シャンプー・コンディショナー販売で月10万円売上アップ

シャンプー・コンディショナー販売で月10万円売上アップ

目次

なぜシャンプー・コンディショナー販売が美容室の救世主なのか?

「毎月の売上が不安定で…」
「技術料だけじゃなく、安定した収入源が欲しい…」

そんな悩みを抱えている美容室経営者の皆さん、
実はシャンプー・コンディショナーの販売が解決の鍵なんです。

シャンプー・コンディショナー販売のメリット:

  • リピート性が高い(1〜2ヶ月で消費)
  • 利益率が高い(原価率30〜40%)
  • 安定収入になる(毎月継続購入)
  • お客さんとの接点が増える
  • 他店との差別化になる
  • 技術料以外の収入源を確保

月10万円の売上アップは決して夢ではありません。
正しい方法で取り組めば、3ヶ月で達成可能です。

月10万円達成の具体的な数字

基本的な計算式

月10万円達成に必要な販売数

  • シャンプー・コンディショナーセット:4,000円
  • 月25セット販売 = 100,000円

お客さん数からの逆算

  • 月のお客さん数100人の場合
  • 25%のお客さんが購入すれば達成
  • つまり4人に1人が購入すればOK

現実的な目標設定

第1ヶ月:月5セット販売(20,000円)
第2ヶ月:月15セット販売(60,000円)
第3ヶ月:月25セット販売(100,000円)

売れるシャンプー・コンディショナーの選び方

商品選定の3つのポイント

ポイント1:差別化できる特徴があること

  • 市販品では手に入らない成分
  • サロン専売品としての価値
  • 明確な効果の違い

ポイント2:価格帯が適切であること

  • 高すぎず、安すぎない(3,000円〜5,000円程度)
  • お客さんが「試してみようかな」と思える価格
  • 継続購入しやすい価格設定

ポイント3:スタッフが自信を持って勧められること

  • 実際に使って効果を実感している
  • 商品知識が豊富
  • お客さんの質問に答えられる

おすすめ商品ラインナップ

基本の3タイプを揃える

  1. ダメージケアタイプ(最も需要が高い)
    • カラー・パーマでダメージを受けた髪用
    • 補修・保湿効果
    • 価格:4,000円前後
  2. エイジングケアタイプ(高単価客向け)
    • 年齢と共に変化する髪用
    • ボリュームアップ・艶出し効果
    • 価格:5,000円前後
  3. 敏感肌用タイプ(ニッチ需要)
    • 頭皮が敏感な方用
    • 無添加・低刺激
    • 価格:3,500円前後

お客さんが買いたくなる陳列・ディスプレイ術

効果的な陳列の基本

目線の高さに商品を配置

  • 待合室で座った時の目線(120cm)
  • 立っている時の目線(150cm)
  • 両方に商品を配置

商品の魅力を最大化する陳列

【ダメージケアシャンプー】
✓ カラー・パーマ後の髪に
✓ 2週間で手触り改善
✓ サロン品質のホームケア
「市販品とは全然違う!」お客様の声

Before & After写真
↓
実際の商品
↓
価格表示(効果で割った日割り計算も)

体験できる仕組み作り

香り体験コーナー

  • テスター用の小瓶を用意
  • 「香りを確かめてみてください」
  • お客さんが実際に手に取れる環境

手触り比較ボード

  • 処理前・処理後の髪の毛サンプル
  • 「触って違いを確かめてください」
  • 視覚と触覚で効果を実感

自然で効果的な販売トーク集

カウンセリング時の自然な導入

髪の状態を観察してからの提案
「○○さんの髪を拝見して感じたのですが、とても美しい髪質ですね。
ただ、毛先の方が少し乾燥気味かもしれません。
ご自宅ではどんなシャンプーをお使いですか?」

お客さん:「○○(市販品名)を使っています」

「そうですね。○○は確かに良いシャンプーですが、
○○さんの髪質でしたら、
もう少し保湿力の高いものの方が合うかもしれません」

施術中の自然な提案

シャンプー時: 「今日使わせていただいているシャンプーと、いつもお使いのもの、泡立ちや洗い上がりの違いはいかがですか?」

トリートメント塗布時: 「このトリートメントの効果を持続させるために、ご自宅でのケアも大切なんです。同じ成分が入ったホームケア用があるので、よろしければご紹介しますね」

ドライ時: 「髪を乾かしながら感じるのですが、とても良い手触りになりましたね。この状態をキープするためのホームケア方法をお教えします」

仕上げ時の提案

満足度が高い時を狙う: 「今日の仕上がり、いかがですか?この美しさを長持ちさせるために、ご自宅でも同じレベルのケアをしていただきたいんです」

「サロンでのケアは月1回ですが、ご自宅でのケアは毎日です。だからこそ、良いものを使っていただきたいと思います」

髪質・悩み別の提案パターン

パターン1:ダメージヘアのお客さん

悩みの確認: 美容師:「最近、髪の傷みが気になりませんか?」 お客さん:「はい、パサついて手触りが…」

共感と原因説明: 「そうですよね。カラーやパーマを楽しまれているので、どうしても髪に負担がかかってしまいます。でも、正しいケアをすれば改善できますよ」

解決策提案: 「こちらのダメージケアシャンプーは、髪の内部から補修する成分が入っています。使い続けていただくと、2週間ほどで手触りが変わってきます」

経済性の説明: 「1本で2ヶ月使えるので、1日あたり約67円の計算です。毎日サロン品質のケアができると考えると、とてもお得だと思います」

パターン2:エイジングが気になるお客さん

年齢に合わせた提案: 「○○さんのような大人の女性の髪は、年齢と共に変化していきます。それに合わせたケアが大切なんです」

専用商品の提案: 「こちらのエイジングケアシャンプーは、40代以降の髪のために開発されました。ボリュームアップと艶出し効果があります」

美しさの継続: 「年齢を重ねても美しい髪でいるために、今からしっかりケアしていきましょう」

パターン3:敏感肌のお客さん

肌への配慮を示す: 「頭皮が敏感な方には、優しい成分のシャンプーをおすすめします」

安心感の提供: 「こちらは無添加・低刺激で、敏感肌の方でも安心してお使いいただけます」

効果の説明: 「頭皮環境が改善されると、健康な髪が育ちやすくなります」

断られた時の切り返しトーク

「市販品で満足している」と言われた場合

市販品を否定しない: 「市販品でも良いものはたくさんありますね。今お使いのもので、何か気になることはありませんか?」

違いを具体的に説明: 「サロン専売品と市販品の一番の違いは、髪質に合わせて作られているかどうかなんです。○○さんの髪質に特化したケアができるんです」

体験提案: 「一度試していただいて、違いを実感してから決めていただければと思います」

「高いから…」と言われた場合

価格の理由を説明: 「確かに市販品と比べると高く感じられるかもしれませんね。でも、成分の質と濃度が全然違うんです」

コストパフォーマンスで説明: 「1日あたりで計算すると、缶コーヒー1本分以下の価格で、サロン品質のケアができます」

長期的メリット: 「良いケアを続けることで、髪の状態が改善されて、結果的に美容院での施術費用も抑えられることがあります」

「今度考える」と言われた場case

今がベストタイミングの理由: 「今日施術をした髪の状態をキープするために、今日からのホームケアが大切なんです」

機会損失の説明: 「髪の状態は日々変化するので、今日のこの状態を逃すともったいないです」

お試し提案: 「まずは小さなサイズでお試しいただいて、効果を実感してから決めていただくのはいかがでしょうか?」

購入率を劇的に上げる仕組み作り

「お試しシステム」の導入

小サイズでの提供

  • 1週間分のお試しサイズ(500円)
  • 効果を実感してから本購入
  • 心理的ハードルを大幅に下げる

返金保証制度

  • 1週間使って効果を感じなければ返金
  • リスクゼロで試してもらえる
  • 商品への自信をアピール

「定期購入システム」の構築

自動お届けサービス

  • 2ヶ月に1回、自動でお届け
  • 5%割引で提供
  • お客さんの手間を削減

残量確認サービス

  • 購入から1.5ヶ月後にLINEで確認
  • 「そろそろなくなりませんか?」
  • 切らさないサポート

「セット割引」の活用

シャンプー+コンディショナーセット

  • 個別購入より10%お得
  • セットで使うことで効果向上
  • 客単価アップにも貢献

季節限定セット

  • 夏:UVケアセット
  • 冬:乾燥対策セット
  • 特別感と必要性をアピール

スタッフ全体での販売力向上

商品知識の統一

月1回の勉強会

  • 新商品の特徴と使い方
  • お客さんからの質問と回答例
  • 成功事例の共有

実際に使用体験

  • スタッフ全員が実際に使用
  • 効果を体感して説明に説得力
  • お客さんの質問に自信を持って回答

販売実績の可視化

個人別売上の共有

  • 月間販売数ランキング
  • 成功事例の詳細共有
  • 良い競争環境の創出

チーム目標の設定

  • 月間目標の設定
  • 達成時のインセンティブ
  • 全員で目標達成を目指す

月10万円達成のための具体的行動プラン

第1ヶ月(基盤作り):目標20,000円

Week 1:商品選定と準備

  • [ ] 商品ラインナップの決定(3種類)
  • [ ] 陳列・ディスプレイの設置
  • [ ] 価格設定とPOP作成
  • [ ] スタッフ研修の実施

Week 2:基本的な提案開始

  • [ ] カウンセリング時の質問方法確立
  • [ ] 髪質診断からの自然な提案
  • [ ] 1日1人には必ず提案する
  • [ ] お客さんの反応を記録

Week 3:提案スキル向上

  • [ ] 断られた理由の分析
  • [ ] 切り返しトークの練習
  • [ ] 成功事例の詳細記録
  • [ ] 提案タイミングの改善

Week 4:実績評価と改善

  • [ ] 第1ヶ月の販売実績確認
  • [ ] 問題点の洗い出し
  • [ ] 改善策の検討と実施
  • [ ] 第2ヶ月の戦略立案

第2ヶ月(販売本格化):目標60,000円

Week 1:お試しシステム導入

  • [ ] 小サイズ商品の準備
  • [ ] お試し価格の設定
  • [ ] 返金保証制度の導入
  • [ ] システムの周知と運用開始

Week 2:リピーター作り

  • [ ] 第1ヶ月購入者のフォロー
  • [ ] 使用感の確認と効果測定
  • [ ] 継続購入への自然な誘導
  • [ ] 満足度の高いお客さんからの口コミ促進

Week 3:販売数拡大

  • [ ] 1日3人に提案する目標設定
  • [ ] セット販売の積極的提案
  • [ ] 季節性を活かした提案
  • [ ] 新規客への積極的アプローチ

Week 4:中間評価と軌道修正

  • [ ] 第2ヶ月の販売実績確認
  • [ ] 目標との差異分析
  • [ ] 成功要因の特定
  • [ ] 第3ヶ月への改善策検討

第3ヶ月(目標達成):目標100,000円

Week 1:システム完成

  • [ ] 定期購入システムの本格運用
  • [ ] 自動お届けサービスの開始
  • [ ] 残量確認システムの稼働
  • [ ] 顧客データベースの活用

Week 2:高単価商品の拡販

  • [ ] エイジングケア商品の重点販売
  • [ ] セット商品の積極的提案
  • [ ] 既存客へのアップセル
  • [ ] 特別価格キャンペーンの実施

Week 3:口コミ・紹介促進

  • [ ] 満足度の高いお客さんへの紹介依頼
  • [ ] SNSでの商品紹介
  • [ ] Before & After写真の活用
  • [ ] お客さんの成功体験のシェア

Week 4:目標達成と継続体制

  • [ ] 月10万円達成の確認
  • [ ] 成功要因の体系化
  • [ ] 継続的な売上維持システム
  • [ ] 次の目標設定(月15万円など)

売上継続のためのリピート戦略

購入後のフォローアップ

1週間後: 「先日お買い上げいただいたシャンプー、使い心地はいかがですか?何か気になることがあれば、お気軽にご相談ください」

1ヶ月後: 「シャンプーをお使いいただいて1ヶ月になりますが、髪の変化は感じられますか?効果的な使い方もお教えできるので、お聞かせください」

1.5ヶ月後: 「そろそろシャンプーの残量はいかがでしょうか?切らしてしまう前にお声がけしますので、お気軽にご連絡ください」

顧客満足度の向上

使い方指導の充実

  • 効果的な洗い方のレクチャー
  • 髪質に合わせたアドバイス
  • 季節に応じた使い方の変更

継続特典の提供

  • 3回目購入で10%割引
  • 6ヶ月継続で特別プレゼント
  • 長期利用者への感謝サービス

まとめ:月10万円は通過点、さらなる成長へ

シャンプー・コンディショナー販売で月10万円の売上アップは、正しい方法で取り組めば必ず達成できる現実的な目標です。

重要なポイント:

  1. お客さんの髪の悩みを解決する手段として提案する
  2. 商品の価値を具体的に伝える
  3. 体験から入って効果を実感してもらう
  4. 継続購入しやすい仕組みを作る

今日から始めてほしいこと

  1. 商品ラインナップを3種類に絞って準備する
  2. お客さん一人ひとりの髪質を詳しく観察する
  3. 自然な提案の練習を毎日する
  4. 購入いただいたお客さんを大切にフォローする

月10万円達成は決してゴールではありません。
そこから月15万円、20万円と継続的に成長していけば、
美容室経営の安定性は格段に向上します。

お客さんに心から喜んでもらいながら、美容室の成長も実現していきましょう!


お客さんに愛されながら売上も向上する美容室経営のノウハウは、
まだまだたくさんあります。
もっと詳しく学んで、
継続的に繁盛する美容室を一緒に作っていきませんか?

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この記事を書いた人

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 代表取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

1975年 静岡県清水市生まれ(現在:静岡市清水区)
自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしていることから、小さい頃より受付台にたち、商売を学ぶ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を経験。活動中は、九州松早グループの運営するファミリーマートのCMに出演。急性膵炎による父の急死により大学卒業後、清水市役所に奉職。

市役所在職中に中小企業診断士の取得を始める。昼間は市役所で働き、夜は診断士の受験勉強。そして、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの現場修行を経験。6年間の試験勉強を経て、中小企業診断士資格を取得。

取得を契機に7年目で市役所退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立。

お笑い芸人として活動していた経験から、小売店や飲食店、美容室、整体院の客数増加や店内販売活動に、お笑い芸人の思考法や行動スタイル、漫才の手法などを取り入れることで、クライアントの業績が着実に向上していく。

こうした実績を積み上がるに従い、信奉者が増える。独自の繁盛店メソッド「笑人の繁盛術」の考え方で、コンサルティングを行う。

発行するメールマガジンは、専門用語を使わない分かりやすい内容から、メルマガ読者からの業績アップ報告が多く、読者総数は1万人を超える。

会員制コンサルティングサポート「増益繁盛クラブ」を運営。人気テレビ番組ガイアの夜明けにも取り上げられるなど注目を浴びる。これまで北は北海道から南は沖縄、そして、アメリカからも参加する方がいるなど、多くの方が実践を続けている。

コンサルタントが購読する「企業診断」(同友館)からもコンサルタントに向けた連載を依頼されるなど、コンサルタントのコンサルタントとしても活躍中。

どんなに仕事が忙しくとも毎月1回の先祖のお墓参りを大事にしている。家族を愛するマーケッター。

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