MEO対策の始め方【初心者向け7ステップガイド】
はじめに
「MEO対策って聞いたことはあるけど、何から始めればいいの?」
「Googleビジネスプロフィールって登録したけど、これだけで十分?」
「専門業者に頼まないと無理なんじゃ…」
MEO(Map Engine Optimization)対策は、
地域で店舗やサービスを提供するすべてのビジネスにとって、
最も費用対効果の高いマーケティング手法です。
しかし、多くの事業者が「難しそう」「専門的すぎる」と感じ、
十分に活用できていません。
実際には、MEO対策の基本は誰でも、今日から、無料で始められます。
特別な知識も、高額なツールも必要ありません。
必要なのは、正しい手順と、少しの時間だけです。
本記事では、MEO初心者のあなたが、
今日から7日間で基本的なMEO対策を完了できるよう、
ステップバイステップで解説します。
1日1ステップ、合計7ステップで、
あなたのビジネスはGoogleマップで輝き始めます。
MEO対策とは?【3分でわかる基礎知識】
MEOの定義
Map Engine Optimization(マップエンジン最適化)
【簡単に言うと】
Googleマップでの検索結果で、
自分のお店を上位表示させるための施策
【具体例】
「新宿 カフェ」とGoogle検索すると、
地図と一緒に3店舗が表示される
→ あそこに表示されることを目指す
【別名】
・ローカルSEO
・Googleマップ最適化
・GBP最適化
なぜMEO対策が重要なのか
データで見る重要性
【スマホ検索の傾向】
・80%のユーザーが「近くの〇〇」で検索
・検索後、50%が24時間以内に来店
・76%が当日中に来店
【Googleマップの利用率】
・月間アクティブユーザー:10億人以上(世界)
・日本国内:約5,000万人が日常的に利用
【コンバージョン率】
・通常のGoogle検索:1-3%
・Googleマップからの来店:15-25%
→ 5-8倍のコンバージョン率!
費用対効果の高さ
【初期費用】
0円(無料で始められる)
【月額費用】
0円(基本機能は全て無料)
【期待される効果】
・新規顧客獲得
・来店数増加
・電話問い合わせ増加
・ウェブサイトアクセス増加
【他の広告と比較】
リスティング広告:
クリック単価 100-300円
→ 月10万円以上かかる
MEO対策:
無料
→ 時間と労力のみ
ROI(投資対効果):∞(無限大)
MEO対策で表示される場所
3つの主要な表示場所
【1. ローカルパック(最重要)】
Google検索結果の上部に表示される
地図付きの3店舗リスト
例:「渋谷 美容室」で検索
→ 地図の下に3店舗が表示
効果:
・最もクリック率が高い
・トップ3に入ることが目標
【2. Googleマップアプリ】
Googleマップで直接検索した時
例:Googleマップアプリで「カフェ」
→ 周辺のカフェがピン表示
効果:
・位置情報ベースの検索
・「今すぐ行きたい」ユーザーが多い
【3. ナレッジパネル】
指名検索した時に表示される
詳細情報パネル
例:「スターバックス渋谷店」で検索
→ 右側に詳細情報が表示
効果:
・既存顧客への情報提供
・営業時間、電話番号などの確認
MEO対策が向いているビジネス
最適な業種
【特に効果的】
✓ 飲食店(カフェ、レストラン、居酒屋など)
✓ 美容・サロン(美容室、ネイル、エステなど)
✓ 医療・歯科(クリニック、整骨院など)
✓ 小売店(雑貨店、アパレル、書店など)
✓ サービス業(学習塾、フィットネスなど)
【共通点】
・実店舗がある
・地域のお客様を対象
・「近くの〇〇」で検索される
【効果が薄い業種】
・実店舗がないビジネス
・全国対象のECサイト
・BtoBの卸売業
→ ただし、工夫次第で効果が出る場合も
7ステップの全体像
7日間で完成させるロードマップ
【Day 1】Googleビジネスプロフィールの登録・確認
→ 所要時間:30分-1時間
【Day 2】基本情報の最適化
→ 所要時間:1-2時間
【Day 3】写真の追加と最適化
→ 所要時間:2-3時間
【Day 4】投稿の開始
→ 所要時間:30分-1時間
【Day 5】口コミ管理の仕組み作り
→ 所要時間:1時間
【Day 6】競合分析と改善
→ 所要時間:1-2時間
【Day 7】継続運用の計画立案
→ 所要時間:30分-1時間
合計:7-12時間
準備するもの
【必須】
□ Googleアカウント
□ スマートフォン(写真撮影用)
□ ビジネスの基本情報
・正式名称
・住所
・電話番号
・営業時間
・ウェブサイト(あれば)
【あると良い】
□ パソコン(入力作業が楽)
□ デジタルカメラ(写真の質向上)
□ ビジネスの資料
・メニュー表
・サービス一覧
・価格表
Step 1:Googleビジネスプロフィールの登録・確認【Day 1】
すでに登録されているか確認する
多くの場合、自動で作成されている
【Googleの自動生成】
Googleは、様々な情報源から
ビジネス情報を収集し、
自動的にGBPを作成することがある
情報源:
・ウェブサイト
・SNS
・ポータルサイト(食べログ等)
・第三者の投稿
→ オーナー確認をしていないだけで、
すでに存在している可能性が高い
確認方法
【方法1:Google検索で確認】
1. Googleで自分の店舗名を検索
例:「〇〇カフェ 渋谷」
2. 右側または上部にビジネス情報が表示されるか確認
表示される場合:
→ すでにGBPが存在
→ 「このビジネスのオーナーですか?」をクリック
表示されない場合:
→ 新規登録が必要
【方法2:Googleマップで確認】
1. Googleマップアプリを開く
2. 自分の店舗を検索
3. 表示されるか確認
表示される場合:
→ 「ビジネスオーナーですか?」をタップ
新規登録の手順
ステップバイステップ
【Step 1-1】Googleにログイン
1. Googleアカウントでログイン
※ビジネス用のGoogleアカウントを推奨
(個人用と分ける)
【Step 1-2】登録ページにアクセス
方法A:
https://business.google.com/
「今すぐ開始」をクリック
方法B:
Google検索で「Googleビジネスプロフィール」
→ 公式サイトへ
【Step 1-3】ビジネス名を入力
正式名称を入力
例:「カフェ・ド・パリ 渋谷店」
注意:
✗ キーワードを入れない
✗ 特殊文字を使わない(★、◆など)
〇 正式名称のみ
【Step 1-4】カテゴリを選択
ビジネスの種類を選択
例:カフェ、美容室、歯科医院
※後で追加・変更可能
【Step 1-5】所在地を追加
オプション:
・実店舗がある
・お客様を訪問する
・実店舗はないがエリアにサービスを提供
実店舗がある場合:
正確な住所を入力
【Step 1-6】連絡先情報を入力
・電話番号
・ウェブサイト(あれば)
【Step 1-7】最新情報の受け取り設定
メール、SMS、電話のいずれかで
最新情報を受け取る設定
推奨:メールとSMS両方
【Step 1-8】確認方法の選択
・ハガキ
・電話
・メール
・Google Search Console
※ビジネスの種類により選択肢が異なる
最も一般的:ハガキ
→ 5-14日で届く
→ 確認コードを入力して完了
オーナー確認の手順
ハガキでの確認(最も一般的)
【流れ】
1. 登録後、5-14日でハガキが届く
宛先:登録した住所
2. ハガキに記載された5桁の確認コードを確認
3. Googleビジネスプロフィールにログイン
4. 「確認コードを入力」をクリック
5. ハガキの5桁コードを入力
6. 「送信」をクリック
→ オーナー確認完了!
電話での確認
【対象】
一部のビジネスのみ
(Googleが判断)
【流れ】
1. 登録時に「電話で確認」を選択
2. 自動音声から電話がかかってくる
3. 音声案内に従い、確認コードを入力
→ 即座に確認完了
メールでの確認
【対象】
ウェブサイトをGoogle Search Consoleで
確認済みのビジネス
【流れ】
1. 登録時に「メールで確認」を選択
2. 確認メールが届く
3. メール内のリンクをクリック
→ 確認完了
オーナー確認後の初期設定
最初にやるべきこと
【1. プロフィール写真を追加】
最低5枚は追加
・外観
・内観
・商品・サービス
【2. 営業時間を設定】
正確な営業時間を曜日ごとに設定
【3. 説明文を記入】
750文字の説明文を記入
(後日、じっくり作成でもOK)
【4. 属性を設定】
該当する属性にチェック
例:Wi-Fi、車椅子対応など
【5. 投稿をする】
最初の投稿をして、アクティブな印象を
Day 1のゴール
□ GBPの登録完了
□ オーナー確認完了(ハガキ待ちの場合は申請完了)
□ 基本情報の入力完了
□ 最低限の写真追加(5枚以上)
→ これで、Googleマップに表示される状態に!
Step 2:基本情報の最適化【Day 2】
ビジネス名の最適化
ルールの再確認
【正しい例】
〇 「カフェ・ド・パリ」
〇 「田中歯科クリニック」
〇 「HAIR SALON Aya 表参道店」
【間違った例】
✗ 「渋谷駅近★カフェ・ド・パリ★Wi-Fi完備」
✗ 「田中歯科クリニック(日曜診療OK)」
✗ 「激安!HAIR SALON Aya」
→ ペナルティのリスク
チェックポイント
□ 正式名称を使用している
□ キーワードを詰め込んでいない
□ 特殊文字を使っていない(★、◆など)
□ 電話番号やURLを含めていない
□ 営業時間を含めていない
カテゴリの戦略的設定
メインカテゴリの選択
【原則】
最も主要な事業内容に一致するカテゴリ
【手順】
1. GBP管理画面 > 情報 > カテゴリ
2. 検索ボックスにキーワード入力
例:「カフェ」
3. 表示された候補から最適なものを選択
【例:カフェの場合】
候補:
・カフェ
・コーヒーショップ
・喫茶店
・軽食堂
選び方:
「お客様がこのビジネスを探す時、
何と検索するか?」を考える
カフェ:最も一般的
→ 選択
サブカテゴリの追加
【最大10個まで追加可能】
【戦略】
1. 実際に提供しているサービス
2. 検索ボリュームが大きいもの
3. 競合が少ないニッチなもの
【例:イタリアンレストラン】
メイン:イタリア料理店
サブ:
・レストラン
・ピザ屋
・パスタ料理店
・ワインバー
・テイクアウト レストラン
・ファミリー レストラン
→ 多様な検索ニーズに対応
住所・電話番号の正確な記入
住所の記入ルール
【正しい記入例】
東京都渋谷区道玄坂1-2-3
渋谷ビルディング 5階 502号室
【ポイント】
✓ 都道府県から記入
✓ ビル名・階数・部屋番号まで正確に
✓ 半角数字、全角文字で統一
✓ 略語を避ける(「5F」→「5階」)
【NGパターン】
✗ 渋谷区道玄坂1-2-3(都道府県なし)
✗ 東京都渋谷区道玄坂1−2−3(全角数字)
✗ 東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷ビル5F(略語)
電話番号の記入ルール
【正しい記入例】
03-1234-5678
090-1234-5678
【ポイント】
✓ ハイフン付き
✓ 半角数字
✓ 実際につながる番号
【NGパターン】
✗ 03 1234 5678(スペース区切り)
✗ 03−1234−5678(全角)
✗ 03-1234-5678(不在が多い番号)
NAP一致の確認
NAP = Name, Address, Phone
【確認すべき場所】
□ GBP
□ ウェブサイト
□ Facebook
□ Instagram
□ 食べログ、ぐるなび等のポータル
□ 名刺
□ チラシ
→ 全てで完全に一致させる
営業時間の詳細設定
基本の営業時間
【設定方法】
1. GBP管理画面 > 情報 > 営業時間
2. 曜日ごとに設定
例:
月曜日:9:00-18:00
火曜日:9:00-18:00
水曜日:9:00-18:00
木曜日:9:00-18:00
金曜日:9:00-18:00
土曜日:10:00-17:00
日曜日:定休日
【注意点】
✓ 正確な時間を記入
✓ 準備時間は含めない
✓ お客様が入店できる時間のみ
特別営業時間の設定
【祝日・年末年始】
1. GBP管理画面 > 情報 > 特別営業時間
2. 「特別営業時間を追加」
3. 日付と時間を設定
例:
12/31:9:00-15:00(短縮営業)
1/1-1/3:定休日
1/4:11:00-18:00(通常と異なる)
→ 事前に設定しておくと、
お客様に自動で通知される
その他の営業時間項目
【設定可能な項目】
・テイクアウト
・宅配
・ドライブスルー
・ランチ、ディナー
・ブランチ
・ハッピーアワー
【例:飲食店】
営業時間:11:00-22:00
ランチ:11:00-14:00
ディナー:17:00-22:00
テイクアウト:11:00-21:30
→ 詳細に設定することで、
ユーザーの利便性向上
ウェブサイト・予約URLの設定
ウェブサイトURL
【設定方法】
GBP管理画面 > 情報 > ウェブサイト
【記入ルール】
✓ https://を含める
✓ 正確なURLを記入
✓ トップページが基本
【例】
〇 https://www.example.com
✗ www.example.com(https://なし)
△ https://www.example.com/about(特定ページ)
【ウェブサイトがない場合】
・SNSページのURL(Facebook、Instagramなど)
・GBPの無料ウェブサイト機能を利用
・簡易サイト作成サービスを利用(Wix、Jimdoなど)
予約リンクの設定
【設定方法】
GBP管理画面 > 情報 > 予約リンク
【対象】
・予約システムを使用している場合
・ポータルサイトの予約ページ
【例】
〇 https://tabelog.com/.../reserve(食べログ)
〇 https://airrsv.net/...(Airリザーブ)
〇 https://coubic.com/...(Coubic)
→ ワンクリックで予約ページへ誘導
ビジネス説明文の作成
750文字を最大限活用
【構成】
第1段落(150文字):サマリー
・何をしているビジネスか
・どこにあるか
・誰のためか
第2段落(400文字):特徴・強み
・このビジネスの特徴
・他との違い
・提供価値
・実績・経験
第3段落(200文字):行動喚起
・来店を促すメッセージ
・お問い合わせ方法
・予約方法
簡易テンプレート
━━━━━━━━━━━━━━━
[地域名][駅名]から徒歩[分数]。
[業種]の[ビジネス名]です。
[簡単な紹介文]
◆ こんな方におすすめ
・[ニーズ1]
・[ニーズ2]
・[ニーズ3]
◆ [ビジネス名]の特長
1. [特長1]
[詳細]
2. [特長2]
[詳細]
3. [特長3]
[詳細]
[行動喚起のメッセージ]
お気軽にお問い合わせください。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
#[地域名] #[業種] #[キーワード]
━━━━━━━━━━━━━━━
※[ ]内を自分のビジネスに合わせて記入
Day 2のゴール
□ ビジネス名の最適化完了
□ カテゴリ設定完了(メイン+サブ)
□ 住所・電話番号の正確な記入完了
□ 営業時間の詳細設定完了
□ ウェブサイト・予約URLの設定完了
□ ビジネス説明文の作成完了(750文字)
□ NAP一致の確認完了
→ 基本情報が充実!
Step 3:写真の追加と最適化【Day 3】
なぜ写真が重要なのか
数字で見る写真の効果
【Googleの公式データ】
写真がある店舗 vs ない店舗:
・ルート検索:2.3倍
・ウェブサイトクリック:1.8倍
・電話クリック:1.5倍
【写真の閲覧数】
写真の閲覧数 > 口コミの閲覧数
理由:
・一瞬で理解できる
・視覚的な訴求力が高い
・言語の壁がない
必須の写真カテゴリと枚数
目標枚数
【最低限(Day 3で達成)】
20枚以上
【理想】
50枚以上
【データ】
写真数と表示回数の相関:
10枚未満:基準値
20-30枚:1.4倍
50枚以上:2.1倍
100枚以上:2.8倍
必須カテゴリ別の内訳
【1. 外観】3-5枚
・正面からの全体像(昼)
・正面からの全体像(夜)
・入口のアップ
・看板の写真
・駐車場(ある場合)
【2. 内観】10-15枚
・店内全体の雰囲気
・座席エリア
・カウンター
・個室(ある場合)
・待合スペース
・トイレ(清潔感重視)
・細部のこだわり
【3. 商品・サービス】10-15枚
飲食店:料理の写真
美容室:ヘアスタイル例
医療機関:設備・機器
小売店:商品ディスプレイ
【4. スタッフ】2-3枚
・オーナー・店長の写真
・スタッフ集合写真
・仕事をしている様子
【5. その他】5-10枚
・お客様との交流(許可を得て)
・イベントの様子
・季節の装飾
スマホで高品質な写真を撮るコツ
撮影の基本テクニック
【1. 明るい時間帯に撮影】
・自然光を活用
・窓際での撮影が理想
・曇りの日は柔らかい光で◎
【2. フラッシュは使わない】
・色が不自然になる
・影が強く出る
→ 自然光が一番
【3. 水平・垂直を意識】
・スマホのグリッド線を表示
・建物は垂直に
・テーブルは水平に
【4. 手ブレに注意】
・両手でしっかり持つ
・脇を締める
・息を止めて撮影
・連写機能を活用
【5. 複数枚撮影】
・同じアングルで5-10枚
・後でベストショットを選ぶ
構図のテクニック
【三分割法】
画面を縦横3分割し、
交点に被写体を配置
例:料理の撮影
料理を中央ではなく、
交点に配置すると魅力的に
【余白を意識】
被写体の周りに適度な余白
→ 圧迫感がなく、見やすい
【斜め45度から撮影】
料理や商品は、
真上よりも斜め45度から撮ると
立体感が出る
業種別の撮影ポイント
【飲食店】
・自然光で撮影
・湯気を写す(できたて感)
・色鮮やかに
・盛り付けにこだわる
・真上よりも斜め45度
【美容・サロン】
・明るく清潔な印象
・ビフォーアフター
・スタイルのバリエーション
・お客様の許可を必ず取る
【医療機関】
・清潔感を最優先
・設備の新しさをアピール
・待合室の雰囲気
・スタッフの笑顔
【小売店】
・商品ディスプレイ
・店内の雰囲気
・人気商品のアップ
・季節感
写真のアップロード方法
パソコンからアップロード
【手順】
1. GBP管理画面にログイン
2. 左メニュー「写真」をクリック
3. 「写真を追加」ボタン
4. カテゴリを選択
・オーナー提供
・外観
・内観
・商品
・サービス
・スタッフ
・その他
5. ファイルを選択してアップロード
6. 複数選択可能(一度に最大10枚)
7. 「公開」をクリック
→ 数分で反映
スマホからアップロード
【手順】
1. Googleマップアプリを開く
2. 自分のビジネスを検索
3. 「写真を追加」をタップ
4. カメラロールから選択
または、その場で撮影
5. カテゴリを選択
6. 「公開」をタップ
→ 即座に反映
写真の最適化
ファイル名の最適化
【アップロード前に変更】
悪い例:
IMG_1234.jpg
DSC_5678.jpg
良い例:
cafe-de-paris-exterior.jpg
cafe-de-paris-interior-counter.jpg
cafe-de-paris-pasta-tomato.jpg
→ SEO効果も期待できる
簡単な編集
【推奨する編集】
・明るさ調整
・コントラスト調整
・トリミング(余分な部分をカット)
【無料アプリ】
・Snapseed(Google製)
・VSCO
・Adobe Lightroom(無料版)
【注意】
・過度な加工はNG
・実物と大きく異なる色はNG
・自然な仕上がりを心がける
写真のNGパターン
Googleガイドライン違反
【禁止事項】
✗ 大量のテキストを含む画像
例:「今すぐ予約!50%OFF」
✗ 大きなロゴ・ウォーターマーク
小さなロゴは可
✗ プロモーション画像
クーポン、セール情報
✗ 関係のない写真
フリー素材、他店の写真
✗ 不鮮明な写真
ぼやけ、暗すぎ
✗ 不適切な内容
暴力的、性的、差別的
→ 削除、最悪はアカウント停止
Day 3のゴール
□ 外観写真を3-5枚追加
□ 内観写真を10-15枚追加
□ 商品・サービス写真を10-15枚追加
□ スタッフ写真を2-3枚追加
□ 合計20枚以上の写真を追加完了
□ 写真の質を確認(明るさ、構図)
□ ファイル名を最適化
→ ビジュアル面が充実!
Step 4:投稿の開始【Day 4】
投稿機能とは
Googleビジネスプロフィールの投稿
【投稿とは】
GBPに表示される、
SNSのような短い情報発信
【表示場所】
・Google検索結果
・Googleマップ
・ビジネスプロフィール
【投稿できる内容】
・最新情報
・イベント情報
・特典・キャンペーン
・商品・サービス紹介
投稿の効果
【メリット】
1. 最新情報を伝えられる
営業時間変更、新商品など
2. エンゲージメント向上
写真付き投稿は目を引く
3. 検索順位への好影響
アクティブなビジネスと評価される
4. 無料で広告できる
コストゼロでプロモーション
【データ】
定期的に投稿している店舗:
・表示回数:1.3倍
・エンゲージメント:1.8倍
投稿の種類
4つの投稿タイプ
【1. 最新情報】
一般的なお知らせ
例:
・新メニューのご案内
・営業時間変更のお知らせ
・スタッフ紹介
【2. イベント】
日時が決まっているイベント
例:
・〇月〇日 セミナー開催
・期間限定フェア
・周年記念イベント
【3. 特典】
割引、クーポンなど
例:
・初回限定10%OFF
・LINE友達追加でドリンク無料
・来店ポイント2倍キャンペーン
【4. 商品】
商品・サービスの紹介
例:
・新商品の詳細
・人気メニューの紹介
・価格、在庫状況
最初の投稿を作成する
投稿の基本構成
【構成要素】
1. タイトル(任意)
2. 本文(最大1,500文字)
3. 写真または動画
4. ボタン(任意)
・予約
・注文
・詳細
・お申し込み
・購入
・詳細を確認
・登録
最初の投稿例(カフェ)
━━━━━━━━━━━━━━━
【投稿タイプ】最新情報
【タイトル】
新メニュー「季節のフルーツパフェ」登場!
【本文】
旬のフルーツをたっぷり使った
季節限定パフェが仲間入り。
今月は、
・いちごパフェ
・マンゴーパフェ
・メロンパフェ
の3種類をご用意しています。
甘さ控えめで、フルーツ本来の味を
お楽しみいただけます。
価格:各980円(税込)
ぜひ、お試しください。
[写真:フルーツパフェ]
【ボタン】
予約
【終了日】
なし(最新情報は7日間表示)
━━━━━━━━━━━━━━━
投稿の作成手順
パソコンから投稿
【手順】
1. GBP管理画面にログイン
2. 左メニュー「投稿を作成」
3. 投稿タイプを選択
・最新情報
・イベント
・特典
・商品
4. 内容を入力
・タイトル(任意)
・本文
・写真を追加(推奨)
・ボタンを追加(任意)
5. プレビューを確認
6. 「公開」をクリック
→ 即座に公開される
スマホから投稿
【手順】
1. Googleマップアプリを開く
2. 自分のビジネスを検索
3. 「投稿」をタップ
4. 「最新情報を投稿」
5. 内容を入力
6. 写真を追加
7. 「公開」をタップ
→ 即座に公開
投稿のベストプラクティス
効果的な投稿のコツ
【1. 写真は必須】
・写真付き投稿の方が、
閲覧率が2-3倍高い
・明るく、魅力的な写真を
【2. 具体的に書く】
悪い例:「新商品が出ました」
良い例:「季節限定!いちごパフェ980円」
【3. 行動を促す】
・「ご予約はこちら」
・「詳細はウェブサイトで」
・「お気軽にお問い合わせください」
【4. 適度な長さ】
・短すぎると情報不足
・長すぎると読まれない
・目安:150-300文字
【5. タイミングを考える】
・ランチ投稿は午前中
・ディナー投稿は午後
・イベントは1週間前から
投稿頻度の目安
【最低限】
週1回(月4回)
【推奨】
週2-3回
【理想】
週3回以上
【データ】
投稿頻度と表示回数の相関:
月1回:基準値
月4回:1.2倍
週2回:1.5倍
週3回以上:1.8倍
→ 多いほど効果的
ただし、質を保つこと
投稿のアイデア
ネタに困らない投稿リスト
【定番ネタ】
・新商品・新メニューの紹介
・営業時間の変更
・定休日のお知らせ
・スタッフ紹介
・お客様の声紹介
・季節のおすすめ
・キャンペーン情報
・イベント告知
・周年記念
・ 感謝のメッセージ
【季節ネタ】
・春:桜、新生活、入学
・夏:暑さ対策、夏休み、お盆
・秋:紅葉、ハロウィン、秋の味覚
・冬:クリスマス、年末年始、バレンタイン
【日常ネタ】
・今日のおすすめ
・裏メニュー紹介
・スタッフの日常
・お店の裏側
・こだわりの紹介
Day 4のゴール
□ 投稿機能の使い方を理解
□ 最初の投稿を公開(1件)
□ 投稿テンプレートの作成
□ 今後の投稿ネタをリストアップ(10個)
□ 投稿スケジュールを立てる(週1-2回)
→ 情報発信がスタート!
Step 5:口コミ管理の仕組み作り【Day 5】
口コミの重要性
なぜ口コミが最重要なのか
【Googleの評価要素】
口コミは、MEOランキングの
最も重要な要素の一つ
評価されるポイント:
・口コミの数
・口コミの評価(★の数)
・口コミの内容(キーワード)
・口コミへの返信
・口コミの新しさ
【消費者の行動】
・87%が購入前に口コミを確認
・★4.0未満だと敬遠される
・返信がないと不信感
→ 口コミ管理は必須
口コミを獲得する方法
基本の方針
【原則】
満足度を最大化する
→ 自然と口コミが生まれる
【Googleのポリシー】
✓ お客様に口コミを依頼してOK
✗ 金銭的報酬を提供してNG
✗ 口コミ代行業者を使用してNG
✗ 良い評価のみを依頼してNG
具体的な依頼方法
【タイミング】
サービス提供後、
お客様が満足している時
【方法1:口頭で依頼】
「もしよろしければ、
Googleマップで感想を
書いていただけると嬉しいです」
【方法2:ショップカードに印刷】
表面:ビジネス情報
裏面:QRコード+
「Google口コミはこちらから」
【方法3:メール・LINEで依頼】
サービス提供後に、
お礼メールと共に
口コミ依頼のリンクを送信
【方法4:店内POPで案内】
レジ前、待合室などに
QRコード付きPOPを設置
口コミ依頼リンクの作成
【手順】
1. GBP管理画面 > ホーム
2. 「クチコミを増やす」
3. 「フォームを共有」
4. 短縮URLが生成される
例:
https://g.page/r/xxxxxxxxxxxxx/review
5. このURLをQRコードに変換
無料QRコード生成サイト:
・QRのススメ
・クルクル マネージャー
・QRコード作成【無料】
6. ショップカード、POPに印刷
→ お客様がスマホで読み取るだけで
口コミ投稿ページへ
口コミへの返信方法
全ての口コミに返信する
【原則】
・良い口コミ:感謝の返信
・悪い口コミ:謝罪と改善策
【返信率】
目標:100%
【返信速度】
・良い口コミ:24-48時間以内
・悪い口コミ:24時間以内(できれば即日)
【効果】
・返信率が高い店舗は、
Googleの評価が高い
・お客様からの信頼度向上
・次の口コミを促進
良い口コミへの返信テンプレート
【パターン1:★5の高評価】
[お客様名]様
この度は[ビジネス名]をご利用いただき、
誠にありがとうございます。
[口コミの具体的内容への言及]
[お客様名]様に喜んでいただけて、
スタッフ一同、大変嬉しく思います。
これからも、皆様に愛される[業種]を
目指して、日々努力してまいります。
またのご来店を
心よりお待ちしております。
[ビジネス名]
[オーナー名/スタッフ名]
━━━━━━━━━━━━
【ポイント】
✓ お客様の名前を呼ぶ
✓ 口コミの内容に具体的に言及
✓ 感謝の気持ちを伝える
✓ 署名を入れる
悪い口コミへの返信テンプレート
【パターン2:★3以下の低評価】
[お客様名]様
この度は[ビジネス名]にて
ご不快な思いをさせてしまい、
誠に申し訳ございませんでした。
[具体的な問題点への謝罪と説明]
ご指摘いただいた点につきまして、
スタッフ全員で共有し、
以下の改善策を実施いたしました。
[具体的な改善策]
今後このようなことがないよう、
サービスの向上に努めてまいります。
もしよろしければ、
再度ご来店の機会を
いただけますと幸いです。
改めて、この度は
大変申し訳ございませんでした。
[ビジネス名]
[オーナー名/責任者名]
━━━━━━━━━━━━
【ポイント】
✓ 謝罪を明確に
✓ 問題を具体的に認識していることを示す
✓ 改善策を提示
✓ 再来店を促す
✓ 言い訳しない、責任転嫁しない
悪い口コミへの対処法
冷静に、誠実に対応
【ステップ1:深呼吸】
感情的にならない
まず、冷静になる
【ステップ2:事実確認】
・本当にあった出来事か
・誤解や行き違いはないか
・スタッフに確認
【ステップ3:返信作成】
・謝罪
・事実の説明(必要な場合)
・改善策
・前向きなメッセージ
【ステップ4:実際に改善】
口コミを改善のチャンスと捉える
【ステップ5:フォローアップ】
可能であれば、個別に連絡
不適切な口コミへの対応
【Googleに削除依頼できるケース】
・スパム
・なりすまし
・利害に関する問題
・冒涜的な表現
・ハラスメント
・差別的な内容
【削除依頼の方法】
1. 該当する口コミの右上「…」
2. 「レビューを報告」
3. 理由を選択
4. 送信
→ Googleが審査(数日〜数週間)
口コミ管理の習慣化
毎日のルーティン
【朝の確認(5分)】
1. GBP管理画面を開く
2. 「クチコミ」をチェック
3. 新しい口コミがあれば、返信
4. 悪い口コミがあれば、
優先的に対応
【アラート設定】
・メール通知をONに
・スマホアプリの通知をONに
→ 新しい口コミが投稿されたら、
即座に通知が来る
Day 5のゴール
□ 口コミの重要性を理解
□ 口コミ依頼リンクを作成
□ QRコードを作成
□ ショップカードまたはPOPに印刷
□ 口コミ返信テンプレートを作成(良い・悪い両方)
□ 既存の口コミに返信(全件)
□ 口コミ通知をONに設定
□ 毎日の確認ルーティンを決定
→ 口コミ管理体制が整った!
Step 6:競合分析と改善【Day 6】
競合調査の重要性
なぜ競合を分析するのか
【目的】
・自分の立ち位置を知る
・差別化ポイントを見つける
・成功事例から学ぶ
・改善点を発見する
【ベンチマーク】
上位表示されている競合は、
何をしているのか?
→ それを参考に、自分も改善
競合の見つけ方
調査対象の選定
【調査すべき競合】
1. 地域の直接競合(3-5店舗)
同じ業種、同じエリア
例:自分がカフェなら、
近隣のカフェ
2. 検索上位の競合(3店舗)
「[地域名] [業種]」で検索し、
トップ3に表示される店舗
3. 評価の高い競合(2-3店舗)
★4.5以上で、口コミ数が多い店舗
調査項目リスト
□ Google評価(★の数)
□ 口コミ数
□ 口コミへの返信率
□ 投稿頻度
□ 写真の数と質
□ ビジネス説明文の内容
□ カテゴリ設定
□ 営業時間
□ サービスリスト
□ 属性設定
□ 特別な取り組み
競合分析シートの作成
比較表を作成する
【Excelまたはスプレッドシートで作成】
項目 | 自店 | 競合A | 競合B | 競合C
-----|------|-------|-------|-------
評価 | 4.2 | 4.5 | 4.7 | 4.3
口コミ数 | 25 | 87 | 134 | 56
返信率 | 60% | 90% | 100% | 75%
投稿数(月) | 2回 | 4回 | 8回 | 3回
写真数 | 15枚 | 42枚 | 78枚 | 31枚
説明文 | 300文字 | 600文字 | 750文字 | 450文字
カテゴリ数 | 2個 | 5個 | 8個 | 3個
【気づき】
・口コミ数が少ない
・投稿頻度が低い
・写真が不足
・説明文が短い
→ 改善すべきポイントが明確に
差別化ポイントの発見
SWOT分析
【自分のビジネスを分析】
Strengths(強み):
・自分だけの特徴
・他にはないサービス
・得意なこと
Weaknesses(弱み):
・競合と比べて劣る点
・改善が必要な点
Opportunities(機会):
・まだ競合がやっていないこと
・市場のニーズがあること
Threats(脅威):
・競合の強み
・市場の変化
【活用】
強みをGBPで前面に押し出す
弱みを改善する
機会を活かした施策を打つ
改善計画の立案
優先順位をつける
【改善項目のリストアップ】
例:
1. 口コミを増やす(現在25件→目標50件)
2. 写真を追加(現在15枚→目標50枚)
3. 投稿頻度を上げる(月2回→週1回)
4. ビジネス説明文を充実(300→750文字)
5. サブカテゴリを追加(2→5個)
6. 口コミ返信率を上げる(60%→100%)
【優先順位の決め方】
高優先:
・効果が大きい
・すぐできる
・コストがかからない
例:
・口コミ返信率100%(すぐできる)
・写真追加(効果大、すぐできる)
・投稿頻度UP(効果大、すぐできる)
中優先:
・効果は大きいが時間がかかる
例:
・口コミ数を増やす(時間がかかる)
・ビジネス説明文の改善(時間はかかるが重要)
低優先:
・効果は限定的
例:
・細かい属性の追加
1ヶ月アクションプラン
【Week 1】
□ 口コミ返信率100%達成
□ 写真を20枚追加
□ ビジネス説明文を750文字に
【Week 2】
□ サブカテゴリを5個に
□ 投稿を週1回のペースで開始
□ 口コミ依頼の強化
【Week 3】
□ 写真をさらに10枚追加(合計45枚)
□ 投稿継続
□ 口コミ獲得施策の実施
【Week 4】
□ 全体の見直し
□ 次月の計画立案
□ 効果測定
Day 6のゴール
□ 競合3-5店舗を選定
□ 競合分析シートの作成
□ 自分との比較完了
□ 差別化ポイントの発見
□ SWOT分析の実施
□ 改善項目のリストアップ
□ 優先順位の決定
□ 1ヶ月アクションプランの作成
→ 改善の方向性が明確に!
Step 7:継続運用の計画立案【Day 7】
MEOは継続が命
一度やって終わりではない
【MEOの特性】
・情報は常に更新が必要
・競合も日々対策している
・Googleのアルゴリズムも変化
【継続しないと】
✗ 情報が古くなる
✗ 順位が下がる
✗ 競合に抜かれる
【継続することで】
✓ 常に上位表示
✓ 信頼性の向上
✓ 継続的な集客
日次・週次・月次タスク
毎日(5-10分)
□ 口コミのチェック
□ 新しい口コミへの返信
□ Googleインサイトの確認(閲覧数など)
□ 競合の動向チェック(余裕があれば)
週次(30分-1時間)
□ 投稿を1-2回作成・公開
□ 写真を2-3枚追加
□ 先週のデータ分析
・表示回数
・アクション数(電話、ルート、ウェブサイト)
・どの投稿が反応良かったか
□ 次週の投稿ネタを考える
月次(2-3時間)
□ 月間レポートの作成
・表示回数の推移
・アクション数の推移
・口コミ数の変化
・写真の追加数
・投稿数
□ 競合との比較
・順位の変化
・口コミ数の差
・投稿頻度の差
□ 情報の見直し
・営業時間に変更はないか
・サービス内容に変更はないか
・写真は古くなっていないか
□ 次月の計画立案
・注力すべき施策
・新しい取り組み
効果測定の方法
Googleインサイトの見方
【アクセス方法】
GBP管理画面 > インサイト
【確認すべき指標】
1. 表示回数
・直接検索:店名で検索
・間接検索:「カフェ 渋谷」など
・ブランド検索:ブランド名で検索
2. ユーザーの反応
・ウェブサイトへのアクセス数
・ルート検索(道順検索)の回数
・電話をかけた回数
3. ユーザーの所在地
・どの地域から検索されているか
4. 検索キーワード
・どんなキーワードで見つかったか
【目標設定】
前月比で:
・表示回数:+10%
・アクション数:+15%
・口コミ数:+5件
成果の記録
【月次レポートテンプレート】
━━━━━━━━━━━━━━━
MEO月次レポート
[年]/[月]
━━━━━━━━━━━━━━━
【表示回数】
今月:X回
前月:Y回
増減:+Z%
【アクション数】
ウェブサイト:X回(前月比+Z%)
ルート検索:X回(前月比+Z%)
電話:X回(前月比+Z%)
【口コミ】
今月の新規口コミ:X件
累計口コミ数:X件
平均評価:★X.X
【投稿】
今月の投稿数:X回
写真追加数:X枚
【気づき・改善点】
・[気づいたこと]
・[うまくいったこと]
・[改善が必要なこと]
【来月の目標】
・[具体的な数値目標]
・[実施する施策]
━━━━━━━━━━━━━━━
→ 毎月記録し、改善を継続
運用を習慣化するコツ
ルーティン化
【朝の習慣(5分)】
・GBPを開く
・口コミをチェック
・新しい口コミに返信
【週1回の習慣(30分)】
・毎週[曜日]の[時間]
・投稿を作成・公開
・写真を追加
【月1回の習慣(1時間)】
・毎月[日]
・月次レポート作成
・次月の計画立案
【スマホのリマインダーを活用】
・「毎日9時:GBPチェック」
・「毎週火曜 14時:投稿作成」
・「毎月1日:月次レポート」
→ 習慣化することで、
無理なく継続できる
チームで運用する場合
【役割分担】
オーナー/店長:
・戦略立案
・月次レポート確認
・重要な口コミへの返信
スタッフA:
・投稿作成・公開
・写真撮影・追加
スタッフB:
・口コミチェック・返信
・日次のモニタリング
→ 一人に負担が集中しないよう、
分担することで継続しやすい
よくあるつまずきポイントと対策
つまずき1:投稿ネタが思いつかない
【対策】
・ネタ帳を作る
・日常の出来事をメモ
・季節のイベントカレンダーを作成
・競合の投稿を参考に(丸パクリはNG)
・テンプレートを活用
【ネタ帳例】
1. 新商品の紹介
2. スタッフの誕生日
3. 季節のメニュー
4. お客様の声
5. 裏メニュー紹介
6. こだわりの食材
7. スタッフのおすすめ
8. イベント告知
9. 営業時間変更
10. 感謝の
感謝のメッセージ
```
**つまずき2:口コミが増えない**
```
【対策】
1. 依頼方法を見直す
・タイミングは適切か
・依頼のトーンは適切か
・QRコードは分かりやすい場所にあるか
2. 満足度を高める
・サービスの質を向上
・サプライズを用意
・期待を超える体験を
3. 依頼の頻度を上げる
・全てのお客様に依頼
・複数のタッチポイントで依頼
(口頭、ショップカード、メール)
4. インセンティブを検討
・次回割引(金銭的報酬は禁止)
・粗品プレゼント
※Googleのガイドライン範囲内で
```
**つまずき3:写真撮影が面倒**
```
【対策】
1. ルーティン化
・毎週火曜日は撮影日
・新商品が出たら必ず撮影
・季節の装飾をしたら撮影
2. スマホで手軽に
・プロカメラは不要
・スマホで十分
・編集も簡単
3. ストックを作る
・一度に10-20枚撮影
・少しずつアップロード
4. スタッフに協力してもらう
・写真担当を決める
・撮影を楽しむ雰囲気作り
```
**つまずき4:効果が見えない**
```
【対策】
1. 適切な指標を見る
・表示回数
・アクション数
・口コミ数
2. 十分な期間を設定
・MEOは1-3ヶ月で効果が出始める
・すぐに結果を求めすぎない
3. 小さな変化を喜ぶ
・表示回数が10%増えた
・電話が1件増えた
・口コミが1件増えた
→ これらを成功と捉える
4. 記録を取る
・数字で見ることで変化が分かる
```
### 外部リソースの活用
**自分でやる vs 外注する**
```
【自分でできること】
✓ 基本情報の入力・更新
✓ 口コミへの返信
✓ 投稿の作成・公開
✓ 写真の追加
✓ 日々のモニタリング
→ 基本的な運用は自分でできる
【外注を検討すべきこと】
・プロカメラマンによる撮影
・本格的なウェブサイト制作
・大規模な競合分析
・高度なデータ分析
・戦略コンサルティング
【外注先の選び方】
・実績を確認
・料金体系が明確
・月額契約か、スポットか
・何をやってくれるのか明確に
【注意】
・「必ず上位表示」は怪しい
・Googleのガイドライン遵守を確認
・口コミ代行は絶対NG
```
### 最新情報のキャッチアップ
**Googleのアップデートに対応**
```
【情報源】
1. Google公式ブログ
https://support.google.com/business/
2. MEO関連のニュースサイト
・検索エンジンランド
・SEMリサーチ
3. SNSでの情報収集
・Twitter/X
・Facebook
・Instagramのハッシュタグ「#MEO」
4. セミナー・ウェビナー
・Googleが主催するセミナー
・業界団体のセミナー
【頻度】
・月1回は最新情報をチェック
・大きなアップデートがあれば、
すぐに対応
```
**Day 7のゴール**
```
□ 日次・週次・月次タスクのリスト作成
□ 効果測定の方法を理解
□ 月次レポートのテンプレート作成
□ スマホのリマインダー設定
□ 運用体制の決定(一人 or チーム)
□ つまずきポイントと対策の確認
□ 外部リソース活用の検討
□ 情報収集の仕組み作り
→ 継続運用の準備完了!
```
---
## 7日間完了後のチェックリスト
### 全ステップの振り返り
**完了確認**
```
【Day 1】Googleビジネスプロフィールの登録・確認
□ GBPの登録完了
□ オーナー確認完了(または申請中)
□ 基本情報の入力完了
【Day 2】基本情報の最適化
□ ビジネス名の最適化
□ カテゴリ設定(メイン+サブ)
□ 住所・電話番号の正確な記入
□ 営業時間の設定
□ ウェブサイト・予約URLの設定
□ ビジネス説明文(750文字)作成
【Day 3】写真の追加と最適化
□ 外観写真(3-5枚)
□ 内観写真(10-15枚)
□ 商品・サービス写真(10-15枚)
□ スタッフ写真(2-3枚)
□ 合計20枚以上
【Day 4】投稿の開始
□ 最初の投稿を公開
□ 投稿テンプレートの作成
□ 投稿ネタのリストアップ
□ 投稿スケジュールの決定
【Day 5】口コミ管理の仕組み作り
□ 口コミ依頼リンク・QRコードの作成
□ 口コミ返信テンプレートの作成
□ 既存口コミへの返信
□ 口コミ通知の設定
【Day 6】競合分析と改善
□ 競合の選定と分析
□ 比較表の作成
□ 差別化ポイントの発見
□ 改善計画の立案
【Day 7】継続運用の計画立案
□ 日次・週次・月次タスクの設定
□ 効果測定方法の理解
□ 運用体制の決定
□ リマインダーの設定
```
### 情報完成度の最終確認
**Googleが推奨する完成度100%**
```
【確認項目】
基本情報:
□ ビジネス名
□ カテゴリ(メイン+サブ)
□ 住所
□ 電話番号
□ ウェブサイト
□ 営業時間
詳細情報:
□ ビジネス説明文
□ サービスリスト
□ 属性
ビジュアル:
□ 写真(20枚以上)
□ ロゴ
□ カバー写真
エンゲージメント:
□ 投稿(最低1件)
□ 口コミへの返信
→ 全てチェックが入れば、
完成度100%に近い状態
```
---
## よくある質問(FAQ)
**Q1:7日間で全部やらないといけない?**
```
A:
7日間はあくまで目安です。
自分のペースで進めてOK。
大切なのは、全てのステップを
「いつか」ではなく「確実に」完了させること。
推奨:
・忙しい方:2週間かけて
・じっくり派:1ヶ月かけて
ただし、早く始めるほど、
早く効果が出始めます。
```
**Q2:全部一人でやらないとダメ?**
```
A:
チームで分担してもOK。
例:
・オーナー:戦略、重要な意思決定
・スタッフA:投稿、写真
・スタッフB:口コミ返信
むしろ、分担した方が
継続しやすい場合も。
```
**Q3:お金をかけずに本当にできる?**
```
A:
基本的な運用は完全無料でできます。
無料でできること:
・GBPの登録・運用
・投稿の作成・公開
・口コミへの返信
・写真の追加
・基本的なデータ分析
お金をかけるとより良いもの:
・プロカメラマンによる撮影
・ウェブサイト制作(本格的なもの)
・コンサルティング
初期は無料で十分。
効果が出てから、
必要に応じて投資を検討。
```
**Q4:効果が出るまでどのくらい?**
```
A:
ビジネスや競合状況により異なりますが、
一般的な目安:
1週間後:
・GBPが検索結果に表示され始める
1ヶ月後:
・表示回数が増え始める
・少しずつアクション(電話、ルート検索)が増える
3ヶ月後:
・明確な効果が見え始める
・口コミが増え、評価が上がる
・検索順位が上昇
6ヶ月後:
・安定した集客効果
・継続的な新規顧客獲得
→ 焦らず、継続することが重要
```
**Q5:競合が強すぎて勝てる気がしない…**
```
A:
諦めないでください。
MEOは、大手チェーンだから有利、
というわけではありません。
個人店・小規模店の強み:
・オーナーの顔が見える
・きめ細かい対応
・地域密着
・独自の強み
これらをGBPで前面に出せば、
大手に勝てる可能性は十分あります。
実際、個人店が大手を抑えて
上位表示されている例は多数。
継続すれば、必ず成果は出ます。
```
**Q6:ネガティブな口コミが怖い…**
```
A:
その気持ち、よく分かります。
でも、考え方を変えましょう:
1. ネガティブな口コミは改善のチャンス
→ 指摘を真摯に受け止め、改善する
2. 誠実な返信で印象は変わる
→ 「しっかり対応している」と評価される
3. ★5だけの店は逆に怪しい
→ リアルな評価の方が信頼される
4. ネガティブな口コミを恐れて、
何もしない方がリスク
→ 情報がないと、そもそも選ばれない
勇気を出して、一歩踏み出しましょう。
```
**Q7:すでに悪い口コミがたくさんあるんだけど…**
```
A:
今から巻き返すことは可能です。
【戦略】
1. 全ての悪い口コミに誠実に返信
→ 「今は改善している」と示す
2. 良い口コミを増やす努力
→ 悪い口コミを良い口コミで埋める
3. 実際にサービスを改善
→ 根本的な問題を解決
4. 継続的に投稿・写真を追加
→ アクティブな店舗と示す
時間はかかりますが、
諦めずに続ければ、
必ず評価は改善します。
```
---
## まとめ:今日から始めるMEO対策
### 7日間で得られるもの
**完成するもの**
```
✓ オーナー確認済みのGBP
✓ 充実した基本情報
✓ 750文字のビジネス説明文
✓ 20枚以上の高品質な写真
✓ 最初の投稿
✓ 口コミ管理の仕組み
✓ 競合分析レポート
✓ 継続運用の計画
→ MEO対策の土台が完成!
```
**得られる効果**
```
【短期的効果(1-3ヶ月)】
・Googleマップでの表示開始
・検索での発見可能性向上
・ウェブサイトアクセス増加
・電話問い合わせ増加
・ルート検索増加
【中長期的効果(3-12ヶ月)】
・検索順位の向上
・口コミ数の増加
・評価の向上
・継続的な新規顧客獲得
・ブランド認知度の向上
【投資対効果】
初期投資:0円(時間のみ)
月額コスト:0円
期待される効果:新規顧客獲得
→ 無限大のROI
```
### 成功の3つの鍵
**1. 完璧主義より完了主義**
```
【考え方】
「完璧な状態」を目指して動かないより、
「まずは完了させる」ことが重要
【実践】
・ビジネス説明文は、まず300文字でも良い
・写真は、まず10枚でも良い
・後から改善していけば良い
→ まずは7ステップを完了させる
完璧は後から目指す
```
**2. 継続が最大の武器**
```
【MEOの真実】
一度やって終わりではない
継続することで、効果が積み上がる
【継続のコツ】
・無理のないペース
・ルーティン化
・小さな成功を喜ぶ
・チームで協力
→ 週1回の投稿を1年続ける
= 52回の情報発信
= 大きな差になる
```
**3. お客様第一の姿勢**
```
【本質】
「Googleのため」ではなく
「お客様のため」に情報を充実させる
お客様が知りたい情報を、
分かりやすく、詳しく提供する
→ それが結果的に、
Googleの評価にもつながる
【実践】
・正確な情報
・魅力的な写真
・誠実な口コミ返信
・有益な投稿
→ お客様のために尽くせば、
MEOは自然と成功する
```
### あなたへのメッセージ
```
この記事を読んでいるあなたは、
すでに一歩を踏み出しています。
MEO対策は、特別な知識も、
高額なツールも必要ありません。
必要なのは:
・正しい手順
・少しの時間
・継続する意志
この3つだけです。
7日間、1日1-2時間。
合計7-14時間で、
あなたのビジネスは、
Googleマップで輝き始めます。
「いつかやろう」ではなく、
「今日から始めよう」
明日の成功は、今日の一歩から。
さあ、Day 1を始めましょう。
```
---
## 次のステップ
**この記事を読み終えたら**
```
【Step 1】ブックマーク・保存
この記事をブックマーク、または
印刷して手元に置く
【Step 2】Googleアカウントの準備
ビジネス用のGoogleアカウントを作成
(まだない場合)
【Step 3】Day 1を開始
今日、今から、GBPの登録を開始
【Step 4】カレンダーに予定を入れる
7日間、毎日1-2時間を確保
例:
・月曜:Day 1(30分-1時間)
・火曜:Day 2(1-2時間)
・水曜:Day 3(2-3時間)
・木曜:Day 4(30分-1時間)
・金曜:Day 5(1時間)
・土曜:Day 6(1-2時間)
・日曜:Day 7(30分-1時間)
【Step 5】仲間を見つける
スタッフ、家族、友人に協力を依頼
一人より、チームの方が続けやすい
【Step 6】小さな成功を祝う
各ステップの完了を祝う
自分を褒める
モチベーションを維持
```
---
## おわりに
MEO対策は、**地域ビジネスにとって最も費用対効果の高いマーケティング手法**です。
この記事の7ステップを実践すれば、あなたのビジネスは必ず、Googleマップで見つけてもらいやすくなります。
難しく考える必要はありません。
一つずつ、着実に進めていけば、必ずゴールにたどり着きます。
**今日が、あなたのMEO対策の始まりの日です。**
さあ、Day 1を始めましょう。
あなたの成功を、心から応援しています。

コメント