1.マインドセット革命

経営者がモチベーションを保つ3つのコツ

「最近、なんかやる気が出ない」「開業当初のあの熱量、どこに行ったんだろう」「ひとりで考えていても、答えが出なくてしんどい」

こういう状態、経験したことありませんか。

疲れているのは体じゃなくて、頭の中だけでぐるぐる同じ問題を回し続けているからだったりします。売上の伸び悩み、スタッフへの不満、集客への不安……それを話せる相手が周りにいないとなると、いつの間にか思考が閉じていく。気づけばモチベーションが下がっているのは、意志が弱いからじゃなくて、視野が狭くなっているからです。

今回は「モチベーションを保つ3つのコツ」というテーマで、特に「相談できる相手がいない」という状態がいかにモチベーションの敵か、そしてその打開策を具体的な数字と実例を交えてお伝えします。

📋 この記事でわかること

  1. モチベーションが落ちる本当の原因(意志の問題ではない理由)
  2. 一人で悩み続けることがもたらす思考のループと経営への影響
  3. 基準値の高い経営者コミュニティとの接点がモチベーションを変える理由
  4. 実際に変化した飲食店オーナーの数字と言葉

こんな方におすすめ

  • ✅ 開業後の熱量が薄れてきて、経営に手ごたえを感じにくくなっている方
  • ✅ 悩みを相談できる相手がおらず、一人で考え込んでしまう飲食店・美容室オーナー
  • ✅ セミナーや本で学んでも、成果につながらない状態が続いている方
  • ✅ 周りの同業者と話しても「同じレベルの愚痴」で終わってしまうと感じている方
  • ✅ やる気の波に振り回されず、安定して前に進める経営者になりたい方
経営者がモチベーションを保つ3つのコツ | 有限会社繁盛店研究所

モチベーションが落ちる「本当の原因」は何か

「モチベーションの上げ方」を検索する人は多いですが、そもそもなぜ落ちるのかを突き詰めている人は少ない。

私がこれまで21年間・500名以上の飲食店・美容室オーナーと向き合ってきてわかったことがあります。モチベーションが長期的に落ちている経営者には、ある共通点があります。それは「悩みを言語化できる相手がいない」という状態です。

人は問題を話すことで整理できます。でも相手がいなければ、頭の中だけで何度も同じ思考をぐるぐると繰り返す。専門用語でいえば「反芻思考」と呼ばれる状態です。これが続くと、思考の疲弊を「やる気のなさ」として感じるようになります。

一方で、「愚痴を言い合える飲み仲間がいる」と「相談できる仲間がいる」は似ているようで全然違います。愚痴の共有は問題を消費するだけ。基準値の高い経営者との壁打ちは、問題を解決の糸口に変えます。

モチベーションを保つために必要なのは、気合いではなく「思考の出口」です。

「誰にも相談できずにいる」という状態が、実はモチベーション低下の根っこにあるとわかっても、「じゃあ誰に話せばいいんだ」という問いは残ります。繁盛店ポータルの無料登録をすると、ハワードジョイマンAIへの無料相談や、売上アップを実現したオーナーが手法を語る会員限定セミナー動画が使えるようになります。メールアドレスだけで無料登録できます。

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「一人で抱える」が経営をどう詰まらせるか、数字で見る

繁盛店研究所では、新たに支援を開始するオーナーに「経営の悩みを話せる相手がいるか?」という確認をするようにしています。感覚的な話ではなく、実際に数字として出てくることがあります。

たとえば、支援を始めた経営者の多くが「今まで誰にも相談できなかった」と言います。その状態の経営者に共通しているのが、「同じ問題に半年〜1年以上取り組んでいるのに変化がない」という状況です。

なぜか。それは「視野が狭くなっているから」です。毎日同じ場所に立ち、同じ顔ぶれと仕事をしていると、思考の枠が固まります。「自分の店ではこれが当たり前」「うちの客層では無理だ」という前提が無意識に積み上がっていく。

この状態では、いくら目標設定をしても、いくら手帳に夢を書いても、思考の枠が変わらない限り行動も変わらない。経営者の自己変革はどこから始まるかを考えると、まず必要なのは「自分の外側にある基準」との接触です。

「原因は100%自分にある。でも、それに気づくためには、鏡が必要だ。自分しかいない部屋では、自分の顔は見えない。」

ハワードジョイマン(中小企業診断士・繁盛店研究所 主宰)

✓ ここまでのポイント

  • モチベーションが落ちる本質的な原因は「意志の弱さ」ではなく「思考の出口がない」状態
  • 一人で悩み続けると視野が固まり、目標設定をしても行動が変わらない
  • 愚痴の共有と基準値の高い経営者との壁打ちは、効果がまったく異なる

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モチベーションを保つ3つのコツ

チェックポイント1:「誰に話すか」を変えてみる

同業者との情報交換が悪いとは言いません。ただ、同じ視座の人間同士では基準値が上がらない。大事なのは、自分より少し先を歩いている経営者と話す機会を意図的につくることです。

✅ ポイント:月に1回でいいので、自分より客単価・売上・時間の余裕のある経営者と話す機会を設ける。「どうやっているか」ではなく「どう考えているか」を聞くことがポイント。

チェックポイント2:「悩みの言語化」の場を持つ

頭の中だけで問題を回し続けるのをやめること。具体的には、誰かに話す・書き出す・問いかける、この3つのいずれかを習慣にするだけで思考の質が変わります。悩みが言語化されると、「何が問題か」が見えてきます。「何が問題か」が見えれば、解決策を探せる。

✅ ポイント:毎日の締めくくりに5分、「今日詰まったこと」を書き出す習慣をつくる。書くだけでも頭の整理になり、翌日の行動が変わる。

チェックポイント3:自分の「基準値の高い場」に身を置く

これが最もインパクトの大きいコツです。人は環境の生き物です。周りの平均が自分の基準になる。だから、基準値の高い経営者が集まる場に身を置くことが、モチベーション維持の最も確実な方法です。

✅ ポイント:コミュニティ選びのポイントは「愚痴が出ない場かどうか」。お互いの取り組みを共有し、刺激し合える環境かどうかを確認する。

実際の変化——鉄板居酒屋オーナーの場合

40代男性が経営する鉄板居酒屋のオーナーが、繁盛店研究所のコミュニティに参加した際の話です。

参加前、このオーナーは「なんとなく毎日こなしている」という感覚があったと言っていました。腕には自信がある。でも、何かが詰まっている感じ。閉店後も残業が続き、翌日また同じルーティンを回す。「店に立つのが義務になっていた」という表現を使っていました。

コミュニティで他のオーナーの事例に触れ、自分の経営を俯瞰できるようになったことで変化が起きました。

「月商が25%増え、閉店後の残業も短縮できた。でも一番変わったのは気持ちです。今は店に立つのが待ち遠しくなっています。」

鉄板居酒屋オーナー(40代・男性)

月商25%増という数字も大事ですが、注目してほしいのは「店に立つのが待ち遠しくなった」という言葉です。これはモチベーションが「頑張って上げるもの」から「自然に湧いてくるもの」に変わったことを意味しています。

この変化の起点は、能力ではなく「自分の外に基準を持つ環境との接触」でした。

モチベーションを「保つ」という発想から、モチベーションが「自然に生まれる状態をつくる」という発想への転換が、この方に起きたことです。視点を変えた経営者が見た意外な景色というのは、まさにこういうことで、外部の基準に触れることで初めて見えてくるものがあります。

モチベーションは「一人で管理するもの」じゃない

「モチベーション管理」という言葉があります。でも、私はこの言葉がやや誤解を招くと思っています。管理できるほどモチベーションは単純なものじゃない。

伸びる経営者ほど「基準」を上げているという事実があります。基準が上がると、それに向かって自然に動けるようになる。その基準を上げる最も手っ取り早い方法が、基準値の高い経営者との接点をつくることです。

繁盛店研究所が運営する会員制コミュニティ「増益繁盛クラブ」には、全国500名の飲食店・美容室オーナーが参加しています。ここで何が起きているかというと、「売上が上がった」「仕組み化できた」という報告と同時に、「同じ境遇の仲間ができた」という声が非常に多い。

孤独な経営者に最初に必要なのは、正直なところ「テクニック」じゃないんです。「自分の悩みを話せる場」と「上を向いている仲間の存在」。それだけで、思考が動き始めます。

モチベーションは管理するより、湧き出る環境をつくるほうがずっと楽です。一人でやる気を絞り出そうとしていたこれまでのやり方を、少し変えてみる余地があるかもしれません。

まとめ:モチベーションを保つ3つのコツ、もう一度整理する

今回お伝えした3つのコツを整理します。

  1. 「誰に話すか」を変える——同じ視座の愚痴仲間ではなく、先を歩く経営者と話す機会をつくる
  2. 「悩みの言語化」の場を持つ——頭の中のループを外に出す習慣で、思考の質が変わる
  3. 「基準値の高い場」に身を置く——環境が人をつくる。自然にモチベーションが湧く状態をつくる

やる気が出ないのは、あなたの意志が弱いのではありません。思考が閉じているだけです。その閉じた思考を開く最初の一手が、「自分の外に基準を持つこと」。それがモチベーションを保つ最も確実な道です。

今日からすぐできる一歩として、「今週、自分より先を歩いている経営者と話す機会をつくる」ことを試してみてください。

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