていること」です。

本を読む、セミナーに行く——それだけで終わっている経営者は多い。なぜ成果につながらないかというと、「心構え(認識)が変わっていない」からです。頭では理解できても、行動が変わらない。その原因は、学んだことを試す場も、試した結果を話せる仲間もいないことです。

時間の使い方が上手い経営者は、学んだことを「今週試す」に落とし込んでいます。そして試した結果を仲間に話し、フィードバックをもらってさらに改善する。この回転が速い人が、半年後・1年後に大きく変わっています。

実際にこんな声があります。

「月商は25%増え、閉店後の残業も短くなりました。何より、店に立つのが以前より待ち遠しくなったんです。変わったのは技術じゃなく、自分の頭の中でした。」

鉄板居酒屋オーナー(男性・40代)

この方が変わったのは、新しいノウハウを学んだからではありません。「実践して、話して、また実践する」という環境に入ったからです。月商25%増という数字より、「待ち遠しくなった」という感覚の変化の方が、長期的には大きな意味を持ちます。仕事への向き合い方が変わったということだから。

「時間の使い方」を変えるための、今日できる最初の一歩

3つの習慣をまとめると、こうなります。

❌ 孤独な経営者の時間の使い方

  • 悩みを一人で抱え込み、同じことをぐるぐる考え続ける
  • 周囲の「普通」が自分の基準になり、視野が狭くなる
  • 学んでもすぐ試さず、日常業務に流されて終わる

✅ 時間の使い方が上手い経営者の習慣

  • 壁打ちできる相手・場所を持ち、考える時間を圧縮する
  • 基準値の高い環境に定期的に身を置き、自分の行動の質を引き上げる
  • 学んだことをすぐ試せる仲間と環境があり、実践と改善の回転が速い

じゃあ、今日から何をすればいいか。

答えはシンプルです。「自分より先を走っている経営者が集まる場所に、とっととドアを叩くこと」です。

静岡・清水を拠点に21年間、飲食店・美容室オーナーの経営支援を続けてきた繁盛店研究所では、動画講座「行動収益化法」を通じて、まず経営者自身の認識と行動の仕組みを整えるところから始めます。「未来デザインマップ」と「行動目標88シート」を使い、望む未来を完了形で描いて、今の行動に落とし込む。これをやると、何に時間を使うべきかが驚くほど明確になります。

まとめ:時間は「管理」するものじゃなく「設計」するもの

時間の使い方が上手い経営者は、タイムテクニックを知っているわけじゃありません。「誰と、何のために時間を使うか」を自分でデザインしているだけです。

一人で悩み続けている限り、時間は埋まっていきます。でも、基準値の高い仲間と「実践して話す」を繰り返す環境に入った瞬間から、同じ24時間の使い方が変わります。

あなたの現実は、100%あなたが作り出しています。だから、今日の選択が明日を変えます。

もし「自分もここから変えたい」と感じているなら、まず動画講座「行動収益化法」から始めてみてください。認識を変え、行動を設計し、時間を自分の手に取り戻す。その最初の一歩として最適なプログラムです。

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