問合せ獲得

工務店がプレスリリースで地域メディアに取り上げられる方法

先日、神奈川県で注文住宅を手がける工務店の社長からこんな相談を受けました。

「ジョイマンさん、うちって地域の人から『いい仕事するね』って言ってもらえるんですよ。でもホームページへの問い合わせはほぼゼロで、紹介が途絶えると途端に怖くなる。何かいい手はないですかね?」

この社長、施工実績もあって地元でそれなりに名前も知られている。でもWeb上での存在感はほぼゼロ。「知っている人には知られているけど、知らない人には一切知られていない」という典型的な状況でした。

そこで私がまず提案したのが、プレスリリースの活用です。「えっ、プレスリリースって大企業がやるやつじゃないんですか?」と驚かれましたが、実は地方の中小工務店こそ、プレスリリースで地域メディアに取り上げられやすい。今日はその理由と具体的な手順を、私・ハワードジョイマンの一日の動きとともにご紹介します。

こんな方におすすめ

  • ✅ 紹介・口コミ中心で経営してきたが、新規集客の仕組みがない工務店の社長
  • ✅ ホームページはあるが問い合わせがほとんど来ない方
  • ✅ 広告費をかけずに認知度を上げる方法を探している方
  • ✅ 地域メディア(新聞・テレビ・地域情報サイト)に取り上げられたい方
  • ✅ 「いい家を建てているのに、なぜ選ばれないのか」と感じている工務店経営者

📋 この記事でわかること

  1. 工務店がプレスリリースを活用すべき理由と地域メディアへの影響力
  2. 取り上げられやすいプレスリリースの「ネタ選び」と構成の作り方
  3. 送付先の選び方と送るタイミング・フォローの具体手順
  4. 掲載後にホームページへの問い合わせを増やすための連動施策
工務店がプレスリリースで地域メディアに取り上げられる方法 | 工務店の集客支援サポート

朝9時・デスクに向かう前にまずやること――「今日のネタは何か」を考える

私のコンサルティングの一日は、静岡市清水区の事務所に9時前後に到着するところから始まります。コーヒーを一杯いれながらまずチェックするのが、担当クライアント各社の「今月のニュース素材」です。

プレスリリースで最も大切なのは、「何を書くか」よりも「何をネタにするか」です。地域メディアの記者や編集者が飛びつくネタには、ある程度の共通点があります。私がクライアントの工務店に必ずヒアリングするのは次の4点です。

チェックポイント1:地域性・社会性のある取り組みをしているか

「地元の木材を使った家づくり」「省エネ住宅で電気代ゼロを実現した家族の話」「障がいのある方が暮らしやすい家のバリアフリー設計」など、地域や社会と接点のある話題はメディアが最も取り上げやすいネタです。

✅ ポイント:施工実績の中に「社会的意義のある事例」がないか掘り起こしてみましょう。意外と埋もれているケースが多いです。

チェックポイント2:「初めて・唯一・最多」の要素があるか

「静岡県で初めて〇〇工法を取り入れた工務店」「地域最多の自然素材施工実績」など、数字や希少性を示す言葉が入るとメディアの関心を引きやすくなります。

✅ ポイント:自社の施工実績や使用素材を棚卸しし、数値化できるものをリストアップしておくと、ネタに困りません。

チェックポイント3:地域住民にとって「役に立つ情報」か

「新築・リフォームを検討している地域の人たちに役立つ無料セミナーを開催する」「住まいの断熱に関する無料相談会を地元の公民館で実施」など、読者・視聴者が直接恩恵を受けられる情報はメディア側も紹介しやすい。

✅ ポイント:イベント・セミナー・相談会の開催は定期的なプレスリリースのネタになります。単発で終わらせず、シリーズ化することを意識しましょう。

✓ ここまでのポイント

  • プレスリリースは「何を書くか」より「何をネタにするか」が9割。地域性・希少性・社会性の3軸でネタを選ぶ。
  • 自社の施工実績を棚卸しすると、埋もれた「メディアが喜ぶネタ」が必ず見つかる。
  • イベント・相談会の開催を定期化すると、プレスリリースのネタが途切れなくなる。

午前10時・プレスリリースの「型」を一枚に落とし込む

ネタが決まったら、次は実際に書く作業です。私がクライアントの工務店社長と一緒に取り組むのは、A4一枚に収まるプレスリリースを30分で書くこと。「文章が苦手」という社長でも、この型に当てはめれば書けます。

集客プレスリリース STEP 1

タイトルは「誰が・何を・なぜ」を15字以内で

記者は毎日大量のプレスリリースを受け取ります。タイトルで興味を持ってもらえなければ、本文を読んでもらえません。「〇〇市の工務店が、地元産ヒノキだけで建てるゼロエネルギー住宅の無料見学会を開催」のように、主語(誰が)・内容(何を)・独自性(なぜ面白いのか)をタイトルに詰め込みます。

⚠️ よくある失敗:「〇〇株式会社からのお知らせ」のような社内向けの書き方。記者の目線ではなく読者・視聴者の目線で書くことを忘れずに。

集客プレスリリース STEP 2

冒頭3行でニュースの「核心」を書く

新聞記者は「逆ピラミッド型」で記事を書きます。プレスリリースも同様に、冒頭3行で「いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どうした」の5W1Hを凝縮します。詳細は後半に書けばいい。記者は忙しいので、冒頭で要点が掴めないと読み飛ばされます。

⚠️ よくある失敗:会社の歴史や理念から書き始めるケース。記者が知りたいのは「自社メディアの読者・視聴者に役立つ情報かどうか」だけです。

集客プレスリリース STEP 3

「施主の声」と「写真」を必ず添付する

工務店のプレスリリースで圧倒的に掲載率が上がるのが、実際に家を建てたお施主様のコメントと、施工写真や完成写真の添付です。記者はビジュアルを求めています。また施主の声があることで「地域の生活者の話」として記事化しやすくなります。事前にお施主様から写真・コメント使用の許可を取っておきましょう。

⚠️ よくある失敗:文字だけのプレスリリースを送ってしまうこと。写真素材があるかどうかで掲載率は大きく変わります。

「工務店の社長は『うちはいい仕事をしている』と思っている。でも、それを世間に知らせる努力をしていない。プレスリリースは、その努力を形にする最もコストパフォーマンスの高い手段のひとつです」

ハワードジョイマン(中小企業診断士・増益繁盛メソッド考案者)

午後1時・送付先リストを整理し、フォローの段取りを組む

プレスリリースが完成したら、次は「どこに送るか」です。ここを雑にすると、どれだけ良いプレスリリースを書いても空振りに終わります。

❌ よくある送り方(失敗パターン)

  • 県庁の広報課にだけ送って終わり
  • 大手全国紙にだけFAXして「掲載されなかった」と諦める
  • 送りっぱなしで一切フォローしない

✅ 工務店に合った送付先の選び方(推奨アプローチ)

  • 地域の地方紙・地域情報紙(生活情報欄・住まい欄の担当記者を特定して名指しで送る)
  • 地域のフリーペーパー・タウン情報誌(広告費ゼロで掲載される可能性がある)
  • 地域テレビ局・ラジオ局の情報番組担当(「地元の職人・工務店」は絵になりやすく取り上げられやすい)
  • 地域の住宅・建築系ウェブメディア(SEO効果もある被リンクが獲得できる)
  • PRタイムスなどのプレスリリース配信サービス(無料プランでもGoogleニュースに拾われることがある)

送付後は2〜3営業日以内に電話でフォローすることが重要です。「先日プレスリリースをお送りしたのですが、ご確認いただけましたでしょうか」と一本入れるだけで、掲載率は大きく変わります。私が18年間のコンサルティング経験の中で確認してきた事実として、フォローの電話を入れる工務店と入れない工務店では、掲載率に2〜3倍の差が出ます。

「年間1棟増えただけでコンサル費用の6倍以上が回収できた」

注文住宅工務店経営者(50代・男性)

プレスリリースがきっかけで地域紙に掲載され、それを見た方がホームページを検索して問い合わせる――このルートで年間1棟を増やした工務店の社長のリアルな声です。1棟の粗利が500万円以上になる注文住宅工務店にとって、月額66,000円のコンサル費用など、1棟受注できれば軽く回収できてしまうのです。「年間1棟増えれば、コンサル費用は何倍にもなって返ってくる」というのは、私が口癖のように言うことですが、これはまさにその事実を示しています。

午後3時・プレスリリースとホームページを「連動」させる仕掛け

プレスリリースが地域メディアに掲載されただけで終わらせてはもったいない。私がクライアントに必ず伝えるのは、「掲載後の48時間が勝負」という考え方です。

地域メディアに掲載されると、興味を持った読者・視聴者がまず行動することは「会社名をGoogleで検索する」こと。このとき、ホームページとGoogleビジネスプロフィール(MEO対策)が整備されていないと、せっかくの認知が問い合わせにつながりません。

具体的には以下の連動施策をセットで実施します。

STEP 1:掲載日に合わせてホームページのトップページを更新する

「〇〇新聞に掲載されました」というお知らせバナーをトップに表示する

メディア掲載の事実は、第三者によるお墨付きです。ホームページに掲載報告を出すことで、初めて訪問したユーザーへの信頼感が一気に高まります。

⚠️ よくある失敗:掲載されたことをホームページで告知せず、SNSにも投稿しないまま放置するケース。

STEP 2:Googleビジネスプロフィールの「最新情報」に投稿する

掲載記事の写真と概要をGoogleビジネスプロフィールの投稿機能で発信する

「Googleマップで工務店を調べたとき」に表示されるGoogleビジネスプロフィールに掲載情報を投稿することで、MEO対策と信頼構築が同時にできます。

⚠️ よくある失敗:Googleビジネスプロフィールを開設したまま放置しているケース。情報が古いと逆効果になることもあります。

STEP 3:掲載記事の内容をブログ・コラムとして自社サイトに公開する

プレスリリースの内容をリライトして、SEO記事としてホームページのブログに掲載する

プレスリリースの内容は、そのままSEO記事の素材になります。「地元産木材を使った家づくり」をテーマにしたプレスリリースであれば、「〇〇市で自然素材の家を建てるなら知っておきたいこと」という検索に引っかかる記事に転用できます。一つのネタを複数の発信経路で使い回すことが、「月5件以上のHP問い合わせ」を実現するための基本的な考え方です。

⚠️ よくある失敗:プレスリリースを「広報の仕事」と切り離して考えるケース。Web集客と一体化させて初めて最大限の効果を発揮します。

まとめ――プレスリリースは「知名度ゼロ」からの逆転打になる

私・ハワードジョイマンがこれまで1,000店舗以上の中小事業者の集客を支援してきた経験から言えること。それは「いい仕事をしているのに知られていない」という工務店こそ、プレスリリースという武器が刺さるということです。

大手ハウスメーカーには資本力で勝てない。でも「地域に根ざしたストーリー」「職人の顔が見える施工実績」「地元の素材へのこだわり」は、地方の中小工務店にしか出せない強みです。その強みをプレスリリースで言語化し、地域メディアに届けることで、広告費をかけずに信頼と問い合わせを同時に獲得することができます。

「紹介だけに頼らない集客の仕組みをつくる」第一歩として、まずは今月中に1本、プレスリリースを書いてみてください。ネタ探しに困ったら、今年の施工事例を一覧に書き出すところから始めると、必ずひとつは「メディアが喜ぶネタ」が見つかるはずです。

プレスリリースの書き方・送り先の選び方・ホームページとの連動施策についてさらに詳しく知りたい社長は、まず無料のガイドブックからご覧ください。年間5棟多く受注するための集客の全体像を、具体的なステップでまとめています。

【無料】年間5棟多く受注するための集客ガイドブックはこちらから

また、プレスリリース活用も含めたホームページ経由での問い合わせ獲得を、一緒に仕組みとして構築したい社長は、以下からサポートの詳細をご確認ください。同時5社限定での伴走支援です。お気軽にご相談ください。

年間5棟以上上乗せするネット集客構築サポート

-問合せ獲得