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「無料メールマガジン読者」インタビュー
さいとう美容室zero (山形県山形市)

山形県山形市蔵王で美容室「さいとう美容室zero」の斎藤 洋利さんは、繁盛店研究所の無料のメルマガを購読し、たった6か月で、売上が150%になったといいます。新規客、客単価、再来店のすべての数字が、無料メルマガの情報だけで上がった理由について、お話を伺いました。

1931年創業の美容室

お店について、おしえてください

1931年に祖母が開業した美容室で、現在は山形市内に3店舗。山形駅の駅ビルにある「ホテルメトロポリタン山形」、市内の老舗ホテル「山形グランドホテル」。そして、ここ「さいとう美容室 zero」です。

「さいとう美容室 zero」は、どんな特長がある美容院ですか?

完全予約制のサロンになります。本当にプライベート空間というか、隣に別のお客さんが来ることもなく他にスタッフもいないので、普通の会話よりも内容の濃いというか、彼氏がどうとか仕事を辞めたいとか、けっこう踏み込んだ話になることもあります。人生相談かなというぐらいの何でも話せる美容室で、かつこういう環境なので四季を通していろんな景色が見える場所ですね。

ここ「さいとう美容室 zero」の立地は高台ですが、商圏はどれくらいですか?

山形市内です。半径でいえば、5〜10キロぐらいの方が中心です。遠方だと、山形市外の寒河江とか、けっこう遠いところから車で来ていただく方もいます。ただ、この立地ですから、お客様は100%車でお越しになります(笑)ですから、通りすがりは、1件もいません。

ここ「さいとう美容室 zero」です。zeroの由来は?

ゼロからのスタートだという意味です。心機一転、今までスタッフ5〜6人でやっていたのをひとりでゼロからやるぞという意味でつけました。

なぜ、「心機一転、ゼロからのスタート」なのですか?

一時期、私自身が肩を壊して美容ができない身体になっていたんです。そのため、半年弱ぐらい休業していたんです。その後、肩も治って復帰しようとしたとき、肩も本調子じゃないこともあって、慣らす意味でも、できる範囲で再開したいと思いました。
そこで、2014年5月21日この店舗をオープンしました。今年の5月で、ちょうど2年になりますが、実家の一部を改装して営業しています。ホテルに入っている2店舗が頑張ってくれているので、自分はこちらで1人1人のお客様に対して、誠心誠意で施術させていただいているという感じですね。

なぜ、美容師になったのですか?

日本大学(東京都)に進学したのですが、4年間通いながら、1年生の秋から山形の美容師専門学校の通信科に入りました。2年間は学校を2つ掛け持ちして、美容学校を先に卒業しました。
じつは、大学受験の時、不合格だったら美容専門学校に行くことは決めていたんです。でも、大学で英語やドイツ語を学び、「語学を活かせる仕事に就きたい」とも思っていたんです。ただ、「将来のために免許だけでも、取っておいたほうがいい」と親に諭され、専門学校に入れてもらいました。

Wスクールということですね。

Wスクール。そうですね。最初は英語が好きだったので、英語を活かせるような仕事に就きたかったんです。でも結局、大学卒業後は、神奈川県川崎市の美容室に就職しました。その後、六本木や世田谷区を経て、英国ロンドンに行きました。ロンドンの美容室で働いたというのではなくて、ヴィダルサスーンのカットスクールに行きました。1週間単位で3カ所ぐらいに行って、あとはぷらぷらしてました(笑)

 

無料メルマガの情報をマネしただけで、物販3倍、客単価1.5倍に

斎藤さんが、無料メールマガジン(以下、メルマガ)を読み始めたのは、いつ頃ですか?

今から、ちょうど半年前ですから、2015年11月ですね。無料でダウンロードした、300ページの冊子をプリントアウトして、2回ぐらい読みました。

メルマガを読むようになったきっかけは?

母親のひと言です。
「お前ダラダラしてねぇで、もうちょっと東京さ行って勉強でもしてきて、お客さん増やすようにしたらいいんながや!」って言われたんです。実際、お客さんが1日ゼロという日が多くて、経理がある本社のほうでパソコンしたり、意味ないようなExcelを作ったりしてたんです(笑) 

すると、困っていたのは「集客」ですか?

そうですね。さすがに、この立地なので、新規はそうそう来てくれないというのは課題だったんです。技術的には、自信がなかったわけではないので、そこは自分でも大丈夫だと確信を持っていたところはあるんです。ですから、新しいお客さんを呼び込む、増やすということが、悩んでいたこと、解決したかったことですね。

メルマガ購読する前の1年半は、お客さんを増やすための販促はしていましたか?

新規にはなかったですね。既存のお客様には、季節ごとにDMを出したりはしていましたが、新規を増やすための施策はまったくないです。物販もやってはいましたが、ヤバイくらい売れてなかったです(笑)
そこで、「美容室 経営」でネット検索。当初は、いろんな方のウエブを読んでいたんですけど、ずっと読んでいくと「ここからは有料になります」や専門用語なのか、よくわからない単語が出てきたりしたんです。

なぜ、ジョイマンさんのメルマガを読み続けたのですか?

3つあります。

1つ目は、「内容が、わかりやすい」ということ。
ほんとうは、POPをあまり貼りたくなかったんです。お店はシンプルで、キレイな、おしゃれな路線で行きたいと思っていたんです。でも結果として、月の数字がよくなかったので、ちょっとPOPを作ってみようかなと思って作ってみたら、お客さんが値段も聞かずに「これ、ちょうだい」ってなったんです。それで売れるたびに「あぁ、ジョイマンさん、売れたよ〜」とか言ってたりしました(笑)

2つ目が、「情報量」です。
メルマガを読んだ時に、「あぁ、こうすれば、お客さんが増えていくんだ」というヒントが、いっぱい書いてあったから。「販促か。そういえば、フリーペーパーのビジネスをしている友達がいたな」と思い出して、連絡。「ちょっと載せたいから、営業担当をよこしてくれない?」と相談したのです。

3つ目は、「成功事例」が多くあったから。
ジョイマンさんのメルマガの中には、まさに今日のインタビューのような記事が書いてあって、「以前はこんなに大変だったけれど、こういう販促をしたら、こうなった!」という成功事例を読んだ時、「あぁ、なるほどー!」と腑に落ちたんです。

 

新規客、客単価、再来店のすべての数字が上がった

メルマガを読んで、取り組んだことはありますか?

3つあります。「フリーペーパーの広告」と「POP」、そして「新規客へのお礼DM」を手書きで書いています。

なぜ、その3つに取り組んだのですか?

メルマガに書いてあったからです。
メルマガでは、「販促をした分だけ、POPも書けば書くほど上手になり、お客さんの目に止まるようになる」や「チラシは、どんどんまきましょう」や「新規客を増やして客単価を上げる」など。そして、「その客単価の上げ方」も読ませてもらったんです。やっぱり何か行動を起こさないと、結局、今のまま1日ゼロというのが続くと思ったので、まず何か行動に移そうと思ったんです。

それまではそれらの販促活動に取り組んでいなかったようです。今までは行動を起こさなかったのは、なぜですか?「やり方が分からなかった?」それとも、「やりたくなかった?」

正直、「やり方がわからなかった」ですね。いや、チラシは取り組んだことはありましたよ。ただ、当たるチラシになってなかったんですね、いま思えば。
たとえば、ある意味、美容室っぽく、やたら横文字ばかりのチラシだったりして。うちの客層は、年配中心なのに横文字じゃ、ミスマッチですよね。そんなチラシをまいてしまって、結局結果はボツだったんです。だから、そういう苦い経験もあったので、「販促はダメだ」「効果ない」、そう思いこんでいたんです。

3つの販促に取り組んで、変化はありましたか?

「1. フリーペーパーへの広告で新規客が増え」、「2. POPで客単価が上がり」、「3. DMで再来店が増えました」

「1. 新規客」 は、どう変わりましたか?

ジョイマンさんのメルマガを読み始めた時に販促活動をどんどんしようと刺激を受けて、地元のフリーペーパー「さふら(南版)」と2月から6か月間の契約(3万円×6か月)をしました。その結果、新規客が月に10人ぐらいずつ増えていますし、2回目に再来につながっています。

ひとりあたりの客単価は、どのぐらいですか?

うちは6,000円ぐらいですね。

すると、月10人で6万円。その人たちは再来店するんですよね。再来店数はわかりますか?

次のとおりです。

新規客

(新規からの)再来店
合計
2月
3月
13
19
4月
12
5月
12
34
17
51

 

「2. 客単価」 は?

POPによって、物販が増えましたので、客単価が上がりました。
また、ヘッドスパなどの新メニューを打ち出したのが、ちょうど2月。メルマガを読み始めて、新メニューを入れようと思ってヘッドスパを入れたんです。そうすることで客単価が上がりました。

2月
149%
3月
50,000%(0円→5万円)
4月
293%
5月
300%

5月は300%いっていますね。だから去年が、どれだけ売れてなかったということですね(笑)

「3. 再来店」 は?

2月
146%
3月
204%
4月
160%
5月
150%

トータルでみれば、4月末時点の累計は、約150%になりました。
(新規)再来店率3.4倍、(POP)客単価3倍、再来店率1.5倍ですね。

たいせつなことは、ぜんぶ「ジョイマンノート」にメモ

無料のメルマガを購読して半年。売上が160%になりました。ジョイマンさんの情報に対しての評価をお願いします

いやぁ、嬉しい(笑) ジョイマンさん、ありがとう的な感じです。だって、ジョイマンさんのメルマガは、無料ですからね。タダの情報を使って、売上が1.5倍なんて、上出来すぎですよ。

メルマガの、どこがいいんでしょう?

難しくなくて、すぐ行動に移せるところですね。
POPにしても、チラシにしてもそう。あまり難しく考えなくても、POPだったら内容はどうあれ、自分ひとりで作れるじゃないですか。チラシも出そうと思えばすぐ出せる。何か勉強して、それが実になってから数字が上がる、というのではなくて、「すぐできること」で「成果が出る」からですね。ただ、ここは一人でやっている店舗ですから、1日の人数は限られてしまいます。今後はホテルに入っている2店舗でも、取り入れてみる計画を立てています。
スゴイですね。何度も言ってますけど、無料の情報ですからね。それにまだ、メルマガだけで、増益繁盛クラブゴールドにも入っていませんから。

いまお手元にあるそれ、何ですか?

これはジョイマンノートです(笑)第一回目のメルマガから、かなり共感するところがあって。あぁ、なるほどなって思うところを書き出しています。この間のメールマガジンでも同じことを言っていたなとかを日々書き出して、それを実行に移したいなと。自分しか読めないような、汚い字ですけど(笑)

いろいろメモされていますが、どんなことをメモしているんですか?

「共感するところ」ですね。
たとえば、「自分のファンを作る」「販促の数だけお客さんは増える」「お客さんは神様じゃない」こんな感じです。

 

ジョイマンノートを作るといいのでは?

これからメールマガジンを読もうと思っている人に向けて、おすすめや活用方法とか何かアドバイスありますか?

やっぱりジョイマンノートを作るといいんじゃないかと思います(笑)あとから読み返せますから。

そして、行動すること。メルマガの内容で気になったことがあったら、すぐに行動を起こすといいと思います。

今後、メルマガを読む方には、自分の経験上から言うと販促はしたほうがいいと思います。

なぜ、「すぐに行動」、「販促はしたほうがいい」のですか?

絶対、結果が出ます。チラシにしてもPOPにしてもそうなのですが、費用対効果として見ると、結果は絶対出るのでおすすめしたいと思います。読んでいるだけで、行動を起こさないと何も変わらないと思います。

まず、最初は自分でできるPOP作成が一番だと思います。お金がかからないPOPからやってみて、それからある程度準備ができたら、集客のチラシをまくなりフリーペーパーに載せるなりして新規客を増やし、再来店の販促もしてみたらどうかな、と。

ジョイマンノートに書き写したり、メルマガ購読特典でプレゼントされる369ページの冊子を印刷しましたが、それらをすると、何がいいと思いますか?

振り返られることですね。ちょっと時間が空いた時とか寝る前とかに、この前のやつ何が書いてあったっけな?と思って見た時に思い出せるんですよね。それを次の日とかに、メモにあれが書いてあったなとかフィードバックすることができるんです。

メルマガは毎日配信されています。

ありがたいですね。毎日読めない時もあるのですが、継続的に勉強する習慣がつきました。毎日配信されるので、数字を見る目が今までとは違って、数字を意識するようになりました。

今まで、数字はあまり意識していなかったのですか?

意識していなかったわけではないのですが、物販で物を置いていてもお客さんの目にも止まらないような感じだったんです。だからその数字も結果としてあまりいい数字ではなかったんです。それがメルマガを読んで昨対が200、300になってくると、自分に自信もつきますし、逆に数字を見たくなるんですよね。うれしいから。

 

今後は、講師料とコンサル料を上乗せしていきたい

今後の展望、目指しているところを教えてください

自分の年齢が、44になるのですが、さしあたり月商100万を目指します。ただ、10年、20年先のことを考えると、美容室以外の収入源を増やしていきたいと考えてます。それは、これまで何度か美容組合関係の仕事でカットの講師業をさせていただいたことがあります。
この講師業という収入源を一つ視野に入れています。
そして、ゆくゆくは、『副業コンサルタント起業コース』を受講してコンサルデビューというのも頭に入ってます。
なので、これからは美容室売上、今後は講師業コンサルタント業での収入源があればと考えいます。

これまで、取り組んだことのなかった「副業コンサルタント起業コース」にも取り組んでいきたいということですが、具体的にいつ頃からの計画はありますか?

自分の成功例がないと説得力に欠けるのかなという気がするので、まずはここのお店を目標の100万円を出してからかなと思いますが、来年2月の受講ができたらいいなと思っています。

 

社名

株式会社創美社さいとう美容室

店舗名

さいとう美容室zero

店舗所在地

〒990-2305 山形県 山形市蔵王半郷1578

会社設立

1931年

従業員数

11名

事業内容

美容室の経営

2015年11月   メールマガジン 購読

 

※    取材: 2016年5月
※    インタビュー・撮影・構成: 石岡 幸
※    文中に記載されている数値情報等は、いずれも取材当日のものです