口コミ数を3倍に増やす7つの方法【悪い評価を恐れない集客術】
「口コミをお願いしたいけど、言い出しにくい…」
「悪い評価を書かれたらどうしよう…」
「口コミが全然増えない…」
口コミ獲得、悩みますよね。
でも実は、口コミが少ない店ほど、お客様を逃しています。
データ:
- 口コミ数50件未満の店:クリック率15%
- 口コミ数50件以上の店:クリック率42%
- 約3倍の差があります
今日は、口コミ数を3倍に増やす7つの方法を、
誰にでもわかるように詳しく解説します。
そして、多くの経営者が恐れている「悪い評価」についても、
正しい向き合い方をお伝えします。
この記事を読めば、口コミへの恐怖が消え、
自信を持って口コミ獲得に取り組めるようになります。
なぜ口コミが重要なのか?
理由1:購買決定の決め手になる
お客様の行動パターン:
ステップ1:Google検索
「渋谷 イタリアン」
ステップ2:Googleマップで候補を見つける
A店:★4.5(5件)
B店:★4.3(85件)
C店:★4.7(2件)
ステップ3:口コミを読む
B店を選ぶ
→ 口コミが多く、信頼できそう
A店・C店は候補から外れる
→ 口コミが少なくて不安
調査データ:
- 93%の人が口コミを参考にする
- 88%の人が口コミを信頼する(友人の推薦と同程度)
- 口コミ数30件以上で、来店率が2倍になる
理由2:Googleマップの順位に影響
Googleの評価基準:
【関連性】
業種やサービス内容が検索と合っているか
【距離】
検索している場所から近いか
【知名度】
↓
ここで口コミが重要!
知名度の判断材料:
- 口コミの数
- 口コミの評価
- 口コミの新しさ
- 口コミへの返信率
つまり、口コミが多いほど「有名な店」と判断され、上位表示されやすい。
理由3:2026年AI検索時代への準備
AI検索でのおすすめ基準:
AIが店を選ぶ基準:
1. 口コミの数
2. 口コミの評価
3. 口コミの内容
4. 最新の口コミ
口コミが少ない店:
→ AIがおすすめしない
→ お客様に届かない😢
今から口コミを増やしておくことが、将来への投資。
理由4:無料の広告効果
口コミの価値を計算:
口コミ1件あたりの価値:約10,000円
理由:
・多くの人が見る(100人以上)
・信頼度が高い
・半永久的に残る
口コミ50件の価値:
50件 × 10,000円 = 500,000円
これが無料で手に入る✨
なぜ口コミが集まらないのか?
原因1:お願いしていない
多くの経営者の本音:
「口コミをお願いしたいけど...」
「押し付けがましいと思われないかな」
「断られたら恥ずかしい」
「忙しそうだから、言えない」
でも実は:
お客様の本音:
「満足したら、書いてもいいよ」
「お願いされれば、書くよ」
「でも、自分から書こうとは思わない」
→ お願いしないと、書いてもらえない
お願いしなければ、口コミは増えません。
原因2:書き方がわからない
お客様の心理:
店員:「口コミをお願いできますか?」
お客様:「いいですよ」
でも...
「どこに書けばいいの?」
「何を書けばいいの?」
「めんどくさそう」
→ 結局書かない😅
ハードルを下げる必要があります。
原因3:忘れてしまう
タイミングの問題:
店内で:
「口コミお願いします」
「はい、わかりました」
帰宅後:
「あ、口コミ書くって言ったけど...」
「まあ、また今度でいいか」
1週間後:
「そういえば、何か頼まれたような...」
「まあ、いいや」
→ 忘れる😢
その場で書いてもらう仕組みが必要。
原因4:悪い評価を恐れている
経営者の恐怖:
「悪い口コミを書かれたら...」
「評価が下がったら...」
「批判されたら傷つく...」
→ 口コミを積極的にお願いできない
でも、これは誤解です。後で詳しく説明します。
【重要】悪い評価を恐れてはいけない理由
多くの経営者が口コミ獲得に消極的な最大の理由は、
「悪い評価への恐怖」です。
でも、悪い評価は決してマイナスではありません。
真実1:完璧な★5.0は逆に怪しい
お客様の心理:
A店:★5.0(口コミ10件)
「サクラじゃない?」
「本当にそんなに良いの?」
「怪しい...」
B店:★4.3(口コミ80件)
「良い口コミが多いな」
「悪い口コミもあるけど、対応してる」
「信頼できそう✨」
★4.2〜4.5が最も信頼される範囲。
真実2:悪い口コミは改善のチャンス
悪い口コミの価値:
悪い口コミ:
「料理が冷めていた」
これは:
❌ ダメージ
⭕ 無料のコンサルティング
→ 改善すれば、より良い店になる
→ 他のお客様は同じ不満を感じない
→ 結果的に売上UP
例:
【悪い口コミ】
「待ち時間が長すぎる」
【改善】
・予約システムの導入
・待ち時間の目安表示
・待合スペースの充実
【結果】
・同じクレームがなくなる
・満足度が向上
・良い口コミが増える
真実3:誠実な対応で逆に評価が上がる
対応次第で印象は変わる:
【悪い口コミ(★2)】
「料理が冷めていました」
【対応なし】
他のお客様:
「対応もしないんだ...」
→ 来店をやめる😢
【誠実な対応】
「この度はご期待に添えず申し訳ございませんでした。
温度管理を徹底するよう改善いたしました」
他のお客様:
「ちゃんと対応してる」
「誠実な店だ」
→ 来店する✨
→ 悪い口コミが、信頼を生む
実際のデータ:
- 悪い口コミに誠実に対応している店:来店率が27%UP
- 対応していない店:来店率が15%DOWN
真実4:悪い口コミのない店は改善できない
2つの店を比較:
A店:口コミ少ない、悪い口コミなし
→ 何が良くて、何が悪いかわからない
→ 改善できない
→ 成長しない
B店:口コミ多い、悪い口コミもある
→ 改善点が明確
→ どんどん改善
→ 成長し続ける
悪い口コミは、成長のための燃料です。
真実5:悪い口コミは少数派
実際のデータ:
満足したお客様の口コミ投稿率:5%
不満だったお客様の口コミ投稿率:20%
→ 不満な人の方が書きやすい
でも:
満足したお客様:80人中4人が投稿(★4〜5)
不満だったお客様:20人中4人が投稿(★1〜3)
合計:8件の口コミ
★4〜5:4件(50%)
★1〜3:4件(50%)
→ 一見、半々に見える
実際には、80%のお客様は満足している。
だから: 満足したお客様にも口コミをお願いすれば、良い口コミが増えます。
【方法1】QRコードで即座に書いてもらう
最も効果的で簡単な方法です。
QRコードの作り方
ステップ1:GoogleマップのレビューURLを取得
1. Googleで自分の店を検索
2. 「レビューを書く」をクリック
3. URLをコピー
例:
https://g.page/r/店のID/review
ステップ2:QRコードを作成
無料QRコード作成サイト:
・QRコード作成【無料】(https://qr.quel.jp/)
・QRのススメ(https://qr.quel.jp/)
1. URLを入力
2. QRコード生成
3. ダウンロード
ステップ3:QRコードを印刷
印刷サイズ:
・POPスタンド:A5サイズ
・レジ横:名刺サイズ
・ショップカード:名刺サイズ
QRコードの設置場所
必須の設置場所:
1. レジカウンター(最重要)
POPスタンドで目立つように
お会計時に必ず目に入る位置
2. テーブル(飲食店)
各テーブルに1つずつ
食事中や待ち時間に目に入る
3. 待合スペース
待ち時間に書いてもらえる
暇つぶしになる
4. トイレ(意外と効果的)
ゆっくり見てもらえる
スマホを見る時間がある
5. お会計後の袋や包装紙
持ち帰ってからも思い出してもらえる
ショップカードとして
QRコード設置のPOP例
例1:シンプル版
┌─────────────────┐
│ │
│ ご意見・ご感想を │
│ お聞かせください │
│ │
│ [QRコード] │
│ │
│ スマホで簡単📱 │
│ 約1分で完了✨ │
│ │
│ 〇〇レストラン │
└─────────────────┘
例2:感謝メッセージ入り
┌─────────────────┐
│ご来店ありがとう │
│ございました🙏 │
│ │
│お客様の声が、 │
│私たちの励みです✨ │
│ │
│ [QRコード] │
│ │
│ご意見・ご感想を │
│お聞かせください📝 │
│ │
│〇〇カフェ スタッフ一同│
└─────────────────┘
例3:特典付き(※注意が必要)
┌─────────────────┐
│口コミを書いて │
│いただいた方に │
│ │
│次回使える │
│10%OFFクーポン │
│プレゼント🎁 │
│ │
│ [QRコード] │
│ │
│※レジでご提示ください│
└─────────────────┘
注意: Googleのガイドラインでは、
口コミと引き換えの特典提供は禁止されています。
あくまで「お礼」として、口コミの有無に関わらず提供する形にしましょう。
QRコードの効果を最大化するコツ
コツ1:声をかける
❌ 「QRコードあるので、よかったら」
⭕ 「お客様の声を聞かせていただけると嬉しいです。
QRコードで簡単に投稿できます」
→ 投稿率が2倍に
コツ2:タイミングが重要
最高のタイミング:
・満足そうな表情の時
・「美味しかった」と言われた時
・お会計の直後
NGタイミング:
・忙しそうな時
・不満そうな時
・急いでいる時
コツ3:簡単さを強調
「1分で書けます」
「スマホで簡単です」
「QRコードを読み取るだけ」
→ ハードルを下げる
【方法2】口コミをお願いするベストタイミング
タイミングが全てです。
タイミング1:満足度が最高の瞬間
飲食店:
・料理を食べ終わった直後
・「美味しい!」と言われた時
・満足そうな表情の時
・写真を撮っている時
美容院:
・仕上がりを見て喜んでいる時
・鏡を見て笑顔になった時
・「ありがとう!」と言われた時
小売店:
・商品を気に入って購入を決めた時
・「これ、探してたんです!」と言われた時
・複数の商品を購入した時
このタイミングを逃さない!
タイミング2:会話の中で自然に
会話例1:飲食店
お客様:「ここ、美味しいですね」
店員:「ありがとうございます!嬉しいです😊
よろしければ、Googleで感想を
教えていただけませんか?」
お客様:「いいですよ」
店員:「ありがとうございます!
QRコードで簡単に書けます」
会話例2:美容院
お客様:「今日はありがとうございました」
スタイリスト:「こちらこそ、ありがとうございます✨
お客様の声が励みになります。
もしよろしければ、Googleで
感想を聞かせていただけますか?」
お客様:「はい、大丈夫ですよ」
自然な流れで、押し付けがましくなく。
タイミング3:リピーターへのお願い
常連さんへ:
「いつもありがとうございます。
お客様の声が、他のお客様の参考になります。
よろしければ、Googleで口コミを
書いていただけると嬉しいです」
→ 常連さんは快く書いてくれることが多い
タイミング4:目標達成時
パーソナルジム:
「体重-5kg達成おめでとうございます!🎉
この喜びを、Googleで
シェアしていただけませんか?
他の方の励みにもなります」
→ 成果が出ている時は書きやすい
【方法3】クッションページで★4〜5のみ誘導
これは少し高度な方法ですが、非常に効果的です。
クッションページとは?
仕組み:
お客様がQRコードを読み取る
↓
まず、簡易アンケートページへ
↓
「満足度はいかがでしたか?」
★★★★★を選択
↓
【満足度★4〜5の場合】
「ありがとうございます!
Googleにも感想をお願いします」
→ Google口コミページへ
【満足度★1〜3の場合】
「貴重なご意見ありがとうございます。
改善に活かします。
よろしければ詳しく教えてください」
→ 店舗へのフィードバックフォームへ
効果:
- ★4〜5の口コミが増える
- ★1〜3の不満は店舗で直接対応できる
- 平均評価が上がる
クッションページの作り方
方法1:無料フォームサービスを使う
使えるサービス:
・Googleフォーム
・Typeform
・Formrun
手順:
1. アンケートフォームを作成
2. 満足度を★で選択させる
3. 回答に応じて、次のページへ分岐
4. QRコードを作成
方法2:専門ツールを使う
Smart MEO AIなど:
・クッションページ作成機能あり
・自動で分岐
・データ分析も可能
料金:月15,000円〜
注意点:Googleのガイドライン
Googleの見解:
「選択的に口コミを集めること」は
ガイドライン違反ではないが、
推奨もされていない。
リスク:
- Googleから警告を受ける可能性(低い)
- 不自然な評価分布になる
対策:
- ★1〜3の方にも、改善後に再度口コミをお願いする
- 誠実に運用する
- 悪い口コミも真摯に受け止める
個人的には: クッションページは効果的ですが、
★1〜3のお客様にも誠実に対応し、 改善する姿勢が大切です。
【方法4】フォローアップメールで思い出してもらう
お店を出た後、時間が経つと忘れてしまいます。
メールでのフォローアップ
タイミング:
来店・購入の翌日
または
2〜3日後
メール例1:飲食店
件名:ご来店ありがとうございました
〇〇様
昨日はご来店いただき、
誠にありがとうございました。
お料理はいかがでしたでしょうか?
お客様の声が、私たちの励みになります。
もしよろしければ、Googleで
ご感想をお聞かせいただけますと幸いです。
▼口コミを書く(1分で完了)
[リンク]
またのご来店を、心よりお待ちしております。
〇〇レストラン
店長 山田太郎
メール例2:美容院
件名:ヘアスタイルはいかがですか?
〇〇様
先日はご来店いただき、
ありがとうございました。
ヘアスタイルはお気に召していますでしょうか?
もし何かお困りのことがございましたら、
お気軽にご連絡ください。
また、お客様の声が、
他のお客様の参考になります。
よろしければ、Googleで
感想をお聞かせいただけますと嬉しいです。
▼口コミを書く
[リンク]
次回のご来店もお待ちしております✨
〇〇美容院
スタイリスト 佐藤花子
LINEでのフォローアップ
メリット:
- 開封率が高い(メールの3倍)
- 気軽に読んでもらえる
- 返信も来やすい
LINE例:
〇〇様
昨日はありがとうございました😊
カルボナーラ、美味しく召し上がって
いただけましたでしょうか?
お客様の声が励みになります✨
よろしければ、Googleで
感想を教えていただけると嬉しいです📝
↓こちらから1分で完了
[リンク]
またのご来店、お待ちしてます🍝
SMS(ショートメッセージ)の活用
メリット:
- ほぼ100%開封される
- メールアドレス不要
- シンプルで読みやすい
SMS例:
〇〇様
昨日はご来店ありがとうございました。
お客様の声をお聞かせください↓
[リンク]
〇〇レストラン
【方法5】口コミ投稿者への感謝
口コミを書いてくれた方に、感謝を伝えましょう。
感謝の方法
方法1:口コミへの返信(必須)
24時間以内に、心を込めて返信
例:
「〇〇様、この度はご来店いただき、
ありがとうございました。
お料理を気に入っていただけて、
大変嬉しく思います。
また、温かいお言葉をいただき、
スタッフ一同、励みになります。
またのご来店を、心よりお待ちしております。
〇〇レストラン スタッフ一同」
方法2:次回来店時に声をかける
「先日は口コミを書いていただき、
ありがとうございました。
とても嬉しかったです😊」
→ お客様も嬉しい
→ 関係性が深まる
→ リピート率UP
方法3:SNSで紹介(許可を得て)
Instagram や Facebookで:
「お客様からこんな嬉しい口コミを
いただきました🙏
『〇〇〇〇〇』
ありがとうございます✨
これからも頑張ります💪」
→ 他のお客様も「自分も書こう」と思う
感謝の「お礼」について
Googleのガイドライン:
❌ 口コミと引き換えに特典を提供
「口コミを書いたらドリンク無料」
⭕ お礼として、後日特典を提供
「日頃の感謝を込めて、クーポンプレゼント」
ポイント:
・口コミを書いても、書かなくても、提供する
・口コミが条件ではないことを明確に
適切な感謝の形:
「日頃のご愛顧に感謝して、
全てのお客様に10%OFFクーポンを
プレゼントしています」
→ 口コミの有無に関係なく、全員に提供
→ ガイドライン違反にならない
【方法6】スタッフ全員で取り組む
経営者だけでなく、スタッフ全員で口コミ獲得に取り組みましょう。
スタッフ教育
ステップ1:重要性を伝える
ミーティングで説明:
「口コミが増えると、
お客様が増えます。
お客様が増えると、
売上が上がります。
売上が上がると、
みんなの給料も上がります。
だから、口コミは大切です。
みんなで協力しましょう」
→ 自分ごとになる
ステップ2:お願いの仕方を教える
ロールプレイで練習:
良い例:
「お客様の声が励みになります。
よろしければ、Googleで
感想をお聞かせいただけますか?」
悪い例:
「口コミ書いてください」(命令口調)
「星5つでお願いします」(強要)
ステップ3:目標を共有
今月の目標:
口コミ10件獲得
進捗状況を共有:
・週1回、ミーティングで確認
・達成状況を掲示
・達成したら、みんなで祝う
スタッフのモチベーション向上
方法1:個人目標
各スタッフに目標:
「今月、2件の口コミをお願いしてみよう」
→ 具体的で達成しやすい
方法2:インセンティブ(任意)
口コミ獲得数に応じて:
・月間MVP
・ボーナス
・表彰
※強制ではなく、あくまで励みとして
方法3:成功体験の共有
良い口コミが来たら、
スタッフ全員で共有:
「田中さんの接客を褒める
口コミが来ました!」
→ 本人も嬉しい
→ 他のスタッフも頑張る
【方法7】継続的な取り組みにする
一時的な施策ではなく、習慣化しましょう。
週次チェック
毎週月曜日(10分):
□ 先週の口コミ数は?
□ 平均評価は?
□ 新しい口コミへの返信は完了?
□ 今週の目標設定
月次レビュー
毎月末(30分):
【振り返り】
・今月の口コミ数:〇件
・先月比:+〇件
・平均評価:★〇.〇
・良かった点
・改善点
【来月の目標】
・口コミ数:〇件
・具体的な施策
年間目標
年初に設定:
今年の目標:
・口コミ数:100件
・平均評価:★4.5以上
12ヶ月で割ると:
月間目標:8〜9件
→ 達成可能な目標
PDCAサイクル
Plan(計画):
今月は10件の口コミ獲得を目指す
Do(実行):
・QRコードの設置
・スタッフへの教育
・お客様へのお願い
Check(確認):
今月の結果:8件
→ 目標に2件届かなかった
Action(改善):
・QRコードの設置場所を増やす
・お願いするタイミングを見直す
・スタッフへの再教育
→ 来月に活かす
悪い口コミへの対応術
避けられない悪い口コミ。でも、対応次第で信頼が生まれます。
対応の基本ステップ
ステップ1:24時間以内に返信
スピードが重要
→ 早ければ早いほど、誠意が伝わる
ステップ2:感情的にならない
❌ 「そんなことはありません!」
❌ 「お客様の勘違いです」
❌ 「他のお客様は満足しています」
⭕ 冷静に、誠実に対応
ステップ3:謝罪と共感
「この度はご期待に添えず、
申し訳ございませんでした」
「〇〇様のお気持ち、よくわかります」
→ まず、謝罪と共感
ステップ4:具体的な改善策
「ご指摘いただいた点を真摯に受け止め、
以下の改善を行いました」
・温度管理の徹底
・スタッフ教育の強化
・マニュアルの見直し
→ 具体的な行動を示す
ステップ5:感謝
「貴重なご意見をありがとうございました。
今後のサービス向上に活かしてまいります」
→ 最後は感謝で締める
悪い口コミの種類別対応
タイプ1:正当なクレーム
口コミ:
「料理が冷めていた。残念でした」
返信:
「この度はご期待に添えず、
申し訳ございませんでした。
温度管理が行き届いておらず、
お詫び申し上げます。
ご指摘を受け、以下の改善を行いました:
・提供前の温度確認の徹底
・保温設備の見直し
・スタッフへの再教育
今後このようなことがないよう、
細心の注意を払ってまいります。
貴重なご意見をありがとうございました。
〇〇レストラン 店長」
タイプ2:誤解やミスコミュニケーション
口コミ:
「予約したのに、席が用意されていなかった」
返信:
「この度は大変ご迷惑をおかけし、
申し訳ございませんでした。
確認しましたところ、
予約システムのエラーで
ご予約情報が反映されていなかったことが
判明いたしました。
システムを改善し、
二重チェック体制を導入いたしました。
〇〇様には大変ご不便をおかけし、
心よりお詫び申し上げます。
もし機会がございましたら、
再度ご来店いただけますと幸いです。
〇〇レストラン 店長」
タイプ3:理不尽なクレーム
口コミ:
「隣の席がうるさかった。最悪」
(店側では対応できない内容)
返信:
「この度はご来店いただき、
ありがとうございました。
ごゆっくりお過ごしいただけなかったこと、
残念に思います。
当店では、全てのお客様に
快適にお過ごしいただけるよう
心がけておりますが、
今回は配慮が足りず、申し訳ございませんでした。
今後、お席のご案内の際には、
より配慮してまいります。
〇〇レストラン」
ポイント: 理不尽でも、まず謝罪。 ただし、過度に謝りすぎない。
タイプ4:明らかな虚偽・嫌がらせ
口コミ:
「ゴキブリがいた」
(実際には衛生管理を徹底している)
返信:
「ご来店いただき、ありがとうございました。
当店では、衛生管理を徹底しており、
定期的な害虫駆除と清掃を行っております。
ご指摘の件につきまして、
該当日の記録を確認いたしましたが、
そのような事実は確認できませんでした。
もし何かお気づきの点がございましたら、
直接ご連絡いただけますと幸いです。
〇〇レストラン
電話:03-XXXX-XXXX」
さらに:Googleに報告
明らかに虚偽の場合:
Googleビジネスプロフィールから
「不適切な口コミとして報告」
Googleが審査し、
削除される場合もある
業種別の口コミ戦略
飲食店
重点ポイント:
✓ 料理の写真を撮っているお客様に声をかける
✓ 「美味しい」と言われた瞬間がチャンス
✓ お会計時にQRコード提示
✓ リピーターには定期的にお願い
目標:
新規客の10%から口コミ獲得
常連客の30%から口コミ獲得
月間来店客が200人なら:
新規100人 × 10% = 10件
常連100人 × 30% = 30件
合計:40件/月
美容院・サロン
重点ポイント:
✓ 仕上がりを見て満足している瞬間
✓ カット後、ドライヤーで乾かしながら
✓ お会計時に改めてお願い
✓ フォローアップLINEで再度お願い
目標:
来店客の20%から口コミ獲得
月間来店客が150人なら:
150人 × 20% = 30件/月
医療機関
重点ポイント:
✓ 治療が終わって安心している時
✓ 会計時にQRコード提示
✓ 数日後にフォローアップ
✓ 定期通院の方には定期的にお願い
注意点:
・医療広告ガイドラインを遵守
・効果を保証するような表現は避ける
・プライバシーに配慮
目標:
患者の10%から口コミ獲得
月間患者が200人なら:
200人 × 10% = 20件/月
小売店
重点ポイント:
✓ 商品を気に入って購入した瞬間
✓ レジ袋にQRコード付きカードを同封
✓ 後日フォローアップメール
✓ 会員登録者にメールでお願い
目標:
購入客の5%から口コミ獲得
月間購入客が400人なら:
400人 × 5% = 20件/月
実際の成功事例
事例1:個人経営のラーメン店
店舗情報:
- 場所:埼玉県さいたま市
- 席数:カウンター10席のみ
- 経営者:オーナー1人で運営
開始前の状況:
口コミ数:8件
平均評価:★4.1
新規客:月15人
売上:月65万円
実施した施策:
1. QRコード設置
・カウンターに10個(各席に1つ)
・トイレに1個
・レジ横に1個
2. 声掛けの徹底
オーナー:
「美味しかったですか?😊
よかったら、感想を聞かせてください」
→ QRコードを指差す
3. ラーメン完食後に声をかける
完食している = 満足している証拠
→ このタイミングでお願い
6ヶ月後の結果:
口コミ数:8件→98件(12.2倍)
平均評価:★4.1→★4.6
新規客:月15人→月62人(4.1倍)
売上:月65万円→月118万円(82%増)
オーナーの声:
「最初は恥ずかしかったですが、
お客さんは喜んで書いてくれます。
口コミが増えてから、新規のお客さんが
本当に増えました」
事例2:個人美容院(スタイリスト2名)
店舗情報:
- 場所:大阪府大阪市
- スタイリスト:2名
- 価格帯:カット4,500円
開始前の状況:
口コミ数:12件
平均評価:★4.2
新規客:月8人
ホットペッパー経由:月20人(掲載料5万円)
実施した施策:
1. QRコード+フォローアップLINE
施術後:QRコードでお願い
翌日:LINEで再度お願い
「昨日はありがとうございました✨
ヘアスタイル、いかがですか?
よろしければ、感想をお聞かせください📝」
2. クッションページの導入
まず簡易アンケート
→ 満足度が高い方のみGoogleへ誘導
→ 不満がある方は店舗へフィードバック
3. ビフォーアフター写真の投稿
許可を得て、Instagramに投稿
「〇〇様から嬉しい口コミをいただきました🙏」
→ 他のお客様も書きたくなる
8ヶ月後の結果:
口コミ数:12件→125件(10.4倍)
平均評価:★4.2→★4.7
新規客:月8人→月35人(4.4倍)
Googleマップ経由:月35人
ホットペッパー掲載を縮小:
月5万円→月2万円
年間36万円の削減
売上:月220万円→月385万円(75%増)
事例3:整骨院
店舗情報:
- 場所:福岡県福岡市
- スタッフ:院長+2名
開始前の状況:
口コミ数:5件
平均評価:★4.0
新規患者:月10人
実施した施策:
1. 治療後の声掛け
「今日の治療はいかがでしたか?」
→ 満足している様子なら
「よかったら、Googleで感想をお願いできますか?
他の患者さんの参考になります」
2. フォローアップSMS
治療の翌日:
「昨日はご来院ありがとうございました。
お体の調子はいかがですか?
ご感想をお聞かせください [リンク]」
3. 定期通院の方への定期的なお願い
3ヶ月に1回程度、お願いする
10ヶ月後の結果:
口コミ数:5件→88件(17.6倍)
平均評価:★4.0→★4.8
新規患者:月10人→月45人(4.5倍)
売上:月90万円→月185万円(106%増)
よくある質問
Q1. 口コミをお願いするのは恥ずかしい…
A. 最初は誰でも恥ずかしいです。でも、慣れます。
コツ:
1. 笑顔で、明るく
2. 「お願い」ではなく「お客様の声を聞きたい」
3. 強制しない
4. 断られても気にしない
実際:
断る人は少ない(5%以下)
多くの人は快く書いてくれる
Q2. 悪い口コミを書かれたら怖い…
A. 悪い口コミは成長のチャンス。恐れる必要はありません。
事実:
・★4.2〜4.5が最も信頼される
・完璧な★5.0は逆に怪しい
・悪い口コミに誠実に対応すれば、信頼が上がる
・悪い口コミから改善点が見つかる
多くの経営者が恐れているだけで、
実際には問題ないことがほとんど
Q3. 何件くらい口コミがあればいい?
A. 最低50件、理想は100件以上です。
【口コミ数と効果】
0〜10件:信頼度低い
10〜30件:まあまあ
30〜50件:そこそこ信頼できる
50〜100件:信頼できる ← 最低ライン
100件以上:非常に信頼できる ← 理想
目標:まず50件を目指す
Q4. 口コミを書いてもらう代わりに、割引してもいい?
A. Googleのガイドライン違反になる可能性があります。
❌ 禁止:
「口コミを書いたらドリンク無料」
「口コミで10%OFF」
⭕ OK:
「日頃の感謝を込めて、全てのお客様に10%OFF」
(口コミの有無に関係なく提供)
「口コミを書いてくれた方に、後日お礼のメール」
(特典ではなく、感謝の気持ち)
Q5. 友人や家族に頼んで口コミを書いてもらってもいい?
A. やめましょう。ガイドライン違反です。
Googleのガイドライン:
「実際に体験していない人の口コミは禁止」
リスク:
・アカウント停止
・口コミの削除
・信用失墜
正しい方法:
実際に来店したお客様に、
正直な感想を書いてもらう
Q6. ライバル店から嫌がらせの悪い口コミを書かれたら?
A. Googleに報告しましょう。
手順:
1. 明らかに虚偽の場合、冷静に返信
2. Googleに「不適切な口コミ」として報告
3. 証拠があれば、それも提出
Googleが審査し、
ガイドライン違反と判断されれば削除される
それでも残る場合:
誠実に返信し、他の良い口コミで埋める
まとめ:口コミ数を3倍に増やす7つの方法
7つの方法
1. QRコードで即座に書いてもらう
- レジカウンター、テーブル、トイレに設置
- 声をかけて、その場で書いてもらう
2. 口コミをお願いするベストタイミング
- 満足度が最高の瞬間
- 会話の中で自然に
- リピーターへのお願い
3. クッションページで★4〜5のみ誘導
- 簡易アンケートで満足度確認
- 高評価の方のみGoogleへ
- 低評価の方は店舗へフィードバック
4. フォローアップで思い出してもらう
- メール、LINE、SMSで翌日連絡
- 「感想を聞かせてください」
5. 口コミ投稿者への感謝
- 24時間以内に返信
- 次回来店時に声をかける
- SNSで紹介(許可を得て)
6. スタッフ全員で取り組む
- 重要性を共有
- お願いの仕方を教育
- 目標を設定
7. 継続的な取り組みにする
- 週次チェック
- 月次レビュー
- PDCAサイクル
悪い評価を恐れない理由
✓ ★5.0は逆に怪しい
✓ 悪い口コミは改善のチャンス
✓ 誠実な対応で信頼が上がる
✓ 悪い口コミのない店は成長できない
✓ 悪い口コミは少数派
目標設定
【現状】
口コミ数:10件
平均評価:★4.0
新規客:月10人
【3ヶ月後の目標】
口コミ数:30件(3倍)
平均評価:★4.3
新規客:月20人(2倍)
【6ヶ月後の目標】
口コミ数:50件(5倍)
平均評価:★4.5
新規客:月30人(3倍)
【1年後の目標】
口コミ数:100件(10倍)
平均評価:★4.5以上
新規客:月50人(5倍)
今日から始めよう
ステップ1:今日、QRコードを作る(10分) Google口コミのURLを取得し、QRコード作成
ステップ2:明日、QRコードを印刷・設置(30分) レジカウンター、テーブルなどに設置
ステップ3:今週、1人に声をかけてみる(5分) 満足そうなお客様に「感想をお願いできますか?」
ステップ4:来週、スタッフと共有(30分) ミーティングで重要性を説明、目標設定
ステップ5:来月、効果を確認(30分) 何件増えたか確認、改善点を見つける
次のステップ
口コミ獲得の基礎ができたら、次は返信のクオリティを上げましょう。
「AIによる口コミ自動返信の効果と注意点」の記事で、
効率的な返信方法を学んでください。
「写真・動画コンテンツで差をつけるMEO対策」で、
口コミで紹介されたくなる魅力的な店づくりも参考にしてくださいね。
【この記事のポイント】
- 口コミ数は集客に直結する
- 悪い評価を恐れる必要はない
- QRコードが最も効果的
- お願いするタイミングが重要
- スタッフ全員で取り組む
- 継続が成功の鍵
口コミへの恐怖を捨て、積極的に口コミ獲得に取り組みましょう。
お客様の声は、あなたのビジネスを成長させる最強の武器です。
あなたの店が、たくさんの良い口コミで溢れ、
多くの新規客で賑わうことを応援しています!📝
頑張ってください!

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