Googleビジネスプロフィール認証が通らない時の対処法

Googleビジネスプロフィール認証が通らない時の対処法

「Googleビジネスプロフィールの認証が何度やっても通らない…」
「ハガキが届かない…」
「電話認証ができない…」
「もう2ヶ月も待っているのに…」

Googleビジネスプロフィールの認証。
多くの事業者が、ここで躓きます。

実は、認証が通らない理由は、ほぼ決まっています。

そして、その理由さえわかれば、解決できます。

【この記事で得られるもの】

✓ 認証が通らない原因の特定方法
✓ 状況別の具体的な対処法
✓ ハガキが届かない時の解決策
✓ サポートへの効果的な問い合わせ方法
✓ 認証を確実に通すための予防策

読了時間:15分
実践後:99%の確率で認証成功

この記事を読めば、あなたも必ず認証できます。


目次

なぜ認証が重要なのか

認証しないとできないこと

【認証前】
・ビジネスプロフィールの作成のみ
・情報の閲覧のみ
・編集不可

【認証後】
✓ ビジネス情報の編集
✓ 写真の投稿
✓ 投稿の作成
✓ 口コミへの返信
✓ インサイトの確認
✓ 広告の出稿

→ 認証しないと、何もできない

認証しないリスク

【リスク1:第三者に乗っ取られる】
認証していないビジネスプロフィールは、
誰でも管理者になれる可能性がある

例:
あなたの店舗のプロフィールを、
第三者が「自分の店」として申請
→ 乗っ取られる
→ 虚偽の情報を掲載される
→ 悪質な口コミを放置される

【リスク2:競合に利用される】
悪質な競合が、
あなたの店舗情報を改ざん

例:
営業時間を間違って表示
電話番号を競合のものに変更
「閉業しました」と虚偽の情報

【リスク3:ビジネスチャンスの損失】
認証できないと、MEO対策ができない
→ 新規顧客を逃す
→ 売上機会の損失

推定損失:
認証遅れ1ヶ月 = 新規客10-30人損失
客単価5,000円なら、5-15万円の機会損失

だから、認証は最優先事項です。


認証の種類と方法【2025年版】

認証方法は5種類

【1. ハガキ(郵送)】
最も一般的

送付先:
ビジネスプロフィールに登録した住所

所要期間:
5-14日

認証方法:
届いたハガキに記載された
5桁の認証コードを入力

【2. 電話(音声通話)】
一部の業種で利用可能

条件:
・Googleが電話番号を確認済み
・一部の業種のみ

所要期間:
即時

認証方法:
自動音声で6桁のコードを伝えられる
→ 入力

【3. SMS(テキストメッセージ)】
一部の業種で利用可能

条件:
・Googleが電話番号を確認済み
・一部の業種のみ

所要期間:
即時

認証方法:
SMSで6桁のコードが送られる
→ 入力

【4. メール】
一部のビジネスで利用可能

条件:
・特定の業種(オンラインビジネス等)
・Googleが判断

所要期間:
即時

認証方法:
メールで認証リンクをクリック

【5. 即時認証】
Google マップ上で直接認証

条件:
・Googleが既に店舗を把握している
・他のGoogleサービスで確認済み

所要期間:
即時

認証方法:
「今すぐ確認」ボタンをクリックするだけ

自分に適した認証方法の選び方

【確認手順】

1. Googleビジネスプロフィールにログイン

2. 「今すぐ認証」または「確認」をクリック

3. 選択可能な認証方法が表示される

【業種別の傾向】

実店舗ビジネス:
・ハガキ(最も一般的)
・電話・SMS(一部)

サービス提供型:
・ハガキ
・電話(可能性高い)

オンラインビジネス:
・メール
・ハガキ

【推奨】
複数の方法が選択可能なら:
1. 電話・SMS(即時)
2. メール(即時)
3. ハガキ(5-14日)

の順で試す

認証が通らない主な理由【Top 10】

理由1:住所が不正確・不完全

❌NG例:
「東京都渋谷区渋谷1-2」

問題点:
・番地まで書いていない
・建物名・部屋番号がない

⭕OK例:
「〒150-0002
東京都渋谷区渋谷1-2-3
渋谷ビル 4F」

【対処法】
□ 郵便番号を含める
□ 都道府県から記載
□ 番地まで正確に
□ 建物名・階数・部屋番号を記載
□ スペースや記号を正確に

理由2:住所の表記が一貫していない

【問題】
Googleビジネスプロフィール:
「東京都渋谷区渋谷1-2-3」

ウェブサイト:
「東京都渋谷区渋谷一丁目2番3号」

登記簿:
「東京都渋谷区渋谷1丁目2-3」

→ 表記がバラバラ
→ Googleが混乱
→ 認証できない

【対処法】
全ての場所で表記を統一:
□ Googleビジネスプロフィール
□ ウェブサイト
□ SNS
□ 名刺
□ 登記簿謄本

統一する表記:
「〒150-0002
東京都渋谷区渋谷1-2-3
渋谷ビル 4F」

理由3:ハガキが届く前に再リクエストした

【よくあるミス】

Day 1: ハガキをリクエスト
Day 3: 「まだ届かない」→ 再リクエスト
Day 5: 「まだ届かない」→ また再リクエスト

→ 複数のハガキが送られる
→ 古いコードと新しいコードが混在
→ どのコードを使うべきかわからない
→ 全て無効になる

【対処法】
□ ハガキは5-14日かかることを理解
□ 最低14日間は待つ
□ 再リクエストは14日後以降
□ 再リクエスト前にサポートに問い合わせ

理由4:郵便受けに店舗名・ビル名がない

【問題】
ハガキの宛先:
「株式会社〇〇 御中」

郵便受け:
「山田太郎」のみ

→ 配達員が特定できない
→ 戻ってくる

【対処法】

個人名だけの場合:
□ 店舗名も併記する
□ テプラ等で追加

テナントビルの場合:
□ 「〇階 △△店」と明記
□ 管理会社に確認
□ 共用郵便受けなら、自分の部屋番号を明確に

バーチャルオフィス:
□ 受取代行サービスを確認
□ 転送設定を確認

理由5:私書箱・バーチャルオフィスを使用

【Googleのポリシー】

私書箱・バーチャルオフィスは原則NG

理由:
実際にビジネスを行っている場所ではない

【例外】
・実際にそこでビジネスをしている
・スタッフが常駐している
・顧客が訪問できる

【対処法】

Case 1: 実店舗がある
→ 実店舗の住所を使用

Case 2: 自宅兼事務所
→ 自宅住所を使用
→ 「サービスエリア」設定で住所非表示可能

Case 3: 完全オンラインビジネス
→ 住所非表示の「サービスエリアビジネス」として登録

Case 4: バーチャルオフィスしかない
→ 認証は困難
→ 実際の拠点を持つことを検討

理由6:電話番号が不正確・使えない

【よくある問題】

問題1: フリーダイヤル(0120)を登録
→ SMS認証ができない

問題2: IP電話を登録
→ 一部の認証方法が使えない

問題3: 個人携帯を登録
→ 後で変更できない

【対処法】

推奨:
□ 固定電話(最優先)
□ ビジネス用携帯(次善)
□ IP電話は避ける
□ フリーダイヤルは別途記載

設定のコツ:
メイン電話番号:固定電話
追加電話番号:携帯・フリーダイヤル

理由7:ビジネス名にキーワードを詰め込んだ

❌NG例:
「山田整骨院 渋谷駅徒歩1分 保険適用 腰痛 肩こり 交通事故治療 口コミNo.1 最安値」

問題点:
・Googleガイドライン違反
・スパムと判断される
→ 認証拒否

⭕OK例:
「山田整骨院」
または
「山田整骨院|渋谷の整体院」

【対処法】
□ 正式な店舗名のみ
□ 簡潔な説明は可(20文字以内)
□ キーワードの羅列はNG
□ 一度設定したら、修正してから再申請

理由8:複数のアカウントから同じビジネスを登録

【問題】

山田さん:
自分のGoogleアカウントで
「山田整骨院」を登録

佐藤さん(従業員):
別のGoogleアカウントで
「山田整骨院」を登録

→ 重複
→ Googleが混乱
→ 認証拒否

【対処法】

既に複数登録してしまった場合:
1. どれか1つを残す
2. 他を全て削除申請
3. 残したもので認証

予防策:
□ 1つのビジネスは1つのプロフィールのみ
□ 管理者を追加する機能を使う
□ 複数人で管理する場合も、1つのプロフィール

理由9:ビジネスカテゴリが不適切

【Googleが認証しにくいカテゴリ】

・自宅ベースのビジネス
・サービスエリアビジネス(住所非表示)
・一部のオンラインビジネス

【対処法】

自宅ベースの場合:
□ 「サービスエリアビジネス」に設定
□ 住所を非表示に
□ サービスエリアを設定

訪問型ビジネス:
□ カテゴリを正確に
□ 「お客様の場所に出向く」をON

オンラインビジネス:
□ 適切なカテゴリを選択
□ メール認証を試す

理由10:過去にアカウントが停止された

【問題】
以前、ガイドライン違反等で
アカウントが停止された

→ ブラックリストに
→ 新規登録も認証されない

【対処法】

1. 過去の違反を確認
2. 問題を完全に解決
3. Googleサポートに問い合わせ
4. 異議申し立て
5. 再審査をリクエスト

【時間】
解決まで1-3ヶ月かかることも

状況別の対処法【完全ガイド】

状況1:ハガキが届かない(14日以上経過)

【Step 1: 郵便状況を確認】

□ 郵便受けを再確認
・家族が受け取っていないか
・別の郵便受けに入っていないか
・管理人が預かっていないか

□ 不在票がないか確認
・ポストに入らなかった?
・再配達依頼

□ 郵便局に問い合わせ
「Googleからのハガキが届かない」
→ 追跡調査を依頼

【Step 2: Googleに再送依頼】

1. Googleビジネスプロフィールにログイン
2. 「確認」セクション
3. 「ハガキが届かない場合」をクリック
4. 「新しいコードをリクエスト」

注意:
・前回から14日以上経過してから
・住所を再確認してから
・年3回までしかリクエストできない

【Step 3: 代替認証方法を試す】

電話・SMS認証が選択可能になっていないか確認

【Step 4: サポートに問い合わせ】

1. Googleビジネスプロフィールヘルプセンター
2. 「サポートに問い合わせ」
3. 状況を詳しく説明

伝えるべき情報:
・ビジネス名
・住所
・いつハガキをリクエストしたか
・何回リクエストしたか
・郵便局に確認した結果

状況2:ハガキは届いたが、コードが無効

【原因】

・コードの有効期限切れ(30日)
・入力ミス
・複数回リクエストして古いコードを使用

【対処法】

Step 1: コードを再確認
□ 数字を正確に入力(0とO、1とIなど注意)
□ 大文字・小文字は関係ない
□ ハイフン・スペースは入力不要

Step 2: 最新のハガキを確認
□ 複数届いている場合、最新のものを使用
□ 日付を確認

Step 3: 有効期限を確認
□ ハガキ到着から30日以内か
□ 30日以上経過している場合、再リクエスト

Step 4: 新しいコードをリクエスト
□ 14日以上経過してから
□ 再度ハガキをリクエスト

状況3:電話認証ができない

【問題のパターン】

パターン1: 電話がかかってこない
パターン2: 自動音声が聞き取れない
パターン3: コードを入力する画面が出ない

【対処法】

パターン1の対処:
□ 電話番号が正確か確認
□ 国番号(+81)が正しいか
□ 携帯・固定の区別が正しいか
□ 着信拒否設定を解除
□ 迷惑電話ブロック機能をOFF
□ 5分待っても来ないなら再試行

パターン2の対処:
□ 静かな場所で受ける
□ スピーカーフォンON
□ メモの準備
□ 聞き取れなかったら、再度リクエスト
□ SMS認証に切り替え

パターン3の対処:
□ ブラウザをリロード
□ 別のブラウザで試す
□ シークレットモードで試す
□ キャッシュをクリア
□ 翌日再試行

状況4:SMS認証ができない

【問題のパターン】

パターン1: SMSが届かない
パターン2: コードが無効

【対処法】

パターン1の対処:
□ 電話番号が正確か確認
□ SMS受信ブロックをOFF
□ 海外からのSMSを受信可能に設定
□ 10分待つ
□ 再度リクエスト
□ 電話認証に切り替え

パターン2の対処:
□ 届いたSMSの時刻を確認
□ 最新のコードを使用
□ 有効期限内(通常15分)に入力
□ 入力ミスがないか確認
□ 再度リクエスト

状況5:「認証オプションなし」と表示される

【原因】

・ビジネスの種類が不適格
・過去の違反歴
・重複登録
・不正確な情報

【対処法】

Step 1: ビジネス情報を見直す
□ 住所が正確か
□ 電話番号が正確か
□ ビジネス名が適切か
□ カテゴリが正しいか

Step 2: 重複登録を確認
□ 同じビジネスの他の登録を削除

Step 3: 24時間待つ
情報を修正したら、
24-48時間後に認証オプションが表示されることも

Step 4: サポートに問い合わせ
「認証方法が表示されません」
→ 詳細を説明

Step 5: 別の認証方法を探す
一部のビジネスは「ビデオ通話認証」が可能
→ サポートに問い合わせて確認

状況6:「このビジネスは確認できません」エラー

【原因】

・ガイドライン違反
・スパムと判断された
・資格のないビジネス

【対処法】

Step 1: ガイドラインを確認
Googleマイビジネスヘルプセンター
→ 「資格要件」を確認

Step 2: 問題を特定
よくある違反:
□ 存在しないビジネス
□ 私書箱の使用
□ バーチャルオフィス
□ キーワードスパム
□ 不適切なカテゴリ

Step 3: 修正
□ 問題点をすべて修正
□ 正確な情報に更新

Step 4: 異議申し立て
1. Googleビジネスプロフィールヘルプ
2. 「異議申し立て」フォーム
3. 詳細を説明

必要書類:
・ビジネスの実在証明(登記簿謄本等)
・住所の証明(公共料金請求書等)
・営業許可証(該当する場合)

状況7:認証後、アカウントが停止された

【原因】

・ガイドライン違反
・スパム行為
・虚偽の情報
・第三者からの報告

【対処法】

Step 1: 停止理由を確認
□ メール通知を確認
□ ビジネスプロフィールの通知を確認

Step 2: 問題を特定
よくある理由:
□ ビジネス名にキーワード詰め込み
□ 住所が不正確
□ 複数の重複登録
□ 不適切な口コミ返信

Step 3: 問題を修正
□ すべてのガイドライン違反を修正
□ 重複があれば削除
□ 情報を正確に

Step 4: 再審査リクエスト
1. 「停止された理由」のメールから
2. 「再審査をリクエスト」をクリック
3. 修正内容を詳しく説明

説明文の例:
「ビジネス名から不適切なキーワードを削除しました。
現在のビジネス名は正式名称のみです。
重複登録も削除しました。
全ての情報が正確であることを確認しました。
再審査をお願いいたします。」

Step 5: 待つ
再審査:3-5営業日
場合によっては2-4週間

Googleサポートへの効果的な問い合わせ方法

問い合わせ前の準備

【準備すべき情報】

1. ビジネス情報
□ ビジネス名(正確に)
□ 住所(〒含む完全な住所)
□ 電話番号
□ カテゴリ
□ ウェブサイトURL

2. 経緯
□ いつ登録したか
□ いつ認証をリクエストしたか
□ 何回リクエストしたか
□ どの認証方法を試したか
□ エラーメッセージ(スクリーンショット)

3. これまでの対応
□ 何を試したか
□ その結果はどうだったか

4. 証明書類(準備しておく)
□ 登記簿謄本
□ 営業許可証
□ 公共料金請求書(住所証明)
□ 店舗の外観写真
□ 看板の写真

問い合わせ方法

【方法1: ヘルプセンター経由】

1. Googleビジネスプロフィールヘルプにアクセス
2. 「お問い合わせ」をクリック
3. 問題の種類を選択
4. フォームに記入
5. 送信

【方法2: Twitter】

@GoogleMyBiz(英語)
@GoogleMyBiz_JP(日本語)

短文で状況を説明
ハッシュタグ: #GoogleMyBusiness

【方法3: コミュニティフォーラム】

Google マイビジネス ヘルプコミュニティ
→ 質問を投稿
→ エキスパートが回答

【方法4: 電話(一部の国・ケースのみ)】

条件:
・特定の問題
・ビジネスが確認済み
・プロダクトエキスパートが推奨した場合

通常、電話サポートは利用不可

効果的な問い合わせ文の書き方

【悪い例】

「認証できません。助けてください。」

問題点:
・情報が不足
・何を試したか不明
・対応しようがない

【良い例】

「件名:ハガキが届かず認証ができません

ビジネス名:山田整骨院
住所:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-2-3 渋谷ビル4F
電話:03-1234-5678
カテゴリ:整骨院

【状況】
2025年9月15日にハガキでの認証をリクエストしましたが、
10月10日現在、ハガキが届いておりません。

【これまでの対応】
1. 郵便受けを毎日確認(家族にも確認済み)
2. 管理会社に確認したが、預かっていない
3. 郵便局に問い合わせたが、配達記録なし
4. 住所表記を再確認し、正確であることを確認

【確認事項】
・住所は登記簿謄本と一致しています(添付)
・郵便受けには店舗名を明記しています(写真添付)
・過去に同じ住所で他の郵便物は問題なく届いています

【質問】
1. ハガキの配送状況を確認していただけますか
2. 電話認証やSMS認証は利用可能でしょうか
3. 再度ハガキをリクエストすべきでしょうか

お忙しいところ恐れ入りますが、
ご対応をよろしくお願いいたします。

添付:
・登記簿謄本
・郵便受けの写真
・店舗外観の写真」

→ 情報が完全
→ 経緯が明確
→ 対応しやすい

特殊ケースの対処法

ケース1:自宅兼事務所

【問題】
自宅住所を公開したくない

【対処法】

Option 1: サービスエリアビジネスとして登録
設定方法:
1. 「お客様の場所に出向きます」をON
2. 住所を非表示に設定
3. サービスエリアを設定(渋谷区、世田谷区等)

メリット:
・住所が非表示
・サービスエリア内で表示される

デメリット:
・「近くの〇〇」検索で不利
・住所検索では出てこない

Option 2: レンタルオフィス・シェアオフィスを契約
・月数千円〜
・ビジネス住所として使用可能
・ただし、実際にビジネスをしている必要あり

ケース2:移転したばかり

【問題】
旧住所で登録済み、新住所に変更したい

【対処法】

Step 1: ビジネス情報を更新
□ 新住所に変更
□ 電話番号も変更あれば更新

Step 2: 再認証
□ 新住所でハガキをリクエスト
□ 認証完了

注意点:
・口コミは引き継がれる
・写真も引き継がれる
・検索順位は一時的に下がる可能性
・2-3週間で回復

予防策:
移転の1ヶ月前から準備
移転後すぐに認証リクエスト

ケース3:同じ建物に複数の店舗

【問題】
ビル内に自社の複数店舗
(例:1Fカフェ、2F雑貨店)

【対処法】

それぞれ独立したビジネスとして登録可能

条件:
□ 別々の入口がある
□ 異なるサービスを提供
□ 異なる電話番号

住所の書き方:
店舗1:「〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-2-3 渋谷ビル1F」
店舗2:「〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-2-3 渋谷ビル2F」

認証:
それぞれ個別に認証

ケース4:フランチャイズ店舗

【問題】
本部が一括管理?個別管理?

【対処法】

原則:各店舗が個別に登録・管理

ただし:
・本部がオーナーになり、
・各店舗の管理者を追加することは可能

推奨体制:
本部:オーナー権限
各店舗:管理者権限

メリット:
・本部が全店舗を監視
・各店舗が自店舗を管理
・情報の統一性

ケース5:季節営業・臨時店舗

【問題】
夏だけ営業、イベント時だけ営業

【対処法】

Option 1: 通常のビジネスとして登録
・営業期間外は「臨時休業」に設定
・次のシーズンに再開

Option 2: 毎シーズン新規登録
・非推奨
・口コミが引き継がれない
・毎回認証が必要

推奨:Option 1

認証を確実に通すための予防策

予防策1:登録前の準備

【登録前チェックリスト】

□ 正確な住所を確認
  ・登記簿謄本を確認
  ・郵便番号検索で確認
  ・建物名・階数・部屋番号を正確に

□ 電話番号を決定
  ・ビジネス用の番号
  ・固定電話が理想
  ・長期的に使える番号

□ ビジネス名を決定
  ・正式名称のみ
  ・キーワードの詰め込みNG
  ・シンプルに

□ カテゴリを決定
  ・最も適切なカテゴリを選択
  ・複数選択可能だが、メインは1つ

□ ウェブサイトを準備
  ・住所・電話番号・営業時間が記載
  ・Googleマップと情報を統一

□ 営業許可証を準備
  ・飲食店、美容院等、必要な業種
  ・すぐに提出できるように

予防策2:一貫した情報管理(NAP統一)

【NAP = Name, Address, Phone】

全てのプラットフォームで統一:

□ Googleビジネスプロフィール
□ ウェブサイト
□ SNS(Facebook, Instagram, Twitter)
□ ポータルサイト(食べログ、ホットペッパー等)
□ 名刺
□ チラシ
□ 看板

【統一する情報】

ビジネス名:
「山田整骨院」で統一
(「山田接骨院」「ヤマダ整骨院」等のバラつきNG)

住所:
「〒150-0002
東京都渋谷区渋谷1-2-3
渋谷ビル4F」で統一

電話番号:
「03-1234-5678」で統一
(ハイフンの有無も統一)

予防策3:郵便受けの準備

【チェックリスト】

□ 郵便受けに店舗名を明記
  ・テプラ等で作成
  ・はっきり読めるように

□ テナントビルの場合
  ・部屋番号も明記
  ・「4F 山田整骨院」等

□ 集合住宅の場合
  ・「401号室 山田太郎
    (山田整骨院)」

□ 管理人がいる場合
  ・Googleからのハガキが届く旨を伝達
  ・預かってもらう依頼

□ 不在がちな場合
  ・家族に伝達
  ・郵便物を毎日チェックする習慣

予防策4:複数アカウントの回避

【ルール】

1つのビジネス = 1つのプロフィール

複数人で管理する場合:
1. 1人がプロフィールを作成・認証
2. 他の人を「管理者」として追加

【管理者の追加方法】

1. Googleビジネスプロフィールにログイン
2. 「ユーザー」セクション
3. 「ユーザーを追加」
4. メールアドレスを入力
5. 権限を選択(オーナー or 管理者)
6. 招待を送信

【権限の種類】

オーナー:全ての権限(削除も可能)
管理者:ほぼ全ての権限(削除不可)
サイト管理者:一部の編集のみ

よくある質問

Q1. ハガキは何回までリクエストできる?

A. 年3回までです。

制限:
・1年間に3回まで
・4回目以降はサポートへの問い合わせが必要

推奨:
・慎重にリクエスト
・住所を完全に確認してから
・14日間は必ず待つ

Q2. 認証にかかる期間は?

A. 方法により異なります。

ハガキ:5-14日
電話・SMS:即時
メール:即時
ビデオ通話:数日〜1週間

平均:
スムーズなら:1-2週間
トラブル時:1-2ヶ月
サポート介入時:2-4ヶ月

Q3. 認証コードの有効期限は?

A. 30日です。

ハガキ:届いてから30日以内
電話・SMS:受け取ってから15分以内

期限切れの場合:
→ 再リクエスト

Q4. 認証後、情報を変更できる?

A. はい、できます。

変更可能:
・ビジネス名(ガイドライン遵守)
・住所
・電話番号
・営業時間
・写真
・説明文

ただし:
・住所変更は再認証が必要な場合も
・大幅な変更は慎重に

Q5. 代行業者に依頼すべき?

A. 基本的には自分でできます。

自分でできる:90%のケース
業者依頼が有効:10%のケース

業者に依頼すべきケース:
・複数回失敗して、お手上げ
・複雑な状況(重複、停止等)
・時間がない
・英語でのサポート対応が必要

費用:
3-10万円程度

注意:
・悪質な業者に注意
・不正な手法を使う業者はNG
・実績と評判を確認

まとめ

【Googleビジネスプロフィール認証が通らない時の対処法】

【原因Top3】
1. 住所が不正確・不完全
2. ハガキが届く前に再リクエスト
3. 郵便受けに店舗名がない

【対処法Top3】
1. 住所を完全に正確にする
2. 14日間は必ず待つ
3. 郵便受けに明確に店舗名を記載

【成功のための5つのポイント】

1. 準備を完璧に
→ 登録前に全ての情報を確認

2. 情報を統一する
→ NAP(Name, Address, Phone)を全プラットフォームで統一

3. 焦らず待つ
→ ハガキは5-14日かかることを理解

4. 記録を残す
→ いつ何をしたか記録
→ トラブル時に役立つ

5. サポートを活用
→ 困ったらすぐに問い合わせ
→ 詳細な情報を提供

【最終メッセージ】
認証は、確かに面倒です。
トラブルもよく起こります。

でも、諦めないでください。

正しい方法で、正しい情報で、
継続的に取り組めば、
必ず認証できます。

この記事の手順を1つずつ実行すれば、
あなたも必ず成功します。

今日からできるアクション

【今日やること(30分)】
□ 住所を完全に正確に確認
□ 郵便受けに店舗名を明記
□ NAP(Name, Address, Phone)を全プラットフォームで統一

【今週やること(2時間)】
□ 認証をリクエスト(まだの場合)
□ 14日間待つ
□ 証明書類を準備(登記簿謄本等)

【トラブル時(1時間)】
□ この記事の該当箇所を再読
□ 対処法を実行
□ 解決しなければサポートに問い合わせ

【認証成功後】
□ すぐに情報を充実
□ 写真を100枚投稿
□ 口コミ獲得を開始
□ MEO対策を本格始動

さあ、今日から行動しましょう。

認証は、MEO対策の第一歩。

ここを乗り越えれば、あとは順調に進みます。

あなたの認証成功を、心から応援しています!

トラブルが起きても、諦めないでください。

この記事があなたの助けになれば幸いです。

頑張ってください!📮

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この記事を書いた人

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

1975年 静岡県清水市生まれ(現在:静岡市清水区)
自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしていることから、小さい頃より受付台にたち、商売を学ぶ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を経験。活動中は、九州松早グループの運営するファミリーマートのCMに出演。急性膵炎による父の急死により大学卒業後、清水市役所に奉職。

市役所在職中に中小企業診断士の取得を始める。昼間は市役所で働き、夜は診断士の受験勉強。そして、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの現場修行を経験。6年間の試験勉強を経て、中小企業診断士資格を取得。

取得を契機に7年目で市役所退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立。

お笑い芸人として活動していた経験から、小売店や飲食店、美容室、整体院の客数増加や店内販売活動に、お笑い芸人の思考法や行動スタイル、漫才の手法などを取り入れることで、クライアントの業績が着実に向上していく。

こうした実績を積み上がるに従い、信奉者が増える。独自の繁盛店メソッド「笑人の繁盛術」の考え方で、コンサルティングを行う。

発行するメールマガジンは、専門用語を使わない分かりやすい内容から、メルマガ読者からの業績アップ報告が多く、読者総数は1万人を超える。

会員制コンサルティングサポート「増益繁盛クラブ」を運営。人気テレビ番組ガイアの夜明けにも取り上げられるなど注目を浴びる。これまで北は北海道から南は沖縄、そして、アメリカからも参加する方がいるなど、多くの方が実践を続けている。

コンサルタントが購読する「企業診断」(同友館)からもコンサルタントに向けた連載を依頼されるなど、コンサルタントのコンサルタントとしても活躍中。

こうした活動を続ける中で、業績を伸ばし年収が増える経営者が増えるも増えた年収は銀行口座の中に眠ったまま。しかし、昨今の円安などにより円の資産価値が年々減少する状況下から、株式投資の方法を会員さんからリクエストされ自身の投資メソッドを希望する会員さんにレクチャーすると、会員さんが株式投資でも資産を増やす方が続出。

現在、株式投資コミュニティ「株研」も運営し、資産形成のサポートも行っている。

どんなに仕事が忙しくとも毎月1回の先祖のお墓参りを大事にしている。家族を愛するマーケッター。

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