実践力を高める基本知識

あなたの飲食店集客、改善できていますか?今すぐ診断

「もっと単価を上げたい。でも、お客さんに追加メニューを勧めると押し売りみたいになりそうで……」

こういう気持ち、すごくよくわかります。腕には自信がある。料理も接客も手は抜いていない。それでも客単価がなかなか伸びない。じゃあ何か提案してみようかと思っても、なんだか気まずくて口が重くなってしまう。

実は、この「提案できない」状態にハマっているオーナーさんは本当に多いんです。問題は技術でも料理の質でもなく、「提案の型」を持っていないこと。型さえあれば、お客さんから「ありがとう、それにしてもらおうかな」と言ってもらえる提案が自然とできるようになります。

今回は、客単価アップのための提案術を、チェックリスト形式で診断しながらお伝えします。自分の今の状態を確認しつつ、読み進めてみてください。

📋 この記事でわかること

  1. 「押し売りになりそう」と感じる本当の原因
  2. 客単価が上がらない店に共通する4つのパターン
  3. ありがとうと言われる提案の型と具体的なステップ
  4. 今すぐ着手できる単価アップの行動チェック

こんな方におすすめ

  • ✅ 料理・技術には自信があるのに客単価が伸び悩んでいる方
  • ✅ 追加メニューや高単価メニューを提案するのが苦手な方
  • ✅ 値引きや割引に頼らない集客・単価アップを実現したい方
  • ✅ 繁盛しているのに手元にお金が残らないと感じている方
  • ✅ お客さんに喜ばれながら売上を上げる方法を知りたい方
あなたの飲食店集客、改善できていますか?今すぐ診断 | 有限会社繁盛店研究所

客単価が上がらない店の「4つの共通パターン」、あなたはいくつ当てはまる?

単価が伸びない店には、驚くほど共通した特徴があります。次のチェックポイントを正直に見てみてください。

チェックポイント①:メニューを「提案」せず、ただ置いているだけ

メニュー表に高単価メニューが載っているけど、スタッフも自分も「あえてオススメはしない」という状態。お客さんが自分から注文しない限り、そのメニューは存在しないも同然です。

✅ ポイント:メニューは「置く」だけでは売れません。口頭で一言添えるだけで、注文率はまったく変わります。まず「言葉で伝えること」を習慣にすることから始めましょう。

チェックポイント②:提案するタイミングが分からない

「頼まれてもいないのにいきなり言い出すのは変かな」「食事中に話しかけるのは迷惑じゃないか」と考えて、結局何も言えないまま会計になる。

✅ ポイント:提案のベストタイミングは「注文を受けた直後」か「料理が出た直後の反応を見たとき」。このタイミングさえ掴めば、自然な流れで言葉が出てきます。

チェックポイント③:「高いと思われたくない」という思い込みがある

単価の高いメニューを勧めるとお客さんが引く、と勝手に信じてしまっている。でも実際には、価値が伝わっていればお客さんはむしろ喜んでくれるケースがほとんどです。

✅ ポイント:値段を伝える前に「なぜそれが良いのか」を伝えることが先。価格の前に価値を語れば、お客さんの反応はまるで変わります。

チェックポイント④:提案の「言葉」が頭の中にない

いざ勧めようとしたとき、どういう言葉を使えばいいか分からない。結果、なんとなく言葉を濁してしまう。

✅ ポイント:提案には「型」があります。たった2〜3パターンの言葉を用意しておくだけで、場面ごとに迷わず動けるようになります。

✓ ここまでのポイント

  • 客単価が伸びない原因は、料理や技術の問題ではなく「提案の型がないこと」
  • 提案しないことは、お客さんの選択肢を奪っているとも言える
  • タイミング・価値の伝え方・言葉の型の3つを整えれば、押し売りにならない提案ができる

「ありがとう」と言われる提案の型:3つのステップ

押し売りと価値提案の違いは、相手の気持ちより自分の都合を優先しているかどうかです。お客さんの状況や好みを見た上で「こういう理由で、あなたにはこれが合うと思います」と伝えるのが価値提案。「とにかく注文してほしい」という下心が透けるのが押し売りです。

では、どうすれば価値提案になるのか。ステップで見ていきます。

提案 STEP 1

お客さんの「状態」を観察する

提案の前に、まずお客さんの状況を見ること。「今日は疲れた顔をしている」「前回よりゆっくりしている」「いつも同じものを頼む」——そういう情報が、提案の糸口になります。「いつもありがとうございます。最近疲れが溜まっていませんか?」という一言が、自然な提案の入り口になります。

⚠️ よくある失敗:お客さんの状態を無視して、ただマニュアル通りに「本日のオススメは〜」と言い始めるパターン。機械的な言葉はお客さんに伝わりません。

提案 STEP 2

「価値」を先に語る。価格は後

「このコースは〇〇円です」より先に、「このコースだと〇〇が入っているので、今日みたいな寒い日には特に身体が温まりますよ」という順番で話す。お客さんが「それいいね」と思ってから価格を聞くのと、最初に値段を聞くのでは、受け取り方がまるで違います。

⚠️ よくある失敗:価格を最初に言ってしまうこと。高い・安いの判断が先に来て、価値を聞いてもらえなくなります。

提案 STEP 3

選択肢を「2択」に絞って渡す

「何でもどうぞ」よりも「Aにしますか、Bにしますか?」の方が、お客さんは選びやすい。たとえば「いつものコースか、今日はちょっと贅沢な限定コースにされますか?」という形で提示すると、お客さんも迷わず答えられます。この2択提示が、単価アップの最もシンプルな仕組みです。

⚠️ よくある失敗:選択肢を多く出しすぎること。人は選択肢が多すぎると「やっぱり普通でいい」と戻ってしまう傾向があります。

「提案が苦手な経営者さんの多くは、実は押し売りを恐れているんじゃなくて、断られることを恐れているんです。でも、価値が正直に伝わった上での断りは、次の提案への準備になる。黙っていることが一番もったいない。」

ハワードジョイマン(中小企業診断士・繁盛店研究所 主宰)

「提案できない」が変わると、経営全体が動き始める

客単価の改善は、単に「1回の売上が増える」という話じゃないんです。単価が上がることで、同じ客数でも利益が増える。利益が増えることで、時間や気持ちに余裕が生まれる。余裕が生まれることで、次の仕組み化や新たな提案を考えられるようになる。この連鎖が、経営全体の流れを変えていきます。

「フル稼働しなくても回る体制に近づいてきて、毎日に目的地ができた気がします。客単価が上がるってこういうことなんですね。」

オーナー1人+アシスタントのサロン経営者(女性・40代)/客単価改善で月商230万達成

この方のように、「単価を上げる」という一点から経営の歯車が回り始めるケースは本当に多い。大事なのは、特別な設備を導入することでも、大々的なリニューアルをすることでもなく、「今いるお客さんに、今できることを正直に伝える」ことから始めることです。

繰り返しになりますが、提案には型があります。その型を持てているかどうかで、同じ店でも客単価は大きく変わってきます。

今日から動ける!客単価アップの行動チェックリスト

最後に、今すぐ自分の店で確認・実行できることをまとめます。当てはまっていないものが、今の課題です。

チェックポイント⑤:高単価メニューを「口頭で」勧めているか

メニュー表に載せるだけで終わっていませんか?1日に最低1人、声で伝えることを今日から始めてみてください。

✅ ポイント:まず言葉にすること。上手い言い方じゃなくていい。「これ、今日のオススメです」という一言で十分です。

チェックポイント⑥:提案する「言葉の型」を3パターン用意しているか

「いつものでよろしいですか、それとも今日は〇〇にしてみますか?」のような、場面別のセリフを作っておく。

✅ ポイント:頭の中で考えながら話すと言葉が詰まる。事前に決めたセリフは、自然に口から出るようになります。

チェックポイント⑦:提案したときの「反応」を記録しているか

勧めたとき、お客さんがどう反応したかを簡単にメモしておく。「喜ばれた言い方」「断られた言い方」のパターンが見えてきます。

✅ ポイント:記録は仕組み化の第一歩。感覚だけに頼らず、数字と言葉で管理し始めると経営の精度が一気に上がります。

チェックポイント⑧:提案の目標を「今週の数字」で持っているか

「いつかやろう」は「永遠にやらない」と同じです。「今週は5人に声をかける」という具体的な数字を持って動いてください。

✅ ポイント:目標は行動単位で設定する。「売上を上げたい」ではなく「今週〇回提案する」という形にすると、実行できるかどうかが明確になります。

まとめ:提案の「型」ひとつで、今の店が変わる

客単価を上げることに罪悪感を持つ必要はまったくありません。あなたが提供する料理や技術には、価格に見合うだけの価値がある。それを伝えていないのは、お客さんに選ぶ機会を与えていないのと同じです。

大事なことをまとめます。

  • 押し売りと価値提案の違いは「相手を見ているかどうか」
  • 提案には「観察→価値→2択」という型がある
  • まず言葉にすることから。完璧じゃなくていい
  • 提案は記録して、改善の素材にする

とっととやれ、と言いたいところですが(笑)、まずは今日1人に声をかけることから始めてみてください。その小さな一歩が、売上の変化につながっていきます。

もし「提案の型をもっと体系的に身につけたい」「単価アップだけでなく時間の使い方も整えていきたい」という方は、ぜひ動画講座「行動収益化法」の内容を確認してみてください。認識を変えて、今の行動を整えていく一連の流れを、実践的なワーク形式で学べます。

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