常連さんが増えるお店作りをする重要性とは?

私はこの2月に東京のマンションを解約してから美容室難民です笑

そこで元々海外旅行をしたときは、現地の床屋か美容室で髪を切るのが恒例だったので、台湾やイタリアのローマで髪を切ってました。

でも、男性の場合、30日周期で髪を切らないと髪もセットしずらいので、遂に明日、地元の美容室に行ってきます。

さて、今回、美容室経営者向けに情報提供のためホームページを作りましたので、ご覧ください。

https://haward-joyman.com/beauty/

ちなみに、明日行く美容室をなぜ選んだか?というと、朝8時から営業しているので、朝一に行っても
午前10時からのキックボクシングに間に合うからです。

人にはライフスタイルがあります。

実は、美容室経営者は、技術ばかりに意識が向きがちですが、
お客さんがお店を選ぶ際の選択基準の中で、
技術だけが選択基準ではないですし、

自分の生活圏内からの距離や
営業時間だったり
店主との相性だったり

他にも選択要素ってあったりします。

そこで今日は、美容室の売上利益アップを軸にお話ししていきたいと思います。

はじめに: “お客さまは資産” を再認識する

美容室の売上を支えるお客さまには 、初回客 と常連客 がいます。
新規客を呼べても、その多くが一度きりで去ってしまう、、、

これが多くの美容室(サロン)が直面する悩みですよね。

しかし、ビジネスの「安定感」「利益率」を支えるのは間違いなく常連客。
つまり “優良顧客” です。

彼らは単価も来店頻度も安定し、友人を紹介してくれたり、
友だちとおしゃれなどの会話になれば、
口コミにも繋がります。

類は友を呼ぶの言葉通り
そのお客さんに似ている人がお店に来ます。

「顧客は資産である」 という考え方を徹底し、
優良顧客の獲得と育成をすることこそが、
強い美容室(サロン)をつくる第一歩です。

以下では、美容室(サロン)がすぐに取り組める
5つの優良顧客獲得戦略 をご紹介します。

目次

1. 優良顧客像を「データ」で定義し、基準化する

なぜこれが最初なのか?
多くのサロンでは「なんとなくこの人は「良いお客さま」だな」と感覚で把握して終わってしまいます。すると、スタッフ判断で対応がバラつき、優良客育成の施策も散漫になります。

具体的なステップ

  • 年間売上、来店回数、商品購入率、指名率などで顧客をランク付けする
  • 上位20%(ロイヤル層)がどのような性別・年齢・居住エリア・来店動機を持つかをクロス分析する
  • 基準をスタッフ全員で共有し、「この人が対象」「この人にはこの対応をする」ルールを決める
  • 定期的に基準の見直しを行い、変化に対応する

このように 「誰を優良顧客とするか」 を明文化・見える化することで、施策がぶれず、スタッフが自信を持って対応できるようになります。

2. アプローチの優先順位をつけ、「選ばれる施策」を設計する

すべてのお客さまに全力対応することは理想ですが、リソースには限りがあります。
だからこそ、「優良顧客候補」にまず価値—サービス・情報・体験—を集中させましょう。

まず、優良顧客のライフスタイルに合わせます。
そして、その人が喜ぶ店づくりをします。

例えば、私は今なんか、
朝早くからオープンしているなんて
嬉しいのです。(明日行くお店では、私は単なる一元客ですが汗)

有効な施策例

  • 優良客ランクに応じた 特別クーポン/特典 を設計
  • 来店履歴・購入履歴に応じて 優先的な予約枠優先対応窓口 を設置
  • 定期フォローメール/LINE/DMで 限定情報 を先出し提供
  • 対象顧客だけに案内する 限定イベント・ワークショップ(例:美髪講座、ヘアケア相談会など)

このように「差別化された価値」を仕組みで提供できれば、優良客層は自らそのステージに入りたくなるはずです。

3. 来店からアフターまでの “接点設計” を強化する

優良顧客になる道筋を考えると、来店体験 → 帰宅後 → 次回来店提案 → フォロー → 来店… の流れすべてがポイントになります。

特に「来店後フォロー」「次回来店の提案」が弱いサロンほど、優良化率が低くなります。

例えば、あなたはお客さん一人一人に、次はいつ来るとよいか?
髪のプロの観点からおしゃれを維持するために
次来るべきタイミングを教えていますか?

具体戦術

  • 施術中・会計時に 次回来店の提案予約確定 を促す
  • 来店後 1〜3日以内に お礼メッセージホームケアのアドバイス を送る
  • 一定期間来店がなければ 優良候補顧客向けリマインド を送る
  • 来店シーンごとに対応を変える 一人一人の接点デザイン(例:誕生日月/周年月/記念日など)

これらを仕組み化しておけば、「忘れられる」ことを防ぎ、確実に優良客育成の流れが回ります。

4. 顧客紹介制度を仕掛け、信頼性の高い新規流入をつくる

新規客を“ゼロ”から集めるコストは高くなりがちです。しかし 優良顧客からの紹介 は、信頼性が高く、良客になりやすい傾向があります。

成功する紹介制度のポイント

  • 紹介したお客さまと紹介された新規どちらにも特典をつける
  • 「紹介カード」 や「紹介QR コード」を設置、LINE やウェブ上で使えるようにする
  • スタッフにも紹介インセンティブを与える
  • 紹介者を特別扱い(例:年間VIP特典)するなど、紹介するモチベーションを高める

紹介制度が上手く回れば、新規流入客の質も上がり、優良顧客を自然に補充できるようになります。

5. 情報発信と “魅せるストーリー” で共感を呼び、ファン層を拡大する

優良顧客に育ってくれる人は、あなたのサロンやあなた自身の 「世界観・価値観」に共感してくれた人です。
だからこそ、オウンドメディア・SNS発信 を通じて感情に訴えるストーリーを届ける必要があります。

例えば、増益繁盛クラブの会員さんでサーフィンが好きな美容室経営者さんがいます。
この方には、ホットペッパービューティーのブログなどでも、
サーフィンに行ったら、そのことを書くように話しています。

なので、この方のお店の常連さんは、サーフィンが好きな方が多いです。

同じ趣味なので話も合い、気心が知れて、
常連さんになりやすいのです。

こんな感じで、あなたのお店固有の価値を作ることです。他にも、

ストーリー発信のヒント

  • スタッフやお客さまのビフォーアフター、成功体験ストーリー
  • 髪悩み・解決方法、知識系コンテンツ(ケア・ヘアアレンジなど)
  • サロンの日常、裏側、想いを語るコンテンツ
  • 読者に “気づき” を与える記事や動画を定期的に配信
  • 発信チャネルを複数持つ(ブログ、Instagram、YouTube、LINE公式など)

信頼感と共感が育てば、広告費をかけずとも自走する新規流入・優良化が実現します。
多くの読者が、「あなたのファン」 になってくれる可能性を秘めています。

まとめ:優良客主義で、常連比率8割の「強い美容室」 をつくる

優良顧客を獲得して育てることは、単なる “売上アップ施策” ではなく、 サロン経営の基盤づくり です。
5つの戦略を同時並行で強化すれば、客数アップと利益アップが両立する道が見えてきます。

1.優良顧客像を定義する
2.価値を集中させた施策を設計する
3.接点設計を強くする
4.紹介制度を仕掛ける
5.ストーリー発信で共感を育てる

これらを、 優先順位と実行可能性 を意識しながら、一つずつ実装していけば、貴サロンの客数は「量」だけでなく「質」も確実に成長していきます。

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この記事を書いた人

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 代表取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

1975年 静岡県清水市生まれ(現在:静岡市清水区)
自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしていることから、小さい頃より受付台にたち、商売を学ぶ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を経験。活動中は、九州松早グループの運営するファミリーマートのCMに出演。急性膵炎による父の急死により大学卒業後、清水市役所に奉職。

市役所在職中に中小企業診断士の取得を始める。昼間は市役所で働き、夜は診断士の受験勉強。そして、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの現場修行を経験。6年間の試験勉強を経て、中小企業診断士資格を取得。

取得を契機に7年目で市役所退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立。

お笑い芸人として活動していた経験から、小売店や飲食店、美容室、整体院の客数増加や店内販売活動に、お笑い芸人の思考法や行動スタイル、漫才の手法などを取り入れることで、クライアントの業績が着実に向上していく。

こうした実績を積み上がるに従い、信奉者が増える。独自の繁盛店メソッド「笑人の繁盛術」の考え方で、コンサルティングを行う。

発行するメールマガジンは、専門用語を使わない分かりやすい内容から、メルマガ読者からの業績アップ報告が多く、読者総数は1万人を超える。

会員制コンサルティングサポート「増益繁盛クラブ」を運営。人気テレビ番組ガイアの夜明けにも取り上げられるなど注目を浴びる。これまで北は北海道から南は沖縄、そして、アメリカからも参加する方がいるなど、多くの方が実践を続けている。

コンサルタントが購読する「企業診断」(同友館)からもコンサルタントに向けた連載を依頼されるなど、コンサルタントのコンサルタントとしても活躍中。

どんなに仕事が忙しくとも毎月1回の先祖のお墓参りを大事にしている。家族を愛するマーケッター。

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