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■ 「増益繁盛クラブ ゴールド」活用
  焼き鳥居酒屋 彩どり亭(和歌山県和歌山市)





和歌山県和歌山市に居を構える飲食店・彩どり亭を経営する高橋 稔明さんは、「増益繁盛クラブ ゴールド」で大きく売上を伸ばすことに成功しました。そこで、入会までの経緯やその効果などについて、詳しくお話を伺ってきました。

取材:桃谷自然



もくじ 
  1. 彩どり亭について
  2. 繁盛店研究所(増益繁盛クラブ)を知ったきかっけ
  3. 入会後に行った施策とは?
  4. 様々な取り組みを行うことで売上65%アップを実現!
  5. 会員になって得られた学びとは?
  6. 実際に会わなくても効果がある「増益繁盛クラブ ゴールド」
  7. 会員が語る「増益繁盛クラブ ゴールド」の良さとは?

■ 彩どり亭について

彩どり亭
― まずは彩どり亭が、どのようなお店なのかをお教えください。
和歌山県和歌山市にある焼き鳥屋です。
串の焼き鳥もありますが、基本的には卓上のロースターを使って、鶏肉や豚肉、牛肉、ホルモンなどをお客様ご自身で焼いていただくスタイルとなっています。焼肉の鶏肉版のように考えていただければ、イメージしやすいんじゃないでしょうか。

席数はカウンターとテーブル席を合わせて50席。20名様以上から貸切にも対応しています。

― メインターゲットは、どういう層になりますか?
団体様や家族連れのお客様です。
当店は駅から少し離れていることもあって、周囲にはそんなに企業が多くありません。そのため、なにかの集まりで使っていただいたり、家族で楽しんでいただけるような、地域密着型のお店作りを行っています。


彩どり亭 所在地

■ 繁盛店研究所(増益繁盛クラブ)を知ったきかっけ

「ジョイマンさんからいただいた本は
369ページ。全部プリントアウトして
読んだのですが、すごいボリューム
でした」
― 繁盛店研究所を知ったきっかけをお教えください。
お店のチラシ制作のため、作り方をネットで調べていた時に出てきたのが、ジョイマンさんのホームページでした。

「ジョイマンって誰だろう」、「変な名前だな」と興味を思って、ホームページを読んでいると、無料メールマガジンに登録したら、369ページの無料の本が読めると書かれていたんです。
「本一冊が無料で?」……と思って、無料なら1回読んでみようと思って登録してみたんです。

― 本を読んでみての率直な感想はいかがでしたか?
かなり衝撃を受けました。
自分がこれまで、いかに実行すれば売上があがることを、なにもやっていなかったかということが分かったんです。

実はその頃は、赤字というほどではありませんでしたが、大きな利益も出せておらず、自分でやりたくて始めたお店なのに、やっていて全然楽しくなくなっていました。
オープンから18年目に入ったこともあってか、ただルーチンワークになってたんです。

丁度1年前の昨年の8月くらいには、お店をたたむか、本腰を入れてお店を立て直すかの分岐点だと自分でも思っていました。

そんな中、ジョイマンさんのホームページを見つけて、いただいた本を読んで、悩んでいたのが嘘のように自分の中で火がつきましたね。

― そこから「増益繁盛クラブ ゴールド」に入会されるまでの経緯は?
無料メールマガジンを読み始めて、1か月後には入会していました。
無料メールマガジンは、毎日送られてきますし、すごく参考になるのですが、切羽詰まってきていたこともあって、もっと色んな情報をすぐに欲しいと思っていましたので。

入会してからは、無料メールマガジンはもちろん、会員だけが閲覧できる会報誌やセミナー動画を見て、参考にしながら、色んな手を打っていったんです。

■ 入会後に行った施策とは?
― 「色んな手」とは具体的にどういったものですか?
主には、看板など外観の変更、折込チラシの制作、メニューブックの改善、会員制度の導入、ハガキDMの投函の5つです。
― それぞれ、どういったことを実施されたのでしょう。
まず外観については、以前は軒下に店名があるだけで、それ以外なにも書かれていなかったのが、もっと店名を大きく載せたり、「地鶏・ホルモン」と食材を載せたり、営業時間やコインパーキングの情報を見せるようにしたり、2階も個室を謳ったりと、いろいろ付け足しました。

以前は、商材が書かれていなかったので、なんの店から分からずに入ってきていたお客様が数多くいらっしゃったのですが、どういうお店か大体分かって入ってきてくださるようになりました。
また注文されるメニューも、看板に書いている地鶏やホルモンが、特に多く出るようになりましたね。

オープン時は、知る人ぞ知る隠れ家にしたかったということもあって、あまり電気も付けずに暗めの雰囲気にしていたのですが、電気をたくさん付けて明るくしたのも集客に繋がっているようです。


昨年11月の店舗リニューアルで、外観が大きく変化。
以前(左)に比べて、どんな店なのかが一目で分かるようになっている。
― 折込チラシはいかがですか?
11月にお店をリニューアルしたのですが、それに合わせてチラシを4万枚作って、新聞の折込広告としてばら撒きました。
― いきなり4万枚とは、予算的にはかなり大変だったのでは?
印刷代や折込代も含めて、約20万円。決して安くはないですが、情報誌やタウン誌に大きく広告を掲載するとなると、16〜17万円くらいかかるので、その代わりと考えるとちょっと出費が増えただけなので、さほど大変だとは思いませんでした。

このチラシは、かなり効果があったので、1年経った今でも、ほとんど変えずに使い続けています。

ただ、4万枚のチラシを一度にばら撒くと、お店のキャパ以上のお客様にお越しいただくことも多くなり、入店をお断りすることもあったり、オーダーをスムーズに回せなくてご迷惑をおかけすることもあったんです。

そこで、これもジョイマンさんの教えですが、新聞会社ごとにチラシを出す日をズラすようにしたんです。そうすることで、忙しい日も分散させられて、満遍なくお客様にお越しいただけるようになりましたね。

また、これはイメージかも知れませんが、新聞を取られている方は、ご家族がいて、定職を持っている……という方がやはり多いと思います。新聞への折込は、そういう方々を客層として取り込めたんじゃないかなと思いますね。


「ぷりぷり」、「こりこり」など
分かりやすい単語を名前に加えることで、
来店者が食感や味を想像しやすくなった。
― なるほど。ではメニューブックはどのように変えられたのですか?
売りたいメニューから左上から書いていけという、ジョイマンさんの教えを忠実に守りました。
例えば、「地鶏の7種盛り」、「地鶏の5種盛り」という2種類のメニューについて、これまでは5種盛りを上に書いていました。でもそれを7種盛りを上にしたところ、ほとんどの人が7種盛りを頼むようになったんです。
あとは、ただの「キモ」ではなくて「貧血にキモ」とか、「せせり」を「ぷりぷりのせせり」など、お客様がより味を想像しやすい名前にしてみました。

その効果もあって、客単価は以前まで2000円くらいだったのですが、2600円くらいまでアップしました。
ちょっとしたことでこんなに変わるのかと、ビックリしましたよ。

― 会員制度も導入されたとのことですが?
はい。これはチラシDMとセットで行っているのですが、ジョイマンさんから住所をいただくことの重要性とかも教えていただき、昨年の12月からお店の会員を集め始めました。

住所や名前を書いていただいた方には、後日1000円分の割引券、また誕生月にはまた割引券をお送りするようにしたのですが、これもかなり効果がありまして、60〜70%のお客様にリピートいただけています。

またお客様がどこから来ているかが分かるのも、住所をいただくことも大きなメリットだと感じましたね。
というのも、登録いただいた住所を見てみると、ほとんどのお客様が、かなり限られたところから来ているということが分かったんです。

このことが分かってからは、新聞の折込チラシを出す地域も、効果がある地域だけに限ることで、半分の2万枚程度に抑えることが出来るようになりました。

それでも、それまで4万枚のチラシを配っていた時と効果は変わらない。対費用効果としては倍になったと言えるんじゃないでしょうか。


「ジョイマンさんの教えを受けて実践したことは、全部集客に繋がりましたね。
自分でも、お客様はされたら嬉しいことを、常に考えるようになりました」

■ 様々な取り組みを行うことで売上65%アップを実現!
― 上に挙げた5つの取り組みを行うことで、どれくらいの売上に繋がったのですか?
今年に入ってからの比較ですと、大きくアップしたのがハガキDMを送った3月の85%アップと、7月の88%アップ。それ以外の月も軒並み前年に比べて上昇していて、1月から7月までの平均では約65%の売上アップを果たすことが出来ました。

特に週末に売上が大きくアップしまして。週末だけを計算すると約2倍になっています。

― 平均で65%アップとは凄いですね!
はい。お陰様でまったく楽しくなくなっていた仕事も、また楽しくなってきました。
鬱々としていた昨年の8月に比べると、まったく正反対の精神状態です。

家族サービスも出来る余裕が出来て、この前は、子どもたちを連れて、ディズニーランドに行ってきました。しかもアンバサダーホテルのミッキーマウスルームです。
お値段はしましたが、その分、子どもたちも喜んでくれたので良かったですね。

スタッフの数も増えたんですよ。
かつては、3〜4人だったのが、今は11人。同時にシフトに入ってもらう人数を増やさなければならくなったので、どうしてもそれくらいの人数が必要になりました。

■ 会員になって得られた学びとは?

「こんなお店で、こんなものが食べられて、
こんなところにあるという情報を、
まずはチラシを使って近隣に知ってもらう
ところから始めました」
― 「増益繁盛クラブ ゴールド」に入会してみて学べたことを3つ挙げるとしたら?
「お店の認知の重要性」、「来店動機を作ってあげること」、「リピートを促すこと」ですね。

まず、認知してもらうことが第一前提。
ジョイマンさんからは、そもそもお店の存在を知らない人が多いことが、かなり多いということを教えてもらいました。

美味しいものを出していれば、黙っていてもお客さんが来てくれると勘違いしていたんです。でも自分がお客さんの立場になって考えてみると、そうじゃないということ、ちゃんと知ってもらうことがいかに大切かに、気付かせてもらいました。

また、お客さんに2回目、3回目来ていただけるようにすることの重要性を教えてもらったのも、良かったですね。
会員様にハガキDMを送ったり、誕生月クーポンを送ったり、また定期的にチラシを撒いて、日々当店のことを忘れてもらわないようにしつつ、来店のきっかけを作ってあげるようにしています。

― その他にも学んだことはありますか?
来て欲しいお客様、ターゲットを決めることの重要性です。

今までは、タウン誌や情報誌に広告を出していればお客さんが来てくれる、割引をしたら、お客さんが来てくれると思っていました。
でも、それだけではダメだったんです。

意味なく割引をやるだけでは、割引が目当ての人しか来てくれませんし、来て欲しいお客様に来てもらうためにやれることもあると教えてもらいました。

― 具体的にはどういったことをされたのですか?
例えば、チラシの中に、来て欲しいお客さんの写真を入れています。
当店では、家族連れに来て欲しいので、家族連れの写真を入れることにしたところ、それまではお一人様、お二人様が多かったのですが、家族連れのお客様がかなり増えました。
割引も、以前は情報誌やタウン誌にクーポンを付けていたのですが、今は一度来てくれたお客様にハガキDMという形でクーポンをお渡ししています。
そうすることで、新規の割引だけを目当てにしたお客様が減り、お店にとって優良なお客様が来てくれるようになりました。

これまでは、売上だけを考えていたのですが、売上が増えても割引などで利益が少なくなると意味がないことを教えてもらえました。
またそのために、良い客層を自分で作っていくことも大切さを学びました。
今まで自分がやっていたことが、いかにズレていたかということですね。

■ 実際に会わなくても効果がある「増益繁盛クラブ ゴールド」

「高橋さんとは、数ヶ月前の岡山での
交流会で初めてお会いしました。
会報がすごく役立っていると
言ってくださって嬉しかったですね」
― 「増益繁盛クラブ ゴールド」では、セミナーに参加しない限りジョイマンと実際に会ってコンサルしてもらうことはありませんが、その辺りに心配はありませんでしたか?

セミナーの動画がたくさん見られるということでしたので、あまり不安はありませんでしたね。
入会した昨年の秋頃は、お店が暇だったこともあって、とにかくアップされている動画を見まくってました(笑)。

― 地元でも、売上アップのためのセミナーなどは行っていると思うのですが、そちらへの申し込みは考えなかったのですか?
実は、そういった地元のセミナーにも参加したことはあるのですが、どれもピンと来なかったんです。細かな事例などは、あまり教えてもらえませんでしたし。

いろんな本を読んだりもしていたのですが、そちらでも個人の小さな飲食店を対象にした事を、細かいところまで書かれているものはありませんでした。

その点、ジョイマンさんの会報や動画は、成功例や失敗例を載せて、具体的に説明してくださっていたので、非常に分かりやすかったです。

お店のファサード(外観・外装)をこうすれば良いとか、メニューやチラシはこう変えろとか、かなり具体的に教えてくださっていました。

また成功例を取り上げて、理屈を言う前に、とにかく真似するようにと言われたのも非常に印象的でした。
あ、真似しちゃっていいんだと(笑)。
実は当店のチラシは、会報に載っていた成功例をそのままの構成で、写真と文章を当店のものに当てはめて作ったものなんです。

ちなみに、今までいただいた会報誌は、いつでも読み返せるように、すべてファイリングして取っていますよ。


毎月届く会報は、すべてひとまとめにして、
いつでも読み返せる場所に大切に
保管しているとのこと。

■ 会員が語る「増益繁盛クラブ ゴールド」の良さとは?
― 「増益繁盛クラブ ゴールド」の良さは、どこにあると思いますか?
色々あるのですが、まずは基本料金だけでセミナーに参加出来ることですね。
セミナーでは、同じような悩みを抱えた方、同じような境遇の方がいらっしゃいますので、そういった方々に出会えて、情報交換出来ることは、非常にためになることでしたし、また心強くもありました。

その他、毎月会報誌が届きますし、会員向けの動画もたくさん用意されています。

継続していくと、自分のお店にフィットする成功例などを教えてもらう機会も増えるので、自分の店に反映させやすいですね。

私は、本当になにからなにまでお世話になりました。これで9800円は安いと思いますよ。

――現状、すでに売上アップを果たした訳ですが、今後も会員は継続していかれるのでしょうか?
はい。年々情勢は変わるでしょうし、その情勢を乗り越えるための新しいアイデアも、会員になっていれば知ることが出来ると思います。
またそういったアイデアを学ぶことで、自分自身もバージョンアップしていける点も継続のメリットではないでしょうか。

店舗経営は、ずっと続くもの。止めてしまうと成長はゼロになってしまいますので、積み重ねは重要だと思いますね。

― 今後、繁盛研究所に期待することがあればお教えください。
今後は自分が現場から離れられるようになっていきたいと思っています。そのための情報も、もっと教えてもらえればありがたいですね。

2店舗目、3店舗目も考えていますし、コンサルタントにも興味がありますので、以前ジョイマンさんがやられていた、「副業コンサルタント起業コース」がまた開催されるなら、申し込みしたいなと思っていますので、ぜひよろしくお願いします。

本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。


※ 取材日時 2015年8月
※ 取材・執筆 桃谷自然