Googleマップで上位に表示されているのに、問い合わせが来ない。そんな相談を受けるたびに、私はまず「経路ボタンと電話ボタンを、先週何人がタップしたか確認しましたか?」と聞きます。
実は、Googleビジネスプロフィール(Googleマップに表示される店舗情報ページのこと)が表示されたあと、来店アクションにつながらずに離脱しているケースは7割以上にのぼるというデータがあります。表示はされている。でも「来てもらえていない」。この差を生んでいるのが、経路と電話の取りこぼしです。
はじめまして、あるいはお久しぶりです。MEO集客大全のハワードジョイマンです。静岡市清水区を拠点に、全国の店舗経営者の皆さんへ向けてMEO対策と集客の仕組みづくりをお伝えしています。
今日は、予約対応の現場で私自身が実感してきた「経路と電話の取りこぼし対策」と、その根っこにある「楽しく繁盛する店づくり」の考え方をお話しします。
📋 この記事でわかること
- 経路ボタン・電話ボタンで取りこぼしが起きる具体的な原因
- 来店導線を「切らさない」ために今日から直せる3つのポイント
- 笑人流「真面目5:人柄5」のMEO運用が繁盛につながる理由
- 美容・整体・ヨガなど実際の支援先で起きた数字の変化
こんな方におすすめ
- ✅ Googleマップには表示されているのに来店が伸びない方
- ✅ 電話・経路・予約ボタンのどれが機能しているか把握できていない方
- ✅ 数字だけでなく、スタッフも自分も楽しみながら繁盛したいオーナー
- ✅ 美容室・整体院・ヨガスタジオなど地域密着型ビジネスを経営している方
- ✅ MEO対策を始めたいが、何から手をつければいいか分からない方

「上位表示=集客成功」ではない、という現実
私は1975年、静岡県清水市(現・静岡市清水区)生まれです。自営業の家に育ち、幼いころから受付に立って商売の空気を吸ってきました。大学ではお笑い芸人として活動し、ファミリーマートのCMにも出演。父が急逝したのを機に清水市役所へ就職し、昼は公務員・夜は受験勉強・週末はイタリアンレストランで無給修行という6年間を経て中小企業診断士を取得。2006年に独立してから21年、飲食・美容・医療・サービス業など30業種の店舗経営者を支援してきました。
その経験の中で一貫して感じるのは、「Googleマップで上に出ればそれでOK」という誤解が根強いということです。
Googleビジネスプロフィールには「電話する」「経路を調べる」「ウェブサイトを見る」という3つの来店ボタンがあります。このボタンがきちんと機能していなければ、せっかくの上位表示は「見られているだけ」で終わります。電話・経路・予約、3つの来店ボタンが通っているか確認するチェック方法も別記事でまとめていますが、今日は特に私自身の現場感覚と絡めてお話しします。
「順位を上げることと、来てもらうことは別の仕事です。順位はGoogleへの信頼貯金。来店につなげるのは、人間の仕事。」
ハワードジョイマン(中小企業診断士・MEO集客大全)
「Googleマップには表示されているのに、なぜ来店につながらないのか」——その原因が経路・電話ボタンにあるのか、それとも商圏の別の場所で圏外になっているのか、今の状態を外から把握する方法がないと手の打ちようがありません。無料の診断ツールで、店名と住所を入れるだけで周囲25地点の順位と近隣同業との比較が確認できます。Googleアカウントの連携は不要で、数分で完了します。
経路と電話で取りこぼしが起きる3つの原因
予約対応の現場で繰り返し見てきた「取りこぼし」には、パターンがあります。
チェックポイント1:電話番号が古いまま、または表示されていない
Googleビジネスプロフィールに登録されている電話番号が、移転・番号変更後に更新されていないケースは驚くほど多い。お客様がタップしても、つながらない・違う番号に飛ぶ。「電話したのに出なかったから別の店にした」という声は、オーナーには届きません。
✅ ポイント:月1回、自分でGoogleマップの自店プロフィールを開き、電話番号をタップして実際に発信テストをする習慣をつけましょう。
チェックポイント2:住所・ピンの位置がズレている
Googleマップのピン(地図上の位置情報)が駐車場や隣のビルを指していると、「来てみたら分からなかった」という体験が生まれます。特に路地奥や複合施設内の店舗は要注意です。
✅ ポイント:初めて来る人が「地図だけ見て」たどり着けるか、別のスマートフォンでナビを起動して実際に確認してみてください。
チェックポイント3:予約ボタンのリンク先が機能していない
「予約はこちら」と設定しているURLが、リンク切れや古いページを指しているケースがあります。せっかく「予約しよう」と動いたお客様が、そこで手が止まる。はじめての来店導線チェック|電話・経路・予約を通す3ステップでは、この確認を短時間で済ませる方法を解説しています。合わせて読んでみてください。
✅ ポイント:予約リンクは毎月1回、実際に自分で踏んで「予約完了画面」まで到達できるか確認する。
✓ ここまでのポイント
- Googleマップの上位表示と「来店につながる」は別問題。電話・経路・予約の3ボタンが機能して初めて集客が完結する
- 電話番号の古さ、ピンのズレ、予約リンク切れが「見えない取りこぼし」の三大原因
- 確認は難しいことではない。月1回、自分でタップして試すだけでいい
口コミ返信を「48時間以内に」と決めても、返信文を毎回ゼロから考えていると結局後回しになる——この詰まりを解消するのが、クチコミが届いたら返信の下書きまで用意されている仕組みです。投稿文もGoogleへの反映も同じ画面で完結するので、「真面目5:人柄5」の運用を続ける土台になります。月額9,800円(税込・1店舗)で、繁盛店ポータルへの無料登録後にマイページから申し込めます。
数字だけ追う経営では、繁盛も利益も長続きしない
ここからが、私がいちばん伝えたいことです。
来店導線を整えることは技術論です。でも、その先にある「楽しく繁盛している店」をつくるのは、もっと人間的な話です。
私がお笑い芸人として活動していたころ、漫才で大切にしていたのは「相手が笑うタイミングを先読みして、ちょうどそこに言葉を置く」ことでした。これはそのままMEO運用にも当てはまります。お客様が「この店に行ってみたい」と思う瞬間を先読みして、ちょうどそこに「人柄が伝わる情報」を置く。
私が「笑人の繁盛術」と呼んでいるのは、このエンタメ的発想を集客に応用したメソッドです。Googleビジネスプロフィールへの投稿は「真面目な情報:人柄が伝わる発信=5:5」で運用することを推奨しています。営業時間や新メニューの情報だけでなく、スタッフの小さな失敗談や、お客様との会話から生まれたエピソードを投稿に混ぜる。それが「次もこの店に行こう」という気持ちをつくります。
「笑いのある店は、リピートされる店です。クスッとした記憶は、値段より強い。」
ハワードジョイマン(中小企業診断士・MEO集客大全)
実際の数字で見てみましょう
「楽しさと繁盛の両立」が絵空事ではないことは、支援先の数字が証明しています。
「美容室を12ヶ月支援した結果、売上が+86%。ネイルサロンは同期間で+142%、エステは+165%になりました。整骨院は6ヶ月で売上+158%、問い合わせ数は+960%という数字が出ています。ヨガスタジオでは6ヶ月で売上+189%、Googleマップでの表示回数が+1,281%まで伸びました。」
MEO集客大全 支援実績(美容・健康業種 複数店舗)
これらのお店に共通しているのは、来店導線を整えながら、同時に「人柄が伝わる発信」を継続したことです。口コミへの返信文も、投稿も、「お客様に笑顔で読んでもらえるか」を基準に書いています。それがGoogleの評価にも、リピート率にも効いています。
売上が伸びることは大事です。でも私が最優先にしているのは「利益が残るか」「オーナーとスタッフが楽しく働けているか」という点です。売上だけが上がって疲弊している経営者を、私はたくさん見てきました。
「人柄5」の発信を仕組みにする、最初の一歩
来店導線を整えることと、人柄が伝わる発信を続けることを、「毎日の業務に組み込む仕組み」にする。これが繁盛を長続きさせるコツです。
MEO運用の改善 STEP 1
経路・電話・予約の3ボタンを月1回テストする
スマートフォンで自店のGoogleマップページを開き、電話ボタンを押して通話確認、経路ボタンを押してナビが正しく起動するか確認、予約ボタンを押して予約完了画面まで到達できるか確認する。これだけで「見えない取りこぼし」の大半は防げます。
⚠️ よくある失敗:「誰かが確認しているだろう」と思って誰も確認していない。オーナー自身が必ず自分のスマートフォンで行うこと。
MEO運用の改善 STEP 2
Googleビジネスプロフィールの投稿を「真面目5:人柄5」に切り替える
週2回投稿するなら、1回は営業情報・1回はスタッフのエピソードや店内の小話にする。はじめてGoogleマップに投稿してみた現場レポートも参考に、まず「自分の言葉で1投稿」から始めてみてください。
⚠️ よくある失敗:最初から完璧な文章を目指して手が止まる。「伝えたいこと1行」をメモしてから投稿文に肉付けするだけで十分です。
MEO運用の改善 STEP 3
口コミ返信に「その人への一言」を添える
口コミへの返信は、ほかのお客様も読んでいます。定型文だけでなく、その口コミに書かれた具体的な内容に触れた一文を添えると、「この店は一人一人を見ている」という印象を与えます。これが次の口コミを呼ぶ好循環につながります。
⚠️ よくある失敗:返信が遅れて放置状態になる。新しい口コミが届いたら48時間以内に返信するルールを決めておくと、取りこぼしが減ります。
まとめ:取りこぼしをなくした先に、楽しく繁盛する店がある
経路と電話の取りこぼし対策は、難しい技術ではありません。月1回のボタンテスト、週2回の投稿、48時間以内の口コミ返信。この3つを仕組みにするだけで、Googleマップ経由の来店数は確実に変わります。
そしてその先に目指してほしいのは、数字だけを追う経営ではなく、スタッフも自分もお客様も笑顔になる店です。私がお笑い芸人として学んだのは、「笑いは信頼の入り口」だということ。人柄が伝わる発信が積み重なると、「あの店、なんか好き」という感情がリピートと口コミを生みます。
地域に愛されて利益も残る店づくりは、取りこぼしをなくすことと、人柄を伝えることの両輪で動きます。今日から一つだけ、試してみてください。
ぜひ、参考にしてみてください。
今日の記事で「経路・電話の取りこぼし」と「人柄5の発信」という2つの軸は理解できたはずです。次にやるべきは、自店が今どの地点で何位に出ているかを数字で把握すること——手が打てる場所が地図で見えると、改善の優先順位がはっきりします。店名と住所だけで診断できる無料ツールで、まず現状を確認してみてください。