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工務店がポータルサイトに依存し続けることの3つの構造的リスク

工務店がポータルサイトに依存し続けることの3つの構造的リスク

結論から言うと、ポータルサイトへの依存は「一時的な集客の手段」として使う分にはいいのですが、それをメインの集客チャネルとして頼り続けることは、工務店の経営を長期的に不安定にする構造的なリスクを孕んでいます。

私はこれまで18年間、飲食・美容・そして工務店業界を含む1,000店舗以上の中小事業者の売上・利益改善を支援してきました。その経験から断言できるのですが、ポータルサイトに月数十万円を払い続けているにもかかわらず、「費用対効果がよくわからない」「問い合わせの質が低い」「やめたくてもやめられない」という状況に陥っている工務店の社長が非常に多い。

この記事では、ある工務店の成功事例を軸に、ポータルサイト依存の3つの構造的リスクと、それを脱却するための具体的な道筋をお伝えします。

こんな方におすすめ

  • ✅ SUUMOなどのポータルサイトに掲載しているが費用対効果を感じられていない方
  • ✅ 毎月の掲載費が固定コストとして重くのしかかっていると感じている方
  • ✅ 紹介・口コミ以外の安定した新規集客の仕組みをつくりたい方
  • ✅ 自社ホームページはあるが問い合わせがほぼゼロな方
  • ✅ ポータルサイトをやめた後の代替手段を探している方
工務店がポータルサイトに依存し続けることの3つの構造的リスク | 工務店の集客支援サポート

【事例紹介】年商4億円・年間8棟の工務店が直面していた現実

今回ご紹介するのは、静岡県内に拠点を置く年商4億円・年間新築8棟を手がける注文住宅工務店の社長(50代)です。地域に根ざした丁寧な家づくりで地元の評判は高く、施工品質には自信を持っていました。しかし、紹介・OB客だけでは受注が安定しないため、3年ほど前からSUUMOに掲載をスタート。当初は「これで集客できる」と期待していたそうです。

ところが、いざ蓋を開けてみると状況は思っていたものと異なりました。

  • 月額の掲載費が20万円以上かかっているにもかかわらず、問い合わせは月1〜2件
  • その問い合わせも「とりあえず複数社に一括送信している」という温度感の低いユーザーがほとんど
  • 価格比較が前提のため、見積もりを出しても値引き交渉が来る
  • 掲載をやめると問い合わせがゼロになるため、「やめるに やめられない」状態

年間240万円以上の掲載費を払い続けながら、受注につながる問い合わせはほぼなし。社長は「お金を払って消耗しているだけかもしれない」と感じ始めていました。

リスク①:ポータルサイトは「土俵そのもの」を他社に握られている

ポータルサイトの最大の構造的リスクは、集客の主導権が自社にないという点です。

ポータルサイトというのは、ユーザーが「複数の工務店を比較する」ために使うプラットフォームです。つまり、あなたの工務店は最初から「比較対象のひとつ」として並べられることになる。掲載料を払えば払うほど露出は上がりますが、それは同時に競合他社との比較にさらされる機会が増えることでもあります。

しかもプラットフォーム側は、アルゴリズムや掲載順位のルールをいつでも変更できます。掲載費を上げてくることもある。ユーザーに見せる情報の見せ方も、自社でコントロールする余地がほとんどない。

自社のホームページであれば、どんな家を建てているか、どんな想いで家づくりをしているか、どんな施主さんの声があるか——すべて自社の言葉で、自社のペースで伝えられます。ところがポータルサイトでは、フォーマットが決まっており、差別化できる情報量にも限界がある。「いい家を建てているのに、なぜ選ばれないのか」という悩みは、実はこの構造から来ていることが多いのです。

リスク②:問い合わせの「質」が低く、価格競争に引き込まれやすい

ポータルサイト経由の問い合わせは、構造的に「価格重視のユーザー」が集まりやすくなっています。

ポータルサイトを使うユーザーの行動パターンを考えてみてください。多くの場合、「とりあえず気になる工務店に一括で資料請求する」という使い方をします。まだ工務店との関係が浅い段階で、ほぼ同時に5〜10社へコンタクトを取るケースも珍しくない。

この状態で最初に判断基準として浮上しやすいのが「価格」です。まだ信頼関係ができていない段階では、品質や家づくりへの想いより、「どこが安いか」で比較されやすい。結果として、せっかく丁寧な提案をしても値引き交渉が始まったり、他社と天秤にかけられたまま音信不通になったりします。

一方、自社ホームページ経由で問い合わせてくるユーザーは少し違います。事前に施工事例・社長の考え方・お客様の声などを読み込んだうえで「この会社に頼みたい」と思って連絡してくることが多い。温度感が高く、価格だけで判断するユーザーが少ない傾向があります。

✓ ここまでのポイント

  • ポータルサイトは集客の主導権を他社(プラットフォーム)に握られており、掲載ルール変更のリスクを常に抱える
  • ポータルサイト経由のユーザーは複数社一括比較が前提のため、価格競争に巻き込まれやすい構造がある

リスク③:「やめられない依存」が固定費を膨らませ続ける

3つ目のリスクは、心理的・経営的な「依存の罠」です。

ポータルサイトへの掲載をやめたら問い合わせがゼロになる——この恐怖が、やめる決断を難しくします。でも実際には、月20〜30万円の掲載費を払い続けても受注につながる問い合わせがほとんどない状態が続いている。年間で考えると240〜360万円。これは年間1棟の粗利に匹敵する金額です。

「広告費をかけてもどこに出せばいいかわからない」という声もよく聞きますが、ポータルサイトに漫然と払い続けるのは、実は「どこに出せばいいか考えることを先送りしている状態」でもあります。掲載を続けることで「集客の手を打っている感」が生まれ、自社集客の仕組みづくりに着手するタイミングを逃してしまう。

先ほどの工務店の社長もまさにこの状態でした。「SUUMOをやめると怖い。でも成果も出ていない」という板挟みの中で3年が過ぎていたのです。

「HPからの問い合わせが月0件から5件以上になった。ポータルサイトに払っていたお金を自社HP改善に回したら、質の高い問い合わせが来るようになった」

50代・注文住宅工務店 経営者

「年間1棟増えただけでコンサル費用の6倍以上が回収できた。紹介だけに頼らなくていい仕組みができて、経営が安定した」

40代・注文住宅工務店 経営者

この工務店が実行した「3ステップの転換策」と結果の変化

では、冒頭でご紹介した工務店の社長が実際に取り組んだ内容と、その結果をお伝えします。

ステップ1:自社HPの「問い合わせ動線」を徹底的に見直す

まず取り組んだのは、既存のホームページの改善です。施工事例のページを充実させ、「なぜこの工務店を選んだのか」がユーザーに伝わるよう、お客様インタビューや設計の考え方を丁寧に掲載しました。WordPressを使ったページ改善で、検索エンジンからの流入も意識した構成に整えました。

ステップ2:Googleビジネスプロフィール(MEO)を整備する

地域名+「工務店」「注文住宅」などのキーワードで検索したときに、自社のGoogleマップが上位に表示されるよう、MEO対策を実施。口コミの件数を増やす仕組みをつくり、3ヶ月で口コミ数が倍以上になりました。これにより、地域ユーザーからの「信頼の入口」が整備されました。

ステップ3:Meta広告・Google広告で「温度感の高いユーザー」をHPへ誘導

ポータルサイトの掲載費の一部を、自社HP誘導のためのMeta広告・Google広告に振り替えました。広告投資して集客するのが、労働時間を短縮しながら売上利益を最大化するのに最適な手段です。お金を掛けずに売上を伸ばすというのは間違いで、投資先を正しく選ぶことが重要なのです。

結果として、取り組み開始から6ヶ月でHP経由の問い合わせが月5件以上に安定。そのうち2件が商談に進み、1件が受注につながりました。注文住宅1棟の粗利は500万円超。月額コンサル費用66,000円・6ヶ月契約66万円に対し、1棟の粗利だけで投資回収が完了しています。

さらに重要なのは、「紹介だけに頼らない集客の仕組みをつくる」ことができた点です。仕組みが動き続けているので、社長が現場と経営を兼務しながらでも、問い合わせが来る状態が維持されています。

まとめ:ポータルサイト依存から抜け出す最初の一歩

ポータルサイトへの依存が生む3つの構造的リスクを整理すると、次のようになります。

  • リスク① 集客の主導権を他社プラットフォームに握られており、いつでもルールを変えられる
  • リスク② 価格比較が前提のユーザーが集まりやすく、価格競争に引き込まれやすい
  • リスク③ 「やめられない依存」が固定費を膨らませ、自社集客の仕組みづくりを先送りさせ続ける

もちろん、ポータルサイトをすぐにやめる必要はありません。ただ、自社HPからの問い合わせが月5件以上安定して入ってくる仕組みができれば、ポータルサイトへの依存度を下げる判断が自分でできるようになります。それが「選ばれる工務店」に変わる第一歩です。

「いい家を建てているのに、なぜ選ばれないのか」——この問いに向き合ってきた社長こそ、仕組みさえ整えれば必ず変われます。年間1棟増えれば、コンサル費用は何倍にもなって返ってくる。それがこれまでの支援事例で繰り返し証明されてきた現実です。

まずは現状の集客の課題を把握することから始めてみてください。どこを変えれば問い合わせが増えるか、無料のガイドブックでその道筋をお伝えしています。ぜひ一度手に取ってみてください。

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また、自社HPを軸にした集客の仕組みを一緒につくっていきたいという社長には、月額66,000円・同時5社限定のサポートをご用意しています。現在の状況をお聞かせいただき、自社に合った集客の方向性をご提案しますので、お気軽にご相談ください。

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