なぜ飲食店・美容室の9割が3年以内に潰れるのか?生き残る1割の経営者だけが知っている「3つの違い」


こんにちは、
ハワードジョイマンです。

「開店した飲食店や美容室の9割が3年以内に廃業する」
この話を聞いたことがありますか?

実際に帝国データバンク(下記引用)の調査によると

実際の統計では、新規開業した飲食店の約70%が3年以内に、90%が10年以内に廃業することを裏付けるように、飲食店、美容室ともに廃業数が過去最多を更新しているという厳しい現実があります。

では、なぜこれほど多くの店舗が潰れてしまうのでしょうか?

そして、生き残る1割の経営者は何が違うのでしょうか?

目次

廃業する店舗の共通点

過去10年間で2500店舗以上の飲食店・美容室をサポートしてきた経験から、廃業する店舗には明確な共通点があることが分かりました。

1. 「好きなことを仕事にした」だけで始めている

  • 「修行元のお店と同じジャンルの飲食店を開業」
  • 「髪を切るのが好きだから美容室を開業」

確かに好きなことや自分自身の経験を仕事にするのは素晴らしいことです。

しかし、「好き」と「儲かる」は全く別物です。

廃業する経営者の多くは、この違いを理解していません。

2. 「良いものを作れば売れる」と信じている

技術力さえあれば成功できると思い込んでいる経営者が非常に多いです。

  • 「うちの料理は美味しいから」
  • 「うちの技術は確かだから」

でも現実は違います。

どんなに良い商品・サービスでも、お客様に知られなければ売れません。

3. 値段を下げることでしか集客できない

お客様が来ないと、すぐに値段を下げて集客しようとします。

  • ワンコインランチ(500円)
  • 格安カット(1,500円)
  • 激安飲み放題

一時的には客数が増えるかもしれませんが、利益は残りません。

そして、値下げに慣れたお客様は、さらに安い店舗があれば簡単に移ってしまいます。

生き残る1割の経営者の「3つの違い」

では、生き残る1割の経営者は何が違うのでしょうか?

違い1:「ビジネス」として考えている

生き残る経営者は、最初から「ビジネス」として店舗運営を考えています。

「好きなこと」ではなく「儲かること」を最優先にしています。

例えば:

  • どのメニューが最も利益率が高いか?
  • どの時間帯が最も効率的か?
  • どのお客様が最もリピート率が高いか?

すべてを数字で管理し、感情ではなくデータに基づいて判断しています。

違い2:「集客」に毎日時間を割いている

技術の向上に時間をかけるのではなく、集客に毎日最低1時間は時間を割いています。

具体的には:

  • SNSでの情報発信
  • お客様へのフォローアップ
  • 口コミを増やす仕組み作り
  • 地域での認知度向上活動

技術は一定レベルに達すれば十分です。

それよりも、いかにお客様に知ってもらうかに集中しています。

違い3:「客単価」を上げることに集中している

客数を増やすことではなく、一人当たりの客単価を上げることに集中しています。

なぜなら:

  • 座席数には限りがある
  • 一日の営業時間にも限りがある
  • スタッフの処理能力にも限りがある

限られたリソースで売上を最大化するには、客単価を上げるしかないからです。

あなたの店舗はどちらのタイプ?

ここで、あなたの店舗について考えてみてください。

以下の質問に正直に答えてみてください:

【廃業予備軍チェック】

□ 最近1ヶ月で新規集客のために何もしていない
□ 客単価を上げる取り組みを何もしていない
□ 売上や利益の詳細な数字を把握していない
□ 値下げでしか集客できないと思っている
□ 「忙しくて時間がない」が口癖になっている
□ スタッフに任せられる仕事がほとんどない
□ 1週間休んだら売上が心配で仕方がない

3つ以上当てはまる場合は、要注意です。

実際の成功事例

会員さんの佐々木さん(美容室経営)の例をご紹介します。

【Before】

  • 月商:65万円
  • 客単価:3,500円
  • 労働時間:12時間/日
  • 休日:月2日

佐々木さんは典型的な「廃業予備軍」でした。

毎日朝から晩まで働いているのに、手元にお金が残らない。

値下げをしても一時的にしか客数が増えず、結局利益は減る一方。

【After】

  • 月商:180万円
  • 客単価:5,200円
  • 労働時間:8時間/日
  • 休日:週2日

何を変えたのか?

1. 儲からないメニューを廃止

利益率の低いメニューを思い切って廃止しました。

具体的には:

  • 1,500円カット → 廃止
  • シャンプーのみ → 廃止
  • 格安パーマ → 廃止
  • カットのみの新規客の予約受付中止

最初はお客様から苦情もありましたが、3ヶ月後には売上が20%アップしていました。

2. 高単価メニューを強化

代わりに、高単価で利益率の高いメニューを強化しました:

  • ヘッドスパ付きカット(8,000円)
  • プレミアムカラー(12,000円)
  • ナチュラル縮毛矯正(25,000円)
  • トリートメントコース(8,000円)

3. 集客活動を毎日1時間実施

技術練習の時間を削って、集客活動に毎日1時間を割きました:

  • ネット広告集客
  • お客様へのフォローメッセージ
  • 口コミ投稿のお願い
  • スパイダー集客の実践

結果として、新規客数は月15人から月50人に増加しました。

成功事例2:佐藤さん(居酒屋経営)

【Before】

  • 月商:240万円
  • 客単価:2,800円
  • 労働時間:14時間/日
  • 休日:月1日

佐藤さんの居酒屋は典型的な「薄利多売」経営でした。

ワンコインランチ(500円)をやったり、格安飲み放題(1,500円)がメイン商品。

お客様は多いのに、なぜか手元にお金が残らない状況が続いていました。

【After】

  • 月商:430万円
  • 客単価:4,200円
  • 労働時間:10時間/日
  • 休日:週1日

佐藤さんが行った改革:

1. ワンコインランチを廃止

思い切ってワンコインランチを廃止し、ランチメニューを以下に変更:

  • 御膳導入(1,800円〜2,300円)
  • 特製丼もの(1,500円〜1,950円)
  • 限定ランチコース(2,300円)

「お客さんが来なくなる」と心配でしたが、客数が7割になってもランチ売上が2.5倍になりました。客数が減ったので、余裕をもってランチ営業ができるようになりました。

また、ワンコインランチの時は、お客さんから「早く提供して欲しい」というクレームがあったのが、時間に余裕をもって来店する方が増えたので、クレームは皆無になり、それどころか「美味しかった。ゆっくりできて良かった」という喜びの声が増えて、働く喜びを感じられるようになりました。

2. 飲み放題の見直し

格安飲み放題を廃止し、以下の構成に変更:

  • 宴会メニューの価格改定(4,500円〜6,800円)
  • お酒注文を想定したメニュー作りの強化(日本酒によく合う呑兵衛セット、ワインによく合うおばんざい盛り)
  • 単品注文を促進する仕組み

結果として、夜の客単価が2,800円から4,500円にアップしました。

3. 「看板メニュー」の創出

ファンを増やす為、独自性のあるオリジナル看板メニューを開発:

  • 非公開

これらのメニューが口コミで評判となり、検索数も増え、遠方からのお客様も増加しました。

4. ネット広告を入り口とした顧客リスト集客の強化

ネット広告を出すことで、来店客数を増やし、LINE友だちの数を増やすことで、常連さんを増やした。

  • ネット広告の実施
  • LINE友だちの増加対策
  • 限定メニューの告知
  • お客様との交流を積極的に行う

結果として、新規客が30%、既存客が70%の比率は変わらず、顧客母数が増えたのと、良いお客さんが集客できるようになったので、利益率だけでなく、働く喜びの幸福度が高まった

佐藤さんのコメント: 「最初は売上が下がるのが怖くて、なかなか値上げできませんでした。でも、安い料金でお客さんを集めても、結局疲弊するだけだと気づいたんです。今では少ないお客様数でも、しっかりと利益が残る経営ができています」

なぜ多くの経営者が間違った方向に進むのか?

なぜ多くの経営者が廃業への道を歩んでしまうのでしょうか?

理由は明確です。

「経営」を学んだことがないからです。

料理学校や美容学校では、技術は教えてくれます。

でも、以下のことは教えてくれません:

  • どうやって集客するのか?
  • どうやって客単価を上げるのか?
  • どうやって利益を最大化するのか?
  • どうやって効率的に店舗を運営するのか?

つまり、「作る技術」は知っているが「売る技術」を知らないのです。

今すぐできる3つの改善策

でも、安心してください。

今からでも間に合います。

以下の3つの改善策を今すぐ実践してください:

改善策1:利益分析を行う

まず、あなたの店舗のメニュー別利益を計算してください。

計算式: 利益 = 売価 – 原価 – 人件費(作業時間×時給)

そして、利益率の低いメニューは廃止を検討してください。

勇気がいりますが、これをやらない限り利益は増えません。

改善策2:集客活動を習慣化する

毎日30分でも良いので、集客活動の時間を作ってください。

具体例:

  • 朝30分:広告チェックとお客様へのメッセージ
  • 昼30分:口コミサイトのチェックと返信
  • 夜30分:翌日の集客活動の準備

改善策3:客単価アップの仕組みを作る

既存のお客様の客単価を上げる仕組みを作ってください。

具体例:

  • カウンセリングによる顧客との悩み要望共有
  • セットメニューの提案
  • アップグレードオプションの追加
  • 次回予約時の特典提供

成功への第一歩

廃業する9割ではなく、生き残る1割になるために。

まず必要なのは、考え方を変えることです。

「技術者」から「経営者」への意識転換。

これができれば、あなたの店舗は必ず変わります。

実際、私がサポートした経営者の80%以上が、3ヶ月以内に売上20%アップを達成しています。

あなたはどちらを選びますか?

今、あなたには2つの選択肢があります:

選択肢1: 今まで通りの経営を続ける → 結果:廃業する9割の仲間入り

選択肢2: 経営者として必要な知識を身につける → 結果:生き残る1割の経営者になる

どちらを選ぶかは、あなた次第です。

でも、考えてみてください。

あなたがこの記事を最後まで読んでいるということは、現状を変えたいと思っているからですよね?

それなら、今すぐ行動を起こしてください。

明日では遅いかもしれません。

最後に…

この記事では、生き残る経営者の特徴と具体的な改善策をお伝えしました。

でも、これは氷山の一角に過ぎません。

本当に成功するためには、もっと体系的に「経営」を学ぶ必要があります。

もしあなたが本気で現状を変えたいなら、私が年商269万円から逆転した「行動収益化法」を学んでみませんか?

生き残る1割の経営者だけが知っている「7つの秘密」を、1時間53分の講演動画で完全公開しています。

特別価格:初月100円から始められます。

詳細は以下をご確認ください:

[あなたの望みを実現する行動収益化法の詳細はこちら]


P.S. この記事を読んで「耳が痛い」と感じた方もいるかもしれません。でも、現実を受け入れることが成功への第一歩です。私も同じ道を通ってきました。あなたも必ず変われます。

P.P.S. 生き残る1割の経営者になるために、今日から何か1つでも行動を起こしてください。小さな一歩が、大きな変化の始まりです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 代表取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

1975年 静岡県清水市生まれ(現在:静岡市清水区)
自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしていることから、小さい頃より受付台にたち、商売を学ぶ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を経験。活動中は、九州松早グループの運営するファミリーマートのCMに出演。急性膵炎による父の急死により大学卒業後、清水市役所に奉職。

市役所在職中に中小企業診断士の取得を始める。昼間は市役所で働き、夜は診断士の受験勉強。そして、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの現場修行を経験。6年間の試験勉強を経て、中小企業診断士資格を取得。

取得を契機に7年目で市役所退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立。

お笑い芸人として活動していた経験から、小売店や飲食店、美容室、整体院の客数増加や店内販売活動に、お笑い芸人の思考法や行動スタイル、漫才の手法などを取り入れることで、クライアントの業績が着実に向上していく。

こうした実績を積み上がるに従い、信奉者が増える。独自の繁盛店メソッド「笑人の繁盛術」の考え方で、コンサルティングを行う。

発行するメールマガジンは、専門用語を使わない分かりやすい内容から、メルマガ読者からの業績アップ報告が多く、読者総数は1万人を超える。

会員制コンサルティングサポート「増益繁盛クラブ」を運営。人気テレビ番組ガイアの夜明けにも取り上げられるなど注目を浴びる。これまで北は北海道から南は沖縄、そして、アメリカからも参加する方がいるなど、多くの方が実践を続けている。

コンサルタントが購読する「企業診断」(同友館)からもコンサルタントに向けた連載を依頼されるなど、コンサルタントのコンサルタントとしても活躍中。

どんなに仕事が忙しくとも毎月1回の先祖のお墓参りを大事にしている。家族を愛するマーケッター。

コメント

コメントする

目次