メイン課題を3つに絞り込む思考プロセス

  • URLをコピーしました!

メイン課題を3つに絞り込む思考プロセス

「あれもこれも問題で、何から手をつけていいかわからない…」 「毎日忙しくて、結局何も解決していない…」 「頑張っているのに、なぜか成果が出ない…」

経営をしていると、こんな状況に陥ることはありませんか?

実は、成功する経営者と失敗する経営者の決定的な違いは、**「問題の絞り込み能力」**にあります。失敗する人は10個も20個もの問題を同時に解決しようとして、結局どれも中途半端になってしまいます。

一方、成功する人は**「最も重要な3つの課題」**だけに集中し、それらを確実に解決していきます。

なぜ「3つ」なのでしょうか?これには科学的な根拠があります。人間の脳は、同時に処理できる情報量に限界があり、3つが最も効率的に管理できる数なのです。また、3つの課題がバランス良く解決されることで、相乗効果も生まれやすくなります。

この記事では、飲食店・美容室経営者でも今すぐ実践できる「メイン課題を3つに絞り込む思考プロセス」を、具体例とともに分かりやすく解説します。

目次

なぜ課題を3つに絞る必要があるのか?

人間の脳の処理能力の限界

注意力の分散による効率低下

マルチタスクの神話: 多くの人が「同時にたくさんのことができる」と思っていますが、実際には人間の脳は真のマルチタスクはできません。複数のタスクを切り替えているだけで、その度に効率が落ちています。

注意力分散の実例:

【10個の課題を同時処理】
各課題への注意力:10%
効率:50%以下
ストレス:最大
達成感:ほぼなし

【3個の課題に集中】
各課題への注意力:33%
効率:90%以上
ストレス:適度
達成感:高い

心理学的根拠:ワーキングメモリの限界

ワーキングメモリとは: 作業記憶とも呼ばれ、短期間で情報を保持・処理する脳の機能

限界: 人間は同時に7±2個(5〜9個)の情報しか処理できず、最も効率が良いのは3〜4個

経営への応用: 3つの課題に絞ることで、各課題に十分な注意力を配分でき、深く考えて的確な解決策を見つけられる

実例:定食屋経営者Aさんの比較

絞り込み前(12個の課題を同時処理)

抱えていた課題:

1. 売上が伸びない
2. 人件費が高い
3. 食材費が上がっている
4. 新規客が来ない
5. リピート率が低い
6. スタッフのモチベーションが低い
7. 店内が古くて暗い
8. メニューが多すぎる
9. 競合店が増えている
10. 宣伝方法がわからない
11. 家族との時間がない
12. 将来が不安

結果:

・どれも中途半端な対策
・毎日バタバタして疲弊
・3ヶ月経っても状況変わらず
・ストレスで体調不良
・家族関係も悪化

絞り込み後(3つの課題に集中)

絞り込んだ課題:

1. リピート客を増やす(顧客満足度向上)
2. スタッフのモチベーションを上げる(チーム力強化)
3. 効率的な運営体制を作る(時間確保)

3ヶ月後の結果:

・リピート率:40%→70%向上
・スタッフの働きがい向上
・労働時間20%短縮
・家族との時間確保
・売上15%向上(副次効果)
・精神的余裕も回復

課題絞り込みの5段階思考プロセス

段階1:全課題の洗い出し(ブレインダンプ)

頭の中の課題をすべて紙に書き出す

ブレインダンプの手順:

1. 30分の時間を確保
2. 思いつく課題をすべて紙に書く
3. 判断せずにとにかく書き続ける
4. 小さな不満も含めてすべて出す
5. 15-30個程度出るまで続ける

書き出しのコツ:

・「○○が△△で困っている」の形で具体的に
・「なんとなく嫌だ」という感情も含める
・他人から言われたことも思い出す
・将来への不安も含める
・過去に後回しにした問題も思い出す

実例:美容室経営者Bさんのブレインダンプ

書き出された課題(全23個):

1. 新規客の予約が少ない
2. 技術に自信がない
3. 価格競争に巻き込まれている
4. スタッフが定着しない
5. 店内の雰囲気が古い
6. 最新設備にお金がかかる
7. SNSの使い方がわからない
8. 競合店が多すぎる
9. 客単価が上がらない
10. リピート率が70%で停滞
11. 忙しい時と暇な時の差が大きい
12. 材料費が高騰している
13. 勉強時間が取れない
14. 家族との時間が少ない
15. 体力的にきつい
16. 将来の不安
17. 借入金の返済が重い
18. 確定申告が面倒
19. 保険の見直しができていない
20. 地域での認知度が低い
21. お客さんとの会話が苦手
22. 新しいメニューが思い浮かばない
23. 休みが取れない

段階2:影響度による分類

課題が解決された時のインパクトを評価

影響度の評価基準:

【高】解決すると劇的に状況が改善される
【中】解決すると明らかに改善される
【低】解決しても大きな変化はない

評価の観点:

・売上への影響
・利益への影響
・時間への影響
・ストレスへの影響
・将来への影響
・家族への影響
・スタッフへの影響

実例:美容室経営者Bさんの影響度分類

【高影響度】解決すると劇的改善(8個):

1. 新規客の予約が少ない
2. 技術に自信がない
10. リピート率が70%で停滞
14. 家族との時間が少ない
15. 体力的にきつい
16. 将来の不安
21. お客さんとの会話が苦手
23. 休みが取れない

【中影響度】解決すると明らか改善(10個):

3. 価格競争に巻き込まれている
4. スタッフが定着しない
5. 店内の雰囲気が古い
9. 客単価が上がらない
11. 忙しい時と暇な時の差が大きい
13. 勉強時間が取れない
17. 借入金の返済が重い
20. 地域での認知度が低い
22. 新しいメニューが思い浮かばない
7. SNSの使い方がわからない

【低影響度】解決しても大きな変化なし(5個):

6. 最新設備にお金がかかる
12. 材料費が高騰している
18. 確定申告が面倒
19. 保険の見直しができていない
8. 競合店が多すぎる

段階3:解決可能性による評価

現在の自分の力で解決できる度合いを評価

解決可能性の評価基準:

【高】自分の努力次第で3-6ヶ月で解決可能
【中】外部の協力があれば6ヶ月-1年で解決可能
【低】多大な投資や長期間(1年以上)が必要

評価の観点:

・必要な資金
・必要な時間
・必要な知識・技術
・外部協力の必要性
・環境的制約

実例:高影響度8個の解決可能性評価

【高影響度×高解決可能性】すぐに取り組める(3個):

21. お客さんとの会話が苦手 → 自分の努力で改善可能
10. リピート率が70%で停滞 → 接客改善で向上可能
23. 休みが取れない → スケジュール管理の工夫で解決

【高影響度×中解決可能性】計画的取り組みが必要(3個):

2. 技術に自信がない → 研修参加、練習時間確保で改善
1. 新規客の予約が少ない → マーケティング学習と実践で改善
15. 体力的にきつい → 業務効率化と健康管理で改善

【高影響度×低解決可能性】長期計画が必要(2個):

14. 家族との時間が少ない → 大幅な業務改革が必要
16. 将来の不安 → 総合的な経営改善が必要

段階4:相互関連性の分析

課題同士の関係性を理解し、根本課題を見つける

関連性分析の方法:

・この課題が解決されると、他の課題も改善されるか?
・この課題の原因は他の課題と関係しているか?
・複数の課題に共通する根本原因はあるか?

関連性の種類:

【原因-結果関係】A課題が原因でB課題が発生
【相乗効果関係】A課題とB課題が相互に影響
【競合関係】A課題の解決がB課題解決を阻害
【共通原因関係】同じ根本原因から複数課題が発生

実例:相互関連性の発見

美容室経営者Bさんの関連性分析:

発見された関連性:

【中心課題】お客さんとの会話が苦手(21番)
↓ これが原因で
・リピート率向上の阻害(10番)
・新規客獲得の困難(1番)
・技術への自信低下(2番)

【相乗効果】休みが取れない(23番)
↓ これが原因で
・勉強時間がない → 技術向上困難
・体力的疲労 → 接客品質低下
・家族時間不足 → ストレス増加

根本課題の特定:

1. 接客コミュニケーション力の不足
2. 時間管理・業務効率の問題
3. 技術力向上の仕組み不足

段階5:戦略的優先順位の決定

3つのメイン課題を最終決定

最終決定の判断基準:

1. 高影響度×高解決可能性の課題を優先
2. 他の課題への波及効果が大きい課題を選択
3. 3つの課題がバランス良く組み合わされている
4. 現実的に3-6ヶ月で成果が見込める
5. 自分のモチベーションが維持できる

バランスの取れた3つの組み合わせ例:

【パターン1】顧客関係・内部効率・個人成長
【パターン2】売上向上・コスト削減・時間確保
【パターン3】技術力・営業力・マネジメント力

実例:美容室経営者Bさんの最終決定

選択された3つのメイン課題:

課題1:「お客さんとの心のつながりを深める」
→ 接客コミュニケーション力向上
→ リピート率向上、新規客獲得にも波及

課題2:「効率的な業務運営で時間を創出する」
→ 時間管理・業務効率化
→ 勉強時間確保、体力回復、家族時間確保に波及

課題3:「技術力で自信と差別化を実現する」
→ 継続的な技術向上
→ 価格競争脱却、顧客満足度向上に波及

3つの課題の相乗効果:

課題1の解決 → お客さんとの関係改善 → リピート増加
課題2の解決 → 時間確保 → 課題3の学習時間創出
課題3の解決 → 技術向上 → 課題1の会話ネタ増加
→ 好循環の創出

3つの課題解決の実行戦略

優先順位付けと時間配分

3つの課題への資源配分

基本的な配分比率:

最優先課題:50%のリソース配分
第2優先課題:30%のリソース配分
第3優先課題:20%のリソース配分

時間配分の例(週20時間の改善活動時間):

課題1(お客さんとの関係):10時間/週
・接客研修:3時間
・お客さん情報整理:2時間
・会話練習:3時間
・関係深化活動:2時間

課題2(業務効率化):6時間/週
・業務分析:2時間
・効率化実験:3時間
・システム構築:1時間

課題3(技術向上):4時間/週
・技術練習:3時間
・情報収集:1時間

段階的アプローチ

3つの課題を段階的に解決

第1段階(1-2ヶ月):基盤作り

・最も取り組みやすい課題から開始
・小さな成功体験を積み重ねる
・習慣化の基盤を作る
・成果測定の仕組み構築

第2段階(3-4ヶ月):本格展開

・3つの課題に本格的に取り組む
・相互の関連性を活かした解決
・外部リソースの活用開始
・中間評価と軌道修正

第3段階(5-6ヶ月):統合と発展

・3つの課題の統合的解決
・相乗効果の最大化
・次の課題セットの準備
・成果の定着と文化化

進捗管理とモニタリング

定期的な評価と調整

週次レビュー(毎週30分):

・各課題の進捗確認
・時間配分の適切性評価
・小さな軌道修正
・翌週の重点活動決定

月次レビュー(毎月2時間):

・各課題の成果測定
・戦略の有効性評価
・資源配分の見直し
・外部要因の影響分析

四半期レビュー(四半期に1日):

・3つの課題の総合評価
・相乗効果の分析
・次四半期の戦略調整
・新しい課題セットの検討

実践成功事例:3つの課題絞り込み

事例1:ラーメン店経営者の売上200%達成

**経営者:**Cさん(40歳男性、ラーメン店経営5年)

絞り込み前の状況:

・15個の課題を同時に抱えて混乱
・毎日12時間労働でも成果なし
・月商60万円で3年間停滞
・スタッフ関係も悪化
・家族からの理解も得られない

5段階プロセスによる絞り込み結果:

選択された3つのメイン課題:

課題1:「味で感動させるラーメンの完成」
→ 商品力向上による差別化

課題2:「お客さんとの絆を深める接客」
→ 顧客関係強化によるリピート率向上

課題3:「効率的な運営で時間と利益を確保」
→ 業務改善による時間創出と利益率向上

実行戦略:

【課題1への取り組み(週10時間)】
・毎朝2時間のスープ研究
・月2回の他店視察
・地域食材の研究と活用
・常連客への新作試食依頼

【課題2への取り組み(週6時間)】
・お客さん一人一人の好みメモ作成
・常連客との積極的会話
・感謝の気持ちを込めた接客練習
・お客さんの記念日サポート

【課題3への取り組み(週4時間)】
・調理工程の効率化研究
・仕込み時間の最適化
・原価管理の精密化
・スタッフとの協力体制構築

6ヶ月後の成果:

・月商:60万円→120万円(200%向上)
・リピート率:50%→85%向上
・労働時間:12時間→9時間に短縮
・利益率:15%→25%向上
・スタッフ関係:大幅改善
・家族関係:理解と協力を獲得
・地域評価:「隠れ名店」として口コミ拡散

Cさんの証言: 「15個の課題を抱えていた時は、毎日が混乱でした。3つに絞ってからは、やることが明確で迷いがありません。しかも、3つの課題が相互に良い影響を与え合って、思った以上の成果が出ました。」

事例2:美容室経営者の地域No.1達成

**経営者:**Dさん(35歳女性、美容師歴12年、サロン経営4年)

絞り込みプロセス実践:

選択された3つのメイン課題:

課題1:「技術力で地域No.1を目指す」
→ 差別化と高付加価値化

課題2:「お客さん一人一人との深い関係構築」
→ 顧客ロイヤルティ向上

課題3:「持続可能な経営基盤の構築」
→ 安定成長とワークライフバランス

戦略的アプローチ:

【第1段階:基盤作り(1-2ヶ月)】
・技術練習の習慣化
・お客さん情報の詳細記録開始
・業務効率化の小さな改善

【第2段階:本格展開(3-4ヶ月)】
・外部研修への積極参加
・お客さんとのコミュニケーション深化
・システム導入による効率化

【第3段階:統合発展(5-6ヶ月)】
・技術力を活かした関係深化
・効率化で確保した時間を技術向上に投資
・好循環システムの完成

1年後の到達点:

・技術評価:地域で「技術No.1」として認知
・顧客関係:予約3週間待ちの人気サロン
・経営基盤:月商180万円、利益率30%
・ワークライフバランス:労働時間20%削減
・業界地位:技術講師として他県からも依頼
・個人的満足:「天職を極めた」という実感

事例3:カフェ経営者のコミュニティ拠点化

**経営者:**Eさん(45歳男性、カフェ経営6年)

選択された3つのメイン課題:

課題1:「地域コミュニティの中心拠点化」
→ 独自価値の創造

課題2:「お客さん同士をつなぐ仕組み作り」
→ エンゲージメント向上

課題3:「持続可能な収益モデルの確立」
→ 安定成長基盤

相乗効果を狙った実行:

・コミュニティイベント開催(課題1)
・イベントでお客さん同士の交流促進(課題2)
・交流深化による来店頻度とグループ利用増加(課題3)
・収益向上により、より良いイベント企画可能(課題1)
→ 好循環の創出

18ヶ月後の成果:

・地域地位:「みんなのリビングルーム」として定着
・コミュニティ:月間イベント参加者200名
・収益性:月商150万円、地域カフェの3倍売上
・社会的評価:市役所から地域貢献賞受賞
・個人的達成感:「地域に必要不可欠な存在」という誇り

課題絞り込みの継続的改善

3ヶ月サイクルでの見直し

動的な課題管理システム

見直しのプロセス:

1. 現在の3つの課題の達成度評価
2. 新たに発生した課題の洗い出し
3. 環境変化による優先順位の再評価
4. 次の3つの課題の選定
5. 継続課題と新規課題のバランス調整

継続判断の基準:

【継続すべき課題】
・まだ十分な成果が出ていない
・さらなる発展の可能性がある
・他の課題との相乗効果が期待できる

【卒業すべき課題】
・目標レベルに到達した
・習慣化して自動的に解決されるようになった
・環境変化により重要度が低下した

進化する課題管理

レベルアップに応じた課題の進化

段階的な課題の発展:

【初級段階】基本的な経営課題
・売上向上、コスト削減、効率化

【中級段階】差別化・競争優位課題
・技術力向上、顧客関係深化、ブランド構築

【上級段階】社会貢献・継承課題
・業界発展、地域貢献、次世代育成

まとめ:3つの課題で人生を変える

メイン課題を3つに絞り込むことは、経営と人生を劇的に改善する最も効果的な方法です。

5段階思考プロセス:

  1. 全課題の洗い出し – 頭の中をすべて紙に出す
  2. 影響度による分類 – 解決時のインパクトを評価
  3. 解決可能性による評価 – 現実的な取り組み可能性を判断
  4. 相互関連性の分析 – 課題間の関係性と根本原因を発見
  5. 戦略的優先順位の決定 – 最終的な3つを選択

3つに絞り込む効果:

  • 集中力の最大化
  • 相乗効果の創出
  • ストレスの軽減
  • 成果の実感
  • 継続的改善

実践のポイント:

  • 完璧を求めず、まずは絞り込むことから始める
  • 3ヶ月ごとに見直しと調整を行う
  • 相互関連性を活かした相乗効果を狙う
  • 小さな成功を積み重ねて習慣化
  • 長期的視点で段階的にレベルアップ

今日から始められること: まずは「全課題の洗い出し」から始めてください。頭の中のモヤモヤをすべて紙に書き出すだけで、思考が整理され、重要な課題が見えてきます。

メイン課題を3つに絞り込むことで、あなたの経営と人生は確実に変わります。散弾銃のような取り組みから、レーザー光線のような集中した取り組みに変わることで、想像以上の成果を手に入れることができるでしょう。


今日のアクション: 今すぐ以下の5段階プロセスを開始してください:

  1. ブレインダンプ:30分で思いつく課題をすべて紙に書き出す
  2. 影響度分類:各課題を高・中・低の3段階で分類
  3. 解決可能性評価:現実的に取り組める度合いを評価
  4. 関連性分析:課題同士の関係性を線で結ぶ
  5. 3つの選択:最も重要で実現可能な3つの課題を決定

あなたの3つのメイン課題が、今日から経営と人生を変え始めます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

1975年 静岡県清水市生まれ(現在:静岡市清水区)
自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしていることから、小さい頃より受付台にたち、商売を学ぶ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を経験。活動中は、九州松早グループの運営するファミリーマートのCMに出演。急性膵炎による父の急死により大学卒業後、清水市役所に奉職。

市役所在職中に中小企業診断士の取得を始める。昼間は市役所で働き、夜は診断士の受験勉強。そして、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの現場修行を経験。6年間の試験勉強を経て、中小企業診断士資格を取得。

取得を契機に7年目で市役所退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立。

お笑い芸人として活動していた経験から、小売店や飲食店、美容室、整体院の客数増加や店内販売活動に、お笑い芸人の思考法や行動スタイル、漫才の手法などを取り入れることで、クライアントの業績が着実に向上していく。

こうした実績を積み上がるに従い、信奉者が増える。独自の繁盛店メソッド「笑人の繁盛術」の考え方で、コンサルティングを行う。

発行するメールマガジンは、専門用語を使わない分かりやすい内容から、メルマガ読者からの業績アップ報告が多く、読者総数は1万人を超える。

会員制コンサルティングサポート「増益繁盛クラブ」を運営。人気テレビ番組ガイアの夜明けにも取り上げられるなど注目を浴びる。これまで北は北海道から南は沖縄、そして、アメリカからも参加する方がいるなど、多くの方が実践を続けている。

コンサルタントが購読する「企業診断」(同友館)からもコンサルタントに向けた連載を依頼されるなど、コンサルタントのコンサルタントとしても活躍中。

どんなに仕事が忙しくとも毎月1回の先祖のお墓参りを大事にしている。家族を愛するマーケッター。

コメント

コメントする

目次