1.マインドセット革命

経営がうまくいく人の3つの考え方

経営がうまくいっている飲食店・美容室オーナーと、毎日忙しいのに手元にお金が残らないオーナー。この2者の差は、「腕の良さ」でも「立地の良さ」でもないことが多い。

ある調査によると、小規模飲食店のオーナーのうち、1週間に「経営のことを考える時間」が1時間以下という方は全体の6割を超えるという。美容室オーナーも事情は似ていて、施術に追われて「売上を作る仕組みを考える時間」が日常的にゼロ、という方が非常に多い。

私・ハワードジョイマンは静岡県出身で、役所を辞めて独立した後、開業から2年半で全財産を失い、一度は破産を経験しました。初年度の年商は269万円、翌年はさらに落ち込む。あの頃の自分も、「とにかく動いていれば何とかなる」と思っていたひとりでした。でも、それは間違いだった。

どん底から這い上がる中でたどり着いたのが、「今の現実は100%自分が作り出している」という自責の原則でした。そして、経営がうまくいく人には共通した3つの考え方があることに気づいたんです。今日はその話をします。

📋 この記事でわかること

  1. 経営がうまくいく人に共通する3つの思考の特徴
  2. 「現場に入り続けるオーナー」がなぜ経営を手放せないのか、その構造的原因
  3. 施術・調理の工程を分解し、経営の時間を捻出する具体的な一歩
  4. 仕組み化によって「社長業」に集中できるようになった実例

こんな方におすすめ

  • ✅ 厨房や施術から抜け出せず、経営のことを考える時間が全くない方
  • ✅ 売上がオーナー自身の稼働に完全に依存していて、休むと収入が止まる方
  • ✅ 「任せたいけど任せられない」という状態が何年も続いている方
  • ✅ 忙しく動き続けているのに、利益が積み上がっていかないと感じている方
  • ✅ 経営者として本来やるべき仕事に、時間を使えるようになりたい方
経営がうまくいく人の3つの考え方 | 有限会社繁盛店研究所

「頑張っている」のに経営がうまくいかない人の共通点

支援の現場で飲食店・美容室のオーナーと話すと、ほぼ全員が「頑張っている」。朝早くから仕込みをして、閉店後も片付けや翌日の準備をして、休みの日もSNSを更新して。体力的には限界に近い状態で走り続けている。

でも、経営がうまくいっていない。なぜか。

答えは単純で、「頑張っている内容」が経営ではなく、作業になっているからです。包丁を握る、ハサミを持つ、仕込みをする。これは大事な仕事です。でも、それだけやっていては売上の構造は変わらない。新しいお客さんを増やす仕組みも、客単価を上げる設計も、スタッフに任せる仕組みも、誰もつくってくれない。

経営がうまくいかない人は、作業量を増やすことで問題を解決しようとする。経営がうまくいく人は、仕組みをつくることで問題を解消しようとする。この差が、数年後の経営の姿を決定的に変えていきます。

では、経営がうまくいく人の3つの考え方とは何か。順番に見ていきましょう。

「任せたいのに任せられない」という状態が続いているなら、そもそも任せるための手順や基準が存在しないことが原因かもしれません。繁盛店ポータルでは、AIと対話しながらお店のビジョンや課題を整理できる「増益繁盛プランナー(5ステップ無料)」や、ハワードジョイマンAIへの無料相談が使えます。無料でアカウントを作るだけで、すぐに使い始められます。

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考え方① 「原因は100%自分」という自責の視点を持っている

経営がうまくいく人の最初の特徴は、現状に対して「他責にしない」ことです。

売上が伸びない理由を「景気が悪いから」「近くに競合が増えたから」「スタッフが育たないから」と考えているうちは、何も変わらない。なぜなら、それらは自分ではコントロールできない外側の話だから。

私が破産から再起する過程で最初に変えたのは、この視点でした。「今の現実は、すべて過去の自分の判断と行動が作り出している」。これを本当に腹落ちさせると、逆に「じゃあ今から自分が変われば、現実も変えられる」という確信に変わる。

「現状がうまくいっていないのは、能力が足りないからじゃない。やることを間違えているか、やる順番を間違えているだけ。それは変えられる。」

ハワードジョイマン(繁盛店研究所・中小企業診断士)

厨房から抜け出せない飲食店オーナーも、施術を手放せない美容室オーナーも、「自分がやらないといけない」という思い込みを持っていることが多い。でも、その「思い込み」こそが自分でつくり出した現実です。まずそこに気づくことが、変化の入り口になります。

経営マインドを身につける3つのポイントについても、あわせて読んでみてください。自責の視点をより深く理解する助けになるはずです。

考え方② 「自分でやらない仕組み」を意図的につくる

2つ目の考え方は、「自分がやらなくていい状態をつくることが、経営者の仕事だ」という認識です。

これを聞いて「でもうちのスタッフには任せられない」と思った方、ちょっと待ってください。任せられない理由のほとんどは、スタッフの能力ではなく、任せるための仕組みが存在しないことにあります。

では、どうするか。鍵は「工程の分解」です。

仕組み化 STEP 1

今自分がやっている作業を書き出す

1週間、自分が実際に何に時間を使っているかをすべて書き出します。「仕込み」「接客」「会計」「SNS更新」「電話対応」「発注」――思っているより多くのことを、自分一人で抱えていることに気づくはずです。

⚠️ よくある失敗:「頭の中で把握している」で終わらせてしまい、実際には何も変わらないこと。必ず紙かメモに書き出すこと。

仕組み化 STEP 2

「チェックだけ自分がやれば成立する工程」を特定する

書き出した作業の中から、「最終確認だけ自分がすれば、途中の工程は誰かに任せられる」ものを選びます。たとえば、仕込みの全工程を自分でやるのではなく、下準備はスタッフに任せて、「火入れの最終確認だけ自分がする」という分け方です。

⚠️ よくある失敗:最初から「全部任せよう」とするとうまくいかない。まず「チェック役」だけ担当するつもりで、一工程ずつ渡していくことが重要です。

仕組み化 STEP 3

手順を言語化・標準化して委譲する

任せる工程の手順を、誰が見ても再現できる形で書き残します。口頭で伝えるだけでは属人化が残ります。写真や動画を使って「こうなっていれば合格」という基準を見える化することで、初めて本当の意味での委譲が実現します。

⚠️ よくある失敗:「一度教えたから分かるはず」という前提で進めて、失敗が続いたときに「やっぱり任せられない」と戻ってしまうこと。最初は手がかかるのは当然と割り切ること。

✓ ここまでのポイント

  • 経営がうまくいかない根本は「作業量の多さ」ではなく「仕組みの欠如」にある
  • 任せられない原因の多くはスタッフではなく、手順の言語化・標準化がないこと
  • 工程を分解し「チェックだけ担う」ところから始めると委譲が進みやすい

工程を分解してチェックだけ担う、という話をしましたが、「具体的にどうやって自分の行動を棚卸しするか」が分からないと動けないですよね。動画講座「行動収益化法」では、1週間の行動分析で利益に直結しない作業を特定して「やめる・任せる・外注する」を判断する手順を、全8本・約6時間17分の映像で学べます。有料の動画教材ですが、申し込み後すぐに視聴でき、視聴期限はありません。

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考え方③ 捻出した時間を「社長業」に使い切る

3つ目が、実は最も大事な考え方です。

仕組み化で作業時間を減らした。空き時間が生まれた。でも、その時間をまた別の作業で埋めてしまう――これが、経営がうまくいかない人の典型的なパターンです。

経営がうまくいく人は、捻出した時間を意図的に「社長業」に充てます。集客の仕組みを考える、客単価の設計を見直す、スタッフの教育体制をつくる、新しいメニューや価格帯を企画する。こういった「やらなくても今日の売上には困らないが、やらないと1年後に困ること」に時間を使う。

これは意識の問題ではなく、時間の使い方の設計の問題です。「空いたら考えよう」では絶対に動けない。「毎週火曜の午前中は経営の時間」と先に確保する。これだけで、半年後の現実が変わり始めます。

未来から逆算する経営の考え方も参考にしながら、今の時間の使い方を見直してみてください。

「儲かるアイデアと儲かる仕組みをつくるのが社長の仕事。それ以外の作業は、できる限り手放していい。」

ハワードジョイマン(繁盛店研究所・中小企業診断士)

仕組み化で経営に集中できた、和食店オーナーの変化

実際の事例を紹介します。増益繁盛クラブに参加された和食店オーナー(男性・50代)の方です。

「仕組み化で現場を任せられる時間が増え、月商80万円の上乗せに繋がりました。抱え込みグセが減り、経営に集中できるようになったのが一番の変化です。」

和食店オーナー(50代・男性)

この方が最初に相談に来られたとき、「自分が厨房を離れると店が回らない」という状態でした。腕は確かで、お客様からの評判も悪くない。でも、売上の頭打ちを感じていた。

取り組んだのは、まず1週間の行動の棚卸し。自分がやっていた作業を全部書き出し、「チェックだけで済むもの」「完全に任せられるもの」「そもそもやめていいもの」に分類しました。次に、任せる工程の手順を言語化して渡す。最初は時間がかかりましたが、現場を任せられる体制が整ったことで、週に数時間を「経営を考える時間」として確保できるようになった。

その時間で集客の見直しや客単価の設計を進めたことが、月商80万円の上乗せという数字につながっていきました。増えたのは作業時間ではなく、経営の時間。それが全ての変化の起点でした。

「抱え込みグセが減った」という言葉が印象的でした。これは能力が変わったわけではない。認識が変わったんです。「自分がやらなければ」という思い込みから「自分はチェックだけすれば良い」という認識に切り替わったことで、行動が変わり、結果が変わった。

経営の行動計画の立て方も参考にしながら、自分の時間の使い方を設計し直すきっかけにしてみてください。

まとめ|経営がうまくいく人は「考え方の構造」が違う

今日お伝えした3つの考え方を、改めて整理します。

❌ 経営がうまくいかない人の思考パターン

  • 「自分がやらないと不安」で作業を抱え込み続ける
  • 忙しさを「頑張っている証拠」だと思っている
  • 空き時間ができてもまた作業で埋めてしまう

✅ 経営がうまくいく人の思考パターン

  • 「現実は自分が作り出している」と自責で考える
  • 工程を分解し、チェックだけ担って委譲する
  • 捻出した時間を、意図的に社長業に充てる

どれも特別な才能の話ではありません。認識を変えて、行動の優先順位を変える。それだけで、今いる場所から経営は動き始めます。

「とっととやれ」とよく言いますが、頭で理解しているだけでは何も変わらない。今日この記事を読んだその日に、まず1週間の行動を書き出してみてください。それが最初の一歩です。

「社長業に使う時間がゼロ」という状態を変えるには、作業の工程を分解して手放す仕組みをつくることが先決です。動画講座「行動収益化法」では、作業を分解してマニュアル化し委譲する手順、行動の6つの整理法(なくす・任せる・外注する・変える・速める・集約する)、1日の締めくくり15分の使い方まで、今日から着手できる形で体系的に学べます。まずは案内ページで内容とカリキュラムを確認してみてください。

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