「説明文、一応書いてあります。でも何を直せばいいか、正直よくわからなくて……」
Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)の説明文を見直そうとしたとき、こんな場面で止まってしまう方は多いと思います。
- 書いた当初のまま、1年以上ほぼ放置している
- 何を変えれば順位に影響するのか分からない
- ライバル店の説明文を見ても、自分の店との差がよく見えない
- 「地域名+業種」で検索しても、4位以下にしか出てこない
今日は、そういった悩みに正面から向き合った「あの日の対話」をご紹介します。
私、ハワードジョイマンのもとには、新しいクライアントのスタッフさんが学びに来ることがあります。先日も、ある美容室の新人スタッフ(以下、〇〇さんと呼ばせてください)が「はじめてGoogleマップの説明文を直してみます」と言って画面を開いた場面がありました。その一部始終が、実はGoogleマップで上位に出られない店の「典型」を映していたんです。
📋 この記事でわかること
- 説明文を「なんとなく直す」と何が起きるか——自己流運用の落とし穴
- 上位3店舗と比べて何が足りないかを確認する順番
- 説明文の直し方を、新人スタッフとの対話から具体的に見る
- 写真・口コミ・投稿と説明文を「セットで動かす」理由
こんな方におすすめ
- ✅ Googleマップで「地域名+業種」を検索すると、自店が4位以下にしか出ない方
- ✅ 説明文は書いてあるが、何を直せばいいか具体的な手順が分からない方
- ✅ ライバル店のプロフィールと見比べても、差がどこにあるか判断できない方
- ✅ スタッフに説明文の更新を任せたいが、何を教えればよいか悩んでいるオーナーの方
- ✅ 写真・口コミ・投稿と説明文の関係を整理したい方

「とりあえず書いてある」説明文が、実は競合に負ける原因になっている
〇〇さんが開いた画面には、こんな説明文が入力されていました。
「当店は地域密着のサロンです。丁寧な施術で皆様をお迎えしています。お気軽にどうぞ。」
私が「これ、読んだお客さんはどんな人が来そうだと思う?」と聞くと、〇〇さんは少し考えてから「……どんな人でも、でしょうか」と答えました。
それが問題の核心です。
Googleマップの上位表示(MEO対策)は、絶対評価ではなく相対評価で決まります。つまり、あなたの店が「良い」かどうかではなく、「商圏内の競合と比べてどれだけ優れているか」でランキングが決まる仕組みです。
自分の説明文を単体で眺めているだけでは、何が足りないのかは分かりません。上位3店舗の説明文と並べて初めて、「ここが足りない」「ここは勝っている」が見えてくるんです。
〇〇さんと私はすぐに、商圏内で「地域名+美容室」で検索して上位3店舗のプロフィールを開きました。
「地域名+業種」で検索しても自店が4位以下にしか出ない、という状況が続いているなら、まず商圏内のどの方角で圏外になっているかを確認する必要があります。店名と住所を入れるだけで、お店の周り25地点での順位と、近くの同業との口コミ比較が分かります。無料で、Googleアカウントの連携も不要です。
新人スタッフと一緒にやった「上位3店舗との差分チェック」4項目
説明文を直す前に、まず現状を「見える化」する必要があります。〇〇さんと私が確認したのは、次の4点です。
チェックポイント①:写真の枚数
上位1位の店は写真が82枚。2位は67枚。3位でも54枚ありました。〇〇さんの担当店は11枚。これはGoogleが「情報が充実しているか」を判断するシグナルの一つです。
✅ ポイント:写真は最低50枚以上を目標に。外観・内装・施術中・スタッフ・メニュー表・季節の雰囲気など、カテゴリを分けて計画的に増やすこと。
チェックポイント②:口コミの件数と評価
上位3店舗はいずれも口コミが80件以上・評価4.5★以上。〇〇さんの店は23件・4.2★でした。
✅ ポイント:口コミは100件・4.5★以上を目指す。ただし「書いてください」とお願いするだけでなく、来店後の自然なタイミングでQRコードを渡す仕組みを作ること。
チェックポイント③:投稿(Googleへの最新情報)の頻度
上位店は週に2〜3回投稿していました。〇〇さんの店の最終投稿は、なんと3ヶ月前。「忙しくて……」という言葉が出ましたが、それが正直なところでしょう。
✅ ポイント:投稿は週3回以上が競合に勝つための最低ライン。内容は「新メニュー」「スタッフ紹介」「季節の一言」など、ハードルを下げて継続できる題材を先に決めておく。
チェックポイント④:説明文の「具体性」と「検索ワードの含み方」
上位1位の説明文には、地域名・業種・得意な施術・客層・こだわりが自然に盛り込まれていました。〇〇さんの店の説明文には地域名すら入っていなかったんです。
✅ ポイント:説明文には「どの地域で」「どんな人に」「何が得意で」「どう違うのか」を、750文字の上限を意識しながら具体的に書く。キーワードを詰め込むのではなく、読んだ人が来店をイメージできる文章にすることが先決。
✓ ここまでのポイント
- Googleマップの順位は「相対評価」——上位3店舗を分析せずに動いても改善しない
- 写真枚数・口コミ件数・投稿頻度・説明文の質、すべてで上位店に勝てているかを確認してから直し始める
- 説明文だけを直しても順位は変わりにくい。写真・口コミ・投稿と「セット」で動かすことが前提
写真・口コミ・投稿をセットで動かすと分かっていても、返信文を毎回ゼロから考えていると手が止まります。繁盛店MEOナビは、口コミの返信文をAIが下書きし、投稿文の作成・予約投稿・順位計測までを1つの画面でまとめて行えるツールです。月額9,800円(税込)で、繁盛店ポータルへの無料登録後にマイページから申し込めます。
説明文の「直し方」——〇〇さんが書き直した3ステップ
4項目を確認したあと、〇〇さんと一緒に説明文の書き直しに入りました。手順はシンプルです。
説明文 STEP 1
「誰に来てほしいか」を一行で決める
〇〇さんに「この店、どんな人が一番喜んでくれてる?」と聞くと、「仕事帰りに立ち寄れる、30〜40代の女性の方が多いです」と即答。それが最初の一行になります。「〇〇駅から徒歩3分、仕事帰りに立ち寄れる30〜40代女性に支持されている美容室です」——これだけで説明文の骨格ができました。
⚠️ よくある失敗:「どんな方でも歓迎」と書きたくなる気持ちは分かります。でも「誰にでも」は「誰にも刺さらない」と同義。客層を絞った表現の方が、検索した人の「自分のことだ」という共感を生みます。
説明文 STEP 2
「得意なこと」と「他店との違い」を2〜3文で加える
次に「この店が一番自信を持っているメニューは?」と聞きました。〇〇さんは「カラーの色持ちを重視したトリートメント施術です」と教えてくれた。それをそのまま文章にします。「色持ちにこだわったトリートメントカラーを得意とし、施術後3ヶ月経っても褪色が少ないと口コミでも好評です」——お客様の口コミから実際に出た言葉を引用するのがポイントです。
⚠️ よくある失敗:「高品質」「丁寧」「アットホーム」などの抽象語を並べても、競合も同じことを書いています。「何が得意か」を具体的な施術名・数字・お客様の反応で示すことが大切です。
説明文 STEP 3
地域名・営業時間・予約方法を末尾に加えてアクセスしやすくする
最後に「〇〇市〇〇区、〇〇駅から徒歩〇分。平日は夜〇時まで営業、当日予約もLINEで受付中」と加えます。これはAI検索(AIモード)で店舗情報を拾われやすくするためにも有効です。2026年のAI検索時代には、こうした「場所・時間・連絡手段」の明文化がますます重要になっています。
⚠️ よくある失敗:「詳しくはホームページをご覧ください」で締めるパターン。説明文の中で完結させることを優先し、外部に逃がさないこと。
「笑人流に言うと、説明文は『自己紹介』ではなく『お客様へのラブレター』です。読んだ人が『あ、私のことだ』と思えるかどうか——そこが上位店との本質的な違いです。」
ハワードジョイマン(中小企業診断士・MEO集客コンサルタント)
「説明文だけ直しても変わらない」——数字が証明した理由
〇〇さんが書き直した説明文は、確かに良くなりました。でも私は正直にこう伝えました。
「説明文を直したことで、順位がすぐ上がるとは限らない。なぜなら、写真はまだ11枚のままだし、口コミも23件のまま。投稿も止まっている。Googleはすべての要素を総合的に見ているから、説明文だけが突出しても意味がない」
MEO対策は、一点集中ではなくすべての項目でライバルを上回ることで初めて効果が出ます。
実際に、私がサポートした美容室では12ヶ月で売上+86%を達成しています。ネイルサロンでは+142%、エステサロンでは+165%。整骨院では6ヶ月で売上+158%、問い合わせ件数+960%という結果も出ています。ヨガスタジオでは同じく6ヶ月で売上+189%・Googleマップでの表示回数+1,281%にまで伸びました。
「Googleマップで上位表示された後から、急に予約が入り始めて驚きました。6ヶ月でここまで変わるとは思っていませんでした」
ヨガスタジオ経営者(40代・女性)
これらに共通しているのは、説明文・写真・口コミ・投稿をセットで改善し、上位3店舗のすべての数値を上回る運用を継続したこと。どれか一つだけを直して終わりにはしていません。
〇〇さんとの対話では、説明文を直した直後に「次は写真を今週中に30枚撮る」「口コミ返信のテンプレートを作る」「投稿を今週から週2回に増やす」という具体的な行動計画まで決めました。新人スタッフが「今週やること」を仕組み化していく過程は、こちらの記事でも詳しくまとめています。
また、Googleマップの説明文に「何の店か」が伝わっているか診断する5つの視点も、書き直しの前後チェックとして役立てていただけます。
〇〇さんとの対話で見えた「自己流運用」の共通パターン
今回の対話を通じて気づいたのは、〇〇さんの状況が「特別なケース」ではないということです。
❌ よくある自己流パターン
- 競合を分析せずに「自分の店のことだけ」を書いている
- 説明文・写真・口コミ・投稿をバラバラに、思い立ったときだけ更新している
- 「なんとなく整っている」で止まり、上位3店舗との差分を数値で確認していない
✅ 上位表示される店の共通パターン
- 月に一度、上位3店舗の写真枚数・口コミ件数・投稿頻度を確認し、自店との差を可視化している
- 写真50枚以上・口コミ100件・評価4.5★以上・投稿週3回を「最低ライン」として運用計画に落とし込んでいる
- 説明文は「お客様に読まれるもの」として、定期的に見直しと更新を繰り返している
口コミ返信や投稿の頻度を維持するのが難しいと感じているオーナーには、はじめてGoogleマップの投稿に取り組んだスタッフのレポートも参考になります。「何をどう書けばいいか分からない」という最初の壁をどう乗り越えるかが具体的に分かります。
まとめ:説明文を「直す」前に、比べるべきものがある
今回の記事では、新人スタッフ〇〇さんとの対話を通じて、Googleマップの説明文を直す「順番」をお伝えしました。
ポイントは3つあります。
- 説明文を直す前に、上位3店舗と写真・口コミ・投稿頻度を数値で比較する
- 説明文には「誰に来てほしいか」「何が得意か」「地域とアクセス情報」を具体的に盛り込む
- 説明文の改善は、写真・口コミ・投稿の改善と同時並行で動かす
私、ハワードジョイマンは静岡県清水区を拠点に、21年・30業種の支援実績をもとに、地域密着型の店舗経営者の集客の仕組みづくりをお手伝いしています。中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)として、売上より利益を残すことを軸に置いたアドバイスをしています。
「自分の店、今何位に出ているんだろう」という方は、まず現在地を確認することから始めてみてください。ぜひ、参考にしてみてください。
説明文を直す前に「自店が今どの位置にいるか」を把握するのが最初の一歩です。上位3店舗との差が数値で見えると、何をどの順番で動かすべきかが具体的に決まります。店名と住所だけで診断でき、登録作業は数分で終わります。