ビジネス情報の最適化【記入必須の10項目】
はじめに
「Googleビジネスプロフィール、一応登録したけど、これで合ってるのかな…」
「情報は入力したはずなのに、なぜか検索順位が上がらない…」
Googleビジネスプロフィール(GBP)の登録は、MEO対策の第一歩です。
しかし、「登録しただけ」と「最適化された状態」では、天と地ほどの差があります。
実際のデータによると、GBPの情報完成度が100%のビジネスは、
50%のビジネスと比較して、検索での表示回数が2.7倍、
ウェブサイトへのクリック数が4.2倍という結果が出ています。
しかし、多くの事業者が「何を」「どう」記入すれば良いのか分からず、
せっかくのGBPを十分に活用できていません。
本記事では、MEO対策の土台となるビジネス情報の最適化について、
記入必須の10項目を詳細に解説します。
それぞれの項目で「何を書くべきか」「どう書くべきか」「なぜ重要なのか」を、
具体例とともにお伝えします。
なぜビジネス情報の最適化が重要なのか
Googleアルゴリズムの3要素
Googleがローカル検索のランキングを決定する際、以下の3要素を評価しています。
1. 関連性(Relevance)
ユーザーの検索キーワードと
ビジネス情報の一致度
【評価されるポイント】
✓ ビジネス名
✓ カテゴリ
✓ ビジネス説明文
✓ サービスリスト
✓ 投稿内容
✓ 口コミ内容
→ 情報が充実しているほど、
関連性が高いと判断される
2. 距離(Distance)
検索者の位置とビジネスの距離
【評価されるポイント】
✓ 正確な住所
✓ サービス提供エリアの設定
→ 正確な情報が必須
3. 視認性(Prominence)
ビジネスの知名度・評判
【評価されるポイント】
✓ 口コミの数と評価
✓ 口コミへの返信
✓ 投稿の頻度
✓ 写真の質と量
✓ ウェブサイトの評価
✓ 引用・サイテーション
→ 情報の充実度が影響
結論
ビジネス情報の最適化は、
3要素すべてに影響する
特に「関連性」において、
情報の完成度が決定的に重要
情報完成度と成果の相関
Google公式データ
【情報完成度100% vs 50%】
表示回数:2.7倍
ルート検索:2.3倍
ウェブサイトクリック:4.2倍
電話クリック:3.8倍
【情報完成度とコンバージョン率】
完成度100%:8.7%
完成度75-99%:5.2%
完成度50-74%:2.8%
完成度50%未満:1.3%
→ 完成度が高いほど、
圧倒的に成果が出る
必須項目1:ビジネス名
基本ルール
正式名称を使用する
【正しい例】
〇 「株式会社山田工務店」
〇 「カフェ・ド・パリ」
〇 「田中歯科クリニック」
【間違った例】
✗ 「山田工務店 | 新宿の工務店 | 実績No.1」
✗ 「激安カフェ・ド・パリ」
✗ 「田中歯科クリニック★日曜診療OK」
→ Googleガイドライン違反
→ ペナルティのリスク
Googleガイドラインの要点
【禁止事項】
✗ キーワードの詰め込み
✗ 不要な情報の追加
✗ 特殊文字の乱用(★、◆など)
✗ 電話番号やURLの記載
✗ 営業時間の記載
✗ 「公式」「正規」などの記載(実際にそうであっても)
【許可されること】
✓ 法的に登録された正式名称
✓ 支店・店舗名の追加(例:〇〇カフェ 渋谷店)
✓ ブランド名(実際に使用されているもの)
ビジネス名の最適化テクニック
支店・店舗名の付け方
【複数店舗を展開している場合】
パターンA:地域名を追加
「〇〇カフェ 渋谷店」
「△△クリニック 新宿院」
パターンB:エリア名を追加
「□□美容室 表参道」
「◇◇整骨院 池袋東口」
【統一ルールを設定】
全店舗で命名規則を統一
例:「ブランド名 + 地域名 + 店/院」
→ ブランドの一貫性
→ ユーザーにわかりやすい
正式名称が長い場合
【問題】
正式名称が長すぎると、
モバイルで見切れる
例:
「医療法人社団健康会 田中総合内科・循環器科クリニック」
【対処法】
通称や略称が広く認知されている場合は、
そちらを使用することも検討
例:
「田中クリニック」
ただし、これは慎重に判断
・実際にその名前で営業しているか
・看板や名刺で使用しているか
・口頭で案内する際の名称か
→ 実態と一致していることが最重要
業種別の最適なビジネス名
飲食店
【基本形】
「店舗名」
例:
〇 「トラットリア・ダ・ジョバンニ」
〇 「鮨 さかえ」
〇 「カフェ・モンマルトル」
【支店がある場合】
「店舗名 + 地域名」
例:
〇 「サイゼリヤ 新宿三丁目店」
〇 「スターバックスコーヒー 渋谷ツタヤ前店」
医療機関
【基本形】
「正式名称」
例:
〇 「医療法人社団〇〇会 山田内科クリニック」
〇 「田中歯科医院」
〇 「佐藤整形外科」
【通称が認知されている場合】
「通称」も可(実態次第)
例:
〇 「山田クリニック」
(看板・名刺でこの名称を使用している場合)
美容・サロン
【基本形】
「サロン名」
例:
〇 「HAIR SALON Aya」
〇 「ネイルサロン Lumière」
〇 「エステティックサロン Bella」
【支店がある場合】
「サロン名 + 地域/店舗名」
例:
〇 「HAIR SALON Aya 表参道店」
〇 「ネイルサロン Lumière 銀座」
小売店
【基本形】
「店舗名」
例:
〇 「ユニクロ 新宿店」
〇 「BOOKOFF 渋谷センター街店」
〇 「ドン・キホーテ 池袋東口店」
【個人店】
「店舗名」
例:
〇 「古書店 まるい」
〇 「雑貨店 ハコニワ」
よくある間違いと修正例
ケース1:キーワード詰め込み
【間違い】
✗ 「新宿 居酒屋 個室 飲み放題 魚介専門 海鮮丸」
【正しい修正】
〇 「海鮮丸 新宿店」
【理由】
キーワード詰め込みはガイドライン違反
最悪の場合、アカウント停止
ケース2:特殊文字の乱用
【間違い】
✗ 「★田中歯科クリニック★【日曜診療OK】」
✗ 「◆山田美容室◆《カット専門》」
【正しい修正】
〇 「田中歯科クリニック」
〇 「山田美容室」
【補足】
日曜診療やカット専門は、
ビジネス説明文やサービスリストで記載
ケース3:不要な情報の追加
【間違い】
✗ 「カフェ・ド・パリ 03-1234-5678」
✗ 「山田工務店 www.yamada.com」
✗ 「佐藤クリニック 9:00-18:00」
【正しい修正】
〇 「カフェ・ド・パリ」
〇 「山田工務店」
〇 「佐藤クリニック」
【理由】
電話番号、URL、営業時間は
専用の項目に記入
必須項目2:カテゴリ
メインカテゴリの選択
カテゴリの重要性
カテゴリは、Googleが
「このビジネスは何をしているか」
を理解するための最重要情報
適切なカテゴリ選択で:
✓ 正確な検索キーワードでヒット
✓ 関連性スコアが向上
✓ 競合との差別化
不適切なカテゴリ選択だと:
✗ 検索されても表示されない
✗ 無関係な検索でヒットする
✗ コンバージョン率が下がる
メインカテゴリの選び方
【原則】
最も主要な事業内容に合致するカテゴリを選ぶ
【ステップ1】検索する
GBPの管理画面で
カテゴリを検索
例:
「カフェ」と入力 → 候補が表示される
【ステップ2】最も近いものを選ぶ
複数の候補から、
最も事業内容に近いものを選択
【ステップ3】ユーザー視点で考える
「お客様がこのビジネスを探す時、
何と検索するか?」を考える
サブカテゴリの活用
追加カテゴリで幅を広げる
【メインカテゴリだけでは不十分】
ビジネスは複合的なサービスを提供
例:カフェでも
・食事を提供
・テイクアウトも可能
・WiFiがある
・イベントスペースとしても機能
→ 複数のカテゴリを設定することで、
多様な検索ニーズに対応
最大10個まで追加可能
【戦略的に選ぶ】
・メイン1個
・サブ最大9個
合計最大10個
【選定基準】
1. 実際に提供しているサービス
2. 検索ボリュームが大きいもの
3. 競合が少ないニッチなもの
→ バランスよく選択
業種別のカテゴリ設定例
飲食店
【イタリアンレストランの例】
メイン:イタリア料理店
サブ:
・レストラン
・ピザ屋
・パスタ料理店
・ワインバー
・テイクアウト レストラン
・ファミリー レストラン
・ロマンティック レストラン
【カフェの例】
メイン:カフェ
サブ:
・コーヒーショップ
・喫茶店
・軽食堂
・ブランチ レストラン
・Wi-Fi スポット
・勉強カフェ
・ペット可のレストラン(該当する場合)
美容・サロン
【美容室の例】
メイン:美容室
サブ:
・ヘアサロン
・理容室
・カラーリング サービス
・ヘアエクステンション サービス
・縮毛矯正サロン
・ブライダル ヘアスタイリスト
【ネイルサロンの例】
メイン:ネイルサロン
サブ:
・美容院
・まつげサロン(該当する場合)
・フェイシャル スパ(該当する場合)
医療機関
【内科クリニックの例】
メイン:内科医
サブ:
・診療所
・医師
・健康診断センター
・予防接種センター
・在宅医療サービス
【歯科医院の例】
メイン:歯科医院
サブ:
・歯科医
・審美歯科
・歯科インプラント
・矯正歯科医
・小児歯科
・口腔外科医
小売店
【雑貨店の例】
メイン:雑貨店
サブ:
・ギフトショップ
・インテリアショップ
・ホームセンター
・文房具店
・キッチン用品店
【アパレルショップの例】
メイン:洋服店
サブ:
・ブティック
・ファッションアクセサリー店
・靴屋
・メンズ アパレルショップ
・レディス アパレルショップ
サービス業
【学習塾の例】
メイン:学習塾
サブ:
・家庭教師サービス
・教育コンサルタント
・個別指導教室
・予備校
【フィットネスクラブの例】
メイン:フィットネスセンター
サブ:
・ジム
・ヨガスタジオ
・パーソナルトレーナー
・エアロビクス教室
・ピラティススタジオ
カテゴリ選択の注意点
やってはいけないこと
【1. 無関係なカテゴリの追加】
✗ 実際に提供していないサービスのカテゴリを追加
例:
カフェなのに「バー」を追加(お酒を出していない場合)
内科なのに「整形外科」を追加
→ ユーザーの期待を裏切る
→ Googleからペナルティのリスク
【2. 競合分析の過度な模倣】
✗ 「競合が設定しているから」という理由だけで追加
→ 自分のビジネスに合ったものを選ぶ
【3. 頻繁な変更】
✗ カテゴリをコロコロ変える
→ Googleの評価が不安定になる
→ 慎重に選び、一度決めたら維持
適切なカテゴリが見つからない場合
【対処法】
1. 類似のカテゴリを選ぶ
完全一致がなくても、最も近いものを
2. 「その他」系のカテゴリは避ける
具体的なカテゴリを優先
3. Googleに提案
新しいカテゴリが必要な場合、
Googleに提案できる
(ただし、採用されるかは不明)
4. ビジネス説明文で補完
カテゴリで表現しきれない部分は、
説明文で詳しく記載
必須項目3:住所
正確な住所の重要性
なぜ住所が重要なのか
【理由1】距離のランキング要素
Googleは、検索者の位置と
ビジネスの距離を計算
正確な住所がないと:
✗ 適切な検索結果に表示されない
✗ ルート検索が機能しない
【理由2】信頼性の証明
正確な住所=実在する証明
曖昧な住所だと:
✗ ユーザーが不安になる
✗ Googleが信頼性を疑う
【理由3】重複の防止
住所が微妙に異なると、
同じビジネスの重複リスティングが生まれる
→ ランキングが分散
→ 管理が煩雑に
住所の記入ルール
正確に、詳細に記入
【記入すべき情報】
✓ 都道府県
✓ 市区町村
✓ 町名・番地
✓ ビル名・階数
✓ 部屋番号(該当する場合)
【具体例】
〇 正しい記入:
東京都渋谷区道玄坂1-2-3
渋谷ビルディング 5階 502号室
✗ 不十分な記入:
東京都渋谷区道玄坂1-2-3
✗ 間違った記入:
渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷ビル5F
(都道府県が抜けている)
全角・半角の統一
【推奨:半角数字、全角文字】
〇 東京都渋谷区道玄坂1-2-3
✗ 東京都渋谷区道玄坂1ー2ー3
(全角数字はNG)
【理由】
Googleのシステムが
半角数字を標準として認識
一貫性が重要
略語を避ける
【正式名称で記入】
✗ 「東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷ビル5F」
〇 「東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷ビルディング 5階」
✗ 「東京都渋谷区道玄坂1丁目2-3 渋谷ビル」
〇 「東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷ビルディング」
→ 正式名称が最も正確
特殊なケースへの対応
複数拠点がある場合
【原則】
各拠点ごとに別のGBPを作成
例:
・渋谷店のGBP
・新宿店のGBP
・池袋店のGBP
【住所】
それぞれの正確な住所を記入
【ビジネス名】
統一した命名規則で区別
例:
「カフェ・ド・パリ 渋谷店」
「カフェ・ド・パリ 新宿店」
「カフェ・ド・パリ 池袋店」
バーチャルオフィスの場合
【Googleのポリシー】
お客様と直接対面する場合:
→ バーチャルオフィスの住所はNG
→ 実際の営業拠点の住所が必要
お客様と対面しない場合(出張型サービス):
→ 住所の非表示設定が可能
→ サービス提供エリアのみ表示
【例】
出張マッサージサービス:
住所非表示、サービスエリア設定
実店舗を持たない整体院:
→ GBP利用は不可(実店舗が必須)
シェアオフィス・レンタルオフィスの場合
【扱い】
実際にそこで営業していれば、
記載可能
ただし:
・実際にお客様が訪問できるか
・看板や表示があるか
・専有スペースがあるか
これらを考慮して判断
【推奨】
可能であれば、
専有の住所を持つことが理想
私書箱・郵便受けサービスの場合
【Googleのポリシー】
私書箱のみの記載は不可
【理由】
実際の営業場所ではないため
【例外】
郵便受けサービス+実店舗
→ 実店舗の住所を記載
住所変更時の対応
引っ越しした場合
【手順】
1. GBP管理画面で住所を更新
2. Googleマップ上の位置を確認
自動で更新されない場合、
地図上のピンを修正
3. ウェブサイトの住所も更新
NAP(Name, Address, Phone)の
一貫性を保つ
4. 他のディレクトリサイトも更新
食べログ、Yelp、各種ポータルサイト
→ 一貫性が最重要
一時的な移転の場合
【短期間(1-2ヶ月)】
住所変更はしない方が良い場合も
理由:
・Googleの再評価に時間がかかる
・元の場所に戻った時、また変更が必要
【対処法】
投稿で「一時的に〇〇で営業中」と案内
【長期間(3ヶ月以上)】
住所を変更する
必須項目4:電話番号
電話番号の重要性
直接コンバージョンにつながる
【電話番号の役割】
・お客様からの問い合わせ窓口
・予約受付
・緊急連絡先
【データ】
GBPからの電話クリック:
平均コンバージョン率 30-40%
→ ウェブサイト訪問(5-10%)より
遥かに高い
電話番号の記入ルール
正確な番号を記入
【基本】
実際につながる番号を記載
【形式】
ハイフン付きが推奨
例:
〇 03-1234-5678
〇 090-1234-5678
【全角・半角】
半角数字を使用
✗ 03−1234−5678
〇 03-1234-5678
固定電話 vs 携帯電話
【推奨】
できれば固定電話
【理由】
・信頼性が高い
・ビジネスとして認識されやすい
・地域性を示せる(市外局番)
【携帯電話でも可】
実際につながれば問題なし
特に:
・個人事業主
・出張型サービス
・スタートアップ
フリーダイヤル・着信転送
【フリーダイヤル(0120)】
〇 使用可能
メリット:
・お客様の負担が少ない
・企業の印象が良い
デメリット:
・地域性が分からない
【着信転送】
〇 使用可能
例:
代表番号に電話 → 携帯に転送
→ 実際につながれば問題なし
複数の電話番号がある場合
どの番号を記載すべきか
【原則】
お客様からの問い合わせに
最も適した番号
【パターン1】
代表電話と予約専用電話がある
→ 予約専用電話を記載
(お客様の目的に合致)
【パターン2】
本社と店舗の電話がある
→ 店舗の電話を記載
(GBPは店舗ごとに作成)
【パターン3】
固定電話と携帯電話がある
→ 固定電話を優先
(つながりやすい方を優先)
追加の電話番号
【記載場所】
メインの電話番号:専用項目
追加の電話番号:ビジネス説明文
例:
「お問い合わせ:03-1234-5678
予約専用:03-1234-5679」
→ 複数記載することで、
お客様の利便性向上
電話番号の一貫性(NAP)
NAP一致の重要性
NAP = Name, Address, Phone
【Googleの評価】
複数のウェブサイトで
同じNAPが記載されている
→ 信頼性が高い
【確認すべき場所】
✓ GBP
✓ 自社ウェブサイト
✓ 食べログ、ぐるなびなどのポータル
✓ SNS(Facebook、Instagramなど)
✓ 名刺、チラシ
→ 全てで同じ番号を記載
番号が変わった場合
【手順】
1. GBPを更新
2. ウェブサイトを更新
3. 他のディレクトリサイトを更新
4. SNSプロフィールを更新
5. 印刷物の在庫確認
(名刺、チラシなど)
→ 一貫性を保つことが最重要
よくある間違い
ケース1:つながらない番号
【問題】
記載された番号にかけても、
つながらない、話中が多い
【影響】
・お客様の機会損失
・Googleの評価低下
・口コミで「電話がつながらない」
【対処】
・常につながる番号を記載
・営業時間外は留守番電話設定
・転送サービスの活用
ケース2:間違った番号
【問題】
記載ミス、または古い番号
【影響】
・お客様が他の場所にかかる
・クレームにつながる
・機会損失
【対処】
・定期的に確認
・実際に電話してみる
必須項目5:ウェブサイトURL
ウェブサイトの重要性
GBPとウェブサイトの関係
【相乗効果】
GBP ←→ ウェブサイト
GBPから:
・ウェブサイトへの流入
・詳細情報の提供
・予約・問い合わせ
ウェブサイトから:
・GBPの権威性向上
・信頼性の証明
・詳細なサービス情報
→ 両方を最適化することで、
最大の効果を発揮
URLの記入ルール
正確なURLを記入
【基本】
https://www.example.com
【注意点】
✓ 「https://」を含める
✗ 「www.example.com」だけ
✓ トップページが基本
✗ 特定のページは避ける
(例:https://www.example.com/contact)
✓ スラッシュ「/」の有無を統一
〇 https://www.example.com
〇 https://www.example.com/
どちらでも良いが、統一する
SNSページは避ける
【NGの例】
✗ FacebookページのURL
✗ InstagramのプロフィールURL
✗ TwitterのURL
【理由】
Googleは、独自ドメインの
ウェブサイトを評価
【例外】
ウェブサイトが本当にない場合、
SNSページでも可
ただし、できれば
簡単なウェブサイトを作成することを推奨
予約サイトのURL
【扱い】
予約サイトへのリンクは、
「予約リンク」項目に記入
ウェブサイトURL項目には、
自社サイトを記入
【例】
ウェブサイト:https://www.my-restaurant.com
予約リンク:https://tabelog.com/...
→ 役割を分ける
ウェブサイトがない場合
簡易サイトの作成を推奨
【理由】
・Googleの評価が高まる
・詳細情報を提供できる
・ブランドの信頼性向上
【簡単な作成方法】
1. 無料サービスを利用
・Wix
・Jimdo
・ペライチ
・STUDIO
2. 最低限の情報を掲載
・店舗紹介
・サービス内容
・営業時間・アクセス
・お問い合わせ先
→ 1-2ページでもOK
GBPのウェブサイト機能
【Google提供の無料サイト】
GBPの情報を元に、
Googleが自動生成するサイト
【メリット】
・完全無料
・自動更新(GBPと連動)
・簡単
【デメリット】
・カスタマイズ性が低い
・独自ドメインではない
・SEO効果が限定的
【推奨】
最初はGBPサイトでも可
将来的に独自サイトへ移行
URLの最適化
構造化されたURL
【推奨構造】
トップページ:
https://www.example.com/
サービスページ:
https://www.example.com/service/
アクセスページ:
https://www.example.com/access/
→ 分かりやすく、論理的な構造
モバイル対応
【必須】
スマートフォンで見やすいサイト
【理由】
GBPからのアクセスの80%以上が
モバイルから
【確認方法】
Googleの「モバイルフレンドリーテスト」
で確認
ページ速度
【重要性】
読み込みが遅いと、
ユーザーが離脱
【目標】
3秒以内に表示
【確認方法】
Google PageSpeed Insights
で測定・改善
必須項目6:営業時間
営業時間の重要性
ユーザー体験への直接的影響
【正確な営業時間がないと】
✗ 「今、開いてるの?」の不安
✗ 無駄足を運ぶリスク
✗ 電話しても繋がらない
【正確な営業時間があると】
✓ 安心して訪問できる
✓ 計画を立てやすい
✓ 「今すぐ行ける」という即時性
Googleの評価
【表示優遇】
「今営業中」のビジネスは、
検索結果で優遇される
例:
夜8時に「レストラン」で検索
→ 営業中の店が上位表示
【データの信頼性】
正確な営業時間を設定
→ Googleからの信頼度UP
→ ランキング向上
営業時間の記入方法
基本の設定
【曜日ごとに設定】
月曜日:9:00-18:00
火曜日:9:00-18:00
水曜日:9:00-18:00
木曜日:9:00-18:00
金曜日:9:00-18:00
土曜日:10:00-17:00
日曜日:定休日
【24時間営業】
「24時間営業」にチェック
【不定休】
カレンダーで個別設定
特別営業時間
【祝日・年末年始】
事前に設定可能
例:
12/31:9:00-15:00(短縮営業)
1/1-1/3:定休日
1/4:11:00-18:00(通常と異なる)
【臨時休業】
急な休業も設定可能
手順:
1. GBP管理画面
2. 「営業時間」
3. 「特別営業時間を追加」
4. 日付と時間を設定
→ 事前設定で、お客様に通知
複数の営業時間
【昼・夜営業が分かれている場合】
例:レストラン
ランチ:11:30-14:30
ディナー:17:30-22:00
【設定方法】
「営業時間を追加」ボタンで
同じ曜日に複数の時間帯を設定
表示例:
月曜日
11:30-14:30, 17:30-22:00
営業時間に関する特殊な項目
その他の営業時間項目
GBPでは、以下も設定可能:
1. テイクアウト
2. 宅配
3. ドライブスルー
4. ハッピーアワー(該当する場合)
5. 朝食、ランチ、ディナー
6. ブランチ
7. オンライン サービス提供時間
→ 該当するものは全て設定
例:飲食店
【営業時間】
月-日:11:00-22:00
【ランチ】
月-金:11:00-14:00
【ディナー】
月-日:17:00-22:00
【テイクアウト】
月-日:11:00-21:30
【宅配】
月-日:11:00-21:00
→ 詳細に設定することで、
ユーザーの利便性向上
よくある間違いと対処法
ケース1:実態と異なる営業時間
【問題】
GBP:9:00-18:00と記載
実際:9:30に開店、17:30に閉店
【影響】
・お客様が来店できない
・クレーム
・悪い口コミ
・Googleの評価低下
【対処】
・正確な時間を記載
・実態が変わったら即座に更新
ケース2:「準備中」「片付け中」の扱い
【考え方】
お客様が入店できる時間を記載
例:
準備:8:30から開始
開店:9:00
→ GBPには「9:00開店」
閉店:18:00
片付け:18:30まで
→ GBPには「18:00閉店」
ケース3:不定期な営業
【例】
・イベント出店(週末のみ)
・予約制サロン(不定期)
【対処法】
パターンA:代表的な営業日を設定
土日:10:00-18:00
平日:定休日
※投稿で「イベント出店スケジュール」を案内
パターンB:完全予約制の場合
「予約制」と明記
営業時間は予約可能な時間帯を記載
営業時間の一貫性
他媒体との統一
【確認すべき場所】
✓ GBP
✓ ウェブサイト
✓ ポータルサイト(食べログ等)
✓ SNS
✓ 店頭の看板
✓ チラシ・名刺
→ 全てで同じ情報を
変更時の対応
【手順】
1. GBPを更新
2. ウェブサイトを更新
3. ポータルサイトを更新
4. SNSで告知
5. 店頭の看板を変更
6. 印刷物の在庫確認
→ 漏れがないように
チェックリストを作成
必須項目7:ビジネス説明文
ビジネス説明文の重要性
唯一の自由記述欄
【GBPの制約】
・ビジネス名:正式名称のみ
・カテゴリ:選択式
・住所・電話:事実のみ
【ビジネス説明文】
→ 唯一、自由に訴求できる場所
→ 最大750文字
→ 最大限活用すべき
SEO効果
【キーワードの含有】
ビジネス説明文に含まれるキーワードは、
Googleの関連性評価に影響
例:
「新宿 イタリアン」で検索
→ 説明文に「新宿」「イタリアン」が
含まれていると有利
ただし:
✗ キーワードの詰め込みはNG
〇 自然な文章の中で使用
750文字を最大限活用する構成
推奨構成(3段落)
【第1段落】サマリー(150文字)
・何をしているビジネスか
・どこにあるか
・誰のためか
【第2段落】特徴・強み(400文字)
・このビジネスの特徴
・他との違い
・提供価値
・実績・経験
【第3段落】行動喚起(200文字)
・来店を促すメッセージ
・お問い合わせ方法
・予約方法
業種別の説明文例
飲食店(イタリアンレストラン)
━━━━━━━━━━━━━━━
【第1段落:サマリー】
新宿三丁目駅から徒歩3分。
本格イタリアンを気軽に楽しめる
「トラットリア・ダ・ジョバンニ」です。
ランチは1,200円から、
ディナーは3,000円からご用意。
カジュアルな雰囲気の中で、
本場の味をお楽しみいただけます。
【第2段落:特徴・強み】
◆ 本場仕込みのシェフ
イタリア・トスカーナ州で10年修行した
シェフが腕を振るいます。
伝統的なレシピと日本の食材を融合させた、
ここだけの味をお届けします。
◆ 厳選されたワイン
イタリア各地から直輸入したワインを
常時50種類以上ご用意。
料理に合わせて、ソムリエがおすすめします。
◆ こだわりの空間
木のぬくもりを感じる店内は、
カップルからファミリーまで、
幅広いお客様にご利用いただいています。
半個室もございますので、
お祝いやデート、接待にも最適です。
【第3段落:行動喚起】
ランチタイムは予約不要。
ディナーは予約をおすすめします。
お電話、またはウェブサイトから
ご予約を承っております。
皆様のご来店を、
心よりお待ちしております。
Buon appetito!
━━━━━━━━━━━━━━━
文字数:約390文字
(750文字まで、さらに情報追加可能)
美容室
━━━━━━━━━━━━━━━
【第1段落:サマリー】
表参道駅B2出口から徒歩2分。
大人女性のための隠れ家サロン
「HAIR SALON Aya」です。
丁寧なカウンセリングと、
一人ひとりに合わせた施術で、
「なりたい自分」を叶えます。
【第2段落:特徴・強み】
◆ 担当スタイリスト制
最初から最後まで、
同じスタイリストが担当します。
髪質、クセ、ライフスタイルを理解した上で、
あなただけのスタイルを提案します。
◆ こだわりのヘアケア
オーガニック成分配合の薬剤を使用。
髪と頭皮に優しく、
カラーやパーマの持ちも良いと好評です。
◆ プライベート空間
完全個室のプライベートサロン。
周りを気にせず、
リラックスしてお過ごしいただけます。
マンツーマン対応のため、
1日の予約枠は限られています。
お早めのご予約をおすすめします。
【第3段落:行動喚起】
初めてのお客様も、お気軽にどうぞ。
カウンセリングに時間をかけ、
納得いただいてから施術いたします。
ご予約は、お電話または
ウェブサイトの予約フォームから。
あなたの「なりたい」を、
一緒に叶えましょう。
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文字数:約430文字
医療機関(内科クリニック)
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【第1段落:サマリー】
新宿駅西口から徒歩5分。
地域のかかりつけ医として、
皆様の健康をサポートする
「田中内科クリニック」です。
風邪や生活習慣病から、
健康診断、予防接種まで、
幅広く対応いたします。
【第2段落:特徴・強み】
◆ 経験豊富な医師
院長は内科医として25年の経験を持ち、
大学病院での勤務経験もございます。
患者様一人ひとりの話をしっかりお聞きし、
分かりやすい説明を心がけています。
◆ 充実した検査体制
血液検査、尿検査、レントゲン、
心電図、エコー検査など、
院内で迅速に実施できます。
必要に応じて、専門病院への
紹介も行います。
◆ 通いやすい環境
平日は19時まで診療。
土曜日も午前診療を実施しています。
バリアフリー設計で、
車椅子の方も安心してご来院いただけます。
【第3段落:行動喚起】
予約優先制ですが、
当日の飛び込み受診も可能です。
体調不良、健康相談など、
お気軽にご相談ください。
お電話でのご予約・お問い合わせを
お待ちしております。
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文字数:約440文字
学習塾
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【第1段落:サマリー】
横浜市青葉区の個別指導塾
「明光ゼミナール たまプラーザ校」です。
小学生から高校生まで、
一人ひとりに合わせた指導で、
成績向上・志望校合格をサポートします。
【第2段落:特徴・強み】
◆ 完全個別指導
講師1名に対し生徒2名までの
個別指導スタイル。
理解度に合わせて、丁寧に指導します。
大手塾のような画一的な授業ではなく、
生徒の個性、目標、学習ペースに
合わせたオーダーメイドのカリキュラムです。
◆ 経験豊富な講師陣
厳しい採用基準をクリアし、
研修を受けた講師のみが指導します。
勉強の「やり方」から教えるので、
自分で学習する力が身につきます。
◆ 保護者との密な連携
月1回以上の面談で、
お子様の学習状況を詳しくご報告。
ご家庭と塾が協力して、
お子様の成長をサポートします。
◆ 実績
昨年度の受験実績:
高校受験合格率100%
第一志望合格率75%
【第3段落:行動喚起】
無料体験授業、受付中。
まずは、実際の授業を体験してください。
お子様の学習相談も承ります。
お気軽にお問い合わせください。
お電話、またはウェブサイトから
ご予約いただけます。
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文字数:約490文字
説明文作成のポイント
やるべきこと
✓ 750文字を使い切る
✓ 自然にキーワードを含める
✓ 具体的な数字・実績を入れる
✓ 他との差別化ポイントを明確に
✓ 読みやすい構成(段落分け)
✓ 行動喚起を入れる
✓ 専門用語を避ける(または説明する)
やってはいけないこと
✗ キーワードの詰め込み
✗ 誇大広告
✗ 他社の批判
✗ 特殊文字の乱用(★、◆など適度に)
✗ URLや電話番号の記載(専用項目へ)
✗ 営業時間の詳細記載(専用項目へ)
✗ 全部大文字(例:「最高のサービス!!!」)
必須項目8:サービスリスト
サービスリストの重要性
検索との関連性を高める
【仕組み】
サービスリストに記載された内容は、
Googleの検索インデックスに含まれる
例:
「エアコンクリーニング」をリスト記載
→「エアコンクリーニング 〇〇市」で検索
→ ヒットしやすくなる
詳細情報の提供
【ユーザーの疑問に答える】
・何をしているビジネスか
・どんなサービスを提供しているか
・料金はいくらか
→ サービスリストで明確に
サービスリストの記入方法
基本の設定
【項目】
・サービス名
・説明文
・価格(任意)
【記入数】
上限なし(ただし、実際に提供しているもののみ)
【推奨】
主要サービスは全て記載
業種別のサービスリスト例
飲食店(イタリアンレストラン)
【サービス1】
名前:ランチコース
説明:前菜、パスタ、ドリンク、デザートが
楽しめるお得なランチセット。
平日限定で、サラダバー付き。
価格:1,200円〜
【サービス2】
名前:ディナーコース
説明:季節の食材を使った
本格イタリアンコース。
記念日やデート、接待に最適。
価格:3,500円〜
【サービス3】
名前:ピザ
説明:石窯で焼き上げる本格ナポリピッツァ。
マルゲリータ、クワトロフォルマッジなど、
定番から季節限定まで豊富なラインナップ。
価格:1,300円〜
【サービス4】
名前:パスタ
説明:手打ちパスタを使用した
こだわりの一皿。
トマト、クリーム、オイルベースなど
30種類以上から選べます。
価格:1,200円〜
【サービス5】
名前:テイクアウト
説明:ピザ、パスタをご自宅でも。
お電話でご注文いただければ、
できたてをお持ち帰りいただけます。
【サービス6】
名前:貸切パーティー
説明:20名様から貸切可能。
誕生日、歓送迎会、同窓会など、
お気軽にご相談ください。
価格:要相談
美容室
【サービス1】
名前:カット
説明:丁寧なカウンセリングで、
あなたに似合うスタイルを提案。
骨格、髪質、ライフスタイルに合わせた
オーダーメイドのカット。
価格:5,500円
【サービス2】
名前:カラー
説明:オーガニック成分配合の薬剤で、
髪と頭皮に優しいカラーリング。
白髪染めからデザインカラーまで対応。
価格:6,600円〜
【サービス3】
名前:パーマ
説明:ダメージを最小限に抑えた
低刺激パーマ。
自然なウェーブからしっかりカールまで。
価格:8,800円〜
【サービス4】
名前:トリートメント
説明:髪質改善トリートメント。
傷んだ髪を内側から補修し、
ツヤとまとまりを取り戻します。
価格:3,300円〜
【サービス5】
名前:ヘッドスパ
説明:頭皮マッサージで血行促進。
リラックス効果も抜群で、
疲れた心と体を癒します。
価格:2,200円〜
【サービス6】
名前:ブライダルヘア
説明:一生に一度の特別な日のために。
リハーサル付きで、当日も安心。
出張対応も可能です。
価格:22,000円〜
医療機関(内科クリニック)
【サービス1】
名前:一般内科診療
説明:風邪、インフルエンザ、腹痛、
頭痛など、日常的な体調不良に対応。
お気軽にご相談ください。
【サービス2】
名前:生活習慣病管理
説明:高血圧、糖尿病、脂質異常症などの
継続的な管理と治療。
定期的な検査と生活指導で、
健康な生活をサポートします。
【サービス3】
名前:健康診断
説明:企業健診、特定健診、
人間ドックに対応。
結果説明も丁寧に行います。
価格:5,000円〜
【サービス4】
名前:予防接種
説明:インフルエンザ、肺炎球菌、
帯状疱疹など各種予防接種を実施。
予約制です。
価格:3,500円〜
【サービス5】
名前:健康相談
説明:体調の不安、健康管理、
検査結果の見方など、
何でもご相談ください。
【サービス6】
名前:オンライン診療
説明:通院が難しい方、
お忙しい方のためのオンライン診療。
スマホやPCで、自宅から診察を受けられます。
学習塾
【サービス1】
名前:個別指導(小学生)
説明:算数・国語を中心に、
基礎学力をしっかり養成。
中学受験にも対応します。
価格:週1回 12,000円〜
【サービス2】
名前:個別指導(中学生)
説明:定期テスト対策から高校受験まで、
5教科完全サポート。
苦手科目の克服、得意科目の伸長。
価格:週1回 14,000円〜
【サービス3】
名前:個別指導(高校生)
説明:大学受験に向けた
個別カリキュラム。
推薦入試対策、小論文指導も行います。
価格:週1回 16,000円〜
【サービス4】
名前:定期テスト対策
説明:テスト2週間前から
集中特訓。
学校の教科書・ワークに完全対応。
価格:通常授業に含まれる
【サービス5】
名前:夏期・冬期講習
説明:長期休暇を活用した
短期集中講座。
復習・予習・受験対策など、
目的に合わせてカスタマイズ。
価格:20,000円〜
【サービス6】
名前:無料体験授業
説明:入会前に、実際の授業を
2回まで無料で体験できます。
お気軽にお申し込みください。
価格:無料
サービスリスト作成のポイント
詳細に記述する
【悪い例】
サービス名:カット
説明:(なし)
価格:5,500円
→ 情報不足、魅力が伝わらない
【良い例】
サービス名:カット
説明:丁寧なカウンセリングで、
あなたに似合うスタイルを提案。
骨格、髪質、ライフスタイルに合わせた
オーダーメイドのカット。
価格:5,500円
→ 具体的、魅力的
価格を記載する
【メリット】
・透明性が高まる
・問い合わせのハードルが下がる
・価格で選ぶ客を事前にフィルタリング
【記載方法】
・明確な価格:「5,500円」
・幅を持たせる:「5,000円〜10,000円」
・要相談:「価格:要相談」(見積もりが必要な場合)
キーワードを自然に含める
【例:ハウスクリーニング】
サービス名:エアコンクリーニング
説明:プロの技術で、エアコン内部の
カビ、ホコリを徹底除去。
冷房効率が上がり、電気代の節約にも。
→「エアコンクリーニング」「カビ」「ホコリ」
などのキーワードが自然に含まれる
必須項目9:写真
写真の重要性
視覚的な第一印象
【人間の脳の特性】
視覚情報は、テキストの60,000倍の速さで
処理される
→ 写真が、瞬時に印象を決める
【データ】
写真がある店舗 vs ない店舗:
・ルート検索:2.3倍
・ウェブサイトクリック:1.8倍
・電話クリック:1.5倍
口コミよりも見られている
【Googleの公式データ】
写真の閲覧数 > 口コミの閲覧数
理由:
・写真は一瞬で理解できる
・口コミは読むのに時間がかかる
→ 写真は最優先で充実させるべき
※写真については別の詳細記事があるため、ここでは概要のみ
写真の種類と枚数
推奨枚数
【最低限】
20枚以上
【理想】
50枚以上
【上限】
なし(ただし、質を保つこと)
【データ】
写真数と表示回数の相関:
10枚未満:基準値
20-30枚:1.4倍
50枚以上:2.1倍
100枚以上:2.8倍
→ 多ければ多いほど良い
ただし、質の高い写真に限る
必須の写真カテゴリ
【1. 外観】3-5枚
・正面からの全体像
・入口のアップ
・看板の写真
・昼と夜の外観
・駐車場(ある場合)
【2. 内観】10-15枚
・店内全体の雰囲気
・座席エリア
・カウンター
・個室(ある場合)
・トイレ(清潔感が重要)
・待合スペース
【3. 商品・サービス】15-20枚
・飲食店:料理の写真
・美容室:ヘアスタイル例
・医療機関:設備・機器
・小売店:商品ディスプレイ
【4. スタッフ】3-5枚
・オーナー・店長の写真
・スタッフ集合写真
・仕事をしている様子
【5. その他】5-10枚
・お客様との交流(許可を得て)
・イベントの様子
・季節の装飾
・細部のこだわり
写真撮影のポイント
プロに依頼 vs 自分で撮影
【プロカメラマンに依頼】
メリット:
✓ 高品質な写真
✓ プロの視点での構図
✓ 照明・編集技術
費用:
5-15万円程度
推奨:
開業時、大規模リニューアル時
【自分で撮影】
メリット:
✓ 費用がかからない
✓ 頻繁に更新できる
✓ 日常の様子を伝えられる
推奨:
日常的な更新、季節の写真
【バランス】
プロ撮影をベースに、
自分でも定期的に追加
スマホ撮影でも十分
【最近のスマホカメラは高性能】
iPhone、Androidの最新機種なら
十分なクオリティ
【撮影のコツ】
1. 明るい時間帯に撮影
自然光を活用
2. 手ブレに注意
三脚を使用、または何かに固定
3. 水平・垂直を意識
グリッド線を表示して撮影
4. 余白を意識
被写体を中央に配置しすぎない
5. 複数枚撮影
同じアングルで何枚か撮り、
ベストショットを選ぶ
写真編集の基本
【簡単な編集はOK】
・明るさ調整
・コントラスト調整
・トリミング
【やりすぎ注意】
・過度な加工
・実物と大きく異なる色
・不自然なフィルター
【無料編集アプリ】
・Snapseed(Google製)
・VSCO
・Adobe Lightroom(無料版)
→ 自然な仕上がりを心がける
写真のNGルール
Googleガイドライン違反
【禁止事項】
✗ 大量のテキストを含む画像
例:「最高のレストラン!今すぐ予約!03-1234-5678」
✗ ロゴやウォーターマークが大きすぎる
小さなロゴは可、画面の大部分を占めるのはNG
✗ プロモーション画像
例:「50%OFF!」などのクーポン画像
✗ 関係のない写真
例:フリー素材の写真、他店の写真
✗ 不鮮明な写真
ぼやけた写真、暗すぎる写真
✗ 不適切な内容
暴力的、性的、差別的な内容
→ 違反するとアカウント停止のリスク
避けるべき写真
✗ 暗い写真
→ ネガティブな印象
✗ 散らかった写真
→ 不衛生な印象
✗ 人が写っていない寂しい店内
→ 繁盛していない印象
✗ 料理の写真が不味そう
→ 来店意欲が下がる
✗ 古い写真
→ 現状と異なるとクレームに
業種別の写真戦略
飲食店
【最重要】
料理の写真
【撮影のコツ】
・自然光で撮影(窓際)
・湯気を撮る(できたて感)
・斜め45度から撮影
・余白を意識した構図
・色鮮やかに
【NG】
・フラッシュ撮影(色が悪くなる)
・真上からの撮影(平面的)
・料理が冷めている
美容・サロン
【最重要】
Before/After、スタイル例
【撮影のコツ】
・お客様の許可を必ず取る
・顔が写る場合はモザイク処理
・ヘアスタイルのバリエーション
・カラーの発色を正確に
【NG】
・無許可での撮影
・個人が特定できる写真
医療機関
【最重要】
施設の清潔感、設備
【撮影のコツ】
・明るく、清潔な印象
・待合室の雰囲気
・最新設備の紹介
・スタッフの笑顔
【NG】
・患者が写った写真(プライバシー)
・血液など不快感を与えるもの
写真の定期更新
更新頻度
【推奨】
月に5-10枚の新規追加
【理由】
・季節感を出す
・常に新鮮な情報
・Googleの評価向上
【更新タイミング】
・季節の変わり目
・新メニュー・新商品
・イベント開催時
・店内リニューアル時
季節の写真
【春】
・桜、花の装飾
・春限定メニュー
・明るい店内
【夏】
・涼しげな装飾
・夏限定メニュー
・テラス席(ある場合)
【秋】
・紅葉、秋の装飾
・秋限定メニュー
・落ち着いた雰囲気
【冬】
・クリスマス装飾
・冬限定メニュー
・温かい雰囲気
必須項目10:属性
属性とは
ビジネスの特徴を示すタグ
【属性の種類】
Googleが業種ごとに用意した
ビジネスの特徴を示す項目
例(飲食店):
・車椅子対応
・Wi-Fi あり
・テイクアウト可
・予約可能
・キャッシュレス決済可
・子供向け
・犬同伴可
→ チェックボックス形式で設定
属性の重要性
【検索フィルターに対応】
ユーザーが「Wi-Fi カフェ」で検索
→ 「Wi-Fi あり」の属性がある店が優先表示
【具体的な情報提供】
・バリアフリー対応か
・予約が必要か
・支払い方法は何か
→ お客様の意思決定を助ける
業種別の重要属性
飲食店
【必須属性】
✓ アクセシビリティ
・車椅子対応の入口
・車椅子対応のトイレ
・車椅子対応の座席
✓ 設備
・Wi-Fi あり
・トイレあり
✓ サービス オプション
・店内飲食
・テイクアウト
・デリバリー
・ドライブスルー
✓ お支払い
・クレジット カード
・デビットカード
・電子マネー
・モバイル決済
✓ 客層
・LGBTQ フレンドリー
・トランスジェンダー対応トイレあり
・お子様向け
・カジュアル
・ロマンティック
✓ 予約
・予約可
・予約必須
✓ その他
・犬同伴可
・アルコール提供
・屋外席
・カウンター席
美容・サロン
【必須属性】
✓ アクセシビリティ
・車椅子対応の入口
✓ サービス オプション
・店内サービス
・出張サービス(該当する場合)
✓ お支払い
・クレジット カード
・電子マネー
✓ 予約
・予約可
・予約推奨
・予約必須
✓ 客層
・LGBTQ フレンドリー
・子供向け
・女性専用(該当する場合)
✓ その他
・Wi-Fi あり
・駐車場あり
・子供用椅子(該当する場合)
医療機関
【必須属性】
✓ アクセシビリティ
・車椅子対応の入口
・車椅子対応のトイレ
・車椅子対応のエレベーター
✓ お支払い
・クレジット カード
・電子マネー
✓ 予約
・予約可
・予約推奨
・予約必須
✓ その他
・新患受け入れ
・オンライン診療
・駐車場あり
・待合室あり
小売店
【必須属性】
✓ アクセシビリティ
・車椅子対応の入口
✓ お支払い
・クレジット カード
・電子マネー
・モバイル決済
✓ サービス オプション
・店頭受取り
・店内ショッピング
・配達
✓ その他
・Wi-Fi あり
・試着室あり
・駐車場あり
属性設定の注意点
正確に設定する
【原則】
実際に提供している場合のみチェック
【NG例】
✗ Wi-Fi がないのに「Wi-Fi あり」
✗ 予約不可なのに「予約可」
✗ 車椅子非対応なのに「車椅子対応」
【影響】
・お客様の期待を裏切る
・悪い口コミにつながる
・Googleの評価低下
未設定は「不明」として扱われる
【重要】
チェックしない = 「該当しない」ではなく
「情報なし」として扱われる
【対処】
・該当する属性は全てチェック
・該当しない属性は、そのまま
(チェックを外しておく)
定期的に見直す
【理由】
・サービス内容が変わる
・新しい属性が追加される
・季節によって変わる(屋外席など)
【推奨】
3ヶ月に1回、全属性を確認
ビジネス情報最適化チェックリスト
完成度100%を目指す
10項目チェックリスト
□ 1. ビジネス名
✓ 正式名称を使用
✓ キーワード詰め込みなし
✓ 特殊文字の乱用なし
□ 2. カテゴリ
✓ メインカテゴリが適切
✓ サブカテゴリを最大限活用(最大10個)
✓ 実際のサービスと一致
□ 3. 住所
✓ 正確な住所(ビル名・階数まで)
✓ 半角数字、全角文字で統一
✓ 略語を避ける
□ 4. 電話番号
✓ 実際につながる番号
✓ ハイフン付き、半角数字
✓ NAP一致(他媒体と統一)
□ 5. ウェブサイトURL
✓ https://を含む正確なURL
✓ 独自ドメインが理想
✓ モバイル対応済み
□ 6. 営業時間
✓ 曜日ごとに正確に設定
✓ 特別営業時間も設定
✓ 他の営業時間項目も活用
□ 7. ビジネス説明文
✓ 750文字を最大限活用
✓ 3段落構成(サマリー、特徴、行動喚起)
✓ 自然にキーワードを含める
□ 8. サービスリスト
✓ 主要サービスを全て記載
✓ 詳細な説明文
✓ 価格を記載
□ 9. 写真
✓ 最低20枚、理想50枚以上
✓ 外観、内観、商品、スタッフ
✓ 高品質、明るい写真
□ 10. 属性
✓ 該当する属性を全てチェック
✓ 正確に設定
✓ 定期的に見直し
最適化の優先順位
フェーズ1:基本情報(1週目)
1. ビジネス名
2. カテゴリ
3. 住所
4. 電話番号
5. ウェブサイトURL
6. 営業時間
→ 最低限、ここまで完成させる
フェーズ2:詳細情報(2週目)
7. ビジネス説明文
8. サービスリスト
10. 属性
→ 時間をかけて丁寧に作成
フェーズ3:ビジュアル強化(3-4週目)
9. 写真
→ プロに依頼、または自分で撮影
→ 最低20枚を目標
フェーズ4:継続的改善(以降)
・写真の追加(月5-10枚)
・情報の更新
・属性の見直し
・季節に合わせた調整
→ 一度作って終わりではない
→ 継続的にブラッシュアップ
よくある質問(FAQ)
Q1:情報を変更したら、どのくらいで反映される?
A:
即座に反映される場合もあれば、
数日かかる場合もあります。
平均:24-48時間
大幅な変更(住所、ビジネス名など):
1週間程度かかる場合も
Googleの確認が必要な変更は、
時間がかかります。
Q2:情報完成度は、どこで確認できる?
A:
GBP管理画面のホームに表示されます。
「プロフィールの完成度:〇〇%」
100%を目指しましょう。
Q3:競合が不正確な情報を書き込んできた場合は?
A:
Googleに報告・修正依頼ができます。
手順:
1. GBP管理画面で問題の情報を確認
2. 「編集の提案」から正しい情報に修正
3. 証拠(看板の写真、公式文書など)を添付
Googleが審査し、正しい情報に修正されます。
Q4:複数店舗ある場合、まとめて管理できる?
A:
はい、「ビジネスグループ」機能で
複数のGBPを一元管理できます。
メリット:
・一括更新
・統一したブランド管理
・効率的な運用
設定方法:
GBP管理画面 > ビジネス > ビジネスグループ
Q5:営業時間外に問い合わせが来たら?
A:
GBPの「メッセージ」機能を有効にすれば、
営業時間外でも問い合わせを受け付けられます。
ただし、48時間以内に返信しないと、
メッセージ機能が無効化されるので注意。
対策:
・自動返信メッセージの設定
・スマホアプリで通知を受け取る
・営業開始後すぐに返信
まとめ
ビジネス情報最適化の重要ポイント
1. 完成度100%を目指す
情報完成度100% vs 50%:
・表示回数:2.7倍
・ウェブサイトクリック:4.2倍
・電話クリック:3.8倍
・コンバージョン率:6.7倍
→ 全項目を漏れなく記入することで、
圧倒的な差が生まれる
2. 正確性が最優先
不正確な情報は、
・お客様の不信感
・悪い口コミ
・Googleの評価低下
につながる
→ 正確に、詳細に、誠実に記入
3. 一貫性を保つ
NAP(Name, Address, Phone)を
全ての媒体で統一
・GBP
・ウェブサイト
・SNS
・ポータルサイト
・印刷物
→ Googleの信頼度向上
4. 継続的に更新
一度作って終わりではない
・定期的な見直し(3ヶ月に1回)
・写真の追加(月5-10枚)
・情報の更新(変更があれば即座に)
→ 常に最新の状態を保つ
5. ユーザー視点で考える
「Googleのため」ではなく
「お客様のため」に情報を充実させる
お客様が知りたい情報を、
分かりやすく、詳しく提供する
→ それが結果的に、
Googleの評価にもつながる
今日から始める3つのアクション
アクション1:現状確認(今日)
自分のGBPを開いて、
完成度を確認
「プロフィールの完成度:〇〇%」
100%未満なら、
何が足りないかをチェック
アクション2:基本情報の最適化(今週)
10項目のうち、
基本情報(1-6)を完璧に
・ビジネス名
・カテゴリ
・住所
・電話番号
・ウェブサイト
・営業時間
→ まずはここを完成させる
アクション3:詳細情報の追加(今月)
残りの項目を充実させる
・ビジネス説明文(750文字)
・サービスリスト(主要サービス全て)
・写真(最低20枚)
・属性(該当するもの全て)
→ 1ヶ月で完成度100%を達成
おわりに
ビジネス情報の最適化は、MEO対策の土台です。
どんなに素晴らしい商品・サービスを提供していても、
Googleビジネスプロフィールの情報が不十分では、お客様に見つけてもらえません。
しかし、この記事で解説した10項目を丁寧に記入すれば、
あなたのビジネスは、検索結果で輝き始めます。
完成度100%のGBPは、24時間365日働く、最強の営業マンです。
今日から、一つずつ、着実に最適化を進めてください。
その積み重ねが、必ず成果につながります。

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