年商よりも「心の幸福度」を上げる経営をしよう

こんにちは、
ハワードジョイマンです。

経営者にとって「年商」は、まるでバロメーターのように扱われがちです。
でも、こんなふうに感じたことはありませんか?

  • 年商は上がっているのに、心が疲れている
  • 忙しいだけで、家族との時間がない
  • 利益が残らず、精神的に追い詰められている

私はこれまで1,000店舗以上のお店をサポートしてきましたが、
年商よりも大切にしてほしいものがあります。

それが、「年の幸福度」です。

目次

数字では測れない“本当の豊かさ”とは?

多くの経営者が「売上」という数字に目を奪われます。
たしかに、売上がなければ事業は続きません。
でも、よくよく考えてみてください。

  • あなたは、いつも笑顔でお店に立てていますか?
  • 家族とゆっくり食卓を囲む時間がありますか?
  • 心に余裕を持って人に優しくできていますか?

年商1億円を超えても、寝る間もなく働き、
家族との関係がギクシャクしていたら…。
それは“成功”と言えるでしょうか?

幸福度の高い経営者に共通する3つのこと

私が出会ってきた「人生も商売も豊かにしている経営者」には、共通点があります。

① 時間の使い方に「自分の意思」がある

売上のために動くのではなく、「どんな1日を過ごしたいか」から逆算して働いています。
時間を“自分で選んでいる”感覚があるのです。

② 利益構造がシンプルでムダがない

売上はそこまで高くなくても、利益率が高い。
そのぶん、過剰な集客や人件費に追われることがありません。

③ 「誰とやるか」を大切にしている

お客様・スタッフ・取引先、すべて“気持ちよく付き合える人”とだけ商売をしている。
だから、人間関係のストレスが少ないのです。

「心の幸福度」を高める最初の問い

まず、こう自分に問いかけてみてください。

「この1年、何回 心から笑えたか?」
「この1年、何回 家族とゆっくり話せたか?」
「この1年、自分の心と体にちゃんと向き合えたか?」

たとえ年商が昨年より減っても、
自分や家族が笑って過ごせる1年だったなら、
それは“最高の1年”ではないでしょうか。

売上ではなく「設計」を見直そう

幸福度を上げるためには、経営の設計を見直す必要があります。

  • 客単価×利益率を上げて、集客に追われない仕組みを作る
  • 定休日を設定し、休む勇気を持つ
  • 無理な拡大をやめ、今いるお客様との関係性を深める
  • 自分にとって「幸せな商売とは何か?」を定義する

経営とは、人生を豊かにするための手段です。
数字を追いかけるだけの“終わりなき競争”から、一歩降りてもいいのです。

最後に──“誇れる1年”を、自分の手で

私は、年商が1億円でも不幸そうな経営者を何人も見てきました。
反対に、年商3,000万円でも心から満たされた表情でお店に立つ経営者もいます。

あなたが目指すべきは、
「人に自慢できる年商」ではなく、
「自分に誇れる1年」なのかもしれません。

がんばらない。でも、あきらめない。
その先に、“商売のほんとうの幸せ”が待っています。

あなたの人生が、今日も少しでも軽くなりますように。

— ハワードジョイマン

心の幸福度チェックリスト

  • 心の余裕があったか(焦りや不安に追われすぎなかったか)
  • 家族や大切な人と過ごす時間があったか
  • 自分の体調やメンタルと向き合えたか
  • 「この仕事をしていてよかった」と思える瞬間があったか
  • スタッフ・お客様と温かい関係を築けたか
  • 働いた時間や成果に“納得”できたか
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この記事を書いた人

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 代表取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

1975年 静岡県清水市生まれ(現在:静岡市清水区)
自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしていることから、小さい頃より受付台にたち、商売を学ぶ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を経験。活動中は、九州松早グループの運営するファミリーマートのCMに出演。急性膵炎による父の急死により大学卒業後、清水市役所に奉職。

市役所在職中に中小企業診断士の取得を始める。昼間は市役所で働き、夜は診断士の受験勉強。そして、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの現場修行を経験。6年間の試験勉強を経て、中小企業診断士資格を取得。

取得を契機に7年目で市役所退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立。

お笑い芸人として活動していた経験から、小売店や飲食店、美容室、整体院の客数増加や店内販売活動に、お笑い芸人の思考法や行動スタイル、漫才の手法などを取り入れることで、クライアントの業績が着実に向上していく。

こうした実績を積み上がるに従い、信奉者が増える。独自の繁盛店メソッド「笑人の繁盛術」の考え方で、コンサルティングを行う。

発行するメールマガジンは、専門用語を使わない分かりやすい内容から、メルマガ読者からの業績アップ報告が多く、読者総数は1万人を超える。

会員制コンサルティングサポート「増益繁盛クラブ」を運営。人気テレビ番組ガイアの夜明けにも取り上げられるなど注目を浴びる。これまで北は北海道から南は沖縄、そして、アメリカからも参加する方がいるなど、多くの方が実践を続けている。

コンサルタントが購読する「企業診断」(同友館)からもコンサルタントに向けた連載を依頼されるなど、コンサルタントのコンサルタントとしても活躍中。

どんなに仕事が忙しくとも毎月1回の先祖のお墓参りを大事にしている。家族を愛するマーケッター。

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